6.《ネタバレ》 監督、脚本、役者がやくざ映画の常連だからかテーマがあまりにも過激だからか低く見られている気がする一本。
これは日本映画史上に輝く大傑作やで。
こんなにも情念に満ちた日本映画が他にあっただろうか。
人が信仰や思想に目覚めた瞬間をこんなにも生々しく映画いた映画が他にあっただろうか。
人が人を殺す原動力、正義の源泉とその結果をまざまざと見せつけられる。
さりげない会話の中に革命家の論理の飛躍がみてとれて興味深い。
壮士ぶった人たちの欺瞞もきっちり触れられていてホンモノとニセモノの違いが良く分かる。
ただ過激なだけではなく細部にもきっちりこだわりを感じる。