《改行表示》87.《ネタバレ》 見どころはもちろん、緊迫のポーカー勝負の場面。ルールに詳しくなくても観る者をマットと一体化させて緊張を煽ってゆく演出がすごい。私は喉がからっからになりました。「マイク帰れ、帰るんだ!」とも叫びましたし。 悪友が巻き込んだトラブルをどう収めるのか、また将来をどう選択するのか、など主人公に課題を複数抱えさせ、きちんと全部回収した脚本も巧い。文句なしのラスト。温情溢れる老教授の存在は無くてはならないですし、プロのプレイヤーとしてクニッシュを置いたのも良い。彼は「欲を出さない」ことを基本理念に15年ものキャリアを誇り、マイクに”正しい”教示を与える。で、マイクは知っているのです。クニッシュも元カノも正しいということを。しかし才能を抱えるゆえに心の奥では「小さく稼ぐ」ことに納得がいっていない。敬意を抱く先輩プレイヤーの教えも、教授の示唆もマイクにとって逆に働くのが人生の綾というか、おもしろいなあと思います。 マット・デイモン、初々しいですねえ。賢いキャラがほんとにハマる人です。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-05-10 23:55:00) |
86.最後の勝負少しあっさり終わった感が無きにしも非ずだけど、全体的に緊張感があって面白かった。 【miso】さん [地上波(吹替)] 7点(2015-05-30 04:05:26) |
85.《ネタバレ》 エドワード・ノートン最後出番なし!? 結局うまくできない奴で終わってしまって何かもったいないなぁ~。ポーカーに興味がある人は面白いとは思うけど、あんまし興味がないからよくわかんなかったかな?独特の緊張感は伝わってきたかとはオモイマスハイ 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 5点(2015-01-31 13:32:31) |
《改行表示》84.《ネタバレ》 ギャンブルならではの緊張感が伝わってくる良質のギャンブル映画。ただ、ポーカーがわかっていることが前提のストーリーですので、ポーカーのルールをまったく知らないと、この作品の面白さが半減してしまうかもしれません。せめて、ワンペア~ロイヤルストレートフラッシュまでの手の強さの順番と、その手を作るのがどれくらい難しいか、…くらいの予備知識は必要でしょうか?ただカードの引き方や、レイズの仕方、パスのルールなんかは僕も知らないものでしたので、その辺は知らなくても作品を楽しめることはできると思います。 ただ、こーゆー題材だからこそ、誰が見てもわかる工夫ってのが、もしかすると必要なのかもしれないですね。 今作では登場人物同士の力関係もまた面白いものがあります。エドワート・ノートン演じる主人公の友人ワームは、迷惑かけるだけの存在に終始してしまって、いささか残念でありました。『ワームは僕らの名前を売らずに、刑務所に入った。そのおかげで、僕は高校を卒業することができた。』ってエピソードを語らせておきながら、劇中ただ主人公を苦境に立たせるだけの役割だったのは正直不満です。せめて、主人公がラストで尻拭いをした後のワームとのもう1エピソードくらいは欲しかった。 ジョン・マルコヴィッチ演じるテディは素晴らしかったです!悪役・敵役ではありますが、外道ではないです。悪の美学を感じさせてくれます。勝負が終わってからの、『こいつはイカサマもしていない。金をやれ。』の一言はかっこよすぎます。 最後に、教授。彼の存在、彼の人生談により、『人生の目的』という大きなテーマをさりげなく提示しています。ただ、本作では主人公の置かれている状況が切羽詰りすぎているため、そんな悠長なことまで思考がまわらないのが現実です。見終わったあとは、夢を追いかける主人公への高揚感よりも、すべてが丸く収まったことに対する安堵感のほうが大きかったですね。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-10-13 01:51:14) |
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82.この頃のアメリカ映画で主演がマット・デイモン、ギャンブラーの映画となれば、だいたい話の展開は予想の範疇。でも変に捏ね繰り回さず、ど真ん中ストレート勝負だったのが良かったと思います。心理戦となると、個人的には「アカギ」のようなコテコテ感の方が好きですが、一般的にはこういう感じの方が受け入れられやすいんでしょうね。 【ramo】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-03-07 21:58:13) |
81.《ネタバレ》 いかにもという感じの役柄であるM・デイモンはともかくとしても、E・ノートン以下脇を固める曲者俳優たちの濃くて絶妙な演技には引き付けられました。“KGB”マルコヴィッチのほとんどバカ演技と言ってよいほどの怪演も凄かったけど、中年で堅実なギャンブラーのJ・タートゥーロの生きざまがとってもリアルです。デイモンの借金お願いをきっぱり断るところなんか、単にタートゥーロの小心さを感じる人が多いだろうけど、たとえ友人だろうとも一線を画すというギャンブラーとして一本筋が通った生き方だと私は思うんですよね。 プロのギャンブラー同士ではお互いに見破る眼力があるのでイカサマはしない。逆に素人にはプロのイカサマはまず見抜けないものであるが、素人の警官にイカサマがバレてE・ノートンが袋だたきにされるのは、ちょっとリアリティとしては疑問でした。 安易にスタイリッシュな撮り方をしていないところは好感が持てる、ギャンブル映画の秀作です。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-02-28 00:05:24) (良:1票) |
《改行表示》80.《ネタバレ》 全体の印象としては、『グッド・ウィル・ハンティング』の裏面としてのこの作品を捉えている。 これはわかりやすいと思うので以降は別の観点から。 テーブル上のコントロール可能な空間との対比として、コントロール不可能な対人関係が徐々に自分を苦しめていく。最終的には教授の援助が無ければ最終的には切り抜けられなかったわけだが、それを含めて、鼻を折られたインテリが、「人間」を学んだ上での再起、そして、あえて再度それを乗り越えての、実力のみのチャレンジに挑むという一連の流れが潔い。 KGBとの初回の負けは実力の負けではなく、それはチャンピオンに勝った直後の、慢心による負け。2度目の最終戦は必然の勝ち。作品を通じての更なる成長で見えなかった(KGBのクセ)が見えるようになる。更にそれを捨て、「それで勝てなければその程度」と挑んだ最終戦に完勝する。 最終戦をあえて抑えた演出で、ありがちな「ストレートフラッシュで逆転!」みたいにしなかったのが良い。 最終戦までの布石として現実でほぼ出る可能性のないフルハウス以上は「イカサマ」という演出で、否定される。 その上で無粋だがあえて解説すると、 最終カードスペードAでKGBの「Aではだめだったろ?」は、フラッシュがありえない状態(4枚目がクラブ以外でないとフラッシュの確率は消滅)では、マイクは事前に出ている6・7・10・2のどれかの2ペア以下想定(最初の2+3枚でのストレートの可能性は0ではないが確率的に除外したと思われる) →5枚目Aでフルハウスにならなかった(=場のカードでペアが出来なかった) それに対し自分(KGB)は6・7・10どれかでの3カード(おそらく10)で勝ちを確信!←実は負け。 通常は、作品冒頭の勝負のようにKGBのカードを見せてこれを演出するが、ここではあえて最初にこちらのストレートを見せ、更に4枚目のクラブ2(=フラッシュが無いので実質勝ちの確定)で、以降は表情の読み合いを鑑賞者に「みせてくれてる」。 良作です。 【楊秀清】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2012-08-15 23:26:07) |
79.《ネタバレ》 これまだレビュー書いていなかったとは。結構面白い。ポーカーの世界大会があるなんて知らなかったし、友人のせいで道を踏み外していく過程も面白い。最後のポーカーの駆け引きで観客が置いてけぼりになると思う。 【承太郎】さん [DVD(吹替)] 7点(2011-07-23 21:02:54) |
78.こう言ったら怒られちゃうかしら、マットディモンって織田ゆうじ氏とかぶるところがある感じがします。脇の役者たちがいい仕事をしていた、特にタートゥーロやマルコヴィッチが。ポーカーはよくわからない、商品100万ドルが出るワールドシリーズがあるなんて、日本では考えられない。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-09-02 11:41:03) |
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77.《ネタバレ》 ○なんか何が言いたいのかよく分からない映画だった。単に自業自得のような気が…○相変わらずエドワード・ノートンの芸達者振りには唸らされる。はっきり言って、当時のマット・デイモンでは太刀打ちできないレベルだ。訳の分からんロシア人を演じているジョン・マルコヴィッチもさすがだが。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-11-29 12:10:06) |
76.ジョンタトゥーロ、ジョンマルコヴィッチ、マッドデイモン、エドワードノートン、これだけで見る価値大。 【おっちょ】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-08-15 13:22:50) |
75.面白かったです。これから、私も友人たちとテキサスホールデムポーカーを楽しもうと思います! 【よしふみ】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-03-20 18:46:13) |
74.《ネタバレ》 ここでの評価が高いのにビックリ! 何が言いたいのか分らない映画だった。法学生の転落人生を描きたいのか? それともギャンブラーなんてこんなモンさという皮肉? 主人公に明確な目標や夢も無く、ただ友人の尻拭いでドタバタしてるだけ。展開も遅いし、大した山も無い。クライマックスであるはずのマルコヴィッチとの勝負も、あの描き方で楽しめるのは余程のポーカー好きだけじゃないか? まあ、冒頭の敗戦を伏線に踏まえての描写なんだけど、双方の手が分からないので駆け引きやブラフも明らかでなく、観ていてハラハラもドキドキもしない。デイモンが勝つに決まってるしね。w ノートン演じる友人も、迷惑を掛けるだけ掛けておいてヤバくなったら街から逃げてお終い、みたいなのも納得いかないなぁ。 【TERRA】さん [地上波(字幕)] 3点(2007-12-08 15:48:16) |
《改行表示》73.《ネタバレ》 堅実に生きるか、刺激を求めるか、という葛藤を扱うのに結局どちらもギャンブルに舞い戻るなんて・・・社会性を考えると負けるしか選択肢はないのに、どうするんだろうと興味津々で鑑賞。 そして、結局勝っちゃうんですね。 刺激を求め、夢を追うのを大いに肯定して終わる内容。大衆に迎合しているような説教臭い作品が横行する中で、こういうのはある意味快感です。 しかし、以前負けた相手に勝ってしまう理屈(技術の向上)はなく、作家の都合に過ぎないのでこれぐらいの点数で。 【カラバ侯爵】さん [地上波(字幕)] 4点(2007-12-08 08:17:45) |
72.博打物はデイモンうまいね!スリル感あり。マルコヴィッチもナイスです。 【ジダン】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-10-19 07:28:15) |
71.《ネタバレ》 エドワード・ノートン演じる友達が本当にいい加減な奴で終始イライラさせられるけど、作品としては堅調な出来。役者さんは皆上手いし、大金を手にして本当の夢へと進んでいく姿は爽快でもある。悪くはないけど、ひっかかるものが今ひとつなかった。ただ、堅実な知り合いが金を貸さない理由として言った言葉は心に染みるものがありました。 【MARK25】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-09-02 14:44:22) |
70.《ネタバレ》 この映画で再確認したのはエドワード・ノートンの演技力。ジョン・マルコビッチについては自分が語るまでもない俳優なのであえて語りません。ラストの「マザーファッカー!」と叫ぶ前の表情が一変するシーンはさすがに巧いと思いました。主役級の扱いだった「レッド・ドラゴン」ではエミリー・ワトソン、「スコア」ではロバート・デ・ニーロやマーロン・ブランドの両雄にはさまれての演技だったので際立って巧いとはその時は思いませんでいた。ただ今思い返してみると、確かに群を抜いて目立ってはいなかったけど存在感は決して薄くなかったと言えます。逆にあれだけの俳優陣に囲まれて浮いていないというのは並大抵の演技力ではなかった、とこの映画の演技力を見た後ではそう思えるようになりました。代表作の「ファイト・クラブ」や「アメリカン・ヒストリーX」を見て更に演技力の幅を感じさせられました。逆にマット・デイモンの方はこの映画で“インテリ”のイメジーが自分の中で確立するようになってしまいました。「リプリー」→「グッド・ウィル・ハンティング」の流れがいけなかったのかな?・・・ってこの映画の批評になってないか(汗)。とにもかくにもポーカの最中の緊張感が見所です。ラストのKGBとの勝負でいきなり全額レイズした場面では思わずこちらがヒヤッとさせられました。ただ難を言うなら、結果論で勝ったからいいけど負けてたらお金を工面してくれた教授に何て言うつもりだったんだ?「すみません負けちまいました♪へへへっ」ってならないとこがやっぱ映画ですね。 【8823】さん [地上波(字幕)] 6点(2005-11-17 20:49:11) |
《改行表示》69.人間同士対面してやるギャンブルの面白さがよくでてた、と思いました。 ギャンブルがテーマなのでラストの部分はあえて描写しなくても良いよう様な 気もしましたが、あくまでギャンブルに魅力を感じる立場にたてば、 比較的スピード感が出て成功だったかもしれません。 それにしてもマットデイモン、エドワードノートン、ジョンマルコヴィッチ! 組み合わせがもはや変態です!賭場の昂揚感にやられてみんな友達に見えます! 最初映画館でみた時、その足で雀荘に向かったのを思い出します。 【o-z】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-10-27 23:01:17) |
68.こういう映画としてはお約束の結末だってことは最初から分かってるんですが、それでもハラハラしてしまいましたね。もう少し最後の勝負の駆け引きをクローズアップしてほしかったのと、ノートンはそのままトンズラかよぉ~ってところが不満でした。それにしてもピエロのように表情豊かなノートンに対して、仮面でも被っているかのように無表情かつ仏頂面なデイモンが、非常に対照的で面白い組み合わせでした。 |