129.《ネタバレ》 私が個人的に最も怖いのは、頭のイカレてる無差別殺人鬼と、得体の知れない何かに追い詰められていくこと。この作品では後者の恐怖がよく描かれています。モキュメンタリー作品ですが、まるで主演の2人が本当に追い詰められていってるかのような恐怖があります。 何が一番怖いって相手の正体が見えないことなんですよね。「ランゴリアーズ」「サイン」「ドリームキャッチャー」のように正体がモンスター系だと判明した途端に恐怖がプッツリという映画も多い中、この作品は最後までその見えない恐怖で引っ張り、成功しています。脚を引っ張られて連れてかれるなんて分かりやすい恐怖にも興奮しましたし。しかも「ブレアウィッチプロジェクト」のような尻切れトンボ感もなく、一応の結末を導いていますが、しかし本質的には何も解決していないという形は、この系統のホラーとしては最高の締め方ではないでしょうか?(ラスト彼がどうなったかという説明や、ケイティのあの場面での笑顔とかの演出も本当は不要なくらい)。 時間が経つにつれ恐怖がエスカレートしていくこと、家ではなく人物に憑依している設定なので、家を出ても何の解決にならないこと、霊能者が何も力になってくれないこと、夜中だけでなく、昼間も恐怖が襲ってくること。これだけの要素が重なれば息苦しいくらいの恐怖となります。また、身近にいる愛する人が徐々に豹変していってしまうという意味では少し「シャイニング」とも重なる怖さも感じました。 2階で寝てる人、ヤンチャな小動物を飼っていて夜中でも当たり前に物音がする家に住んでる人、霊感を持つ彼女と同棲してる人なんかは自分の生活とリンクしてよっぽど怖いかもしれません。 また「ドーン!」というお化け屋敷的な音で驚かされる恐怖もあります。それなのでお化け屋敷が全然平気な方や、ホラー映画にわかりやすい結末を求める方には不満な作品かもしれません。しかし映画は予算でも役者でもありませんね、アイデアと見せ方1つです。7点+ケイティのオッパイに+1点。「ブレア」に6点つけたのですが、ブレアの良さを残しつつ、恐怖へ向かうスピードを感じたので2点多くつけました。惜しむべくは中盤の間延び。あと5分~10分短くても良かったかも。 たまに電車待ってる時に上体が前後に揺れてるおじさん見かけますけど、今後はそれを目撃する度にこの作品を思い出しそうです。 【まさかずきゅーぶりっく】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-01-30 22:48:51) (良:3票) |
128.《ネタバレ》 ブルーレイがレンタルされてたんで見てみました。 アンビリバボーとかでやってる恐怖動画をかなり見ていたのと あと、映画館じゃなかったので さほど恐怖を感じませんでした。 アメリカと日本のホラー映画の文化の違いだからですかねぇ 悪魔という概念の段階でフィクション感が急にでてくるんですよ 彼女が引きづられるのも、下手するとドリフのコントですもん。 異常現象が出るので、怪しい部分(廊下)をカメラを固定しながら撮影することで 何かでるのではないか?という不安感をずっと与えるスタイルは最初見てて結構良いなって思ったんですけど とくに廊下らへんの不気味さはなかなかなもんですから ただ、カメラ映ってる異常現象を主人公が気づいて全部説明するよりも 部屋に鏡を用意して、一瞬何かが映ったり、 奇妙な音が一瞬聞こえたり 人形が一瞬ずれたり、手のようなものが一瞬映るようなのが そこらじゅうにありつつも、 チェックしてるのは主人公一人なので そこらじゅうにある異常現象のうち気づくのは大きな変化の一部分で 見て気づく人は気づくみたいな感じが良かったかなぁーって思いました。 あと、ありがちな突然ドアがバン!と閉まる音でびっくりさせるパターンはやめて欲しかったなぁ あれ怖がらせてるというより驚かせてるだけですもん。 でも、相方の女性が何時間もただ立ってるのは良かったですね あれはぐっと来ました 【シネマレビュー管理人】さん [ブルーレイ(吹替)] 5点(2010-09-08 10:07:44) (良:2票) |
127.《ネタバレ》 なるほど。これ映画館で見たら確かに凄く怖そうだな。いや~、面白かった事は面白かったです。かなりの低予算であることは目に見えてわかるが、にもかかわらずこれだけ画面に観る者を惹き付けるのだから、その点は純粋に評価したい。ただ、見終わってよくよく考えてみると、たとえば劇中起こる出来事(ウィジャボードの件や悪魔が残した昔の写真)や、数回ほど登場した女友達など、結局ストーリーに全く伏線として機能していない。要するに、ワンアイデアだけで構築した作品だということだ。僕はブルーレイで鑑賞したのだが、まず最初に「劇場公開版」と「別エンディング版」のどちらを見るかを選択させられる。こういうのは映画として果たしてどうなのかと思ってしまう。こうやって結末を複数作ること自体に、この作品はワンアイデアだけの映画なんですよと自己主張してるようなものなのだ。実際、劇中起こる現象(悪魔に足を引きずられる、ケイティが夜中に数時間もずっと立ち尽くしている)などは見応えのあるシーンだが、ラストにはやはりがっくりきてしまう。もうちょっとなんとかならなかったのか。まぁ、いずれにせよ、もし自分がミカだったらどうしていただろう?という、自分に置き換える観点で作品を見るとそれなりにまた楽しいものがあったことも事実だ。女友達も来ていることだから、少なくともこのカップルは孤独ではない。あれだけひどいことを腹立たしい悪魔に連日起こされるのだから、もし自分がミカなら、友達を数十人呼んで、全員をあの寝室で寝かせ、一人ずつ交代で見張りをさせ、そして悪魔が来たと同時に全員で素っ裸になり悪魔の前ですっぽんぽんダンスでも踊っておもいっきり馬鹿にしてやろうと思う。そうすれば悪魔の野郎も辟易して、「こんな馬鹿どもを相手にしていてもしゃあないな、、、」と考え、違う人間のところに移っていくだろう。あ、余談だけど、「稲川淳二と見るパラノーマル・アクティビティ」ていう特典映像があったんだけど、稲川さん、最初から最後まで幽霊の話してましたね。この作品は、幽霊じゃなくて悪魔の話ですからね(笑)。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(吹替)] 6点(2010-06-29 11:02:36) (良:1票)(笑:1票) |
126.《ネタバレ》 低予算ということばかりに目が向きがちになりますが、ホラー映画の基本を押さえた手堅い作品だと思います。 何かが起きる前に、不安を煽る重低音が鳴り出すんですが、その演出だけ不要だったかな。最初、悪霊かなんかが出している音だと勘違いしちゃった。小さな音や、不自然な現象、そーいったささやかな超常現象で心理的な怖さを演出する前半では、この重低音が少々邪魔な気がしました。 あと、ミカが情緒不安定になるのはまだわかるのですが、ケイティがあんなにヒステリックになるのはどーなんでしょ。程度の差はあれ、8歳のときから似たような経験してきているわけでしょ?もう少し耐性があっても良いんじゃないの? 超常現象を次第にエスカレートさせていくっていうのは、この手のオカルトものではもはやお約束。 ただこの手法は、うまいこと雰囲気つくらないと、とにかく前半がダレがち。この作品も例外ではなさそうです。なぜなら前半はじゃっかん眠気が・・・。そのぶん後半のたたみかけは面白かったけど。霊能者がびびって帰っちゃうシーンなんか最高です。そんなんされたらめっちゃ怖いってwww。 で、ずっと悪くなかったんですが、最後の最後で『おどかし系』演出がきたのは至極残念。そりゃ誰だって驚きますよ。もっというなら、飛んできたのがゴルフボールであったとしても、突然カメラに飛んできたらびっくりするものです。それを『怖さ』と錯覚させようなんて、アンフェアで姑息で逃げだと思います。 そんなことしなくても十分怖かったのに・・・。 まあ、私は怖がりなので、『足跡がついたあと、今度は粘着テープを設置したらいったいどーなるんだ』とか、どーでもいいことを考えて怖さを紛らわせていました。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2023-06-13 01:15:32) (良:1票) |
125.「こういうもんだと思って楽しむ」タイプの作品、ですね。我々の方もちゃんと「こういうもんだ」と思う準備はできてるんですから、何もそんなに一生懸命、「なぜ撮影をするのか」を言い訳がましく劇中で説明してくれなくってもいいんですけれども。 「手品師にしては、たかがスプーンを曲げるだけなのにヘタクソ過ぎる」から、これはマジックではなく本物の超能力なんだ、という理屈。ドキュメンタリを装ったこの作品も、ヘタクソであればあるほど本物らしくなる、という趣向でしょうか。まあ確かにユリ・ゲラーだって、もう少し技術があったなら、イスラエルで営業できなくなることもなかっただろうし、逆に、世界的に知られることもなかったんだろうけど。 とは言え、本作もホントにヘタクソでデタラメなのではなくって、ヘタクソを装っている部分があり、むしろ、会話のシーンなんかではオフの音声を利用したカット繋ぎ(疑似的に、音声の切り替えが映像の切り替えに先行するような効果)を感じさせる場面もあったりして。 固定されたカメラが、「何かが起こる」ことを待ち続ける。我々も、画面内のどこで・いつ・何が起きるかを、固唾をのんで見守ることになり、こういうのは、映画を見る上でのちょっと楽しい経験でもあるのですが。ただ、結局そればっかり、ではあるのよね。 はい、「こういうもん」ですから。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2019-10-13 12:32:00) (良:1票) |
124.ぜってぇー、何でも撮ってやるぜスタイルのちょっと前にはやった表現方法の映画。色々題材がありますが、今回の題材は心霊現象。心霊現象ぜってぇー撮ってやるぜ!で、この表現方法にははっきりいって、ちょっと飽き飽きしてたんですけど、この映画は、それなりに最後まで集中して見れました。心霊現象ってビデオの前では、こんな普通の感じなのかと意外にもリアリティーがありまして、あ、もちろん、どんなときにもビデオ撮影をやめないって所はいつものよーに不自然ですけどね。ただ、忠告しておくと、最後の2~3秒まで特に大したことは起こりません。いや、心霊現象はばっちりビデオに映ってるんですけど、幽霊がババーンとか、ないです。勝手にドアがしまったり、布団が自然にめくれあがったり、あくまでも自然な感じの不自然現象。それによって、精神がおかしくなっていく登場人物たち。その点が妙にリアルで、そーゆう意味では、ブレアウィッチに近いものがあります。特に女性がボーッと突っ立って彼氏を見下ろすシーンが、何にもないけど怖かったなー。何にもないのに。ごめんなさい、意味わかんないですよね?でも、そーゆうのボク的には怖いのです。ブレアウィッチで男が壁に向かってただ立っているのが怖かったよーに。だから、そーゆうのが怖いと感じれる人向けの映画だと思います。もっというと最後のケイティの表現は、ボク的にはいらなかったかな。あれで急にリアリティがなくなっちゃった。まー、最後まで何もないとさすがにダメだと感じてのサービス表現だとは思いますが。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-10-23 02:48:13) (良:1票) |
123.幽霊や悪魔の存在を信じてない人はまったく怖くないだろうな。私もその一人なんだが。やたら恐怖を煽ってたあの予告を思い出すと何か笑える。 モキュメンタリーらしくテンポは悪い。ビデオカメラをもっと色んな部屋に仕掛けてほしかった。動きのない前半はもの凄く退屈でした。 オチは安っぽい。よくシリーズ化できたなと思うくらい全編安っぽい。まあ、安いからシリーズ化ができたんだろうけど。 【Hiro】さん [DVD(字幕)] 3点(2013-12-27 19:42:52) (良:1票) |
122.《ネタバレ》 リアリティを出すために何をするか。 手ブレドキュメンタリー風を採用。 それよりももっと効果的なのは。 「普通にデブな女優を主役に採用。」 これだこれ。 すごいリアリティが出るものですね~はっきりいって私はこれほどの効果があるとは驚きである。 普通にデブというのは、普通のアメリカ人の白人女性ということで、それ=リアル、なんてリアルなんだ。 …問題は、監督さんがそこまで計算したうえでデブ女優を採用したのかということだろうか。 低予算だったからこの程度の女優しか使えなかったということであれば…予想外の結果が出たということに。なるが。 8歳のときにこっくりさんじゃなくてウィジャ盤をやったために悪魔つきになってしまったという設定のようです。なのでウィジャ盤をものすごく嫌うわけのようです。 そんな伏線は別にどうでもいいのだ。 なんでドアを閉めて寝ないのだろう。 寝るときって、ドア閉めないか? ましてやへんなものが入ってきているのなら、閉めるのが普通ではないのか。 …まるで意地のようになって、あくまでもドアを開けて寝るのはかなりおかしいけど。 【パブロン中毒】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-08-15 17:36:04) (笑:1票) |
121.《ネタバレ》 「ブレアウィッチ」然り「REC」然り、何故かこの手の作品って定期的にブームが再燃しますよね。こういうドキュメンタリー手法って散々使い古されてきたでしょうに、とかくアイデア勝ちとか言われれますが果たしてそうなのか? 製作費(利益率)の面でいえば超優秀ですが、床に粉をまいたり、ドアが勝手にしまったり、テレビが勝手ついたりとか、もうねぇ演出があまりにも稚拙過ぎる。怖いというよりも、突然の動きや音にビックリするだけ。小学生以下、或いはこういう手法未体験の人にとっては怖いかもしれないが、所詮子供騙し。 すでにフィクションと分かってる以上、リアリズムを求めるのも矛盾してる。この点でいえば、史実に基づいたとかいう「フォース・カインド」の方がまだマシ。技法でいえば「REC」はほんと出色の出来栄え。また定点と手持ちを上手く使い分けてるけど、この程度は普通だと思うし、かなり昔かある「本当にあった怖い・・・」や心霊モノなど日本のモキュメンタリービデオを何ら変わらない。 本作が優ってる点、それは、大手配給会社に買われ、プロモーションが大成功したことだろう。でも2回目は絶対観ない。 【シネマブルク】さん [DVD(字幕)] 2点(2011-06-12 18:27:16) (良:1票) |
120.私の中でブレア・ウィッチ・プロジェクトに続く駄作でした。終わり方も演出も全てにおいて一つもおっ!と思う点が有りませんでした。 【ClocheRose】さん [映画館(吹替)] 1点(2011-01-13 01:44:14) (良:1票) |
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119.期待しすぎたました。もう二度と「低予算なのに…」にはだまされません。 【木村一号】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2010-12-31 21:59:26) (良:1票) |
118.《ネタバレ》 不可視で禍々しいものが、確実に生活を侵食していく一部始終を、この上なくシンプルに描き切った傑作。 ケイティ(侵食中)の何時間も枕元に立ち尽くすシーン。ケイティ(侵食後)がミカの死体をクンクンと嗅ぐシーン。そして、ラスト一分間の暗闇に居座る奇妙な効果音が、異様に怖かった。 勢いに任せて、DVD特典【もうひとつのパラノーマルアクティビティ】も、鑑賞。こっちのエンディングは、ハッキリ言ってイマイチ。 そして、蛇足ながらDVD特典「稲川淳二と観るパラノーマルアクティビティ」をも、鑑賞。作中のミカの如く、こっちは完全に悪ノリといってイイ蛮行。作中、イナジュンが何度「こわい」と言ったか数えようとして、断念。 【aksweet】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-11-01 03:30:35) (笑:1票) |
117.《ネタバレ》 この手の主観映像ものも、ちょっと飽きが来るかと思っていたが、けっこうまだ楽しめてしまった。どうも映画の楽しさの核に触れている気がする。主観映像ではあるが、カメラが第三者として夫婦の間に割り込んでいるようにもなっていて、そこに新手の面白味が感じられた。こうやって夫婦でカメラを交替しながら撮影し合っていると、普段より喋ることになる。ほとんど喋り合っている。この第三者としてのカメラを意識して、微妙に演じ合う感じになる。そこで夜や留守の時の沈黙がひときわ浮き上がり、カメラの記録係としての役割が生きてくる。この設定が悪くない。早回ししていた時間表示が普通のテンポになると、さあ来るぞとドキドキする。やってることはたわいなくても、神妙に耳を澄まし目を凝らした。ケイティはカメラを憎悪していても、旦那が一人で階段を下りようとしているときなんかけっこう撮影を手伝っていて、そこらへんはもうちょっと自然な段取りがほしいような気もするが(ほかにも不自然なとこはいっぱいあるけど)、そうさかんに「映さないでよ」と言っていたカメラに自ら近づいてくるというラストは、それなりに落としどころとして正しい。ああそうか、旦那にはカメラ・妻には悪魔、という二つのノリウツリの話でもあるわけか。まだまだこの手の手法は開拓できそうだ。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-09-07 09:37:45) (良:1票) |
【tonao】さん [DVD(吹替)] 6点(2010-07-04 11:17:50) (笑:1票) |
115.多少飲んだ後に鑑賞したのは失敗だった。手ぶれで気持ち悪くなってしまった・・・ 音でびびらせる演出もそれが続いてしまえば、新鮮みもなくなってしまう。 ウィジャボード、昔の写真、録音された音(イエスだったら1回、ノーだったら2回だったかな?)など面白そうなネタはあるのにそれらを使いこなせていない。 ついでに言えば、ミカのしつこさ、ケイティのヒステリーはうざったい。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 4点(2010-06-22 01:09:02) (良:1票) |
114.終盤までちゃんと怖かったので、個人的に何の捻りも無いあの幕切れはビビるどころか拍子抜けでした。「ドキュメンタリー」から「なーんちゃってw!どうだった?怖かったww?」とバカにされた様で一気にしらけます。何とかボードを使って女の子の名前を調べたり、屋根裏で写真を発見したりしますがそのフリも完全スルーで後半に全く活かされていません。130万円ちょっとでハリウッドに出せる映画を作ったのは確かに評価出来ますが、何がそんなにウケて全米一位になったのかは理解できません。フツ―の映画です。個人的には酷評されている『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』の方が怖かったし面白かったです。大儲け出来てよかったね、と思ってしまいました。って言うかドア閉めろよ。 【Kの紅茶】さん [DVD(字幕)] 4点(2010-03-23 19:46:36) (良:1票) |
113.《ネタバレ》 殺人鬼やモンスター・ゾンビを登場させて、派手な流血を好むと一般的に思われているアメリカ人としてはなかなかユニークな作品を作ったという印象。恐怖を与える存在が具象化されることはなく、音や影や足跡などを利用して得体の知れない“存在”で驚かせる発想やアイディアはそれなりに評価したいところ。 また、(実際には大して起こらないが)何かが起こるかもしれないという人間の感じる恐怖感を上手く煽り、恐怖感を効果的に利用するできているのではないか(個人的にはそれほどの恐怖は感じなかったが)。製作者の計算なのか、予算の関係なのかは分からないが、観客の“恐怖”が発散されずに最後まで“維持”されていくので、ラストに上手く繋がっていく。さらに、素人のような俳優、ブレまくるカメラの映像、いい位置にセットしてある寝室のカメラなどのマイナス的な要素も逆手にとって効果的に利用している。しかし、全体的に作り込みの甘さ、粗さ、稚拙さも目立つ作品(意見は分かれるかもしれないが、「ブレアウィッチ」の方が作り込み度は高かったと思われる)。 低予算による試験版のようなものなので、この程度でも仕方がないかもしれないが、もうちょっとだけでも丁寧に作成し、もう少し様々なアイディアを盛り込むことができていれば、評価はもっと高まっただろう。夜間に突っ立っているだけ、突然ベランダに行くといったネタもあるが、ラスト付近で突然おかしなことを言い始めるといった“不気味さ”などをもっと前面的に押し出してもよかったか(ラスト後の余韻は評価)。序盤は楽観的な雰囲気を出していてもよいが、楽観が悲観に上手く変わるような演出も求めたいところ。 ところで、やむを得ず、渋谷で鑑賞することとなったが、観客層が非常に若かった。 驚いた声を出す・隣の連れと常にしゃべり続ける・前の席の後ろに足裏をくっ付けるような体勢で見るといったように鑑賞態度は非常に悪かったが、リアルに感情を表してくれるので、本作のような作品を鑑賞するにあたっては、悪くはない環境だった。 予告編や紹介VTRなどを見ていると、ラストではだいたい“アレ”が来ることが分かるので、自分は構えることができたが、不意を付かれると相当にビビルようだ。 後ろの席から、どれほどビックリすれば、そのような衝撃を与えることができるのかと思えるほどの衝撃が自分の席を直撃した。 映画よりも、それが一番ビビった。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-02-20 13:41:41) (笑:1票) |
112.《ネタバレ》 正直言って期待外れでした。 もっとジワジワと怖がらせてくれる映画かと思いきや、突然発生させる「音」でビックリさせる(「怖がらせる」では無い。ここ重要です)系統だったのでがっかり。 ウィジャーボードや一瞬録音された謎の声等、「おっ?!」と思わせる描写はあったが活かし切れていない。 予算は桁違いの差なのかも知れないが、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」を再評価したくなった。 少なくとも私に取っては、映画館で1800円も払って観賞する作品では無かったです。 【たくわん】さん [映画館(字幕)] 1点(2010-02-16 23:10:40) (良:1票) |
111.あんな怖い目にあってる同じベッドで、何だっていつまでもグースカ寝てられるんだ? 【アンギラス】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-02-13 20:24:09) (笑:1票) |
110.《ネタバレ》 怖い。怖いんだけど・・・びっくりさせる部分が多くて、なんていうか静的な怖さが少々足りないかな。ラストシーンの唐突ぶりが一種爽やかでw、あまり怖さが後を引かない。しかし低予算映画って人物見てるとなーんかイライラする。 ホラー映画好きとしてはがんばってほしい。 【ちょび】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-02-09 23:13:10) (良:1票) |