26.アメリカを代表する白人ラッパー・エミネム主演の半自伝的映画。エミネム人気が飛ぶ鳥を落とす勢いだった頃の作品で、公開当時はそれを揶揄する向きもあったようだが、中身の方は極めて真摯につくられているので、ヤンチャに見えて実は生真面目な人だという事がよく分かる。自動車産業の急速な発展と衰退によって荒廃したデトロイトを舞台に、工場で働きながらラッパーとしての下積み生活を送る主人公が描かれるが、その姿を通してちゃんとヒップホップがどういう音楽なのかを説明するつくりになっていて、ヒップホップを知らない人でもかなり分かりやすい内容になっている(訳詞も相当がんばっている)と思う。ちなみに冒頭のMCバトルで主人公を叩きのめすのが、エミネムも所属するD12のプルーフ(2006年に銃撃を受け死去。享年32歳。合掌。)というラッパーで、映画に出てくるフューチャーのモデルとなった人物であり、実際に駆け出しのエミネムを最初にフックアップした人物でもあるので感慨深い。他にはヒロインがクソビッチである点が多少気になったが、そのあたりを除けば非常に完成度の高い映画である事は間違いない。あと個人的には、スクリブル・ジャム’97でのドーズ・ワンとのMCバトルが再現されるのではないか、という気がしていたが別にそんな事はなかったぜ(ドクター・ドレすら出てきません)。 【オルタナ野郎】さん [地上波(字幕)] 8点(2013-01-09 02:08:57) |
25.《ネタバレ》 良くあるサクセスストーリー物なのですが、単にスターダムをのし上がる話ではなく、あくまで冒頭で示される白人エミネムにとっての最大の敵、パパ・ドクをラップバトルで倒すまでに絞っている点が他の詰まらないアイドル映画と違う所ですね。またホワイトトラッシュらしい貧困生活や黒人が主流(なんですよね?映画の描写的に)のヒップホップカルチャーで疎外感を抱いている描写などから、真剣に劇中のエミネムを応援したくなりました。エンドクレジットの「Lose Yourself」の歌詞も相まって結構泣けました。あとエミネムは演技に関しては素人だろうにも関わらず、画面内で非常に様になっていて素晴らしかった。勿論、そう見えるように監督が腐心している箇所は所々にありましたが、それでもあの画面を支配する存在感はすごいと思いますね。只のアイドル映画だったら絶対浮きますもん。 【民朗】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-02-25 22:32:52) |
24.《ネタバレ》 エミネムの演技になんら違和感がなかった。歌手のくせに上手いもんだね。 個人的にかなり好きな映画なんだけど、不満な点が一つ。 ラップバトルの時の吹き替え、もうちょっと上手いこと日本語に訳せなかったもんかね? あれじゃ日本語にしたところで、何言っているのか意味わかんないよ。 訳しにくい内容なんだろうけど、そこはプロなんだからもっと上手くやってもらいたかったな。 【jojo】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-12-15 00:14:23) |
23.ラップバトルが最高に熱い。ストリートってのは、ストリート育ちの彼らがバスケやHIP HOPの素質をもった一握りの人間が躍り出る舞台なんだろうね。言うなれば彼らのラップバトルってのは人生をかけた舞台なわけで、趣味なんかでやってるちゃちなものではない。タイのムエタイみたいなものなんでしょう。 思ったんですが、確かにエミネムのラップは声が軽くてシャープ。だから高速ラップに向いてるんだと思う。ノトーリアスBIGとかもっさりと低い声とは印象が全く違うものの、どちらも音楽に合わせてラップをするととても心地よい。やはり日本のラッパーとは違うなあと感じた。全くHIP HOPは聴かないけど。 【ライトニングボルト】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-05-20 14:48:07) |
22.ラップを歌う主人公が格好良く、最後のバトルは興奮してしまった。ラップでのバトル何てある事すら知らない俺ですが、改めて洋楽いいなぁと感じたねぇ。エミネムも予想以上に演技上手かったし、言う事なしかな。しかしここまで吹き替えが悩む作品ないだろうなぁ(笑) 【トシ074】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-01-12 22:19:57) |
21.面白い。主題歌もいい。お仲間さんたちもいいキャラだった。 【ベルガー】さん 8点(2005-02-24 20:48:04) |
20.アメリカの歴史の上で、黒人は1960年代に黒人革命がおこるまで合法的に差別されてきた。そんな黒人の文化であるラップに白人が挑戦する。そして、その中で白人は差別をうける。まず、時代が変ったんだなぁと痛感させられる。'Lose Yourself'を聞いて、これがEMINEMのリリックか???と思った人もすくなくないと思うが、この作品を見て、意味が理解できた。作品自体もたんなるEMINEMの自伝ではなくて、しっかりとしたメッセージを持った作品になっていたと思う。 【こばやん】さん [映画館(字幕)] 8点(2004-09-10 12:19:18) |
19.《ネタバレ》 エミネムの自伝。ま、映画を作るってことを意識してスパイス的に彼の育った環境だったり(自伝要素)を入れたらしいですが、音楽が好きでトップをつかむということを見られました。映画のタイトルにとても深い意味があったことをDVDの特典映像で知り何とも言えない感覚でした。でもどっちかというと、あんなに苦労したんだとかそういうものではなく「へぇー」って感じでさくっと見た感じでした。面白かったです。 【にゃん♪】さん 8点(2004-05-23 23:12:03) |
18.おもしろかったです。ラップバトルが最高でした。エミネムとメキー・ファイファーがかっこよくブリタニーが可愛かった。 【ギニュー】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2004-03-21 21:01:30) |
17.エミネムファンなら憤慨するかもしれない。「本物のエミネムはもっと悪い」と言いそうだ(笑) ただしラップ好きや、エミネムファンはエミネムを忘れて一人のラッパーの物語として この映画を観れば充分に楽しめるはずだ。この映画には母親が出てきたが、本当のエミネムは、母親を中傷する歌をたくさん作っているので母親から訴えられたことは有名。(10億円訴訟) 彼は母親だけじゃなくてゲイやレズを中傷する歌詞が多いので人権団体からも非難が多かった。 とにかく問題は多いが、凄い奴である。ラップの歌手はよく殺されることが多いが、エミネムのような過激なラッパー(しかも白人)が現在も生きているだけでも凄い。 【花守湖】さん 8点(2004-02-15 01:02:38) (良:1票) |
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【k】さん 8点(2004-01-23 13:47:12) |
15.仕事に帰っていく主人公の後ろ姿のカッコイイこと。 【ゆうろう】さん 8点(2004-01-04 15:03:46) |
14.エミネムが好きで見たけど、内容もよかった!最後がちょっとあれ~~?って感じで終わっちゃった。でも、それはエミネムが新たに挑戦して道開いてくのだという感じがして「仕事に戻る」って言葉が新鮮でいいなぁ~。 【アンナ】さん 8点(2003-12-06 13:46:52) |
13.面白い。かったけど、日本のミーハーぶりに2点減 【しょう】さん 8点(2003-07-19 21:28:57) |
12.この8 Mileの見所はやはりEMINEMのラップバトルだと思う。最後のラップバトルは鳥肌が立つくらいよかった!最高です。ストーリーもあきない感じのストーリーになっていたので、最後までじっくり楽しめました。大満足です。 「Lose Yourself」はかなり最高! 【ボビー】さん 8点(2003-07-12 09:22:18) |
11.エミネムは前から好きだったから、結構期待して見に行ったら期待以上の出来だった。ルーズユアセルフ、最高にイイね。率直に自分の気持ちを歌詞につづってる。あと、ラストがなんか新鮮な気持ちになれてよかった。結構よく出来てる青春映画だと思いますよ!! 【クロスケ】さん 8点(2003-07-06 00:20:04) |
10.エミネムがでてこんかったら自分でもこんな評価が高かったかなーっとは思います。でもストーリーはなかなか面白かった。 【幕末魂】さん 8点(2003-07-05 21:10:29) |
9.《ネタバレ》 映画というより、長いPV(『Lose Yourself』のメッセージをもっとも活かすための文脈作り)という感じ。フルで流れたのも一回だけだし。それ以前に100回以上聞いていたけど(仕事先の有線とかで)、鳥肌がたったのはあのラストがはじめて。映画ありきのサウンドトラックというより、サウンドありきの映像クリップ。焦らし方なんかもハリウッドの文法そのものだけど、やっぱりやられちゃった。溜めて溜めて吐き出すというパターンに(それまで一緒に鬱屈を溜め込んで観ていたぶん)快感はあるんだけど、最後のラップは思いっきり内輪ネタじゃねえかと。それがさほど鼻につかなかったのは、ヒップホップ自体に「内輪ネタが一般的」という認識があったのと、(ラビットが)韻の踏み方などでちゃんと作品に昇華してたからだと思う。おかげで、理性で映画を観るという最悪の結果は免れた。もちろん、エミネム自身を偶像視してることもあるけど。タリン・マニングのシーンがあまりに少なくて拍子抜け。 【トリプルH】さん 8点(2003-07-01 21:44:56) |
8.監督がご贔屓カーティス・ハンセンなんで、「何でアイドル(?)歌手が主演する映画なんぞを彼が…」と半信半疑で見たところ…ハイ、すっかりハマッってしまいました。エミネムとその友人たちの閉塞感、街そのもののどんづまり感が実になまなましく表現されていて、しかもさわやかな余韻を残してフィニッシュさせるなんざ、お見事の一語。風俗的には「現在」なんだけど、映画的にはむしろ50・60年代風の「古風さ」を感じさせるのが良くも悪くも普遍的な青春映画たり得たポイントなんでしょうね。それにしても、キム・ベイシンガー、よくこんなアバズレおっ母さん役を引き受けたもんだ。拍手! 【やましんの巻】さん 8点(2003-06-30 13:23:11) |
7.チャンスを逃がすな!ってゆー、em自身のメッセージみたいなのが伝わってきてよかったと思う。バトルシーンが最高だった。でも、終わり方がちょい微妙だったかな?って感じ。 【kimika】さん 8点(2003-06-22 11:58:04) |