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血とダイヤモンド

[チトダイヤモンド]
1964年上映時間:96分
平均点:8.50 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
アクションモノクロ映画
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タイトル情報更新(2022-11-17)【イニシャルK】さん
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監督福田純
キャスト宝田明(男優)黒木
水野久美(女優)利恵
佐藤允(男優)小柴
夏木陽介(男優)児玉
藤木悠(男優)跡部
砂塚秀夫(男優)手代木
石立鉄男(男優)ジロー
志村喬(男優)秋津
田崎潤(男優)宇津木
遠藤辰雄(男優)
内田朝雄(男優)沼田
中北千枝子(女優)浅子
伊藤久哉(男優)野々沢
中川ゆき(女優)津奈子
オスマン・ユセフ(男優)ポール
脚本小川英
製作田中友幸
宝塚映画
配給東宝
美術竹中和雄
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1.《ネタバレ》 3億6000万円相当の価値があるダイヤ原石を税関前で強奪することを計画する宇津木組(ボスは田崎潤)。ところがその計画は思わぬルートで漏れて、小柴(佐藤允)がかき集めた四人組によってダイヤは横取りされてしまう。ダイヤの保険を引き受けた保険会社から調査を請け負っていたゴロツキ私立探偵黒木(宝田明)は、ダイヤを警備するガードマンの線から利恵(水野久美)が強奪に絡んでいると見抜いて保険会社と密約してダイヤ争奪に割り込んでくる。神戸港の倉庫に逃げ込んだ小柴一味だが、小柴は犯行の際に負った銃創がどんどん悪化してゆく。彼らは町の外科医・秋津(志村喬)父娘を拉致して来て、小柴を治療させる。こうしてハイエナされた宇津木組やダイヤ故買商、そして警察も含めた一夜限りの大乱戦が幕を開けるのであった。 監督の福田純は捻ったストーリーを書く東宝の脚本家として知る人ぞ知る存在ですが、監督としてはその才気が邪魔したのか評価は決して高くない。その中でも『百発百中』と並んで本作は隠れた傑作として名高い。どちらも宝田明が主演で、この両名はコンビを組むと不思議な化学反応が起きるみたいです。この映画は佐藤允一味や水野久美たちの背景事情などはほとんど語られることはないストーリーテリングですけど、ほぼ一晩の佐藤允一味・志村喬親子・宝田明の言動だけに絞った脚本には東宝には珍しいフィルムノワール色が濃厚です。とにかく序盤を過ぎると登場人物たちの裏切りの連続、まるでゲーム理論で言うところの“囚人のジレンマ”を具現化したような壮絶さです。まあ警察以外では志村喬親子以外は大なり小なり悪人なんですが、意外とそれまで演じることが少なかった水野久美の悪女キャラが彼女のイメージ通りでかえって新鮮でした。行き掛かりで宝田明と文字通り“血を分けた兄弟分”関係になった佐藤允ですが、劇中ずっと銃創で悶え苦しんだ挙句の壮絶な死にざまは見事です。 悪党一味はそれぞれが普段のイメージとちょっと違う演技を見せてくれたのが良かったですけど、志村喬だけは『生きる』の主人公の様ないつものキャラでした(笑)。
S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2023-01-13 22:34:33)
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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 8.50点
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8150.00%
9150.00%
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