1.結論から言うと、俺は凄く面白かった。
つか、ストーリーとかだけじゃないんだよな…このシリーズ(のトリ)を語るなら。
スター・ウォーズのシリーズもそうだ。
1作目を初めて観た時…そのタイミングでの周囲の友人や、自分が頑張っていた事…そんな諸々を思い出して、想い出ごと総決算としたい。
だって、だって、だってだぜ?
あの「スター・ウォーズ」や、この「ジュラシックシリーズ」の完結まで観る事が出来ないまま亡くなっちゃう人だっているんだからさ。
だったらアレだ。
生きてる俺は、最大限にシリーズを最後まで観る事が出来た喜びを感じたい。
亡くなったツレと一緒に観ているつもりで。
思えば、ジュラシックのシリーズ。
小説は、ほぼ読んでなかったけど素晴らしい映像を(常に)当たり前のように見せてくれたなぁー……と思う。
まぁ、制作陣営はクオリティーの高い作品を創りながらも、ユーザーに「出来て当たり前」と思われてるって、正直嬉しさもあるだろうけど、悔しさも同じ量あるんだろうなーって思いつつ。
マジで感謝してますよ、本当に。
凄ェなぁー…1993年からか。
もう「本物(の恐竜)ちゃうんかー!コレ!」と驚いて30年くらい経ったんだな。
その時代から考えても、恐竜の研究は大きく変化してる…いやいや、マジで時代は進んでるんだ。
過去の想い出……俺が小学3年くらい?
恐竜が大好き過ぎて学研の「恐竜のひみつ」をバイブルに猛勉強してたガキの頃。
んで、暫くして…30歳くらいだったかな?
ジュラシックパークの上映時に、また恐竜を勉強し直したんだけど…あまりの変貌ぶりにビックリした。
だって「居なかった事になってる恐竜」とか学説が大きく変わって…中にはポージングとかも全然変化して「昔の面影すらなくなってる恐竜」もたぁぁぁぁぁくさん居た。
そして、想えば…半分冗談で「このテクニックで(恐竜探検隊)ボーンフリーを作ってくれないかな?」なんて思ったが…どんどんジュラシックシリーズの設定が合うように変化してきたなぁ。
今回のを観た時、いや、出来るだろ!…と思ったし。
そんな、あんな光景が…映画のエンドクレジットが流れてる時に頭に駆け巡って、本当に涙が流れてしまった。
強いぜ、想い出や思い込みってヤツは!
んで、折角なんで映画の感想をザーッと書いてみると…
いやいやいや「Amblin Entertainmentのど真ん中」な映画でした。
つか、スピルバーグ節が全開!
かの80~90年代の「インディ・ジョーンズ」のシリーズや「ニューヨーク東八番街の奇跡」とか「ハリーとヘンダスン一家」みたいな?(もっと×2、あるが)…人間の繋がりをしっかりと感じさせる、そんな往年の「スピルバーグ名作映画」の佇まいが満載だった。
世界…地球を支配しているつもりの人間。
この世界の覇権を握ったつもりでいるけど…この恐竜時代と比べても、はるかに短い期間しか未だ滞在できていない。
全てを支配をしている!と錯覚し、増長してる限り…いつか取り返しのつかない事になるのかもな……なんて、考えてしまった。
そんな意味でも、最高のエンターテインメントだったなぁ……映画自体の感想だけじゃなく、周囲の想い出が万感となって押し寄せる。
これが、そう!これが映画の素晴らしさだ。
俺はそう思っている。
トモ君よ…ジュラシック・シリーズが終わったよ。
スター・ウォーズだけじゃなく、こっちもさ。
一緒に観たいな、おい。