7.《ネタバレ》 ギル役のスティーヴ・マーティンを『裸の銃を持つ男』のレスリー・ニールセンと勘違いしていたおかげで、スラップスティック・コメディと思い込んでいた。
それっぽい妄想シーンが時折り挿入されるものの、ちゃんとしたストーリーのあるホームドラマだった。
コミカルな会話が軽妙でウィットに富んでいてとてもいい。
そうしたユーモアのセンスはハリウッド映画独特のテイストで優れたものに感じる。
カレンが聞きかじりのストレス解消法をギルに試して、交通事故を起こしたシーンは爆笑もの。
笑えるだけでなく家族愛を描いたハートウォーミングな作品になっている。
派手な展開はないが登場人物が個性的で魅力たっぷり、もう一度見直したくなる佳作。
メリーゴーランドよりジェットコースターがいいというおばあちゃんの言葉が素敵。