メメントのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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メメント

[メメント]
Memento
2000年上映時間:113分
平均点:7.05 / 10(Review 484人) (点数分布表示)
公開開始日(2001-11-03)
ドラマサスペンス犯罪ものミステリー小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-04-26)【イニシャルK】さん
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監督クリストファー・ノーラン
キャストガイ・ピアース(男優)レナード
キャリー=アン・モス(女優)ナタリー
ジョー・パントリアーノ(男優)テディ
マーク・ブーン・Jr(男優)バート
スティーヴン・トボロウスキー(男優)サミー
ジョージャ・フォックス(女優)レナードの妻
トーマス・レノン[男優](男優)医師
カラム・キース・レニー(男優)ドッド
小山力也レナード(日本語吹き替え版)
塩田朋子ナタリー(日本語吹き替え版)
後藤哲夫テディ(日本語吹き替え版)
星野充昭バート(日本語吹き替え版)
安藤麻吹レナードの妻(日本語吹き替え版)
田中正彦(日本語吹き替え版)
中博史(日本語吹き替え版)
沢海陽子(日本語吹き替え版)
原作ジョナサン・ノーラン「メメント(Memento Mori)」
脚本クリストファー・ノーラン
音楽デヴィッド・ジュリアン
挿入曲デヴィッド・ボウイ"Something in the Air"
撮影ウォーリー・フィスター
製作ジェニファー・トッド[製作]
スザンヌ・トッド[製作]
エマ・トーマス(製作補)
製作総指揮アーロン・ライダー
クリストファー・ボール〔製作〕(共同製作総指揮)
ウィリアム・タイラー(共同製作総指揮)
編集ドディ・ドーン
スタントJ・アーミン・ガルザ二世(カメラカー・ドライバー)(ノンクレジット)
その他ジョナサン・ノーラン(プロダクション・アシスタント)
東芝エンタテインメント(提供)
あらすじ
妻を目の前で殺され、そのショックで10分しか記憶が持たなくなった男レナード。彼はメモやタトゥーに重要な事柄を記録し、妻を殺した犯人への復讐をしようとするが・・・時間軸を逆向きにするという奇抜な見せ方も話題となった傑作ミステリ。頭の準備をしてからどうぞ。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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100.《ネタバレ》 ドラマチックなストーリーづくりのための便利アイテムとして、「記憶喪失」は、実に多くの作品で使い古されてきた感があります。本作は、前向性健忘症(ある時点から新しく記憶をすることができない)という、これまであまり馴染みのなかった種類の記憶喪失を患う主人公の心理状態および行動を話の中心に据えて、時間軸を逆転させて描写することにより、受け手に対して、主人公と同様の混乱状態を体感させることに成功しています。他のご都合主義的な記憶喪失ものとは完全に一線を画していると言えます。受け手は、主人公に同化し、感情移入するも、作品が終わった時点で、記憶を辿り、事実をつなぎ合わせて、このストーリーを終わらせることができます。一方、主人公は、記憶障害により、それができないため、ストーリーの中の無限ループを彷徨うことになります。人間の記憶とはあやふやなもので、しばしば都合良く書き換えられるもののようです。では、書き換えたい記憶がそもそもない場合どうなのか?その一つの答えとして、たいへん興味深いです。
camusonさん [DVD(字幕)] 8点(2024-04-14 17:38:12)(良:1票)
99.《ネタバレ》 めちゃくちゃ昔DVDレンタルをして鑑賞し、意味が分からずに逆回しバージョンも見たのに全く覚えてなかった。
今回は一発で理解出来た自分を褒めてやりたい。
結局一生架空の犯人をでっちあげて負い続けたいだけなんだなぁって。
途中飛んでるシーンもあってそこは納得行かない部分もある。
後運転中に記憶飛んだ場合困惑しないのかね。
悲喜こもごもさん [インターネット(字幕)] 8点(2023-11-07 23:25:36)
98.《ネタバレ》 主人公の記憶が持たない、ということは全てが新鮮。これを味わうには物語のぶつ切り逆再生しかない。
というわけで主人公の混乱を同時に味わいながら視聴者が映画を見ることになる。
正しい順序で見ればわかりやすいストーリーであるが、逆再生とはかくもわかりにくいのか。
おまけに、セリフや行動の多くは意味がわからないゆえに記憶に残りづらい。
ある意味短期記憶障害を疑似体験させてくれる映画をと言えるか。
チェブ大王さん [インターネット(字幕)] 8点(2020-05-10 00:12:19)
97.好きなジャンルなんだけど、気力体力が充実しているときに見ないと病みそうで、とにかく見ていて疲れた。
一瞬たりとも見逃すと筋が追えなくなるので、映画館で観て一回で理解できた人は素晴らしい。

一度途中で挫折して、先日ようやく二度目の視聴。

こんなに面白い映画だったんだ、と一度挫折したことを後悔した。

絶対に見て損はしない。
めたもんさん [3D(字幕)] 8点(2019-04-25 18:31:56)
96.記憶は主観であり記録は客観である、とはいいながら観てるうちにその記録(メモ)さえも本当に正しいのだろうかと疑心暗鬼になってくる。誰が味方で誰が敵なのか、過去にあった事件は何が真実なのか、サミーの案件は主人公にどう影響を与えているのか、最後まで真実が分からず予断を許さない。見終わったあとでさえ、あいつの言ってたことは本当なのか?と思ってしまう。そういう感想を持ってしまうことがこの映画の目的なんだね。好み40/50、演出11/15、脚本13/15、演技6/10、技術10/10、合計80/100→8/10点
chachaboneさん [DVD(字幕)] 8点(2018-02-22 21:56:57)
95.見始めて1時間までは何ともなかった。しかし、徐々に体調が悪くなってきた。胸がむかむかし、画面を見続けるのが辛くなってきた。見始めて1時間半ごろ、ついにディスクを一時停止して、トイレに駆け込む。強い吐き気があったが、しばらくすると治まったため、恐る恐る再び視聴。見終わると、倒れ込むようにして就寝、吐き気をまぎらわせるために、ラジオをつけて眠りについた。

後で考えると、あの症状は画面酔いだったとしか思えない。視覚から入る情報と体感している感覚のずれから起こる「酔い」という症状。各エピソードの推移が前後に激しく揺さぶられたので、話についていこうと躍起になっているうち、吐き気が起こってきたものらしい。体調不良を引き起こす映画なんて、びっくりだ! 本作の話をじっくり見て考えたいのに、再視聴するにはものすごく勇気がいる(涙)。もし『リング』の呪われたビデオが現存して、それを視聴したら、こんなふうに体調不良を引き起こすんだろうかと妙な方向に連想してしまった。
tonyさん [DVD(吹替)] 8点(2017-09-03 14:05:06)
94.《ネタバレ》 見終わって、すぐにまた見直して確認してみたくなる。
時間軸を逆にしているので、事件の真相が次第に明らかになっていく構成。
こんがらがって時間軸を自分の頭の中で整理するのに追われてしまう。
ストーリー自体は時系列を直せばわかりやすいものだが、主人公が自分の置かれた状況を必死で把握しようとするように、謎を解明したくて最後まで引っ張られる。
ラストはすべての謎が解けてスッキリ。

モノクロとカラーの使い分けも2回目に見るとループ構造になっているのがはっきりわかる。
記憶の捏造は映画やドラマによくあるアイテムだけど、意外性のある使われ方がバッチリ決まった感じ。
乙一の『ZOO』が思い浮かんだけど、『メメント』のほうが先に出来ていたようだ。
脚本がしっかりしていて、ループが主人公の意図とはラストまで思わなかったし、伏線もしっかり効いている。
「さて、何だっけ?」の落としもお見事。

それより大ショックだったのは、十年くらい前に見たことがあるはずなのにほとんど忘れていたこと。
さて何だっけ状態で、自分の記憶の不確かさにゲンナリ。
当時のメモによると五段階評価のDをつけていて(これも記憶にない…)面白くないとの評価だったが、今回見直して印象は全然違っていた。
飛鳥さん [DVD(吹替)] 8点(2013-01-12 22:52:26)
93.今話題のノーラン監督の出世作ということで、前から気になっていてついに鑑賞。全く飽きることなく最後まで鑑賞できました。よくよく考えたらそこまで複雑なストーリーでは無いんでしょうが、見せ方であんなに難解な映画になるとは驚きです。主人公のメモ書きの順番を把握するだけで頭が一杯になるというのに・・・。映像特典の「正しい順番」で鑑賞することもお勧めします!
dy2cyrさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2012-03-04 00:58:11)
92.いつもレンタル店に行くと好評価されていて、期待がものすごくあった作品。やはり前評判どおり、初見ではちょっと理解が難しいかもしれないが、普通の映画とは二味くらい違う、クールな映画だった。ガイピアースもかっこいいし、何よりも時間軸の構成、編集がお見事です。監督の才能が存分に発揮された作品。
バトルコサックさん [DVD(字幕)] 8点(2012-02-22 04:03:19)
91.《ネタバレ》 時系列がおかしいぞ?と気づいてからは、頭の中で話を整理するためにかなり集中を要し、何とか一回の視聴で理解できたけど、観終わった後集中が切れて眠ってしまった。
設定と編集が半端なくうまい。
eurekaさん [DVD(字幕)] 8点(2011-08-21 23:44:09)
90.インセプションをみて、メメントのレビューをと書かせていただいています。5年ほど前に観ましたが、印象が今も鮮明で衝撃的でした。C.ノーラン監督は時系列をバラバラにしてもすきなように、思う存分いいように組み立てられて、本当にすごいと度肝を抜かれます。お勧めの1本ですね。
HRM36さん [DVD(字幕)] 8点(2011-01-10 17:52:43)
89.《ネタバレ》 初見時は話が全くわけワカメ。俺って頭悪いんだろうかと不安になりましたが、どうやらほとんどの人がそうだったみたいで安心しました。2回目は時系列順のバージョンを見てようやく話がだいたい見えました。それにしても笑ったのはドッドとの対決シーン。先手を打ってモーテルで迎えうつのにそこで自分が何をしてるのか忘れてしまい「あれ、俺臭いぞ。」とのんびりシャワーを浴び始める。ドッドもまさか敵が自室で余裕でシャワーしてるとは思わないので意表をつかれてやられてしまう。この馬鹿馬鹿しいくだりは最高でした。あと時系列順に見ると頼みの綱であるメモも意外とあてにならないものだったことが分かりました。細かい点で話のよく分からない部分があるため若干消化不良感はありますが、斬新でかなり面白い映画なのは間違いないと思います。
54dayoさん [DVD(字幕)] 8点(2009-11-12 23:24:12)
88.《ネタバレ》 斬新な手法の光る映画だが、頭がこんがらがるので、楽しめるものではない。妻を殺された男が犯人を追い復讐する話。だが肝心なところは曖昧のまま。犯人の一人は射殺したが、もう一人レニーを殴った犯人が本当にいたのか?警察はいないとしている。復讐を是認する刑事テディの手引きで、ジョンGを殺すが、これが真犯人かどうか、不明。2番目のジョンGのジミー殺害は、テディの陰謀。3番目のジョンGのテディ殺害は、レニーの作り話とナタリー情報の偶然による。妻が死んだのは、インシュリン多量摂取で、一種の自殺。レニーにとっては自殺幇助過失?のようなもの。つまり憎むべき妻殺しの犯人はおらず、ジョンGはレイプ犯に過ぎない。レニーはジミーの服を脱がせてから殺害するが、これは服を交換するため。その理由は不明。ジミーの車とお金を奪うが、これは気まぐれ。その後お金はどうなったのか?テディはジミーの靴のサイズが自分のと合うかチェックしたり、ジミーの車に執着している。汚職刑事のようだ。レニーはデート嬢を呼び、妻が死んだときの状況を再現させる。これは儀式のようなもので、薄れゆく記憶を呼び覚ますためだろうか?その後妻の形見の品を燃やす。記憶として昇華したいのだろうか?解釈に苦しむところだ。ナタリーはレニーを騙し、ボスのドットと対決させる。悪い女だが、その前にレニーがナタリーの恋人ジミーを殺しており、おあいこである。ナタリーがテディの車の情報を与えたのは同情からだが、ジミー殺しの首謀者はテディなので、結果的に因果応報である。今後どうなるか?ドットが復讐に戻ってくれば危険が及ぶ。ジョンG探しはテディの協力がないので、全く進まないはず。映画の流れからすれば、誰かに利用されてしまうだろう。モーテルでも部屋を二つ借りるはめになる。レニーはメモ魔だが、本当に記憶を残したいのなら、日記帳や雑記帳をつけるべき。そこに写真やメモを貼り、補完すればいい。レコーダーやビデオを使えばなおいいだろう。刺青は文字数が限られ情報不足。失笑である。彼は記憶を残したいのではなく、謎を残したいのだろう。謎を追い、犯人を探すことが唯一の生きがいなのだ。インシュリンで妻を殺したという罪悪感が、無意識にそうさせるのか?架空の復讐に支配され、架空の犯人を追う哀れな男の物語。記憶の曖昧さをが主題。観客が自分の記憶に疑いを持てば、監督の思い通りである。
よしのぶさん [DVD(吹替)] 8点(2009-10-24 23:04:50)
87.確かに見たことない映画でした。
Junkerさん [DVD(字幕)] 8点(2009-02-17 23:15:50)
86.ストーリーを遡っていく見せ方が変わっていて面白いと思いました。観賞しながら、いつの間にか人物達の背景を思わず考えていたり、少しゲームをしているような感覚で緊張感もあって楽しめた作品でした。
ホースケ2号さん [DVD(吹替)] 8点(2009-01-29 17:46:04)
85.最初のうちは、この手法に慣れないと思う。私もワケがわからなかった。
しかし、この手法に慣れてきた時、この映画の魅力にとりつかれました。

結末から始まるということで、ラストはあまり期待していなかったのですが、十分に驚かされました。
抹茶御膳さん [DVD(字幕)] 8点(2008-12-10 15:28:44)
84.《ネタバレ》 ヤラれました。
記憶が持たないんだからから自分がジョンGに復讐を果たしても覚えてられないのは当然。どうしてこのことに気付かなかったのか。
か~やられた~と思いました。
ノーランはこのことに気付くのが先だったのか、それとも映画のコンセプトを思いついたのが先なのか、どっちにしろこのことに気付いたのはスゴイ。
徹底的に練り上げた脚本だったのでしょう。
しかしDVDで順再生ができるので、それを見てると出てくるキャストのほとんどが奥さん殺しのジョンGとは関係なく(てかもうジョンG事件はすでに終わってる話なので…)
後になってこの映画は「殺された奥さんの話」とは一体なんだったのかと愕然となります。
オチが理解できてもまだなんかあんじゃないかって深読みさせてくれる面白い映画。
結局「ジョンG事件」とは直接何も関係ない話です。
ズルイけど納得。気持ちよく騙された。
コウさん [DVD(吹替)] 8点(2008-10-03 00:14:06)(良:1票)
83.《ネタバレ》 なるほどねえ。これはアイデア賞もんですね。よくできています。ひたすら時間をさかのぼっていくという構成が見事に決まっています。謎が謎を呼び、ずっと興味をひきつけられます。さんざんひきつけられた挙げ句につまんないオチというのも多いですが、この映画はオチもいいです。こういうミステリー、サスペンスのオチって、出尽くした感がありますが、まだこの手があったとは。
コウモリさん [DVD(吹替)] 8点(2008-08-29 02:11:20)
82.初見が映画公開当時であれば、僕は何度映画館に足を運んだか分かりません。それほど、再確認を余儀なくさせられる内容。それも、とても良い意味で。”記憶がない”というこの手の作りではありきたりな展開でしたが、その斬新な楽しませ方が飽きさせない要因でしたね。
南の二等星さん [DVD(吹替)] 8点(2008-07-15 01:21:48)
81.アイディア勝利ですね。非常におもしろい映画。
疲れるとの意見をよく聞くけど、それほど疲れはしなかった。むしろ、「ああ、あの場面はこういうことだったのね」ということの連続で、非常に楽しめた。
既存の概念で言う映画としてはそれほどでもないけど、映画も映像作品である以上、メメントやクローバーフィールドのように映像手法で楽しませる映画もありである。僕はそちらの方が好きかも
みーちゃんさん [DVD(字幕)] 8点(2008-07-04 12:48:32)
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【点数情報】

Review人数 484人
平均点数 7.05点
051.03%
110.21%
261.24%
3122.48%
4234.75%
5428.68%
66413.22%
712225.21%
810020.66%
96814.05%
10418.47%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.82点 Review17人
2 ストーリー評価 7.75点 Review37人
3 鑑賞後の後味 6.66点 Review36人
4 音楽評価 5.84点 Review19人
5 感泣評価 5.00点 Review14人
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【アカデミー賞 情報】

2001年 74回
脚本賞クリストファー・ノーラン候補(ノミネート) 
脚本賞ジョナサン・ノーラン候補(ノミネート) 
編集賞ドディ・ドーン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2001年 59回
脚本賞クリストファー・ノーラン候補(ノミネート) 

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