5.《ネタバレ》 最初のいきなりの容赦ない処刑シーンから影十手の誕生といったあたりは、おおこれは、と思ったのですが、映画はそこで終わっていました。なぜかそこから突然父娘の情緒的愁嘆場に突入してしまうし、そもそも、社会から存在を抹殺されたところに意味があるはずの影十手が、妻子がどうのこうのとこだわっているのもおかしい(というか、いること自体がおかしい)。そして誕生した石原の影十手は、特に何をするでもなく、ただじっと様子を見ているだけ(それも滅茶苦茶目立つ格好で)。タイトルからすれば、華麗な舞のテクニックで侍どもを翻弄!という展開を期待するも、そんなシーンもほとんどないし、いくつかある箇所もえらくしょぼい。もちろん、石原のど下手な演技がそれに輪をかけています(この人、ほかの作品ではここまで下手ではなかったと思いますが)。と、石原に責任が集中しがちな出来なのですが、かりにその点を抜きにしても、例えば「十手」が重要要素であるはずなのに、刀と十手の衝突の音や質感、十手で刀を押さえ込むときの力感やひねり具合などをまるで撮っていないという一事からしても、そもそも制作側に根本的にやる気がなかったのが分かります。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2024-02-24 02:13:38) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 幕府公認の殺し屋【黒十手】の暗躍。それを仕切る大物奉行の貫録。出生から生い立ちまでが浮世の垢と血にまみれた美貌の主人公が、幻想・芸術的な殺し技のみを頼って生きざるを得ない姿。…面白い要素満載なのにコケた映画。まあ主演女優さんにも大問題があったのは事実だそうですが、それ以上に脇役に、他の役者もストーリーも一切合財排除する様な演技をしてしまう俳優を二人もそろえてしまったのが敗因と思えます。でも主役を見たら、遠慮する氣も失せたのかな、夏木さんと竹中さん。 【役者の魂】さん [ビデオ(邦画)] 3点(2015-03-02 07:10:01) (良:1票) |
《改行表示》3.またもやお騒がせの石原真理子女史ですが、80年代中頃ほんの短期間、彼女のライフスタイルが女性の憧れという事で、毎月女性誌の表紙を華やかに飾っていた時期が確かにあったような気がします。(「ふぞろい」パート2あたりか?)そんで彼女主演の映画が何本か製作されたわけですが・・・。どれもこれも見事なくらいつまらなかった。この映画はまあベテラン五社監督ゆえ、つくり自体の骨組みはカッチリしてたと思うんですが、いかんせん主役の石原と世良公則の印象がとにかく薄い!脇の夏木マリがやたらと目立ってました。新体操のリボン目くらまし作戦が殺陣の唯一の武器っていうのは、「スケバン刑事」の「リリアンの棒」よりさらに上ゆく情けなさ。あっ、でもこの頃ってマンガ「タッチ」も流行ってたんだ。何つう安易な・・・。 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(邦画)] 4点(2006-12-08 18:49:55) |
2.時代劇と新体操のコラボレーション、これはスゴイ!気味悪い。 【亜流派 十五郎】さん 1点(2004-01-04 11:53:21) |
1.出ました!もう訳が解りません!いわば仕置き人みたいなお話なんですが、いきなり石原真理子がリボン(新体操)を振りながら踊る!踊る!!その突然ともいえる展開に口をあんぐりしていると今度は夏木マリ負けじとばかりに安っぽいストリップの如く創作ダンス!それも情緒あふれる舞ではなく、覚えたてのジャズダンスなみで!この不可思議ともいえる演出に私の思考回路は音を立てて崩れ去りました。恐るべし五社監督!スタジオセット丸出しの数々のシーンに、忍者屋敷もビックリのからくり屋敷は出るわでお祭りでぃっ!!あ~、またもや思考回路がぁ... 【さかQ】さん 3点(2002-02-17 21:23:16) |