右門捕物帖 拾万両秘聞のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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右門捕物帖 拾万両秘聞

[ウモントリモノチョウジュウマンリョウヒブン]
1939年上映時間:75分
平均点:6.00 / 10(Review 1人) (点数分布表示)
公開開始日(1939-01-05)
時代劇シリーズものモノクロ映画小説の映画化
新規登録(2009-05-28)【なんのかんの】さん
タイトル情報更新(2020-05-05)【イニシャルK】さん
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キャスト嵐寛寿郎(男優)近藤右門
志村喬(男優)村上敬四郎
原健作(男優)
香川良介(男優)
沢田清(男優)
原駒子(女優)
原作佐々木味津三
配給日活
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【クチコミ・感想】

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1.《ネタバレ》 ああそうか、金田一シリーズの加藤武のルーツは、この志村喬の“あば敬”にあったのかもしれない。ヨシッ、分かった、とひとり合点し、見当違いの人間をしょっぴいていっちゃう、という役柄。志村喬の軽躁さと対照的に、アラカンはずっと大きな動きを見せずにムッツリ考え続け、「伝六、カゴを呼べ」で一気に動き出す。序破急の呼吸。時代劇でヒーローが悪漢を捕らえるときって、眉間にしわをよせ大仰に何かをこらえる表情をするのは、「てめえのような悪漢を含む世界全体を憂えてるんだ」ってポーズなのかなあ。それぐらい悲壮感に満ち満ちた表情になる。それとも「てめえのような汚ねえ野郎とは、仕事だからいやいや関わってるんだ」という軽蔑なのか。半世紀以上たってもテレビ時代劇の松平健あたりにまでつながっている伝統の眉間のしわだ。ドラマとしては、冒頭に刻限を決めた約束があり、ラストで切腹からのぎりぎりの救出があって、整えられている。十万両奪取の動機が複雑な政治的陰謀ではなく、恋のもつれというのがアッケラカンと分かりやすい。芝居小屋は時代劇ではよく背景に使われるが、味わいがあっていい。これでは犯罪で使われたシビレ煙幕と芝居の児雷也の仕掛け煙幕とが絡んでくる趣向で、ドラマの悪にも芝居の悪のようなおおどかな気分が添う。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 6点(2009-05-30 11:58:39)
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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 6.00点
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400.00%
500.00%
61100.00%
700.00%
800.00%
900.00%
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