5.《ネタバレ》 そこそこ面白かったですよ。オマー・シャリフは中東の人の役がホントによく似合いますね。冒頭の13人に選ばれてからしばらくして、バイキング達の話すことばを徐々に理解し出すシーンの演出はなかなか面白かったと思います。アントニオ・バンデラスが詩人という設定だから、耳学問にすぐれているということなのかな? 村を襲う謎の集団ですが、熊の毛皮を着た未開の戦闘的な集団ということなのかと理解したのですが、最後まで、彼らがなぜ襲ってきたのかという理由がわかりませんでした。「七人の侍」をモチーフにしている感じもしますよね。12人のバイキング達の個性が今ひとつ明確に描かれなかったのは、もったいない気がします。12人のリーダーが、一族の王に就任するくらいの人物だという根拠が希薄だったし(まさか犬に慕われたこと?(笑))、なぜバンデラスが選ばれたのかの謎もあるしねえ。バイキング達の役者の個性はけっこうあったのだから、もう少し人物の背景を描いてくれたら8点だったのに。ただ、バイキング船なんかはとてもいい雰囲気が出ていたし(パソコンゲームの"Age of Empires Ⅱ"に出てくるのとそっくり!(笑))、北欧の人種の大きさを示すために、アラブの白馬を犬扱いする件も面白かったし、当時の文明先進国のアラブ人が未開のバイキングの治療法に文句を言う件も面白かったです。また、伝説の”火を噴く巨大な蛇”というのも演出として面白かったです。当時の歴史的な背景を考えながら観ると面白いのでは? 余談ですが、故郷に帰るとき、バンデラスはあの女性を連れて行くと思っていました。そう思った人いますか? <2003年12月24日点数変更> 【オオカミ】さん 8点(2003-10-21 13:59:30) (良:2票) |
4.体裁としては、北欧を舞台にしたスペクタクル史劇。なんだけど、ノリとしては、騎兵隊の精鋭たちがインディアンを相手に戦う西部劇ですな。だって、謎めいた一族が乗ってる馬にほどこされたペインティングは、どう見たってインディアンのそれと同じだし。このあたり、これまでも自作で西部劇へのオマージュを捧げていたジョン・マクティアナン監督の趣味が、遂に全開! といったところか。原作者マイケル・クライトンは不満だったろうけど、ぼくとしちゃ、マクティアナンの方にこそ肩を持つね。バンデラスのキャラクター設定も物語に趣向を与えているし、CGではなく”本物志向”なセットも重厚感たっぷりだし(そりゃア130億はかかるわなあ)、面白いじゃん、この映画!! 【やましんの巻】さん 8点(2003-07-23 17:55:07) |
3.制作費130億?そんなにお金掛けてるかな~? ジョン・マクティアナンとマイクル・クライトンがけんかをして撮影が途切れ、一部をマイクル・クライトン自身が監督したりしたから制作費が膨らんだだけに思えたけど・・・? 映画化してみれば「7人の侍」バイキング版になってしまったって感じで、作品自体はマイクル・クライトンらしくなく、単純明快で純粋に楽しみました。でも個人的には、俳優さんたちが何故か同じ顔に見えて、ちょっと混乱したところも・・・・・? 【イマジン】さん 8点(2001-09-18 12:25:19) |
2.13人を見分けるのが大変だった。一体誰が死んだのやら、サッパリ。長もイーけど、よく偵察とかしてた人もカッコよかった。 【長ねぎ】さん 8点(2001-01-13 00:12:58) (良:1票) |
1.面白かった、というか静かな感動のある好い作品だと思うのです。バンデラス扮するイスラム人が、バイキングの言葉を覚えていくところの描き方など、上手いなあと思いました。 【すず】さん 8点(2000-09-13 01:29:51) (良:1票) |