県庁の星のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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県庁の星

[ケンチョウノホシ]
2006年上映時間:131分
平均点:5.64 / 10(Review 96人) (点数分布表示)
公開開始日(2006-02-25)
ドラマコメディ政治もの小説の映画化
新規登録(2006-03-02)【rothschild】さん
タイトル情報更新(2021-12-30)【イニシャルK】さん
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監督西谷弘
キャスト織田裕二(男優)野村聡
柴咲コウ(女優)二宮あき
佐々木蔵之介(男優)桜井圭太
石坂浩二(男優)古賀等
酒井和歌子(女優)小倉早百合
和田聰宏(男優)浜岡恭一
紺野まひる(女優)篠崎貴子
井川比佐志(男優)清水寛治
益岡徹(男優)浅野卓夫
奥貫薫(女優)佐藤浩美
ベンガル(男優)来梄和好
渡辺哲(男優)根岸秀作
矢島健一(男優)北村康男
山口紗弥加(女優)田畑美香
梅野泰靖(男優)長島龍二
中山仁(男優)篠崎威嗣
諏訪太朗(男優)万引き男
濱田岳(男優)二宮学
有薗芳記(男優)渡辺正美
しみず霧子(女優)篠崎佳枝
青木和代(女優)藤村華子
奥田達士(男優)入来剛
大高洋夫(男優)塩見秀憲
原作桂望実「県庁の星」(小学館刊)
脚本佐藤信介
西谷弘
音楽松谷卓
撮影山本英夫〔撮影〕
木村信也(撮影助手)
水口智之(撮影応援)
製作亀山千広
島谷能成
亀井修
細野義朗
東宝(「県庁の星」製作委員会)
小学館(「県庁の星」製作委員会)
フジテレビ(「県庁の星」製作委員会)
S・D・P(スターダストピクチャーズ)(「県庁の星」製作委員会)
博報堂DYメディアパートナーズ(「県庁の星」製作委員会)
プロデューサー石原隆〔製作〕(エグゼクティブプロデューサー)
市川南〔製作〕
臼井裕詞
前島良行(ラインプロデューサー)
配給東宝
録音武進
その他東京現像所(現像)
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未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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96.意外と面白かった、けど。 残念なことに、主人公、野村聡の私生活がほとんど見えないんです。どうして、131分もありながら、彼の部屋での暮らしぶりを映そうとしないんでしょう? 彼、独身男性でしょう? 一人で自炊してたり、洗濯物を干していたり、いびきかいて爆睡してたり、そういう姿に人間味や生活感を感じるってものです。これだから、本当に「県庁」の人にしか見えないし、野村聡ではなくて織田裕二なんですよ。 まぁ、一般庶民の暮らしに放り込まれてみて、「事件は会議室で起きてるんじゃない! 現場で起きてるんだ!!」てのは身に染みてわかったと思うけど。
タケノコさん [DVD(邦画)] 5点(2021-09-29 12:04:32)
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95.《ネタバレ》 意外や意外、前半はけっこう面白かった。 しかし中盤以降、織田裕二が唐突に転落してからの復活物語は、ああやっぱりという感じ。まず柴咲コウのキャラが、いかにも日本のドラマや映画によく出てくる万能系で残念。機転が利いて、気配りができて、謙虚でありながら芯が強くて、いろいろお見通しという、こんなヤツいるかよパターン。その時点で興味は半減します。 それから終盤の織田裕二の演説はカッコよかったけれど、民間企業で学んだことが「仲間」だの「助け合い」だのというのがなんとも…。そういうことは学校の部活で学んでこいよと。最終的に仲間内でワッと盛り上がって肩を叩きあってしまうあたりも、やはり日本のドラマや映画によくあるパターンかなと。個人的には冷める一方です。 ただ最後の最後、酒井和歌子知事の〝緑のたぬき〟な感じのオチは意外。こういうのは好きです。
眉山さん [インターネット(邦画)] 6点(2021-09-22 01:58:09)
94.昔の連ドラみたいなシナリオだったけど、集中しなくてもわかり易く、好きな織田裕二主演でもあり、面白かったですよ!
SUPISUTAさん [インターネット(邦画)] 7点(2021-09-08 20:15:23)
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93.《ネタバレ》 個人的に大好きで、もう何度も見た作品。初見時は映画館、以降DVD。  「行政」と「民間(企業および個人)」の意識差、感覚差、現実、および理想を描いた作品で、作品の主張として「行政批判」に6:4で寄っている、という感じがする。「行政官はもっと一般市民の視点に立って現実を理解し、動かないといけないよ」「でも一般市民も専門知識を持った行政官から学ぶこともあるよ」という形。本作の主人公とヒロインがまさに、行政官(県庁職員)の男とパート(スーパーの店員)の女性、である。  主眼は行政と民間であるが、本作は行政、政治、民間企業、国民(県民)という「行政に関係する者」が幅広く描かれる。、視点は当然主人公である行政官視点。しかし、感情移入しやすいのはヒロインであるパートの女性側か。  脚本、構成、細かい演出、役者とキャラクター、カメラワーク、BGMは素晴らしい。涙あり笑いあり、普通に面白い。ただ、行政に関する実情把握、なしい精査不足感が若干ある。まあ中に入って密着取材、とはいかないだろうから仕方がない部分とも言えるが。  本作の主人公、野村(織田裕二)が最終的に異動した生活福祉課はいわゆる生活保護に関する部署で、確かに生活福祉課に異動すれば地域を飛び回り、住民と触れ合う、というのが基本業務とはなるものの、地元業者や各種民間団体と交流を図る、というのは担当業務範囲外のことである。というより、業務量の観点からそんなことをやっている余裕、暇はない。 また、そもそも野村は係長級であるから、実際に外に飛び回るのは野村の役割ではない。係長級の役割は、一般職員が行った業務結果に対しての決定もしくは非決定の判断を下すこと(決裁)、および係の統制であり、冒頭で野村自身が言っていたように、そもそもそういった「地域を飛び回る」という業務は、市区町村が行っているものである。 更に、「保護の申請窓口は市区町村」であることは正しいが、県庁に相談に来たものに対して何らの対応もしない、というのは誇張表現である。保護が必要と自己申告する者が窓口に来た場合、「適当にあしらって追い返す」は現在のところ実際上あり得ない。「内容を聞き、案内をする」が正しい。この点からも、ああ、行政はこんなヒドい機関なんだな、ということを伝えたいんだなあ思えてしまう。まあ映画上の演出ではあろうが。  本作の描き方として面白いのが、政治に属する古賀議長が県民をないがしろにし、行政に関する野村が県民の味方をする、というところである。 政治とは「国民(この場合県民)の総意を決定し、その総意に基づいた法を立案、制定すること」、行政とは「政治によって決定された法に従って事務を行うこと」である。国民が全員意見を言っていたら収集がつかない、だから代表として議員を選ぼう、そして議員に代弁してもらおう、というのが政治であり、つまり、政治家とは国民の代表であり代弁者であるが、その政治家が国民(県民)をないがしろにしている、という描写。ここに、行政批判とともに政治批判も見受けられ、端的にいえば「自分の利益が大事なのはわかるけど、もっと皆協力しようよ。みんなが協力しあえば今より更に個人にとっても良い結果になるじゃん」という主張が見受けられる。  まあ要するに、日頃から普通の人が思う視点、見える視点、そして自分が置かれている現実、といったものに訴えかける、というか共感できるような作風であり、それゆえ共感もでき、入り込みやすく、そこに人間関係や言葉のひとつひとつの響き、といった感情面での要素が加えられ、「エンタメながらもまあ学べることはあるよね」という、まあありがちではあるものの見ておいて損はない、全体として非常に面白い作品に仕上がっている、と思います。
53羽の孔雀さん [映画館(邦画)] 9点(2019-09-07 20:35:10)
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92.《ネタバレ》  これは面白い。  失礼ながら期待値は低かっただけに、嬉しい不意打ちを食らわせてもらった気分です。   劇中においても、こういった気持ち良い「不意打ち」が幾つかあって、特に印象深いのは主人公が婚約者に振られてしまう場面。  ここは観客の自分としても、主人公の気持ちとシンクロして「出世コースから外れたので振られてしまった」とばかり思っていたのですよね。  けれど、実際はそうじゃない。  「私の事を見てくれなかった」のが破局の理由であり、思い返せば、確かに伏線(=主人公は仕事について考えてばかりで、彼女のウェディングドレスを選ぶ際にも上の空)が張られていたのですよね。  これが「理不尽な裏切り」ではない「心地良い意外性」となっており、自分としても、この場面をキッカケとして(これは思っていたような映画とは違うぞ……)と襟を正して観賞する事が出来たように思えます。   潰れそうなスーパーを主人公が再生させる話といえば「スーパーの女」という先例が存在しており、あまり目新しさは望めないだろうと覚悟していたのですが、そんな予想も覆される事になりましたね。  あちらの作品は、ちょっと意地悪に解釈すれば「絶対的に正しい主人公が、間違っているスーパーを改革する話」という、やや一方的な内容であったのに対し、本作では公務員の主人公と店で働くヒロイン、それぞれに「正しい部分」「間違っている部分」が存在しており、対立を経て互いに認め合い、欠点を補完し合っていくという内容なのです。  それが非常に好ましいというか、自分の感性に合っていたように思えますね。   他にも「水で手を洗おうとしたら、蛇口が汚くて躊躇する主人公」という些細な描写で、その性格を端的に示してみせる辺りも好みでしたし「プライドの高さゆえ僅かなお辞儀しか出来なかった主人公が、研修期間を終えて店を立ち去る際には深々と頭を下げる」というベタな演出を挟んでくれる辺りも心地良い。   最後の最後で、店を守る決め手が「カンニング」という辺りには幻滅しかけましたが、そこで、またまたサプライズ。  それまで役立たずとして描かれていた店長が、意地を見せて店を守る形となっているのも嬉しかったです。   現実的な題材であるにも拘らず、そこかしこにリアリティの乏しい部分が見受けられる事。  主人公とヒロインが恋愛関係になる必然性は無かったように思える事。  そして、店のパートと行政パートが、あまり密接に絡んでいない辺りなど、色々と粗も目立ってしまうのですが、それでも全体としては長所の方が多かったかと。   研修を通して主人公が学んだのは「素直に謝る事」「素直に教わる事」「何かを成し遂げるには、仲間が必要だという事」と語る件も良かったですね。  完全無欠のハッピーエンドとはいかず、女性知事の狡賢さ、強かさを見せ付けるシニカルなテイストも備えており、それで後味が悪くなるかと思いきや、主人公は全て承知の上であり、前向きな姿勢と共に終わってくれたのも素晴らしい。  「そう簡単には通らないはずだ」「でも、諦めない」という、一時的な努力だけで済まさない、努力を継続する決意の恰好良さが伝わってきました。  その第一歩が、県庁におけるエスプレッソの有料化という、非常に小さなものであった辺りも、ユニークな落としどころだと思います。   面白い、楽しめたというのは勿論ですが、それ以上に「気持ちの良い映画」でありました。
ゆきさん [DVD(邦画)] 7点(2018-05-15 14:17:11)(良:2票)
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91.《ネタバレ》  この作品は、どちらかと言えば、もちろん面白い作品です。  ただ、はっきり『ドラマ向きの作品』じゃないかな、とも思えます。尺が長いし。前半のテンポは決して良いとは言えません。これが、40分ドラマ3本という感じで見ると、メリハリが出たかもしんないです。  全体通しての山場は3箇所でしょうか。一つ目はスーパー再生のシークエンス。二つ目は県議会での野村のプロジェクト改善案演説。3つ目はスーパーの再検査。どれもそれなりの盛り上がりを見せます。  特に、スーパーでのシナリオは、ほとんどサクセスストーリーの体で描かれているため、かなり爽快です。スーパーのスタッフと、野村が次第にお互いを認め、協力していくのですから、そりゃあ見ていて清々しいです。  その一方、県のプロジェクト及び県議会の人たちとのやり取りは、苦々しいことこの上ない。唯一の味方かと思われた小倉知事でさえ、やはり中身は他の議員と変わらない政治家の本性を見せるわけです。いや、民間に対して理解がある風を装っている分、議長よりよほどタチが悪いと言えるかも知れません。社会派ならではの苦味を残すどんでん返し。すっきりしない結末。『リアル風味の大人ファンタジー』という目線で見ていたら、ラストは勧善懲悪を期待するところですから、この決着が好きじゃない人もいることでしょう。  救いなのは、野村がそれを承知しているのがわかる、ラストのセリフ。『そううまくはいかないだろうな。でもあきらめない。』という言葉と、『エスプレッソ1杯100円』の小さな改革に、小さな希望を残しているのがこの映画の良心。また、プライベートで、二宮との幸せを予感させる最後のやりとり。苦味を残しながらも、清涼感を感じる終わり方になっているのが良いですね。  
たきたてさん [DVD(邦画)] 6点(2018-05-13 21:59:09)(良:2票)
90.《ネタバレ》 とにかく薄っぺらい。エリートが裏切りに遭って挫折し、そこから立ち直っていく……という有り過ぎるほどよく有る話に、スーパーの再建を絡めた構成なんだが、どちらも何から何まで中途半端。とくにスーパーの再建エピでは『スーパーの女』の足元にも及んでおらず、伊丹十三のスゴさを再確認。弁当の話にしても倉庫を整理する話にしても、スーパーや消費者をバカにしているとしか思えないような安直な展開は、何の実調査もせず如何にも頭の中でのみ捏ね繰り回した脚本といった感じ。まあ、最後の酒井和歌子演じる知事も所詮は役人であり、主人公もそれを分かっていた、という捻りは評価しますが。ともあれ、ビデオで十分、それも観るなら時間が有り余って余程他にすることが無い時に、ってな映画。
TERRAさん [ビデオ(邦画)] 4点(2018-04-08 12:43:45)
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89.前知識ゼロで観ましたが、中々面白かった。 しかし、Aチームの弁当の売り上げが急激に伸びたのは、解せぬ。。。
へまちさん [DVD(字幕)] 7点(2017-12-06 22:22:00)
88.《ネタバレ》 いい映画です。前半、織田裕二可愛そうだったけど、後半はよかった。何度か観たことあったんだけどコメディなんですね、確かに面白い。枕のおばあちゃんとか、ズサン過ぎる在庫管理。古い揚げ物、水?で出来立てにするとか・・・びっくり。最後の「前向きに検討する」・・・期待しちゃったなぁ~
新しい生物さん [DVD(邦画)] 6点(2015-03-25 01:04:01)
87.《ネタバレ》 スーパーの営業危機を乗り越えてく部分において、かなりあまい事になっていましたね。そのスーパーの部分において、井川比左志演ずる清水店長が間一髪で店を救ったみたいな部分がありますが、ちょっと待てい! 査察で引っ掛かってしまえば休業だ。しかも二度目の査察だ。休業になったら何十人もいる正社員やパートの給料は一体どうなる 彼ら彼女らの給料と生活は一体どうなる 笑い事じゃないぜよ店長さん もっとしっかりしたって!客だけじゃなくって多くの従業員の生活と命がかかっているんだよ! 冗談じゃないスよ こんな店長頭に据えているようでは。プンプン。店長も店長だが、人事に難アリ、その瞬間の運で営業停止を免れられるか免かれないかなんてそんな紙一重な事やっているような店舗運営には喝!官僚サイドの闇な部分をチクチクッと暴くてくのも悪くはないが、大多数の人間はスーパー再生物語のほうに目は行き楽しみ追ってみてる事になっているはずだ。出来れば、こんな綱渡りの恐怖感はナシにしていただきたい そのへん勘弁。コメディとして笑えない。
3737さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-11-26 22:03:14)(良:1票)
86.とてもありきたりな内容だけど、その分安心して観ることができる。お役所と民間というありそうであまりないテーマはなかなか面白い。
nojiさん [地上波(邦画)] 6点(2014-11-02 19:19:32)
85.こんなものなら自分でも作れそうなきになってしまうクオリティ
aimihcimuimさん [DVD(邦画)] 4点(2014-09-17 00:44:18)
84.《ネタバレ》 最後に含み?があったのがよかった。テレビドラマで良い感じ。
なこちんさん [地上波(邦画)] 5点(2014-02-14 01:13:03)
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83.《ネタバレ》 民間の視点を研修するためにスーパーに派遣される県庁のエリート。 その役が織田裕二で、以降は予想通りの展開。 お役所的なマニュアル通りにしか動けないので、指導役のパートリーダーである柴咲コウとはお約束の対立関係。 派閥の関係でエリートコースから外され、婚約も解消されてズタボロ状態。 そんな時に潰れかけたスーパーの再生に必要とされたことから気持ちを入れ替えて尽力し、見事売り上げも伸ばしてめでたしめでたし。 県庁に戻って出世ではなく県民のために働くようになるなんて、恥ずかしいほどストレートで何の裏切りもない。 と思っていたら、最後に正義の味方っぽかった知事がやらかしてくれた。 せめてそれくらいないと味も素っ気もなかったところ。 公務員に対する一般市民の不満は織田裕二が代弁してくれるから、少しは溜飲が下がるけど。
飛鳥さん [地上波(邦画)] 5点(2013-06-19 23:03:45)(良:1票)
82.原作未読。この程度の映画に、こんなことに目くじらを立てるのも大人気ないと思うのだが、敢えて書いてしまいたい。食品卸業界の内情を知る者として、現在、このような在庫管理を、あの規模のスーパーにさせている卸は「ない」と断言できる。そもそも、(特に中堅以上規模の)小売というのは、消費者には平身低頭、卸・メーカーには尊大で、損の押し付けを当然のごとくしてくるのがこの世界ではジョーシキ。なので、在庫管理を卸にさせている、といっては聞こえが悪いが、卸の方がむしろ積極的に在庫管理から棚への陳列方法に至るまで提案しているのが現状。こんなスーパーを取引先に抱えてしまっては、卸にとっては自殺行為、なのである。というわけで、この映画のお話の設定は何時代なわけ? と言いたいのだが、見たところ、少なくとも2000年以降の日本のようなので、この段階で、このオハナシは決定的なリサーチ不足ということになり、見る人が見れば大前提が誤った「大シラケ話」なんだよね。フィクションってのは、当たり前だけど、デタラメと同義じゃぁないんだよ。大きなウソはアリだけれども、大きな間違いはダメである。大きなウソとは、ゾンビとかタイムマシンとかである。大きな間違いというのは、ちょっとその道の知識のある人間(決して専門家とまでは言わない)が見れば「あり得ない」ことである。調査・取材すれば明らかに「オカシイ」と分かることを、製作側が手間と努力を怠り「オカシイ」と分からないまま垂れ流していることである。大半の観衆は騙せても、騙しきれない人も必ずいるわけで、そういう存在を恐れない製作者というのは、私は製作者としてサイテーだと思うし、恥を知れ、と言いたい気分。まあ、別にこの作品に対しては、そこまで言う気すら起きないけどね。だって、ほかの部分も志の低さが露呈しているもの。だいたい、「野村、お前、最近変わったな」などとセリフで言っちまってどーする? ソレがこの映画のキモでしょーが。しかも、織田と柴咲の描き方はあまりにも類型的で展開が丸見え。おまけにダラダラ長い。でも、なんと言っても一番アホらしいのは、アホらしいと言いながら時間を割いて見てしまったこの私。
すねこすりさん [地上波(邦画)] 2点(2013-06-10 23:27:20)(良:3票)
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81.「行政改革とは組織や制度を変えることではない。そこに生きる人間たちの意識を変えることだ」とはよくぞ言ったもの。私は心から拍手を送りたい。 この映画は、何も変わろうとしない行政と、売り上げ向上のためにはコスト削減をも辞さない民間との対比を実に鮮やかに描いている。初めは皮肉をこめたコメディかと思ったが、なかなかの感動作だったと思う。実にいろいろなことを教えられた。なかでも素直に誤りを認め、素直な気持ちで教わる。何かをなすためには協力が必要なこと、当たり前のことだけど私たちが忘れかけていることを思い出させてくれる映画だった。 それにしても、「県庁さん」と「店長さん」がうっかりすると同じように聞こえ、紛らわしかった。
ESPERANZAさん [DVD(邦画)] 8点(2012-06-07 23:41:32)(良:1票)
80.《ネタバレ》 非常にありきたりなストーリーというか展開ですがまーまー暇なときに観るにはいいでしょう。ココロはいっさい動きませんのでその点、安心して観れますよ。『こーゆー作品創っとけばいいんでしょ?』ってのが、なんだか悲しいですけどね。
ろにまささん [DVD(邦画)] 4点(2012-02-28 17:32:06)
79.映画的にはよくありがちな都合の良い話で、おもしろくは鑑賞できる。それよりもこの映画による社会への感化はゼロではないだろうし、そういう面で評価できるかな。
afoijwさん [DVD(字幕)] 5点(2012-01-09 19:50:21)
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78.《ネタバレ》 よくも悪くも織田裕二の映画。 ストーリはよくありがちな内容であったが、織田裕二の演技に感激。 公務員の傲慢な態度から、気まずいながらも誤っている姿の移り変わりがうまい!スーパーの従業員が徐々に織田裕二に引かれていくもの頷ける。
たこちゅうさん [地上波(邦画)] 8点(2011-03-28 23:06:56)
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77.《ネタバレ》 率直なところ意外に観れた。 2時間のドラマとしてみるにはちょうどお手頃な惹き付け感があります。 しかし、これを映画館には観に行けないなー。このパターンは大体予想のつくもののオンパレードだから、どなたかも書かれていたように予定調和と内幕バラシ的なものを楽しむ映画ですね。そもそも公務員は人々の事を考えるべき立場にあり、それを改心する事自体それ以前の問題。それを感動にもってこうとするのは気に食わないですねー。スーパーの場面だけでも良かったと思います。あとあの弁当捨てるなら拾いに行きますよ。つかいまわし発覚で廃業した今話題のあそことダブッて、惣菜のチェッククリアしたら許される問題じゃーないんでは?それに必要な事項を知らないで営業していざという時どーすんの?なんか直面した問題の自己防衛ばかりに気がいって、結局消費者置き去りの自己満足をそのまま描く感覚がまずいのでは?
森のpoohさんさん [地上波(邦画)] 4点(2011-03-25 10:03:15)
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【点数情報】

Review人数 96人
平均点数 5.64点
011.04%
100.00%
233.12%
355.21%
41212.50%
52020.83%
62425.00%
72222.92%
877.29%
922.08%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.54点 Review11人
2 ストーリー評価 5.18点 Review16人
3 鑑賞後の後味 5.06点 Review16人
4 音楽評価 4.91点 Review12人
5 感泣評価 3.41点 Review12人
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