《改行表示》23.ロシアとの合作で大作ですが、佐藤純彌監督らしく壮大なんだけどどこか退屈な作品です。 映像的にすごいと思いましたが、DVDで鑑賞した際に15分足らずのプロモーションビデオの方が古さは感じましたが、地図を使って説明したりして分かりやすく面白かったです。きっと本作より本作の映像を活用してナレーションを足したドキュメンタリー番組の方が面白いと思います。 【映画の夢】さん [DVD(邦画)] 5点(2018-07-10 19:39:28) |
22.原作未読。これだけ壮大な話を2時間でまとめるのは無理があり、その点で評価が下がってしまうのは仕方ないが、それでも光太夫たちの過酷な各々の人生模様のようなモノは十分に伝わってくる。運命を受け入れつつ、人生を選択していく事の困難さについても考えさせられる。単なる歴史モノに留まらない、雄大かつ深遠な人間ドラマ作品に仕上がっていると感じた。できれば大河ドラマか、少なくとも4~5時間ぐらいの長編で見てみたい。誰かリメイクしないかな。 |
《改行表示》21.《ネタバレ》 時期的にお金はあったんだろうけど、それと同時に当時の邦画の限界も感じる作品でした。 実際の宮殿でロケしてるんでしょうし衣装もたくさん揃えてるんだけど、なんかカツラが胡散臭いという、ね。 にしても、女王様の前で浄瑠璃をはじめるシーンは、シュールというか見てられんというか、、、(笑) 【あろえりーな】さん [地上波(邦画)] 6点(2015-09-08 17:51:08) |
20.某NHKの「その時歴史が・・」を観て、ある程度予備知識はあったが..ここまで、過酷な話だとは知らなかった..想像を絶する厳しさだった..しかしながら、映画としては、物足りなかったかな..登場人物の心情、苦悩が、ぜんぜん伝わってこない..物語をたどるだけの薄っぺらいものになっている..当時はそれで良かったのかもしれないが..監督の演出の古さもあり、脚本の力不足もあり、とても魅力的な素材が死んでしまっている..お金も、時間も、かなり使っていると思われるのに..今観ると、時代を感じざるを得ない(古臭い)..邦画低迷期の、負の遺産..残念... 【コナンが一番】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2015-05-02 17:58:02) |
19.まじめに作られた映画で感動してやりたい気持ちはあるのだが、シナリオ術の低下は無視できない。映画のシナリオを作る伝統が、どこかでプツリと途絶えてしまっている不安を感じた。邦画のこの手の大作って、ストーリーのダイジェストになっちゃうのね。映画として楽しませようという気持ちがない。はたして観客はあの手の、通り一片の暴風シーンなんか見たいと思ってるだろうか。どうせスペクタクルで見入らせる金はないんだから、漂流しているとこから始めて、シナリオのなかにうまく粋に経過を織り込めばいいじゃないか。そういうとこで金を使わずにシナリオを構成するのが邦画の伝統だったはずだ。そんなとこより、河の氷が溶けるシーンなんかのほうが映画として十分盛り上げられそうなのに、西田敏行が岸辺にたどり着くまでを描かない。河が動き出す感動を映画は捉えない。西田の顔に河がオーバーラップするの。変に説明的なとこがあるかと思うと、彼らの進行を分からせてくれる地図を出さない。そういう「別の感動」への手助けとなる説明は、はしょらなくてもいいのに。小さな個人と大きな国家、小さな漂流と大きな歴史、そんな対比が芯の話と見た。海に向かって波に逆らって吹く風がすさまじかった。主人公が世界を知っていく感動や、望郷の願いやらは、も一つ焦点が定まらなかったみたい。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 5点(2012-04-10 09:59:31) |
18.《ネタバレ》 日本からロシアへ漂流、オホーツクへ上陸し、帰国嘆願のためイルクーツクへ、更にはサンクトペトルクブルクへ。当時の人達凄すぎる。それにしても、漂流民が一国の王女に謁見し、通商代表を引き連れて日本に帰るなんて、とてもグレートな話でした。 【おやじのバイク】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-01-22 19:42:14) |
17.《ネタバレ》 苦労してたどり着いた先々で空振りをくらって、まるで「母をたずねて三千里」のマルコのようでしたね。でも作品そのものは、骨太で、いい映画だったと思います。ニーナと一緒になった新蔵や、ロシアに残った西田敏行など、一人一人の物語がもっと描かれていれば、さらに厚みの増した作品になったと思います。最後、日本に着いた光太夫のその後も描いてほしかったです。どなたかが書かれていたように、大河ドラマで一年かけて作ってほしいような話でした。 【ramo】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-01-16 16:00:19) |
《改行表示》16.2011.12/3鑑賞。井上靖「おろしや国酔夢譚」も読んでないし大黒屋光太夫は聞いたことがあるが詳しくない。歴史の一つとして勉強になった。信じられない程の帰郷、帰国心と忍耐力等等。 まず感じたのは今の政治力、政治家の情けないこと。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-12-06 22:21:38) |
15.《ネタバレ》 佐藤純弥監督が「敦煌」に続いて井上靖の歴史小説を映画化した作品。鎖国の時代に仲間とともにロシアに漂流した実在の男が、日本に帰国するまでの8年間を描いているのだが、確かに長い年月の物語を2時間ほどで駆け抜けるため、大河ドラマの総集編でも見ているかのような印象で深みは感じられないし、いきなり遭難シーンから始まっているせいか、主人公たちの望郷の念にイマイチ感情移入できないのが難なんだが、まあ、思ったよりは面白かったかな。冒頭の嵐のシーンとかちゃちさを感じさせるところも多いが、ロシアロケ部分はなかなか見ごたえがあり、そりで雪の中を行くシーンは見ているだけですごく寒そうというのが伝わってきてリアルだっだし、初めて映画のロケに使われたという宮殿も(ちょっと観光PRのような気がしないでもないが。)まさにこの時代のロシアの栄華が伝わってくる。しかし、仕方がないとはいえ、エカチェリーナ2世に謁見したその日に帰国を許されるのはちょっと急ぎすぎな気がする。ドラマとしても物足りなさが残り、最後もあれで終わりなのかよーという感じなのだが、そんな中で凍傷にかかり、片足を切断した西田敏行演じる庄蔵のエピソードは印象的だった。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-04-20 14:24:59) |
《改行表示》14.《ネタバレ》 光太夫と共に帰国を果たした磯吉。17人中たった2人の生き残りなのに磯吉の印象薄すぎ。 新蔵がおろしやに残ることを皆に告白するシーンではほとんどフレームアウトしているし。途中、台詞喋りました?このサイトのキャスト表にも、日本映画データベースにも誰が演じたのか載ってない。ラストシーン、光太夫とのツーショットなのに感情移入できない。「西田敏行を背負ってた人」「最後に川谷拓三を背負ってた人」という印象しかない。エカテリーナ二世のことを調べていて、その参考として観たので、磯吉が生き残ることは分っていた。なので注目して観ていたのですが、磯吉かわいそすぎ。光太夫に興味があればよい映画。なくても漂流譚として充分楽しめると思う。しかし縄を打たれたまま終わって、後日談はテロップで、というのはちょっと納得できない。故郷に帰って自分の墓を見つけるとこまでやって欲しかった。 【ねこちゃん】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-03-03 03:24:47) |
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《改行表示》13.大黒屋光太夫という人物に興味を持った人が見ると、この映画はとても楽しめる映画だと思います。 井上靖さんの原作はもちろんなんですけど、 「風雲児たち」ってゆう「みなもと太郎」さんのマンガを読んだ事ありますか? 大河歴史マンガです。あ、大河歴史ギャグマンガですね(笑) 幕末の歴史人物群像マンガなんですけど、 この大黒屋光太夫のエピソードが小説よりも面白く描かれていますので、 興味をもたれた方は是非読んでみて下さい! ←映画評じゃないなあ・・すんません(笑) 【りんご】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-06-01 23:34:03) |
《改行表示》12.《ネタバレ》 映画としての出来不出来はともかく、大黒屋光太夫という人物に非常に興味を持たせてくれる作品でした。映像的にもエカテリーナ2世時代のロシア帝国の栄華やロシアの過酷な冬の様子がリアルに伝わってきており非常に見ごたえがありました。 【TM】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-05-31 23:42:48) |
11.皆さんの書かれる様に、確かにちゃちっちゃぁちゃちなんですけど、その分、ロケーションで頑張ってたと思います。極寒のシベリアや、特にエルミタージュ宮殿は、ロシア(撮影当時はまだソ連だったのかな?)にまで行って撮影してきただけの甲斐はありました。日本の貧乏臭いセットでは、この迫力は描けなかったでしょう。そういった意味でも本作には余り悪い印象はありません。限りない望郷の念と商人の知恵、そして不屈の行動力で帰国を果たす大黒屋光太夫の露西亜漂流は、あらゆる意味で世界の狭まった現在からは考えられない程、過酷な冒険だった筈です、6点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-01-19 00:02:45) |
10.江戸時代の日本人がロシアに行っちゃうなんて観てるだけで面白い。 【くうふく】さん 6点(2004-07-21 14:00:03) |
《改行表示》9.僕は面白かったですよ。同朋が異国で足をなくしたシーンなど悲劇の極みです。ただ映画ではなくて1年もののテレビドラマ向けのネタであるのも本当。 この映画を見て光太夫記念館にも行きました(小学校の一室。近畿日本鉄道・名古屋線&鈴鹿線 伊勢若松駅より徒歩15分)。鎖国時代ロシヤに流された人々ってだけでも絵にしてみたくなりますからね。この手のものは今の所映像もないですし。 冗長なのは原作の方にも非があると思います。 |
8.過去見た映画の中で、おもしろくなかった印象の映画って何だろうと思って、真っ先に思いついたのがこれ。とにかく映画館のイスにすわっていることが苦痛だった記憶がある。ま、中学生が試写会で観る映画ではなかったんですがね。 【ぷりとさね】さん 1点(2004-05-04 20:38:44) |
7.邦画の悪い部分が色濃く出ている典型的な作品。予算がないから俳優の演技以外、全てにおいて稚拙で映像に説得力&迫力が無かった。 【ゆうしゃ】さん 3点(2004-04-05 16:06:23) |
6.邦画の場合、どうしても予算の都合などで、特撮や海外ロケ、衣装代などに制限が出てしまうので、江戸時代の風俗やロシアの宮廷などにちゃちさが出てしまうのはしょうがないんでしょうね。その分、ドラマ性があればまだ好いのですが、感動を与えるかどうかとなると、ちょっと物足りないというのが実感です。人肉を食べるというシーンはCMでも散々やっていたので、さすがに緊張感がありますが、光太夫がサンクトペテルブルクまで行ってエカテリーナ女帝に面会し、日本に帰国するまでのストーリーがどうしても薄っぺらになってしまうのは仕方ないことでしょう。だって、何十年ものできごとを、たったの数時間であらわそうとするのに無理がありますよね。でも、この映画の題材になった光太夫のように、当時は海外に漂流した漁民が、その後の日本と外国との関係に大きな影響を与えたという歴史的事実は興味深いものがありますね。語学辞書の編纂など、何も知らないところからはじめるわけですから、その努力には頭が下がります。光太夫のように有名な歴史上の人物なら映画になるのでしょうが、個人的には、薩摩の漁民だったゴンザとソウザの話の方がもっと興味深いものがありますね。ゴンザのデスマスクだかなんだかが今もロシアにありますね。世界最初の「露日辞典」の作者になったソウザですが、その翻訳される日本語が薩摩弁というのも大変興味深いです。光太夫に興味を持った方は、ぜひソウザのエピソードも調べてください。楽しめますよ。 【オオカミ】さん 6点(2004-03-12 22:28:33) |
5.原作をなぞるだけで精一杯だったという印象。緒方拳をはじめとする日本人俳優の熱演はよかったが、ロシア人俳優大根じゃないか?それからお金をかけているように見えてしょぼい技術、照明。カット変わりで音楽がブチッと途切れるのも気になった。 【ロイ・ニアリー】さん 4点(2003-12-12 11:40:21) |
4.やっぱり嵐のシーンなんかはちゃちさを感じてしまったけど、それは仕方ないです。個人的に好きな作品です。 【ジェイムズ】さん 8点(2003-06-26 07:28:24) |