何がジェーンに起ったか?のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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何がジェーンに起ったか?

[ナニガジェーンニオコッタカ]
What Ever Happened to Baby Jane?
1962年上映時間:134分
平均点:7.46 / 10(Review 78人) (点数分布表示)
公開開始日(1963-04-27)
ドラマホラーサスペンスモノクロ映画
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-12-26)【TOSHI】さん
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監督ロバート・アルドリッチ
キャストジョーン・クロフォード(女優)ブランチ・ハドソン
ベティ・デイヴィス(女優)ベイビー・ジェーン・ハドソン
ヴィクター・ブオノ(男優)エドウィン・フラッグ
アンナ・リー(女優)ベイツ夫人
マージョリー・ベネット(女優)デリア・フラッグ
ウェズリー・アディ(男優)マーティ・マクドナルド
メイディ・ノーマン(女優)エルヴィア
北林谷栄ベイビー・ジェーン・ハドソン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
滝口順平エドウィン・フラッグ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
前田敏子ベイツ夫人(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
原作ヘンリー・ファレル
脚本ルーカス・ヘラー
ロバート・アルトマン(台詞監修)
音楽フランク・デ・ヴォール
撮影アーネスト・ホーラー
製作ロバート・アルドリッチ
製作総指揮ケネス・ハイマン
衣装ノーマ・コッチ
編集マイケル・ルチアーノ〔編集〕
録音ジャック・ソロモン
あらすじ
過去、ベイビー・ジェーン・ハドソンとして一世を風靡した妹。年を経、次第に役者としての魅力を失っていく妹を尻目に、姉は美しいムービースターに成長する。しかし、女優として最も輝かしい頃、姉は妹の運転する車に轢かれ下半身不髄に…。そんな過去を持つ2人の姉妹それぞれの嫉妬が生み出した悲しすぎるストーリー。
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12
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21.《ネタバレ》 うーむ。今時の作であれば、こういったサイコ系のヤツって結構あるよねって、受け流せたんだと思います。
しかし、これワタシが生まれる前の作じゃないですか。こんなころから、身内による監禁致死事件がネタになっている。いやいや、家族による猟奇ってもちろん近年始まった話じゃないんでしょうけど、白黒映画でそんなん見せられて、ショックなんですよ。映画の中だけは、昔は良かったとでもオレは思いたかったんだろうか。んなわきゃ、ないのに。
ところで、最後のブランチの告白って、本当なんでしょうか?いまわの際の、ジェーンに対する最後の復讐ってふうには解釈できないでしょうか?だって、自分自身を無実の罪に縛り付けて、その後の人生を棒にふったことを知らされるのって、相当の痛手ありそうですもの。
そのダメージで、ストロベリーアイス2つ持って、衆人環視のなか、浜辺でダンスしてしまうくらいに。
なたねさん [DVD(字幕)] 8点(2019-09-22 21:41:15)(良:1票)
20.強烈な作品。妹の姉に対する狂気はどんどんエスカレートしていくのだが、それはあの有名なミザリーの、執拗ないたぶり以上だ。序盤のクルマが轢く場面があまりにあやふやなままでストーリーが進行するので、ここで何かあったのだろうとは思っていたが、ラストの姉の告白で真実が明かされる。。終盤は姉も疲労困憊で死にかけやし、妹は狂ってるのか正気なのか不可解であった。妹が魅せる海岸でステージに立ってるかの様なラストダンスは正気なのだろうか?
この役のベティ・デイヴィスは今まで観た映画で1番憎たらしかった。まさに怪演。ホント凄い女優さんだ!
SUPISUTAさん [DVD(字幕)] 8点(2019-05-03 21:40:48)
19.《ネタバレ》 怖い。女の怖さと醜さをここまでリアルに描くこの監督の怖さ、それに応える姉妹のドロドロした関係、自分の事故で姉を車椅子での生活へと追い込んでしまったと思っていた妹とそうではないと最後に事実を告白する姉、これ以上ない切なさが感じられる終わりにお互いの感情が物凄く伝わってきます。それにしても所々で出てくる人形が二人の怖さを更に大きく思わせる相乗効果を生み出しているし、電話のシーンの怖さもこの作品を更に恐ろしい作品としている。色んな意味で本当に怖い映画だ。
青観さん [DVD(字幕)] 8点(2016-06-02 21:15:57)(良:1票)
18.《ネタバレ》 大女優同士の壮絶な演技の応酬は迫力満点。ベティ・デイビスの狂気に満ちた演技も怖いが、ジョン・クロフォードの内に秘めた怒りを抑える演技もかなりの怖さである。幼少期、活躍する妹を尻目に不遇の扱いを受けるブランチ。「この悔しさは絶対忘れてやらない。」この一言が終始、重苦しい余韻を残す。ジェーンにどんな仕打ちを受けても反発もせず黙って耐えるのです。窓から助けを呼ぶことだってできたはずである。どこか、壊れていく妹を観察するのを楽しんでいるようにさえ感じました。海辺でブランチが、美しい妹が自分のものまねをするのを見て怒り、ジェーンが車で自分を轢き殺そうとしたように画策したことを告白します。その瞬間、ジェーンの鬼のような顔が穏やかな表情に変わりました。お互いライバルとして意識しすぎていたのである。アイスクリームを手に持ち、群衆の中で楽しげに踊る姿は子供返りしたかのようでした。スターになってしまったゆえに生じた、二人の間の軋轢からようやく解き放たれました。今後、厳しい残りの人生が待っているのだが、死ぬ前に人間味を取り戻しただけでも幸せなのではないでしょうか。
スノーモンキーさん [DVD(字幕)] 8点(2015-01-26 23:44:01)
17.《ネタバレ》 いやいや、これはすごいインパクトのある映画だわ~。画面には老女のドアップが…ある意味かなりキツイ(苦笑)。しかしよーく考えて観ると、この二人の素晴らしい演技力に圧倒されますね。基本室内で、かつ少人数で展開していくのだが、ラストの海岸での解放感ときたら!そこで過去の真実が明かされる…素晴らしい展開に拍手。ちょっと観る人をかなり選ぶとは思うけど(苦笑)なかなかのものでゴザイマシタ
Kanameさん [DVD(字幕)] 8点(2013-09-14 09:51:39)
16.《ネタバレ》 子役で名をあげた妹と成人して認められた姉、本当は仲の良い姉妹でいたかったろうにと思うとつらい。ベティ・デイヴィスの演技はまさに怪演というべき。ラストが大昔のアイスクリームになるとは・・・。絶句
ESPERANZAさん [映画館(字幕)] 8点(2012-04-02 17:04:55)
15.子役時代はスターで、今は心が病んだ老女を演じるベティ・デイビスが凄まじいです。
ベティ演じるジェーンの崩壊していく心理の変化が上手く描かれていると思います。
映画の作り方は、決して古臭くなく、モンタージュやカットバックの使い方で、観賞している側にドキドキ感を味あわせてくれます。
「サイコ」と「欲望という名の電車」を足して2で割った感じの作品です。
クロエさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-01-09 23:13:03)
14.《ネタバレ》 映画史上に残るベティ・デイビスの怪演に圧倒されますが、ベイビー・ジェーンの心理が細やかに描かれていて、上質な心理劇を見させていただきました。ジェーンのメイクや髪形はベティ・デイビスが自ら提案したものだそうで、彼女の女優根性には頭がさがります。ラスト海岸でジョーン・クロフォードから事故の真相を聞かされてからは憑きものがとれたように落ち着き、なんか美しく見えてくるから不思議です。そして映画の展開からは予想もしなかったあの哀しいラストシーンでした、それにしても、あのメインディッシュがネズミのシーンは強烈でした。
S&Sさん [DVD(字幕)] 8点(2009-04-03 22:26:08)(良:3票)
13.いろいろ細かいことが気になってしまいました。例えば・・・、ブランチはなぜ2階で寝起きしているの? トイレやシャワーはどうしているの? ジェーンは今までは大人しくブランチの身の回りの世話をしていたの? どうしてこの時期になってジェーンは爆発してしまったの? などなど。でも、そういう疑問を、途中からベティ・デイビスの怪演は吹っ飛ばしてくれちゃいます。怖いのなんの。一番怖かったのは、ブランチの腹部を容赦なく蹴りまくるところ。ブランチ死んじゃったんじゃないかと思ったほど・・・。最後のブランチの告白は、小さな衝撃。ラストシーンのジェーンは大きな衝撃。
すねこすりさん [ビデオ(字幕)] 8点(2007-09-25 14:04:24)
12.いやぁ・・怖かったわ・・。ドップリとはまり込んで観てしまった・・。ひたすら怖いよ・・。
グレースさん [DVD(字幕)] 8点(2007-08-27 00:55:29)
11.ベティ・デイヴィスの、余人に真似のできない怪演もよかったが、それを引き立てたジョーン・クロフォードの名演にも拍手。ベティ・デイヴィスがアカデミー賞にノミネートされたのは当然としても、ジョーン・クロフォードがノミネートすらされなかったのは不可解。サイコ・サスペンス映画の最高峰。
ATTAJIさん [DVD(字幕)] 8点(2007-07-22 01:34:38)
10.《ネタバレ》 姉への嫌がらせというレベルから、殺人にまで事態はエスカレートします。ジェーン破滅への道が本作のストーリー。2時間超という長尺が上手く活かされています。展開が緩やかなので、状況の正確な見極めが難しい。泥沼に沈むかの如く、気付いたら最悪の局面を迎えています。展開は巧みです。そして最も秀逸なのがタイトル。“ジェーンは何を起こしたか”ではなく、“ジェーンに何が起こったか”。最後にタイトルの真意が明かされます。本作の要所は現在進行形の事件にあるのではなく、数十年前の自動車事故にあった。いやベイビー・ジェーンと呼ばれていた少女時代にまで遡るのかもしれません。殺人事件の元凶はどこにあるのか。自動車事故の真実、幼い頃の家庭環境。加害者と思われたジェーンが被害者に変わります。これはサスペンスから悲劇への転換も意味します。もちろんジェーンの責任は間逃れない。しかし彼女を取り巻いた人達、ベイビー・ジェーンを作り上げた人達にも等しくその罪が問われるはずです。
目隠シストさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-02-22 18:15:23)
9.なんつーか女って年を取るだけで不幸になってしまうっつーか・・。本作に何度もジェーンのドアップが出てくるが兎に角キツイ!。ホント呪術師のような鬼気迫ってる表情だわ、ありゃ。年を取って仕方無くヤバイの顔になってしまったという設定なのだと思うが、それよりも不幸という名の敵から身を守るために顔をヤバイ方向へ発達させたという設定のほうが説得力があったのではなかろうか。まるでサンゴヘビが敵から身を守るために体を毒々しい色に進化させたように。
膝小僧さん 8点(2004-07-13 23:27:04)
8.こりゃあ恐ろしい。
とてもじゃないが、耐えられず、途中2回ほどDVDを停止した。(←邪道)
何が恐ろしいといって、ベティ・デイビスの鬼気迫る怪演、それを引き立てるジョーン・クロフォードの抑えた演技。
暴力的なシーンより、猫なで声で姉を労わるシーンや恍惚としてダンスをするシーンの方がよほど恐ろしい。忘れられぬ過去の栄光にしがみつき、過剰な化粧で可愛い表情を作る老婆のおぞましさはこの世のものとは思えない。
ラストのオチは、前半の母とブランチの会話で、予測可能だが、ここでも繰り広げられるジェーンの完全に逝ってしまった姿を、開放感溢れる健全そのものの海と共に映し出す俯瞰のカメラが、なんとも言えない醒めた哀切を醸しだしている。
アカデミー女優ベティ・デイビスの役者魂、恐るべし。
poppoさん 8点(2004-05-18 13:24:54)(良:1票)
7.「牡丹と薔薇」グロテスクシニア版。但し十倍は怖い。
放浪紳士チャーリーさん 8点(2004-03-27 10:14:26)
6.一瞬耳を疑うような…こんなラストもたまには良し。人間年老いていくと、自分が輝いていた頃に戻りたいっていう本能が剥き出しになっちゃうんだね。特に女はそうなのかな。海辺で踊る、すっかりベイビー・ジェーンに戻ってしまった彼女の笑顔は印象的。なんと深く、残酷な話なんだろう。
SAEKOさん 8点(2004-03-20 16:05:10)(良:1票)
5.下手なホラーやスリラーよりも怖い作品。仕掛けで騙そうとしない、人間が演じる恐怖劇の名作ですね。
Mr.MONKさん 8点(2003-12-15 16:32:27)
4.昔のままで止まっているジェーンが怖いというより哀れで悲しかった。古い映画だけど夢中になって観てしまう。この時代にこの映画は衝撃的かも。
クラリスさん 8点(2003-07-04 23:53:52)(良:1票)
3.ベティデイヴィスすごすぎます。あの顔の表情ったら、、、。ハラハラして見たけれど、最後見終わったときは後味は悪くなっかたです。
fujicoさん 8点(2003-06-07 17:58:42)(良:1票)
2.ベティ・デイヴィスの演技は本当にアカデミー賞を超えたようなものがあると思う。古い映画ですが、今見ても全然古さを感じさせない心理劇。下手なホラーよりよっぽど恐い。
JEWELさん 8点(2003-05-25 22:11:48)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 78人
平均点数 7.46点
000.00%
100.00%
211.28%
311.28%
456.41%
511.28%
656.41%
72532.05%
82126.92%
91114.10%
10810.26%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.16点 Review6人
2 ストーリー評価 8.50点 Review8人
3 鑑賞後の後味 6.71点 Review7人
4 音楽評価 7.20点 Review5人
5 感泣評価 6.80点 Review5人
chart

【アカデミー賞 情報】

1962年 35回
主演女優賞ベティ・デイヴィス候補(ノミネート) 
助演男優賞ヴィクター・ブオノ候補(ノミネート) 
撮影賞アーネスト・ホーラー候補(ノミネート) 
音響賞 候補(ノミネート) 
衣装デザイン賞(白黒)ノーマ・コッチ受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1962年 20回
主演女優賞(ドラマ部門)ベティ・デイヴィス候補(ノミネート) 
助演男優賞ヴィクター・ブオノ候補(ノミネート) 

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