2.《ネタバレ》 ジャン=ポール・ベルモンドとデヴィッド・ニーヴンとイーライ・ウォラックが体を張ってコミカルな演技をさせるとここまで面白くなるもんなんか。コメディ映画でも演技力はものすごく大事なんだなと実感させられる一品。どこへ行っても澄ました顔でコテコテなワザでまんまと危機を回避してしまうベルモンドとそれに振り回されるブールヴィルのコンビたっだり女たらしで少し間抜けなニーヴンと妹束縛しいだけどちょいと間抜けなウォラックのコンビも素晴らしく小ボケを挟んだ違った意味での演技合戦は見ごたえあり。シナリオがちゃんとできているのでドタバタながらもコミカルさとアクションの組み合わせが絶妙でこの映画から「ルパン三世」で使われたシーンが多いようにも感じます。ラストの船上での3人の会話が楽しそうすぎてうらやましい限りです。オープニングとエンディングのオシャレ感はちょっとエグイ。