7.《ネタバレ》 邦題はスペクタクル作品を装ったようなサブタイトルがつけられており、そういう期待をもって観ると肩透かしですが、でもまあ、嘘でも無いかな(と配給会社の片棒を担ぐ)。歴戦を戦い抜き生き延びた猛者たる主人公も、今では、出世しそびれヤサグレてしまった老下士官。勲章は山ほどもらってるけれど、戦っているうちに軍の価値観が変わっちゃったんだから、しょうがない。当時の日本で言うところの、新人類。こんなヤツらには負けておれぬ、と軍のなかでは一本筋を通し続け、初老の割に強過ぎちゃうキャラなのが、観てて痛快に思える人もいれば、「クリント氏、何だかカワイくないぞ」と思える人もいるかも知れない。でも軍を離れれば何かと弱いところがあるのが、やっぱりこの主人公の愛すべきところ。自分の居場所は自分で何とか切り開く。お国のために戦うんじゃない、自分のために戦う。自分のために戦おうと思えば、周りに働きかけていくしかない訳で、ポンコツどもに囲まれていても、ポンコツ集団なりに何とか形になっていくもの。クライマックスでは突如、グレナダ侵攻という実戦に立ち向かうことになるのだけれど、あくまで皆、精鋭集団としてではなく、必死なポンコツ集団として戦いに臨み、小粒といえど勝利をおさめれば、ひと仕事終えた充実感がそこにはある。自分の居場所に対する実感がある。という、戦争スペクタクルなんぞではなくてこれはあくまで人間臭いドラマ。ただ、部下に戦死者が出てしまったことについて、もう少し丁寧な描き方が無かったものか、とは思うのですが…。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-03-10 08:49:14) (良:2票) |
6.この映画が製作された当時ってやたら軍隊モノとかベトナムとか多かったように記憶してるのですけど、そういった大真面目な軍隊、戦争モノを軽く皮肉った作品のような印象を受けました。なんとなく「フルメタルジャケット」を彷彿とさせるんですよ、メガネの隊長とジョーカーが被ってしまいました、でもこっちが先に制作されてるのよね。 あと「愛と青春の旅立ち」も思い出したり。 イーストウッドのこのユーモア、いいですねー大好きです。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-07-25 23:17:06) |
5.殴りあう前に、咥えてた葉巻をそばにいた奴に預けて、一発で相手をのして、葉巻を受け取って、何事もなかったように寝てしまう、あのあたりのハードボイルドなユーモアがいい。この場面だけで8点だ。ウルトラマンが空を飛ぶ場面を見て「あ、ピアノ線が見えてる」的な矛盾を指摘して、悦にいってる奴がときどきいるが、そういう輩は映画を見るな。ご都合主義を否定したらアメリカ映画は成立せんのよ。そういうおりこうさんは、ヨーロッパの何某がいいとか言ってなさい。 【ひろみつ】さん 8点(2003-10-29 21:18:05) |
【ロカホリ】さん 8点(2003-10-18 21:15:38) |
3.<ネタばれあり>クリント様、いいです。さっぱりしたヘアスタイルも軍服もきまっていました。あの、迷彩服とメーキャップ?はカレのステキさをひきたたせてますね。筋肉もりもりの若者をガツンいわすところは、びりびりきますね。最後の、もとワイフが出迎えにきたときのうれしそーな抑えた表情もいいですね。しかし、鍛えてますねえ。 【レモン】さん 8点(2003-02-18 12:56:14) |
2.イーストウッドファンの私は、とても好きな作品です。まだまだ現役・・・シブイです。 【まるけん】さん 8点(2002-07-10 23:34:33) |
1.内容は地味に感じますが、個人的に好きな作品です。こんなおじさんに負けてどうする?ってなノリが気にならない人にお勧めです・・・・・? 【イマジン】さん 8点(2002-01-08 12:31:11) |