《改行表示》674.《ネタバレ》 久しぶりに鑑賞しました。 もう21年(驚愕!)も前の作品なのですが、私的には少しも古さを感じさせない印象です。 この手の「ハリウッドが異文化を描く」作品はとかく賛否両論ありますがそれは世の常で有り、 本作の場合は娯楽映画として和洋折衷上手く取り混ぜ絶妙にバランスさせた所に上手さを感じます。 (不愉快な思いをする人が少ない) 今回の再鑑賞で改めて渡辺謙演ずる勝元の絶対的な存在感に圧倒されました。 「和」と「礼」を重んじつつ、時代が明治に移り変わる中で殊更に過去には拘らず、 新しい事にも興味を持ち自分自身の人間としての懐を拡げる。 侍の生き方・生活を貫きながら英語も駆使し(恐らく独学でしょう)、海外の史実にも詳しい。 世が世なら、文字通り日本を治められる位に器の大きい、尊敬に値する人物なのだなと思いました。 そして、そう思わせる渡辺謙の「一演入魂」振りが素晴らしい。 近いうちに必ず再鑑賞し、その時は真田広之の演技に再注目してみたいと思います。 【たくわん】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2024-05-10 10:39:50) |
《改行表示》673.《ネタバレ》 - The Last Samurai - “最後の侍” 賛否両論は当時からあったけど、例えば007観たあとシュッと背筋伸ばしてスパイ気分で劇場を後にするように、私もこの映画を観て「武士道とは・・・」って、日本人の誇りについて考えなら、ある種日本人であることの誇らしさを感じながら、家路についたっけ。 アメリカ製の日本映画ですね。日本の文化を丁寧に勉強して創ろうという姿勢に、とても好感を持ちます。日本人から観てオカシイところが無いよう、真田広之や原田眞人が積極的にアドバイスをしたお陰か、目に余る変な描写はなかったと思います。 忍者が出てきたりは、いわゆるサービスシーンで、ハリウッドの“必要のないカーチェイス”や“必要のないシャワーシーン”みたいなものだと思っています。 日本人らしいなぁって思ったのが、例えば“たか”が小声で「獣のような匂い、耐えられません」と、自分でアルグレンさんに言うのでなく、信忠に言ってもらおうとする。でも目が合うとついつい愛想笑い。 不満を隠して尽くしてきたたかに「ゴメンナサイ」と夫を殺したことを謝るアルグレンさんに、まるで憑き物が取れたように一筋の涙を落として気持ちを受け入れるたか。この辺、上手いなぁって思った。小雪の演技力も凄いけど、こんなシーン入れてくるアメリカ人、凄いなぁ。 お金の掛けようも素晴らしく、港町の街並みも日本らしい気がする(中国とゴチャ混ぜになってない)し、お侍さんが登場する所で市井の人たち(日本人のみ)が顔を伏せるのも、らしい。 天皇の表現も、穏やかで好奇心旺盛。私腹を肥やす大村のような人間に利用されつつも、最後ビシッと決めてくれるところは心憎い演出。アメリカ人ってみんな日本の天皇(昭和天皇とは別だけど)に、悪いイメージ持っていると思っていたよ。 戦闘シーンも迫力があって、ハリウッド基準で撮られているのも嬉しい。比較対象が13年も古い『天と地』とになってしまうけど、あちらも近年の歴史超大作。日本人が大金を投じて、自分たちの歴史を表現したのが、アレだ。なんかもう、些細な誤解をチクチク言うのもどうかと思うくらい、頑張って創ってくれたなぁって思ってしまう。何だったんだろうパール・ハーバーって。 【K&K】さん [映画館(字幕)] 7点(2022-10-11 13:59:29) |
《改行表示》672.サムライ、ハラキリ、カタナ、ニンジャ、そして、よく分からない日本の「神秘」。 外人さんが思い描く、「ザ・ジャパン」がてんこもりな映画。 話としては、全然面白くはなかった。どうという話ではないよな。 わかりやすい嫌な奴が出てきて、そいつらを倒すという幼稚で短絡的な少年ジャンプみたいな展開はもういいっすわ。 しかし、トム・クルーズって、いっつもこんな役回りだな。 時代劇に登場してさえも、いつも通り、美人(小雪)をたらしこんじゃうんだな。 あの時代のサムライはとっくに実戦では鉄砲の方が強力であることは知っていたであろうが、それでも頑なに刀にこだわる渡辺謙のようなサムライもいたかもしれない。しかし、そんな古い価値観に囚われ続ける人間が、流暢な英語をペラペラしゃべるのはごっつい違和感を覚える。 アメリカ制作だが、日本の描き方はしっかりしていた。時代考証がしっかりしていた、と言いたいのではなく、我々が日常的に見る時代劇(たぶん時代考証なんていい加減)と変わらなかったので。ただ、森の中にヤシの木っぽいのが生えてるのは、誰か突っ込む日本人スタッフいなかったのか? 【椎名みかん】さん [インターネット(字幕)] 4点(2022-04-15 05:10:12) |
671.《ネタバレ》 公開当時劇場で鑑賞してから何十年か振りの再鑑賞。新たな発見は特になく、最初に観た時と変わらぬ印象。合戦シーンはCGでない本物の迫力があって見応えは十分。ただどうしても腑に落ちないのは、勝元が最初天皇陛下に刀を返上しようとしたら無言で拒否られたのに、なんで戦死してネイサンが持ってきたら急に受け取ったりしたのか。そこんとこだけがどうしても分からない。それに忍者を使って勝元たちの根城を襲わせるシーン。忍者=暗殺者=見つかってはいけない。普通は寝込みとか襲うよね。てか近代国家を目指している割には忍者とかは承認なのね。最後にネイサン、いやトムくん、生き残りすぎ。不死身かってw |
670.《ネタバレ》 日本の観光PRのような映画だが、サムライスピリットの根っこはきちんと押さえているので、不思議な日本描写にもそれほど不快感はない。今回2度目の観賞で、前回よりもきちんと見てみると、トムクルーズ演じるネイサンのバックボーン、心の傷や葛藤がよく分かり、それがサムライ達と過ごすうちに癒え、洗い流されていく過程がとても良かった。小雪も楚々とした雰囲気がとても魅力的だった。たた渡辺謙は、日本の時代劇で侍を演じているときはとてもしっくりくるのに、この映画では肩をいからせ、早口でまくし立て、それがアメリカ的な演技なのだろうけど、武士の長というよりも山賊のように見えた。 【クロリン】さん [DVD(字幕)] 6点(2019-03-25 13:14:24) |
《改行表示》669.《ネタバレ》 ・ツッコみどころはありますが、アクションも良く、洋画では非常に侍っぽさを感じる事が出来る映画。 ・トムクルーズの日本語が滑稽でした。他の外国人の方もかな。 ・観たタイミングがサッカーワールドカップ 日本VSポーランド後だったので、本物の侍が胸に響きました。 【とむ】さん [DVD(字幕)] 7点(2018-07-09 02:21:56) |
《改行表示》668.《ネタバレ》 西洋人が思い描く古き良き日本の武士道。 「富士山、芸者、ハラキリ、忍者」と同じような詰め合わせに感じる。 日本人からすると違和感があるし、新鮮味もなくやたら長いだけで退屈な映画。 シリアスな内容なのにトム・クルーズのコントチックなカタコト日本語も興ざめ。 たかが夫を殺された西洋人といい感じになる流れも、たかの感情をひっくり返すような出来事もなかったのに理解不能。 どこまでも西洋人の頭の中の日本像でしかない。 【飛鳥】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2018-05-26 00:29:50) |
667.侍をデフォルメしたいのは分かるけど・・・デフォルメと思ってなかったりして。ヨーロッパが舞台の古代、中世映画もこんなもんかな。 【ProPace】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2018-01-24 22:16:22) |
《改行表示》666.《ネタバレ》 作品を通じてリスペクトは感じるが所詮は外様が描いた異文化ストーリー。 違和感は大いにあり。トムが捕虜になったら勝元に殺されているに決まってる。 ラストは自分で討った侍の妻に恋心を抱き村に戻るなんてのは嫌悪感でしかない。 これが侍スピリッツなの? |
665.《ネタバレ》 侍の元に西洋人がホームステイする物語。言葉や文化を学び、本物の戦も体験できるプランとなっております。最後には現地人に恋をし、永住する感じで終わります。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-04-20 23:52:22) |
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《改行表示》664.かなりベタに「儚さ」を描いた映画ではあるけれど、 渡辺謙が好きなので、僕はすっきり見られた。 ただ、ヒューマン映画というよりは、 イケメンなアメリカ人がファンタジーな世界に迷い込んでいくという映画。 【麻田葉一】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-11-29 17:12:40) |
《改行表示》663.ハリウッド映画にあっても、武士道に敬意を払われている点でよく出来た映画だと思います。 今の邦画のチャンバラが、腰が全く入っていないチャンバラダンス全盛期となり、 中国のカンフー、武術舞踊と同じで、魂の抜けたフヌケ活劇に成り下がった分、本作が良く見えます。 【cogito】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-11-07 20:40:54) |
《改行表示》662.もうかなり前に見たからどんな映画だったか記憶にない 要はそのくらいの映画だったということ |
661.《ネタバレ》 この映画を観て痛感したこと。それは「ハリウッドが描く異文化を、そのまんま信用してはいけません」。西南戦争や神風連の乱が、ハリウッド・フィルターを通すと、こんな感じになっちゃうんだなあw ■追記:47RONINを観たら、本作が名作に思えたので1点追加の変更をします。 【伊達邦彦】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-05-10 03:22:18) |
《改行表示》660.《ネタバレ》 珍妙な日本とかは恐れてたほどは出てこなかったけど、最後わーーーーと昔の合戦のようになってしまって結局何がいいたかったのかわからない。それで渡辺謙達が何と戦っているのかもよくわかりませんでした・・・・。 あ、あと天皇役は歌舞伎俳優ってなにかお約束なんですかね?(NHKの大河とかでも染五郎とか片岡孝夫とか・・・) 【ぺーこ】さん [映画館(邦画)] 4点(2014-04-29 21:25:44) |
《改行表示》659.架空の国を舞台とした和風ファンタジーというように気楽に見ればベタな面白さがある作品だと思います。 話が進めば進むほどハチャメチャ。最後の戦いのリアリティのなさや超絶ご都合主義は、もはやおとぎ話レベルです。 特に終盤はカメラマンの存在がいい意味でも悪い意味でも緊張感をなくさせていました。 それでもなぜか何度もみてしまうのは、トムと謙さんのお人柄ゆえでしょうか。 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-12-01 16:19:27) |
658.《ネタバレ》 まず思ったのは、日本の時代劇(というか邦画全般)につきものの「ジメッとした湿気感」が程よく抑えられてるなーということでした。ニュージーランドの気候の影響もあるんでしょうが、日本人ではない外国の監督さんによる感性の影響も大きいのかなと思えます。私は日本人の癖に湿気が苦手なのでこれには好感が持てました。そのせいで、凡百の邦画の自然風景に比べると、清潔感、透明感が増しているように思えました。そして一部で非難囂々の、侍や忍者の設定、服装に関してですが、私にはナイスアレンジに思えました。「な~んだ、悪評の割には全然オッケーじゃん」とか思いましたけどねー。そんなにダメでしょうか。また、最後の戦闘シーンも迫力がありました。落馬シーンなど、「ひょっとしてこの監督さん「乱」の影響受けてる?」と思えた箇所もありました。その他、映像面に関しては全体的に好印象を持ったのですが、プロットには大いに不満が残りました。序盤からの大まかなプロット進行は「主人公が難関に遭遇して一度は敗北を味わう。その後、最初の時点ではマイナスイメージだったはずの蛮族的な連中の仲間になり、彼らに鍛えられる事によって主人公の能力がアップする。人間的にも成長する。そして再び訪れた難関では今度は勝利する…」とここまではとても面白いんです。でもこの後に、ハリウッド的な常識展開としては、「難関を突破した事によるご褒美イベント」を少なくとも10~20分ぐらいは入れるべきなのに、それをすっぽり省略してしまって、ひたすら刹那的な展開が続いていくんで、ちょ~っと気分が滅入り気味になっちゃうんですよね。ここがどうしても気になりました。だから、映像は凄く気に入ったのに、点数をつけるとしたら7点ぐらいになります。8点はいかないんだよなあ…。 【バーグマンの瞳】さん [地上波(字幕)] 7点(2013-09-18 01:19:25) |
《改行表示》657.《ネタバレ》 忍者まで出てきた時に「ん?」と流石に苦笑いしてしまったが、 全体的に観れば、外国人が作ったにはしては、かなり作りこんだ作品だと思います。 渡辺謙も、もちろん良かったですが他の日本人俳優陣も負けてなかったと思いました。 真田広之は元JACなので、殺陣の体捌きがかなりカッコ良かったと思いました。 【バニーボーイ】さん [DVD(吹替)] 7点(2013-04-21 05:53:20) |
《改行表示》656.《ネタバレ》 よく聞きますが、欧米の方から見ると、日本も中国も韓国もその他も本当に一緒なのですね…。他にもそんな映画たくさんありますが、まだこれは検証や設定をがんばってる方だったと思います(細かい部分は突っ込み満載ですが) それよりも、日本・武士道精神、高潔な意識、そういったものへの憧れがぐぐっと全面に出ていて良かったです。 今の日本人ですら忘れかけているような… 日本人っていいよね~って少し思えた気が。 ひとつ疑問だったのが、クライマックスシーンの土下座! 日本ではあんなことをしていたのでしょうか!? 【旅する仔猫】さん [地上波(吹替)] 7点(2012-09-23 00:49:20) |
《改行表示》655.「ダンス・ウィズ・ウルブズ」のインディアンを、サムライに置き換えたような作品。 日本人にはさすがに「ん?」という場面もあるけど、大作だけあって、金がかかっており、 合戦シーンや美術には見応えがある。「武士道の精神」というテーマは十分伝わってくるし、 侍をアメリカ人に紹介するにはこれで十分かも。後半の浪花節のような展開には苦笑するも、 そういった意味では日本には好意的に製作されている作品。 【MAHITO】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2012-08-15 04:18:52) |