キングコング対ゴジラのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 キ行
 > キングコング対ゴジラの口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

キングコング対ゴジラ

[キングコングタイゴジラ]
1962年上映時間:98分
平均点:6.88 / 10(Review 57人) (点数分布表示)
SFコメディアドベンチャーファンタジーシリーズもの特撮ものモンスター映画
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-02-11)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督本多猪四郎
助監督梶田興治
橋本幸治
キャスト高島忠夫(男優)桜井修
藤木悠(男優)古江金三郎
有島一郎(男優)多胡部長
佐原健二(男優)藤田一雄
浜美枝(女優)桜井ふみ子
若林映子(女優)たみ江
平田昭彦(男優)重沢博士
松村達雄(男優)牧岡博士
田崎潤(男優)東部方面隊総監
大村千吉(男優)通訳コンノ
小杉義男(男優)酋長
沢村いき雄(男優)祈祷師
堺左千夫(男優)大林
田島義文(男優)第二新盛丸船長
山本廉(男優)爆破責任者
田武謙三(男優)テレビ解説者
千葉一郎(男優)パシフィック製薬部員
根岸明美(女優)チキロの母
小川安三(男優)
草川直也(男優)
松本染升(男優)大貫博士
大友伸(男優)
東郷晴子(女優)
手塚勝巳(男優)
三島耕(男優)海上幹部自衛官
ハロルド・S・コンウェイ(男優)調査団A
堤康久(男優)
桐野洋雄(男優)東部軍陸上二部長
加藤春哉(男優)パシフィック製薬部員
鈴木和夫(男優)
オスマン・ユセフ(男優)調査団B
榊田敬二(男優)ファロ島民/つがるの乗客
勝本圭一郎(男優)
古谷敏(男優)
金子吉延(男優)
加藤茂雄(男優)
緒方燐作(男優)
中島春雄(男優)
橘正晃(男優)
津田光男(男優)
岡豊(男優)
中山豊(男優)第二新盛丸通信係
荒木保夫(男優)
吉頂寺晃(男優)
脚本関沢新一
音楽伊福部昭
撮影小泉一
製作田中友幸
配給東宝
特撮円谷英二(特技監督)
有川貞昌(特殊技術 撮影)
富岡素敬(特殊技術 撮影)
鶴見孝夫(特殊技術 撮影助手)
川北紘一(特殊技術 撮影助手)
向山宏(特殊技術 合成)
渡辺明(特殊技術 美術)
井上泰幸(特殊技術 美術助手)
岸田九一郎(特殊技術 照明)
中野昭慶(特殊技術 助監督)
美術北猛夫
安部輝明
録音下永尚(整音)
藤好昌生
照明高島利雄
望月英樹(照明助手)
スーツアクター中島春雄ゴジラ
広瀬正一キングコング
その他東京現像所(現像)
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想】

別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
123
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行表示 ※《改行表示》をクリックすると個別に改行表示致します
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
57.《ネタバレ》 高島忠夫がどこまでも脳天気なだけで、主役として機能していないのが最大の難点。佐原健二が地道な存在感で危機をアピールしても、結局元に戻ってしまう。●この二大怪獣を対決させるんだったら、コングはコングの意思で、ゴジラはゴジラの意思で、それぞれやってきて遂に激突!その覇権争いの推移やいかに!というのがメインテーマになるはずなのだが、そこを「コングを眠らせて無理矢理ゴジラの下まで運ぶ」って、おいおいハブとマングースかよというか何というか、一番大事なところでそんな人工的なプロセスを介在させているのがダメ。●唯一インパクトがあったのって、実は原住民の舞踏のくだりかな・・・。
Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 3点(2023-10-09 23:11:26)
《改行表示》
56.《ネタバレ》 面白いです。その割にテレビで放映されなかったのはやっぱり「土人」てのがまずかったせいでしょうか。この土人はみんなあの伝説の大部屋の役者さんたちだと思いますが、踊りも演技も器量も粒ぞろいです。素晴らしいですね。出てくる女優が皆、綺麗でびっくりです。あとね、有島さんですね。すごく面白い芝居しますよね。今あんな人いませんね。   怪獣物が致命的に抱える問題点は格闘が出来ないことにあるとどこかで聞きました。だから、岩投げてごまかしてるんだと。それでも、この作品では頑張って格闘らしいことをしていました。重い着ぐるみ着て涙が出るほど頑張ってます。それでも、それを承知で冗長だと思ってしまう自分がいます。   モスラの時は怪獣興行が馬鹿な山師の仕業でもなんか納得できましたが、コングのスポンサーを気取る製薬会社の宣伝部長には違和感ありすぎでした。コングなんてあんな危険な生物、勝手に持ち込みして迷惑かけて大きな顔しているのは、まあ、納得は出来ないですよね。でも、民間企業の無謀な企画が巨大な災厄を齎すという話はジュラッシク・パークとかバイオ・ハザードなんかでもあるように定番化しますよね。
たこのすさん [地上波(邦画)] 8点(2023-05-06 14:54:17)
《改行表示》
55.《ネタバレ》 キングコングの顔が本家に比べてかなりブサイクというのがものすごく気になる所ですが、これはアメリカからの指示だそうで、ならばもう仕方ないと諦めるしかないです。 ただ、キングコングもゴジラも単体で出てる時はかっこいいのに何故か2人が戦い始めるとコミカルというか可愛く見えてしまいました。 特に、はじめて2人が戦う時にゴジラの熱線を見て「ちょっとビーム撃てるとか反則じゃない!?」みたいなコングの顔や、いちいちやり返して「やーいやーい」と両手をパタパタさせるゴジラのなんとも可愛いこと(笑) とか思ってるといきなり尻尾攻撃だったり蹴りだったり、背負い投げなどとやたらすごい技を出してきたり。どうやら↓の方も仰ってる通りスーツアクターの人がそっち系の人で、やたら見応えがあるのも頷けます。 特撮についても、ミニチュアやコマ送り、合成などふんだんに使われており、今のCGのような滑らかさはないにしろどれも見応え十分。最後の城の破壊シーンなどは流石と言った感じです。 人間のドラマパートが今の視点から見ると「笑いの視点」が違うこともあってちょっと乗れない部分もありますが、2大怪獣のドリームマッチを純粋に楽しむ映画としては十分だと思います。 ラストは決着がつかず不完全燃焼ですが、いくら怪獣王といえども怪獣の元祖を軽んじるわけにはいかないのでこれはこれでアリ。 点数ですが、一部の人間パートがいらないかなーと思ったのと、二度目の対決までの流れがもう少し自然な流れだったらなーと思った点、それからコングの顔がやっぱり似てないなーと思ってしまったので、6点ということで。
クリムゾン・キングさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-07-02 01:37:04)
《改行表示》
54.《ネタバレ》 怪獣王に挑むは秘境の守り神! 社会派なお話はちょっとお休みして完全エンタメ寄りにした本作。新作が公開される前にちょいと予習。 そんな訳で人間のエゴ満載に夢のドリームマッチが開催される本作、張られた伏線が丁寧に回収されて行くのは結構面白いです。 とにかくお金がかかりまくっているのか、エキストラたっぷりのゴージャスな絵が次々と出てきて楽しいです。原住民がどう見ても日本人なのも最高です。 ミニチュアの量もかなり多くスケールの大きさを感じられます。巨大なプールから復活するゴジラも大迫力ですよ。 そして中盤の見せ場はやはりタコ!リアルタコの猛演っぷりはCGでは決して出せない味たっぷりでたまりません。合成も凄い! そして今回の主役であるコングさんの顔はなんとも近年の映画に比べるとブサイクなのが残念!まぁゴジラの方も顔もなんとも言えないけれど。 ラストバトルは、ゴジラ優勢からの雷が落ちてコング謎帯電体質になって逆転したりとなかなか熱く。最後は仲良く熱海城をラストの見せ場とぶっ壊す展開に、決着は大人の都合からかなぁなぁで終結するけれど見せ場が多く、最後まで非常に楽しめるゴジラ作品でした。
えすえふさん [インターネット(邦画)] 6点(2021-05-03 22:13:28)
《改行表示》
53.《ネタバレ》  私は、これまで当作品を観たことがありませんでした。子供の頃、頻繁に東宝特撮映画をTVで放送していたにもかかわらず、何故か、当作品は見損ねていたのです。さらに、その後、特撮の専門誌を読むようになって「元祖キング・コング(1933年)の生みの親であるウィリス・オブライエン氏は、フランケンシュタインが創造した怪物とコングが戦う企画をRKOに持ち込んだのだが、いつのまにか日本に渡って当作品になったことを知り、落胆した」という情報を知ってしまったことも影響しました。  ところが【東京おにぎり娘:1961年(昭和35年)】を観たら、無性に「同時期の作品を観たい!」という衝動に駆られて、遂にDVDをレンタルし鑑賞させていただきました。   基本的には、素晴らしい作品だと思います。  まず【モスラ:1961年】も担当した関沢新一さんによるコミカルな味付けの脚本と、それをテンポよく演出した本多猪四郎監督の本編(ドラマ)パートからは「これは世紀の対決だよ!娯楽映画として気楽に楽しんで!」というエネルギーが伝わってきました。  そして、他のレビュアーさん達もおっしゃっている通り、有島一郎さんが素晴らしいですね。私にとって有島さんは、TBSの子供向けドラマ【ケンちゃんシリーズ】のお爺ちゃん役や、TV時代劇【暴れん坊将軍】の初代の爺の印象が強かったので「昭和を代表する名俳優さんだったんだ!」と感激しました。  一方、特撮も素晴らしく、しかも、上述した本編(ドラマ)と違和感なくテンポ良くつながり合っているのは、本多監督と円谷英二さんとの信頼関係の賜物では…と思いました。   ただ、肝心のゴジラとコングについては…まず、ゴジラは良いとしても、コングの造形がどうも…私から見てもお世辞にも良いという印象は受けませんでした。鑑賞後、あらためて特典のコメンタリーを聴くと「アメリカ側から、コングの顔はオリジナル版とは違うものにしてくれ、と注文をつけられてしまった」と知り、相当、作り難かったんだろうな…と、納得しましたけど…。  また、闘いについても、最後の最後でコングも【落雷のパワー】で互角になるものの、それまでは常にゴジラ側が優勢の展開であり、【ゴジラ映画】としては良くても【コングの作品】という意味ではどうなんだろう…と微妙な気持ちになりました。   さて、採点ですが…このようなわけで【昭和パワーに溢れた元気な娯楽作品】としては申し分なく、【ゴジラ映画】としては10点にしたいところですけれど…【コングの作品】としては引っかかるものが残りました。このモヤモヤは、この後に観た【キングコングの逆襲:1967年】で解消されるのですが…その【キングコングの逆襲】と比較して8点とさせていただきます。ゴジラごめんね…  *【キングコングの逆襲:1967年】は、別途、レビューを投稿しております。
せんべいさん [DVD(邦画)] 8点(2020-10-11 19:06:49)(良:1票)
52.古い作品だが作品テンポもよく、安定感ある特撮も安心して観られる。有島一郎のコミカルな演技は流石に面白い。南方原住民描写はこの時代ならではだが、これはもはや当時の東宝特撮の様式美のひとつ。
クリプトポネさん [映画館(邦画)] 6点(2020-05-24 10:48:06)
51.《ネタバレ》 怪獣界の二大スターの競演。予想通り決着はつかず、欲求不満。映画じたいは、少し古めかしい。
にけさん [映画館(邦画)] 6点(2019-02-02 18:00:45)
50.《ネタバレ》 特撮部分はギニョールのゴジラが似ていなかったり、テンポが悪かったりとちょっと残念だが、ドラマ部分はコメディタッチで非常に面白い。
ガブ:ポッシブルさん [映画館(邦画)] 8点(2016-04-03 20:01:44)
《改行表示》
49.ゴジラ勝つかキングコング勝つか、世紀の肉弾戦実現成る!これぞ怪獣プロレスエンタメの極致。おーっと、加えてわが日本の“笑撃波怪人”多胡部長の乱入!で面白くないわけがない。コマーシャリズムに対する風刺も上等! 序盤はゴジラ優勢でコング実力を発揮できず押され気味。だが中盤、雷撃を受けパワーアップのコング猛然とラッシュしてゴジラを圧倒。終盤は両者もつれ合いリング下ならぬ海中に没す。プロレス常道の両者リングアウトうやむや決着?はたまた最後、海上に浮上したコングの優勢勝ち?ラストシーンのこの謎には議論ありか。 後の怪獣バトル路線を確立した本作。さすがのゴジラも先輩怪獣のコングに一目置かざるを得ない結末だ。強豪同士の対決はお互い死力を尽くして両リン引き分けか反則がらみで試合終了、というプロレスのお約束と同様の展開で、予想通りドローながら内容は十分満足。コメディー的展開もまた満足。
風小僧さん [映画館(邦画)] 8点(2016-01-31 17:20:17)(良:1票)
48.《ネタバレ》 人間のでるシーンがあまりにコメディーでありながら面白くないのです。当時はこれが面白かったのでしょうかね。
pokobunさん [DVD(邦画)] 5点(2014-08-14 22:37:49)
《改行表示》
47.《ネタバレ》 個人的初期ゴジラシリーズ最高傑作。  あのキングコングとのドリームマッチが見られるだけでも最高の映画。  ゴジラとコングが取っ組み合って海に落ちていくシーンがあるだけでも満足。 どちらが勝つでもなく共倒れってところが良い。  ちなみに、二大怪獣のスーツアクターを務めた広瀬正一(キングコング)と中島春雄(ゴジラ)。黒澤明の「七人の侍」で野武士の一員として戦いに参加していたりする。どうでもいいけど、二人ともバリバリの武道の達人なのでキレも凄い。怪獣が一本背負いだのトンボ切りだのすんだぜ?二大怪獣と戦っていたのか七人の侍たちは・・・。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2014-05-26 16:13:34)(良:1票)
《改行表示》
46.《ネタバレ》 昭和の王道プロレスのゴールデンカードといったところ。 退屈な前半を何とかしのぎ、後半はコメディとして結構楽しめました。 ゴジラが落とし穴に落ちるシーンは笑えました。さすが現在のバラエティのルーツと言われる名シーン(←嘘です)。 真面目に論ずれば駄目なところは多々あったのですが、相手がキングコングなだけに許せてしまいます。 そもそもハリウッドのキャラクターがこちらに来てくれるなんて、今では考えられないほど貴重ですから色々言いません。 当然ながら大人の事情が絡むことも重々承知なため、結果両者リングアウトも苦もなく受け入れました。 すべてはスポンサーの「パシフィック製薬」さんのおかげです。感謝します。
午の若丸さん [DVD(邦画)] 6点(2014-05-25 23:44:00)(笑:1票)
45.《ネタバレ》 前々作のシリアスな内容の「ゴジラ」から一転して、有島一郎を起用しブラックコメディに仕上げたゴジラシリーズ。「ゴジラ」では反核をテーマに入れていたが、今回は資本主義もしくは商業主義。この作品によってゴジラシリーズの多様性を可能にしたのではないかと思う。ストーリーを追うと突っ込み所満載なのだが、そんなことどうでもいいと思わせる面白さがある。軽妙であるが、ペーソスもあり面白く見せる。これが結構難しいんだなと思わせてくれる作品。
rosebudさん [映画館(邦画)] 8点(2014-03-30 05:43:16)(良:1票)
44.《ネタバレ》 東宝創立30周年記念映画として7年の眠りについていたゴジラを引っ張り出し、なんとキングコングをぶつけるという高度成長期に入った世相に相応しい作品で、いまで言うと『エイリアンvsプレデター』『ジェイソンvsフレディー』といった感じでしょうか。ユニヴァーサルからキングコングの版権をとるのに苦労したそうですが、この映画のキングコングの不細工さは東宝特撮の中でも最悪の部類です、ユニヴァーサルから文句が来なかったんですかね? 対するゴジラは逆三角形の体型であるコングと対照する意図もあって頭が小さく下半身がどっしりしたスタイルで、ファンからは“キンゴジ”と呼ばれ数あるゴジラ・スーツの中でも人気NO.1を誇っています。また本作からゴジラ映画もカラー化されてこの映画の色合いが後の作品にも引き継がれてゆきます。■実は本作は「怪獣ブラック・コメディ」というジャンルを開拓した偉大な功績があるんです。軽い作風の関沢新一の脚本の中でも屈指の面白さで、それが重厚な本田猪四郎の撮り方と見事にマッチングしています。まだTV放送が始まったばかりの時代に、TVとその本質であるコマーシャリズムのえげつなさをブラックな笑いに昇華させてるからもう脱帽するしかありません。有島一郎の宣伝部長の抱腹絶倒ぶりは、同じ東宝の『社長シリーズ』なんか目じゃありません。ゴジラもコングも彼の商魂に乗せられてプロレスしてる様なもので、ラストで観光施設として建てられた熱海城を仲良くぶっ壊すところなんか痛烈な皮肉になってます。■コングが東京に侵入するシークエンスは、オリジナルへのオマージュが感じられます。浜美枝のスクリーミング・クィーンぶりも堂々たるもので、彼女の悲鳴はほとんど泣き声に近く真に迫ってました(吹き替えじゃないと思いますが)。ただエンパイア・ステート・ビルのオマージュとして国会議事堂に登らせるとは、ちょっとみみっち過ぎました。なんで東京タワーにしなかったんでしょうかね、前年に『モスラ』でぶっ壊しちゃったからかな(笑)。
S&Sさん [映画館(邦画)] 8点(2014-03-22 20:07:06)(良:3票)
《改行表示》
43.《ネタバレ》  公開時から、そういう意図で見られていたものかどうか、判らないが、このおかしな感じ、皮肉な感じはどうだ?  鋼の硬さと、絹のしなやかさ、という新繊維素材を作ったメーカーとのタイアップだというこの映画に、これだけコマーシャリズムをおちょくった内容を持ってくる、まぁ普通なら怒られるか、あるいは批判精神を評価されるかなんだろうけど、あまりそういう事を聞かない。コミカル路線に紛らされているのもあるだろうが、当時はマジでああいう商業・経済優先神話みたいな気持ちがあったのだろうか。  そういう思いを持って見ると、この映画は、一作目と並ぶ厳しい社会風刺と見ることができて面白い。  特に、劇中で治安関係各所から、「一切の責任を負うもの」とされた、パシフィック製薬の、コング騒動の賠償金のことなんか考えると、東電の対応を思い出して、笑うに笑えない。   映像的には、コングの造形が非常にマヌケ顔なのが一番の痛恨だ。ゴジラに関しては、尻尾の躍動感が、生き物っぽさを出していて、意外と良い。   ところで、しんにょうがかかる、なんて言い回し、初めて知った。古い映画ってのは勉強になるものだ。
Tolbieさん [DVD(邦画)] 6点(2012-11-04 03:15:43)(良:1票)
42.《ネタバレ》 キングコングとゴジラと誰もが知ってる二代怪獣をどう戦わせるのか?と思っていたら何と眠らされたキングコングが上空を黄色の風船みたいなもので移動。そして、運んでいる途中で薬が切れて眼が覚める。その時の嫌がる姿の可笑しなことといったらない。キングコングを目覚めさせる時のあの島の住民達の変な踊りもやたら可笑しい。これは完全にコメディだと思って観ることにしよう。そうすれば全て笑い飛ばせてしまうほどとにかく変な魅力で笑えて面白い映画として評価も出来る。コジラの後ろから不意打ちのように突如現れるキングコング、ゴジラもまたやはり一番最初のあの大傑作のような恐ろしさも見せてくれる。カラーなのがちょっと残念ではあるが(だってモノクロの方が怖さがより強調されるだけに)キングコングとゴジラの対決を実現させてしまう試みに、そして、ラスト海の中へと消えて行くゴジラに監督がゴジラ映画生みの親である本多猪四郎監督からの全てのゴジラファンへのオマージュを思わせるシーンで締め括る。良い終わり方です。それにしてもこの映画での日本人キャストの面子は何だか「社長」シリーズや「若大将」シリーズや植木等の映画を思わせるし、そんな中でも有島一郎の可笑しさは際立っており、本来なら主役であるはずのキングコングとゴジラをも食ってしまっている。最後にこの映画を初めて観る方へ、これから観る方へくれぐれも食事しながら観るのは止した方が良い。特にタコ料理は禁物です。
青観さん [DVD(邦画)] 8点(2011-12-07 21:13:55)(良:1票)
《改行表示》
41.ゴジラシリーズ初のカラー作品。ハリウッドから版権を買って登場させたキングコングだが、 まさに夢の対決といったところで、シリーズ一の大ヒットになったようだ。 ゴジラ対コングと聞いただけで、当時の子供たちはワクワクしたんだろうけど、 コング自体は巨大な猿なので、口から放射能をまき散らすゴジラとは釣り合わない部分があり、 ストーリー上苦労のあとが窺える。オリジナルの美女と野獣という設定を意識した展開も、 面白くもあり、また制約されてしまったなぁという見方も。 こういう作品は細かいことを言ったらきりがないので、理屈抜きで楽しむのがベストかと。
MAHITOさん [DVD(邦画)] 4点(2011-11-09 20:46:02)
《改行表示》
40.《ネタバレ》 テンポが良く無駄のない脚本で、登場人物とストーリーが濃密に絡み合う。テレビ局員桜井はスポンサーの製薬会社宣伝部長に頭が上がらない。部長は関係者である植物学教授から南洋の島の魔神の話を聞く。部長の命令で桜井らは魔神探しにでかけ、キングコング捕獲に成功。桜井の妹はキングコングに捕まる。妹の婚約者は鉄鋼会社社員で、その会社で開発された特殊繊維はキングコングを運ぶのに使われる。桜井は婚約者のある仕草で昏睡作戦を思いつく。部長、桜井、婚約者らは関係者ということで自衛隊に自由に出入りし、さまざまなアドバイスをする。ゴジラの話とキングコングの話が同時進行する。ゴジラは北極で米潜水艦を沈め、米軍の攻撃をものともせず、第二の故郷日本をめざす。キングコングは大ダコを退治したあと赤い飲み物を飲んで寝てしまひ、捕獲されて日本へ向かう。自衛隊から上陸を拒否されるが、目覚めて逃げ出す。ゴジラは東北、キングコングは東京に上陸。動物的本能により両者は出会い、そして激突。キングコングは一度はゴジラの熱線におびえ退散するものの、百万ボルトの電流に触れ、蓄電体質となり、ゴジラと再対決する。城を破壊し、両者海中へ雪崩落ちる場面は圧巻。 ◆キングコングは美女捕捉と高い塔へ登るというオリジナルへのオマージュがある。しかし驚くほどユーモラスなキングコングだ。ギャグとしか思えないほど顔がひどい。背中のチャックも丸わかり。米国で酷評されたのもうなずける。ゴジラと較べて手抜きしたといわれても仕方が無い。実に人間くさく、岩陰に隠れるなどの知性を発揮するのが魅力だ。このキングコングを受け付けない人には楽しめない映画だと思う。 ◆ゴジラシリーズとしては3作目で前作から7年。久しぶりということで円谷英二の特撮は特に気合が入っている。潜水艦の天井が炎上する場面、ガソリンを川に撒く場面、コングを吊り下げる準備の場面、大波に襲われる熱海の町の場面など、メインにさほど関係ない場面も丁寧に撮られていて好感が持てる。当時は日米夢の怪獣対決という話題で盛り上がり、観客動員数歴代2位を記録。怪獣対決なのに、どうしてユーモア路線にしたのかは疑問だが、エンターテインメント要素はてんこ盛りで、現代人でも十分に楽しめる内容になっている。特に音楽は秀逸で、その後のゴジラシリーズの良い見本となっている。
よしのぶさん [DVD(邦画)] 8点(2011-10-31 23:31:22)(良:1票)
39.「え、キングコングとゴジラが戦うの!? 」子供の頃興奮して見ました。これと似た興奮を後に味わったのは「アリ対猪木戦」が実現したときですね。
ジャッカルの目さん [地上波(邦画)] 6点(2011-02-05 09:58:52)
《改行表示》
38.《ネタバレ》 この作品からカラーのシネマスコープで、完全に怪獣がメイン。  人間ドラマは現実味のないコミカル路線で、製作の意図が明らかに興行成功狙い。  怪獣の動きも、さらにリアリティや恐怖感が薄れ、「怪獣」目当ての子供の人気取りの意図が見え見え。ここで、怪獣=娯楽、B級という価値観が定着してしまった。   ただ、南の島の住人(全員日本人役者なのは一目瞭然だが、、)に怪しげな現地語を喋らせて、通訳を連れて行くという設定や、潜水艦の中の会話がすべて英語で字幕スーパーなところに、僅かにリアリティを持たせたいという意地と努力の片鱗が感じられて泣けてくる。
nobo7さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-07-01 00:54:58)
別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
123
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 57人
平均点数 6.88点
000.00%
111.75%
211.75%
323.51%
411.75%
547.02%
61322.81%
71119.30%
81729.82%
923.51%
1058.77%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.50点 Review6人
2 ストーリー評価 7.50点 Review6人
3 鑑賞後の後味 7.83点 Review6人
4 音楽評価 7.71点 Review7人
5 感泣評価 5.75点 Review4人
chart

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS