4.《ネタバレ》 まさかペット・ショップ・ボーイズの曲で始まるとは思わなかった(笑)まさに80年代イギリスを代表するアーティストですね。
10代のジャベドがザ・ボス=ブルース・スプリングスティーンを知らないのは仕方ないか。
私もスプリングスティーンの曲だとわかるのは「ハングリーハート」「ボーン・イン・ザ・USA」「ダンシング・イン・ザ・ダーク」
この3曲くらいなんですが。
この映画を観て、スプリングスティーンの曲の労働者や若者の代弁者というようなメッセージ性に今さら感動。
曲にのせてパキスタン移民のジャベドと家族、周囲の人々との関わりや差別偏見、こういったものが重くなく暗くならずバランスよく描かれていまして、
それまでの閉塞感から解かれるところなんてもう爽快で解放感で見てるこっちもすっかり気持ちが軽くなるんです。
文句なしの青春、成長映画の秀作だと思います。
グリンダ・チャーダ監督というと女子サッカーチームのインド人移民の女の子の家族、友人、恋愛を描いた「ベッカムに恋して」もすごく良かったから本作もわりと期待して観始めました、期待は全く裏切られなかったです。