まほろ駅前多田便利軒のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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まほろ駅前多田便利軒

[マホロエキマエタダベンリケン]
2011年上映時間:123分
平均点:6.32 / 10(Review 34人) (点数分布表示)
公開開始日(2011-04-23)
ドラマコメディシリーズもの小説の映画化
新規登録(2011-05-08)【Q兵衛】さん
タイトル情報更新(2024-01-27)【にじばぶ】さん
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監督大森立嗣
キャスト瑛太(男優)多田啓介(多田便利軒経営、バツイチ)
松田龍平(男優)行天春彦(中学時代の同級生、よく喋る変な奴)
片岡礼子(女優)ルル(自称コロンビア人娼婦)
鈴木杏(女優)ハイシー(自称コロンビア人娼婦、ルルのルームメイト)
本上まなみ(女優)三峯凪子(行天の元妻)
柄本佑(男優)山下(ハイシーのストーカー)
大森南朋(男優)山田(弁当屋・囲炉裏屋亭主)
松尾スズキ(男優)シンちゃん(薬売人、ルルの友人)
麿赤児(男優)岡(多田便利軒常連客)
高良健吾(男優)星(裏組織のボス)
岸部一徳(男優)早坂(まほろ署刑事)
加部亜門(男優)
宇野祥平(男優)
梅沢昌代(女優)山下の母
原作三浦しをん「まほろ駅前多田便利軒」
脚本大森立嗣
製作アスミック・エース(「まほろ駅前多田便利軒」製作委員会)
日活(「まほろ駅前多田便利軒」製作委員会)
ハピネット・ピクチャーズ(「まほろ駅前多田便利軒」製作委員会)
配給アスミック・エース
美術原田満生
ヘアメイク豊川京子
編集普嶋信一
録音加藤大和
照明木村明生
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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12
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34.《ネタバレ》 瑛太と松田龍平がかっこよくって、久々に観たあとにミーハー気分になった。特に松田龍平は素晴らしい持ち味を発揮しており、仰天をもっともっと観ていたい、と思わせる演技。何でも屋が何でもやっていくうちに自分の抱えた傷と向き合っていくというストーリーなのだが、相棒となる仰天に自分が小指に怪我をさせてしまったという事実がうまい。これは後々まで引っ張り、ラストに大きな意味を持つことになる。構造としては親子の愛情を描いているのだが、そのさまざまな在り方が、親子の多様性と許容性の広さを暗喩している。多田は幼い子供を亡くしており、しかもその子供は血がつながっているかどうかわからない。仰天は同性愛のカップルに人工授精の精子を提供している、すなわち血だけはつながっている子供がいる。そして親に虐待を受けていたことがわかる。山下は、血のつながっていない母親と二人暮らし。駅前の弁当屋も詳しくはわからないが、幼児と二人で暮らしているようだ。ゆら公は母親と二人暮らしだが、ほとんど母親にかまってもらえない。親に関心を向けてもらえない。これらの親子関係というものが、次第にほぐれていく。重要なのは多田と仰天のエピソードだが、他のエピソードも単なるサイドストーリーに終わらず、しっかり二人の話に絡んでくる。多田はゆら公に「生きていればやり直せる。愛を与えられなくても自分が与えることはできる」と断言し、フランダースの犬のラストシーンをハッピーエンドだという仰天を否定する。しかしその段階では彼もその言葉に確信を持てていない。だからこそ自らの過去を仰天に話した後に、仰天に出て行ってくれ、と言う。それに対して仰天は、「多田が言ってたじゃん」と多田につぶやき、自分の小指を多田に触らせる。かつて多田が傷つけた小指は元通りになっている。演出の妙である。子供を亡くしてしまった事実はやり直しようがないが、これから愛を与えることはできる。彼らの絆もまた修復される。くすりと笑えるところも多く、仰天のキャラクターがおかしい。特に多田がトラックのガラスを粉々にされたときの「なんじゃこりゃー!」、松田龍平の「誰それ? ぜんぜん似てないよ」というくだりには爆笑。原作にはきっと入っていないだろう。松田龍平だからこそできる演出である。そして優作といえば走る姿だが、松田龍平の走り方はぺたぺたとしていてコミカルだ。その対比を楽しむのもおもしろい。
Balrogさん [映画館(邦画)] 7点(2011-05-09 00:20:03)(良:2票)
33.大して何ということもない話が、何ということもなく語られていく。薬の売買絡みで一瞬「おっ?」と思わせるのだが、それもまあ香り付け程度。
いや、街の便利屋という設定を考えると、等身大で妥当なのかもしれない。素人の便利屋が常人離れした活躍でトラブルシューティング! なんて、逆にバカバカしくて観てられない。
一応、『親子の絆』みたいなテーマを提示したがっているようにも見えるが、出てくる人間みんな人任せ成り行き任せなので、それも弱い。
バディムーヴィーと言う程の気概もなく、まったりと気だるげに話は進む。
じゃあツマラナイのか? と言われると、そうでもなく丸々2時間をそれなりに観られた。

瑛太と松田龍平、当時の若手ではトップクラスと言われた二人の魅力に負んぶに抱っこのような作りだが、なぜ二人がトップクラスと言われたのかはよく分かった。確かにナンかナンとは言えない魅力があるわ、この人達は。w

あと、一つだけ。瑛太の「なんじゃ、こりゃあーっ!」に、松田が「誰それ? 全然似てない」って。w ちょっと楽しい演出でした。
TERRAさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2018-03-05 21:07:00)(良:1票)
32.『アヒルと鴨』とは立場が逆転したかのような瑛太と松田龍平の役どころ。このキャスティングだから、ただ居るだけでも見たくなる。作品としても悪くはないと思うけど、自分は『探偵はBARにいる』の方が好きだな。背負っている過去の重さと現在の生活スタイルの軽さのギャップが大きすぎて入り込めないのかも。
自分は役者さんの演技の上手下手ってあまり気にするタイプではないけれど、今作品の子役の演技は気になった、残念。
あと、このレビューではどなたも触れていないけれど、大森監督、弟の大森南朋、父親の麿赤児という大森一家の映画であることも興味深い。
あっ、ドラマも録画して見てます。
フラミンゴさん [DVD(邦画)] 5点(2013-02-04 22:26:11)(良:1票)
31.《ネタバレ》 原作は未読です。
ときどき、大した事件は起こらないのに最後まで緊張が途切れずに見応えを担保している作品に出合います。本作もそんなカテゴリーに類される作品でした。
胡散くささ満点の行天(=松田龍平)が便利軒を営む多田(=瑛太)のところに転がり込んでから、いくつかの出来事を通して明らかになって行く二人の素性。内に熱い想いを秘めながら、行動と言動に統一感が無い多田。風貌やダレた態度とは裏腹に、実は博愛者の行天。鑑賞側がそれを徐々に理解するように、彼らもお互いの認識を深めて行ったと思う。でも、彼らは一切、自分のことを語らなかった。言わなくても良いのか、言わない方が良いのか、言いたくないのか…。初めて、自分の過去を語った多田は行天に「出て行け」と言う。なぜか? 自分の辛さを知っている者が至近にいることで、辛さが増す予感がしたからだと思う。それをあっさり了解する行天。このシーンは人の関係性の分水嶺を見る思いで、とても見応えがありました。
時間を置けば、自分のことを知っている者の存在が逆に有難く思えるようにもなる。それが本作のラストシーンです。二人がフレームアウトするラストカットが「今後」をイメージさせて、とても印象に残りました。
いくつかの親子関係を横軸に据えながら、人の距離感を語った作品だったと思います。これまでは並以下だった松田龍平の評価が変わりました。人をおちょくった変な走り方(笑)。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-07-14 14:12:21)(良:1票)
30.《ネタバレ》  ものすごく面白いとか、そーゆータイプの映画ではありません。ですが最後までずっと見ちゃいます。
 瑛太と松田龍平。二人が演じる多田と行天のキャラがなんだか凄く魅力があって目が離せません。
 便利屋を営む多田のもとに依頼が舞い込みます。その依頼を通して多田は自分とは違う親子関係とそこにある家族の問題に触れていきます。そして行天。彼もまた多田とは違う親子関係に苦しんでいます。自分を虐待した親。だから父親になることを恐れ、精子だけ提供し、子供に会うことさえしようとしない。
 コメディだと思って見始めたのですが、ストーリーや登場人物の背景はどれも深刻なものばかりです。これはコメディとは言えないかもしれません。
 最近プライベートで辛いことがありました。そんなときにこの映画を見たのはなんか意味があるのかもしれない。
 私にとってはこれはコメディというより人間再生ドラマ。
 非日常的すぎるきらいはあるものの、基本的には誰にでも起こりうるエピソードばかりだと感じます。
 映画としての面白味や旨味は薄いと言わざるをえません。
 だから高い点数はつけ難いです。でもこーゆー映画って必要な気がします。
たきたてさん [DVD(邦画)] 6点(2021-11-08 01:42:56)
29.《ネタバレ》 面白かった。

松田龍平の「捨てられた子犬」ようでいて、実は奥さんもいるし、大きな実家もあるというのが平成風でいい。
瑛太の人情家のようでいて、実は子どもを亡くしてる辛い過去があることも・・

まほろとは、町田市がモデルのよう。
東京にいたとき、確かに町田市の知り合いは懐かしいにおいがしてた。
うなづけてしまう。

面白い着眼だと思う。
東京に近いながらも、地元密着志向の町が舞台とは、東京でも地方でもない、新しい世界を見せてくれる。
「探偵はBARにいる」とは、また違う平成日本の顔を見せてくれる。
トントさん [DVD(邦画)] 7点(2018-09-24 23:48:36)
28.連続ドラマの前にこの映画版がある。なので、この映画を先に見ておいたほうがドラマの設定や二人の背景を理解しやすい。
飛鳥さん [DVD(邦画)] 5点(2017-08-31 23:03:36)
27.《ネタバレ》 安定の面白さ。原作は読んでないけどシリーズ通して好きな作品。変な団体とのいざこざが駆け足気味だった気がするのが残念。
ぷるとっぷさん [DVD(邦画)] 7点(2016-08-15 17:52:24)
26.《ネタバレ》 原作にほぼ沿っている物語で安心して観れた。チワワあたりまでナイスでしたが、少し詰め込み感があってもう少し淡々と進むといいのかなと思った。行天が想像通りなのが最高です。
トメ吉さん [DVD(邦画)] 6点(2014-10-15 13:09:52)
25.主役2人のキャラクターが良かった。真面目なんだけど常に冷めた態度の多田と、ふてぶてしく常にやる気がないがお節介の行天。そんな2人の掛け合いが絶妙でいつまでも観ていたい気にさせられた。ただ、ドラマとしては面白みに欠けたかな。笑いも感動も中途半端な感じで。それよりも、あの仕事内容で生計を立てていることに驚き。一体報酬どれだけ貰っているんだ?
ヴレアさん [DVD(邦画)] 6点(2014-09-16 15:49:05)
24.喫煙シーンが多く、見ていてかなり不愉快。懐かしいというか、古臭いというか、30~40年前のTVドラマという印象。
2人とも結構演技がヘタクソなので、コンビになるとちょっとテンポが悪くなる。原作未読なんだが、中年女がノスタルジックに負け組み・あきらめ系中年男を妄想的に書くとこうなるのかな?という感じ。
東京50km圏道路地図さん [DVD(邦画)] 4点(2014-01-17 10:25:11)
23.原作は未読です。さわやかな役が多かった瑛太が珍しく無骨な男を演じておりますが、なかなかハマっております。松田龍平さんは、主演よりも本作のような助演で存在感を発揮しますね。可もなく不可もなく、6点とさせていただきます。
タケノコさん [DVD(邦画)] 6点(2013-10-14 03:54:55)
22.《ネタバレ》 原作既読。原作のイメージとは当たらずとも遠からず。少なくとも観終わった頃にはしっくりきてます。ただ、原作の方はもう少しスピード感があったような気がしますが、本作はまったりと進んでいきます。まったりと進みますが、心地の良いまったり感です。映像化に成功した一時例といえるでしょう。
いっちぃさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-08-12 22:25:08)
21.《ネタバレ》 瑛太さん演じる多田も龍平さん演じる行天もいいキャラクターでしたね。
それぞれ謎めいたキャラクターながらも便利屋の仕事を通して触れ合っていくさまが、コミカルな雰囲気とあいまって、物語に入り込んでいけました。
しかし後半からの、お互いの過去が顕わになってからが、あまりいただけなかったですかねぇ。
いかにも映画的というか(映画だからいいんですけど)、ちょいと重い。
お薬とか、あんま絡めて欲しくなかったなぁ。
飄々としたふたりが妙に魅力的な映画だったので、そんな過去を背負いつつも飄々と居て欲しかった。
最終的には雨降って地固まる的に結ばれますけど、あのクライマックスはどうも。。。

『なんじゃこりゃぁぁ』の件はサイコーでした。
ろにまささん [地上波(邦画)] 7点(2013-07-05 14:17:49)
20.二人の醸し出す雰囲気は独特のものがある。でもそれだけが前面に出過ぎ。ドラッグや刑事の部分、中途半端。
nojiさん [地上波(邦画)] 5点(2013-05-16 22:47:20)
19.《ネタバレ》 このまったりした雰囲気に、心地よさを感じるか、イライラするかで、まったく感想が異なると思いますが、私は後者でした。
午の若丸さん [DVD(邦画)] 5点(2013-05-04 22:59:42)
18.瑛太くんに関して 個人的な感想、ひと言 
まずは、ひげを剃れ 
話はそれからにいたしましょうや  
似合ってないと思うんですよね だから剃れ。どうもしっくりこないんですよね  先日終了しましたフジテレビ系のドラマ〝最高の離婚〟あの時の瑛太くんを求めてしまった ねぇ お願いだから ひげ剃ってぇ~ ハナひげ似合ってないよね 安っぽいですよ~
3737さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-04-14 17:31:29)
17.《ネタバレ》 小説版既読で続編読んでいる最中です。個人的なイメージでは多田も行天も、もっとおっさんなイメージでしたけど、観ているうちに馴染みました、原作も微妙な空気が漂う作品でしたけど、違和感無く楽しめました。めずらしく街の雰囲気が小説読んでる時に想像していた風景とほぼ同じでちょっと驚きました。続編も公開される様ですし楽しみですね。
【再鑑賞】なんじゃこりゃあのシーンが妙に受けた。中国嫁は「「意外に長いな」とちょとだれ気味でした。
ないとれいんさん [地上波(邦画)] 7点(2013-04-09 15:21:21)
16.《ネタバレ》 導入部分では、このまま焦点がはっきりせず雰囲気だけで流れていくのかな・・・と危惧していたのですが、登場人物が実際に動き出してからは、ぎりぎりのところで破綻せずにきちんとまとまっていました。主人公が便利屋という自分の基盤についてぶれていないところが、作品に線を通しています。
Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-04-08 03:30:02)
15.多田便利軒♪ 
 
なんじゃこりゃあ!
のくだりとか楽しい。
 
チワワとか松田龍平のひょうひょうと走る姿とかなんかおもしろいシーンが退屈させないし、起承転結良かった。松田龍平は一番の当たり役だと思う。おやじさんに似てか味あるなぁ。
 
フランダースの犬はハッピーエンドなんだよ、いい年になってから観た僕も同感。あれはハッピーエンドとして初めて昇華する話。あのままネロが年取ってしまうと、だな。ストーリーもへったくれもない。それなら風車小屋燃えちゃいかんわな。だが、そんな不幸はフィクションに閉じ込めたいね。なんて話をしたくても、できる相手がいなくてさみしかったからここで吐き出した。ごめん。 
 
あったかくていい映画だと思う。
おでんの卵さん [DVD(邦画)] 8点(2013-04-07 23:09:42)
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【点数情報】

Review人数 34人
平均点数 6.32点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
412.94%
5823.53%
6926.47%
71132.35%
8514.71%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review1人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 1.00点 Review1人
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