1.《ネタバレ》 オールスター陣が実在の日本のテロリスト達を熱演というだけでも満足なのに脚本ががっしりしててお腹一杯。POV方式を用いている話には驚きも(テロリストのPOV…)。
惜しむらくは怒涛のテロ話連打の後に出てくる千葉真一主演、血盟団編の長さ。ここでいきなり話が長くなりテンポがかったるく感じられてしまうのが残念です。長いだけの理由がちゃんとあるものの、自分の体感では長いです。好青年な千葉真一、テロリズムの真髄を熱く語る田宮二郎や胡散臭い迫力に満ちた片岡千恵蔵の演技などは最高。そしてラストの226事件でのトラウマもんなクライマックスの画を超えてゆく鶴田浩二の演技も最高。
エピソードだと高橋長英主演、ギロチン社事件の会話と切なさが印象的。
個人的な愛着も込めて8点とさせていただきます。