はなれ瞽女おりんのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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はなれ瞽女おりん

[ハナレゴゼオリン]
1977年上映時間:117分
平均点:7.73 / 10(Review 15人) (点数分布表示)
ドラマ小説の映画化
新規登録(2004-07-05)【あむ】さん
タイトル情報更新(2023-03-28)【にじばぶ】さん
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監督篠田正浩
キャスト岩下志麻(女優)おりん
原田芳雄(男優)平太郎
西田敏行(男優)助太郎
小林薫(男優)袴田虎三
奈良岡朋子(女優)テルヨ
樹木希林(女優)一瀬たま
横山リエ(女優)カネ子
桑山正一(男優)今西万太郎
安部徹(男優)別所彦三郎
不破万作(男優)小杉
山谷初男(男優)山下
浜村純(男優)斉藤
加藤嘉(男優)伊助
殿山泰司(男優)炭焼男
原泉(女優)老婆
松山照夫(男優)トンネル工事の男
伊達三郎(男優)野次馬の男
矢崎滋(男優)
阿藤海(男優)
田中筆子(女優)
原作水上勉「はなれ瞽女おりん」
脚本篠田正浩
長谷部慶治(脚本/台詞)
音楽武満徹
撮影宮川一夫
製作岩下清
配給東宝
美術粟津潔
編集山地早智子
南とめ(ネガ編集)
録音西崎英雄
照明佐野武治
あらすじ
瞽女(ごぜ)屋敷は、封建の世から盲者の女だけで成り立っている共同体。大正時代、母親が逐電して身寄りのなくなった少女おりんは、行商に連れられてこの瞽女屋敷へ送られた。屋敷の女将は「仏様はこの世の地獄が見えねえように、おりんの眼をつぶしてくれたんじゃ」と教えてくれた…。日本を代表するカメラマン宮川一夫が「これが自分の遺言だ」とまで語った北陸の美に囲まれて、目の見えないおりんは杖一本で行脚する。たとえそこが天国でも、地獄でも。
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4.《ネタバレ》 しびれる映画である。悲しみもあるにしろ、貧富の差の問題もあるにしろ、この世の哀れは逆らいようがないという虚しさがじーんと感じられ、見終わった時にすごい映画を見たという一定の満足感が得られたのも事実。
ほとはらさん [インターネット(邦画)] 8点(2022-04-10 13:13:40)
3.傑作!突き放したラストがいい。9点なんだけど
惜しむらくは岩下志麻が20代前半のときに撮るべきだった。マイナス1点。
誰かでリメイクして欲しい作品。
うさぎさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-08-01 17:27:54)(良:1票)
2.《ネタバレ》 何だか凄いものを観ているようなそんな感じがこの映画を見ている間と観終わってからもそう思わずにはいらなくなるほど映像の素晴らしさ、宮川一夫カメラマンの映し出す日本海の景色の素晴らしさ、冬の景色の中で切なくも悲しい大人の男と女、眼の見えないおりんが姿は解らなくてもどんな男なのか解っているような女の表情が何とも悲しくてあの結末も哀れ、愛した男にはなかなか抱かれなく、愛してもいない男達には抱かれるという不憫、刹那さ、水上勉原作らしい女の哀しみ、不幸な生い立ちから逃げたくても逃げれないまま自ら命を絶つ姿にあの沢山のカラスの飛び立つ瞬間のどろどろとした不気味さ、最後に映し出される海、同じ原作者による「飢餓海峡」と何か通じるものを感じます。ストーリーとしての面白さという意味では「飢餓海峡」に比べてしまうと見劣りする。しかし、女が一人生きて行くということの厳しさ、ましてや眼が見えないというハンデによる苦悩、この映画を観ると人は一人では生きていけないというものがよく解る。おりんが愛した男にも苦悩というものがしっかりと描かれているのでただ単に女だけが苦しいという映画なんかではなく、愛した女のハンデを解るからこそ、そんな女を林の中で好き勝手に抱いた男を殺すという行為がその後の二人の人生が更なる苦悩を生む。岩下志麻の美しさと原田芳雄の男臭さがドラマを更に盛り上げる。はっきり言って面白い。楽しいそんな映画ではんい。この原作者の作品全てに通じる男と女の苦しみ、岩下志麻の言おうとしている全てを宮川一夫カメラマンが美しい映像によって語っているようなそんな映画です。
青観さん [DVD(邦画)] 8点(2011-08-12 22:06:39)
1.瞽女(ごぜ)とは盲御前(めくらごぜ)の略だそうで、作品を見るとわかるが、鼓や三味線などを奏でたり歌を歌ったりする盲目の女芸人のことだ。
本作はそのめくらごぜおりんが彼女が出会う男達によって、ごぜの世界から孤立し、「はなれごぜ」として生きていく様を描いていたと記憶する。

映画ならばどんな作品であろうとも劇場で見たい時期だった中学生の頃、
親の知人が無料チケットを手に入れたので、どんな内容の作品なのかも知らずに、
その知人と親、そして姉と私とで劇場に見に行った。
皆、さほど内容を知らずに劇場に出向いたため、思春期の私を伴っての鑑賞は、
親たちには結構気まずかったのではないかと察する。
当時、中学生の私にとっては、かなりインパクトの強い衝撃作だったのに加えて
スクリーンに映し出された四季折々の風景や作品自体が醸し出す独特の雰囲気が
未だに、心の中に鮮烈に焼きついていて、忘れることのできない作品となっている。
中でも、初潮を向かえ、両足を紐で結わえられて眠るおりんに、当時端役俳優だった西田敏行が夜這いをかけるシーンなどは、思春期の私には衝撃的ですらあった。
大人になった今、もう一度、見返して見たい。
きっと、あの頃とは違った側面から、深く感動できるのではないかと思う。
切にソフト化を希望。
あむさん 8点(2004-07-19 23:54:11)
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【点数情報】

Review人数 15人
平均点数 7.73点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6213.33%
7533.33%
8426.67%
9320.00%
1016.67%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review1人
4 音楽評価 5.00点 Review1人
5 感泣評価 6.00点 Review1人
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