10.《ネタバレ》 原作未読のため、なにか深い意味があるのかはわかりませんが、佐藤隆太の死が意味不明なことをのぞき、日本映画では数少ない戦争SFエンタメとして、特に文句ないっす。テレビ放映時は、何故かエンディングが変えられていて最悪な後味になっていましたが・・・。 【いさいさ】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-12-20 16:56:54) |
9.平成「ガメラ」の樋口監督がメガホンを取るということで、期待に胸を膨らませて劇場に行った覚えのある作品。結果は、初監督作にしては良い仕事をしたように思える。ガメラシリーズのようなリアリティを追求した作風ではなく、荒唐無稽なSFタッチで本作を完成させたことは、重厚な戦争映画を期待していた方には肩透かしだったかもしれないが、SFファンの私には大いに楽しめた。役所広司を初めとする役者陣の演技はなかなか見ごたえがあったし、CGモロバレではあるものの、迫力の音響と共にテンポ良く展開するバトルシーンは手に汗握った。そして何といっても佐藤直紀の音楽が良い。ファンファーレを多用した楽曲の数々はこれを聴くだけでも高揚感で胸躍る。 【ドラりん】さん [映画館(邦画)] 8点(2006-12-19 23:51:32) |
8.最初は、何じゃこりゃと思ってみていましたが、バウラでしたっけ、女の子が出てきたところあたりから、ああ、そういう完全に想像上の話なのね、ということで面白く見ることができました。興味深く見るためには、潜水艦もの、戦争もの、CGものだと思わないことが肝要かと思います。・・・・・ある種の心理劇であり、ファンタジーです。しかし、架空の想像上の話だからこそ、かえって1945年8月の雰囲気を、それと全く違った空間を生きている私たちに感じることを可能にしてくれるのかも知れない。・・・・・ただし、役所広司あっての作品。・・・・・「ユリイカ」「cure」「カリスマ」なんかを演じてきた役所だから、この役が演じられるのだと思います。役所以外は、強いていえば小野武彦くらいがこの世界を演じ切れていたという印象で、あとの役者はこの世界にはいりきれていない。ぎばちゃんとか、根がまじめなせいか、妙にシリアスになりすぎちゃってだめですよね。堤さんも、浅倉の深遠な妖艶さが出せていないし、、、、。石黒君もずいぶん上手になったけど、相変わらず滑舌がいまいちだし。・・・・・・一番気にくわなかったのは音楽かなぁ。役所さんがしっかり演じている部分は、もっと静かにしてくれた方がかえって効果があると思います。・・・・・あと、これは、芝居小屋での芝居にリメイクしても面白いと思いました。 【王の七つの森】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-26 02:08:30) |
7.《ネタバレ》 私的にとってもOKでした、ローレライ。そりゃあ、戦争のリアリティとか言えば難点はあるかもだけど、外国の戦争アクション映画見るときにリアリティがどうの、とかあまり言わないし、気にせずアクション映画として見ました。何といってもテンポがいいですよね。今までの日本映画だと、潜水艦に乗り込む前にぐじゃぐじゃ話を込み入れがちになるのに、冒頭のシーンの後いきなり説明なしに潜水艦の中ですもんね。そして話の中で艦長などの乗組員の背景を説明していくのは○でした。ただ、ボールで命落とすのはないだろ、とそこだけは思いっ切り突っ込み入れましたが…余韻のある終わり方もよいです。 【かけ】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-08-25 23:04:11) |
6.大人は映画館で観ましょう。子供は原作をどうぞ。 【オドリー南の島】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-06-23 02:44:20) |
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5.《ネタバレ》 原作は未読ですが、結構良かったです。見る前までナメてた分、感動しました。船とか炎とか海とか、おもっきしCG!!な部分とか、あの女の子の歌声はおもっきし吹き替え!!とかありましたが、それでも何というか、画面から何か熱いものが伝わりました。不覚にも泣いたよ自分。。。音楽もいいですね。マスター(佐藤隆太です...)が死んじゃうトコ、『ザ・コア』にちょっと似てましたね(どうでもいいかw)原作はカナリ面白そう!個人的に堤さんに一票vvv 【Ronny】さん 8点(2005-03-12 00:54:14) |
4.二時間以上もある大作ではあるが、展開が早いせいか飽きなかった。しかしそれだけに走りすぎている感もある。艦内で次々と起きるハプニングなどエピソード自体は悪くないのだが、人物同士の絡みが少ないため感動が薄い。CGは確かにリアリティが感じられないが、深海の神秘的な雰囲気は伝わってきた。戦闘シーンにもう少し迫力がほしいところ。音楽は文句なし。BGMやパウラが歌う透き通った歌声は小説では得られない、映像ならではの味わいがある。音楽も映画の大切な一要素であることを痛感した。役者も豪華な面々をそろえており、大御所や流行りの若手俳優のみならず、ピエール瀧やKREVAなど意外な人物が出演している点が興味深い。号泣するというより迫力や展開を楽しむ系統の娯楽に徹した映画であり、歴史的背景や辻褄など細かな点は目を瞑ったほうが楽しめる。当時の思想を今改めて振り返り、生きることの大切さを訴えようとする良作であると感じた。但しCGの安っぽさはどうしても目につくので、できれば映画館で鑑賞することをお勧めしたい。 【HARVEST】さん 8点(2005-03-09 15:31:11) |
3.アニメファンには元ネタ探しも楽しい映画ですね。 CGやストーリーの物足りない部分はDVD化の際にもっと手が入るかも、 と今から勝手に期待しています。キャストは濃ゆい中年軍団のおかげで妻夫木君の影が薄いのが可哀想ですね。パウラのスーツやケープ姿は萌えました。(帽子もあれば完璧☆)ラストで二隻とも存在がうやむやになってしまったのは惜しい。イ507の沈没がまずいならN式の漂着シーンでも良かったし。あと唐突な海兵おじじの語りはいらね。(タイタニックかよ?)所々語る人や視点がバラけてるのが散漫な印象を与えました。 でも面白いものを見せようと頑張っている姿勢は評価できますので8点投下。 【ひろほりとも】さん 8点(2005-03-08 15:57:22) |
2.キャスティングを見た時点で(フジテレビ製作ということも含め)、ある種テレビ的な“薄さ”が反映されてしまうのではないかという危惧が鑑賞前にあった。そしてそういうことが全く無い映画であるとは言えないとは思う。しかし同時に、思った以上にひとつの映画として堂々と完成している映画だとも思う。ローレライというアイデア、終戦間近という時代設定、日本人という国民性、日本人だからこそ描ける要素を巧みに絡み合わせた物語に魅力が溢れている。大国の同ジャンルの映画に対して、製作費の規模の違いはどうやったって伺える。しかしそれは“=製作不可能”ということではない。その事実を今作のスタッフ&役者は力強く表現して見せたと思う。 【鉄腕麗人】さん 8点(2005-03-06 02:35:23) (良:1票) |
1.公開前にして運良く見れる機会があって見たのだが、この作品は色んな視点から見ることができると思う。単純にスペクタクル作品として見るも良し、映像を楽しむも良し、日本人の「ナショナリズム」を考えるも良し。個人的には最後者の「ナショナリズム」論に重きを置いて見た。戦後60年を迎えた日本国のあり方から、今現在日本が置かれている外交の立場(北朝鮮の拉致問題や核保有問題、日米間の安全保障問題、中国とのエネルギー問題や靖国問題etc)などについて日本国が、あるいは日本国民1人1人がどう向き合っていくべきなのか、この映画の中の人物の描写・設定にヒントが隠されていたと思う。福井晴敏氏が描く作品、映画に今後も大いに期待したい。 【ワトソン君】さん 8点(2005-02-22 03:12:03) |