1.新シリーズの導入部だけを映画化したという奇妙な作品。とはいってもそれは結果的にそうなってしまったというのが正確かもしれない。本当は次回作のプロローグ的作品にして、1999年にメインの映画を作って盛り上げたかったのだろうけど、ヒットしなかったために、計画が頓挫したんでしょうねぇ。松本先生は絶対1999年には999の映画をやると言ってたのに…。制作費は1億円と言ってた気がするが…。さて、時間は短い。単行本とほぼ同内容で意外だった。映画化するとけっこうアレンジされてることが多いので。絵も当時と全く違和感ないのはとっても良いです。単行本で読んで、あらすじを知っていたので、ちょっと残念でしたが、それでも最後はホロリと涙してしまいましたよ。あと999号がリアルだった。CGのおかげで細部まで描かれていて良かった。TV版ではいい加減だったので。たぶん、今も連載は続いていると思うので、999のあの続きが知りたい人は本のほうで映画の続きを読んでください。でも、今読むと妙に説教臭くてちょっとなぁと思ってしまう点もありますが、私は。