34.《ネタバレ》 予告編を観てこれだ!と思ったが、期待以上だった。王女がどうしたとかストーリーも役者もどうでもいい。もともとセンスのいいおとぎ話だが、最初の巨人登場シーンはジュラシックパークにおける、ティラノ出現シーンに匹敵するスリルだ。要は怪獣映画である。まさに観たかったものを魅せてくれた。円谷映画で育った私には、「サンダ対ガイラ」を思い出さずにはいられない。今時だと「進撃の巨人」か?身長7メートルという設定も絶妙だ。大きすぎずリアルな不気味さを感じさせるから。血を見せずにに恐怖感を与える上手さもある。それにしても、主役は巨人をひとたまりもなく粉々にした、豆の木だったようだ。私のお気に入りはNo.2の顔のでかい巨人君だ。ラストの、少年がノートをしまうショルダーバッグが洒落ている。 【ブタノケ2】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2013-11-18 02:03:14) (良:2票) |
33.《ネタバレ》 ”怖い、気持ち悪い、容赦がない”の3拍子揃った巨人たちのインパクトが災いしてか、日本ではまったく話題にならなかった本作ですが、これが壮絶な面白さでビックリこきました。おとぎ話をベースにした前半の冒険活劇では、ほのぼのとした古典の空気に現代的なスリルや笑いが加えられており、21世紀仕様の『ジャックと豆の木』が見事に仕上がっています。悪い婚約者に、かっこいい騎士に、怖い巨人にと定番の要素を寄せ集めつつも、見事なバランス感覚でまとめられた脚本が絶妙だったし、ひとつひとつの場面を丁寧に作り上げるブライアン・シンガーによる演出も、予定調和の世界を飽きのこないものにしています。古典の新解釈としては、ほぼ完璧ではないでしょうか。。。 以上の前半パートだけでも充分に満足のいく映画だったのですが、本作の真の見せ場は後半パートでやってきます。『進撃の巨人』を思わせる大チェイスを皮切りに人類vs巨人の大決戦が始まるのですが、延々と続く合戦のテンションの高さには圧倒されました。城の防御が細かく考えられていたり、アイテムを登場させるタイミングが絶妙だったりと、脚本・演出も絶好調。さらには、物語の世界と観客の世界を繋いでみせたエピローグにおける含みの持たせ方も面白く、頭から尻尾の先まで完璧にまとめられた満足度の高い娯楽作に仕上がっています。これは必見です。。。 最後に、何かと批判の多いタレント吹替ですが、本作の吹替はなかなかよくできていました。ウェンツ瑛二とガレッジセール・ゴリはさすがの芸達者ぶりで主役キャラを無難にこなしているし(特にゴリはプロの声優並みの巧さ)、平愛梨もお姫様らしい上品な雰囲気を出せています。常にこのレベルを維持できるのであれば、タレント吹替も歓迎できるんですけどね。なあ、『プロメテウス』。 【ザ・チャンバラ】さん [ブルーレイ(吹替)] 9点(2013-09-25 01:21:33) (良:2票) |
32.《ネタバレ》 王様が豆の木を切り倒して、巨人たちが上空に取り残されたとき、 「これで映画終わってしまったらどうしよう」と思いましたが、 終盤にしっかりと地上で人類vs巨人がはじまりホッとしました。 絵本を読み聞かせるシーン、豆を手に入れて伸びるシーン、天空へとのぼり巨人と初遭遇するシーン、裏切り・奪われ・・・奪還し、 一つ一つのシーンがきっちり楽しく、最後にまた絵本を読んでくれてストンと終わってくれました。 王様は不遇ながらも結婚許してくれたり、ええ人でしたね。 【元祖】さん [地上波(吹替)] 6点(2017-01-15 09:56:42) (良:1票) |
31.《ネタバレ》 生活費を得るために、街へと馬を売りに来た平凡な青年ジャック。そこで謎の修道士と出合った彼は、ひょんなことからその馬と魔法の豆を物々交換することに。その夜、あやまって床下に落とした魔法の豆から伸びた蔦が瞬く間に天空高く育ったことから、ジャックは偶然知り合った王国の姫や騎士らと共に天空の巨人伝説を巡る冒険の旅へと巻き込まれてしまう。誰もが知る名作童話を、大胆なアレンジと最新のCG技術を駆使して映画化という、最近流行りのファンタジー作品。恐らくこんな映画なんだろうなーという、こちらの期待を一切上回らないがまあまあ面白いという、典型的な可もなく不可もなくな映画でありました。欲を言えば、もうちょっと主人公の青年役の俳優に華があれば良かったかなー。それに巨人たちの造形もただ小汚いだけで僕にはあんまり魅力を感じませんでした。クライマックスも、ロードオブザリングで散々やり尽くしてきたような映像がひたすら続いて少々単調。あれれ、書いてるうちに不可がいっぱい出てきた(笑)。でもまあ、適度な暇潰しとしてはぼちぼち楽しめると思います。ユアン・マクレガーの飄々とした演技も良かったです。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-12-01 08:18:23) (良:1票) |
30.《ネタバレ》 コイツは楽しい!! ●テンション上がりポイント ・ヒロインがカワイイ!! ・豆の木がどぉおーん!! ・巨人の登場シーン ・巨人の捕食シーン ・巨人の料理シーン ・巨人軍団がめっちゃ走ってくるシーン ・色々飛んできてもうだめだーのシーン ・最後の豆を✕✕に放り込んでドォーン!のシーン ・2つ頭のしゃべれない方が、気持ち悪い ・人間達が弓矢で巨人たちを押し返すシーン と、終始上がりっぱなしでした。 王冠が万能すぎるせいで、話が広がりにくくなっているのは、もったいなかったかな。 長さもちょうどよいし、かるーくハラハラ・ドキドキしたい時に観るのに最適! 【すべから】さん [映画館(吹替)] 8点(2013-04-29 13:12:01) (良:1票) |
29.本作は超有名な童話「ジャックと豆の木」を元とした作品であることは明確ですが、実はもうひとつ民話である「巨人退治のジャック」がミックスされた映画になっています。 原題が童話の「Jack and the Beanstalk」でなく、「Jack the Giant Slayer」になっているのもそのためなのです。 さらにもともとの原題は「Jack the Giant Killer」でした。 「巨人殺し」というタイトルであった時点で、あまり和やかな雰囲気でないことは予想できるでしょう。 この映画、ファミリー映画とは思えないほど人も巨人もバンバン死んでいくのです。 もちろん血は一滴も出ませんし、直接的なグロ描写はほとんどありません。 しかしこの映画を小さい子どもに見せると、怖くて泣き出してしまうんじゃないでしょうか。 子どもに見せてはいけないというほどの残酷描写はないとはいえども、へたすれば子どもにトラウマを残してしまうでしょう。 でも個人的には、子どもにこういう「怖い映画」を見せるのは悪いことではないと思います。 自分も「劇場版ドラえもん」のホラー描写はとても印象に残っていますし、そういう恐怖が後の成長にも役立つように思えるのです。 ついでにかわいいマスコットキャラもいませんし、巨人の見た目もきちゃないです。 そんな「あんまり子ども向けじゃない気がするけど、ちょっと子どもに観せたい(どっちやねん)」な映画だと思います。 子どもに楽しい映画を観せたい親御さんは、素直に「ドラえもん」「シュガーラッシュ」「プリキュア」「劇場版ミッフィー」あたりをチョイスしてください 【ヒナタカ】さん [映画館(邦画)] 6点(2013-03-28 19:53:13) (良:1票) |
28.《ネタバレ》 ジャックと豆の木をイメージして子どもが観たら、たいへんなトラウマになってしまうんじゃないかと心配になるほどの大人向け映画。 巨人にとって人間は単なるエサ、という設定が潔い。 しかも、王冠が有れば問答無用で巨人たちを服従させることができるというのもわかりやすい。 巨人の国から人間界へと展開するテンポも非常に良く、わずか数日間の出来事に凝縮しているのも上手い演出。 そしてジャック役のニコラス・ホルトが、弱々しい割にいざという時に頼りになるという現実的なヒーローであることも、時代を映しているようで好感が持てた。 予想を遥かに超えて楽しめる、ある程度大人になった子ども向け。 いや、佳作。 |
27.《ネタバレ》 思っていた以上に映像がド派手。特に大きな豆の木が一気に成長していく様子は一見の価値ありです。 巨人が恐怖の対象としてちゃんと怖く描かれているのが良いですね。とりわけ巨人の登場シーンは最高に良かったと思います。 走って逃げても巨人が走ればあっという間に追いつかれる当然の理屈をきちんと描いているのが良い。 ロデリック卿の陰謀が最大の見せ場かと思いきや、そこからもう一波乱用意されていて、とにかく最後まで目が離せません。 ストーリーは単純明快。ですが物語に起伏があり、演出が良いので、ちょっとレベルの高いおとぎ話を見ているかのような満足感があります。 騎士が窯に入れられちゃうシーンや、大勢の巨人が走って追いかけてくるシーンなど、とにかく『怖さ』をきっちりと描いてくれているので予想以上に楽しめました。自分たちの城の中でまさかのラスボス登場のシーンもかなり怖かったですね。見つかったかと思ったら鏡。そんなちょっとしたスカシなど、映像の力だけに頼っていないのが良い。モンスター映画としての面白さがいっぱいつまった隠れた名作。アクションとしてもサスペンスとしてもアドベンチャーとしても申し分なし。 最後は英雄になった主人公ジャック。 お姫様とも結ばれて最高のハッピーエンド。 年代問わず楽しめる爽快なエンターテイメントに仕上がっています。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2021-08-15 03:25:13) |
26.《ネタバレ》 想像していたよりも全然戦わないので、ちょっと拍子抜け。まともに戦っても勝てるとは思えないので、そこは頭を使って、腕力ではなく知力で戦ってほしかったのですが、後半の籠城戦含めて、あんまり頭使ってなかったですね。なので期待はずれかなあって思っていたら、エピローグのまとめ方に惚れてしまいました。うまくまとめたなあ。 【EOS】さん [DVD(吹替)] 6点(2019-09-04 11:45:28) |
25.地上波吹き替えをリモコン操作して、英語、日本語字幕付きにして観ました。 ユアン・マクレガーさんの美声を聞きたかったから。 ユアンさんリーダーで大活躍でした(満足) お話しは期待しすぎたためか、フツウかなと言う印象。 王さまや重臣の衣装がコミカルなのに、巨人が怖すぎ! さらっと観れば、楽しめたのでしょう。 【たんぽぽ】さん [地上波(字幕)] 6点(2018-10-19 16:56:44) |
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24.子供向けにテンポも速く退屈させず判りやすい展開も印象良い。ファミリー向けに十分推薦できる。 【タッチッチ】さん [地上波(吹替)] 6点(2018-08-21 16:41:31) |
23.怖い。子供向けファンタジーみたいなもんかとスルーしてたが、いやはや結構シリアスなモンスター映画。人ばんばん死ぬし、むしろ子供には刺激が強いかも知れない。かなりハラハラしました。キャラ物のホラーが好きな人にはオススメしたい。 【にしきの】さん [地上波(吹替)] 8点(2016-04-05 22:40:05) |
22.これぞ、【THE おとぎ話】 幼児が見ると、ちょっとしたトラウマになりそうですねぇ^^ 予定調和なので、大人の鑑賞には少し向かないかな。 決して面白くない訳ではないんですけどね。 テレビ鑑賞なので、文句は言えないし、点数にも反映していないのですが 兎に角、吹替えが酷すぎる。 タレント吹替えはホント止めて欲しいです。 【はりねずみ】さん [地上波(吹替)] 4点(2016-02-07 23:25:06) |
21.《ネタバレ》 お豆さんと王冠を上手く活かした物語でした。 テンポが良くて大人でも子供でも楽しめる作品だったと思います。 【ろにまさ】さん [地上波(吹替)] 6点(2016-01-31 08:09:40) |
20.テンポよく、迫力があって、予定調和で終わる。決して優れた映画ではないかもしれないが、小難しい作品をみて「時間返せ」となるよりは、スッキリとしていて後味がいいと思う。 【馬】さん [地上波(吹替)] 6点(2016-01-30 17:35:45) |
19.《ネタバレ》 お伽噺をそのまま映像化するんじゃなくて、新解釈を加えるというのは最近流行りのパターンですな。 最新のCG技術と相性の良い題材だったようで、映像的な迫力があって見応えがあった。 話が小気味好く転換していくのも良かったし、ラストのオチも綺麗に纏まってた。 ロンドンの雨が多い理由にも納得。 【もとや】さん [地上波(吹替)] 7点(2016-01-29 23:21:58) |
18.「進撃の巨人」を思い浮かべてしまう。娯楽作品として思ったよりも面白かった。 とにかく展開が早く、ダレるところもほとんどない。論理的には気になることも多いが、全く気にしないで鑑賞可能...まああくまでも「娯楽作品」だけど。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-10-11 19:44:56) |
17.《ネタバレ》 私が気になったのは、人間と巨人族の戦力バランスです。勿論一対一なら人間は圧倒的に不利でしょうが、本作の設定程度の戦力差であれば、巨人族に人間が駆逐されるとは思えません。絶望する必要が無いのです。多大な犠牲を払ったとしても、最期は数がモノを言い人間が勝利するのは目に見えています。にもかかわらず、巨人を無条件で平伏させる“絶対的な武器”が存在するのは、人間側にちょっと都合良すぎるかなあと。 【目隠シスト】さん [ブルーレイ(吹替)] 6点(2014-05-21 18:53:23) |
16.《ネタバレ》 映像的には面白かったんですが、主人公とヒロインがいまいちだったせいか、今ひとつ面白みに欠けるというか、なんというか。なぜ、お坊さんは豆を持っていたのだろう?なんで、そんな王冠を思いついたんだろう?そもそも、あんな大きな浮島があったら天気はどうなっちゃってるんだろう?とか考えちゃうので、そんなこと考えさせないテンポがあればよかったのだが、前半、ちょっとスローテンポだったのが残念。 【木村一号】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-04-15 22:27:48) |
15.《ネタバレ》 崖の上でピカピカ光るメタルクウラたち。「絶望」というと未だにあのシーンが浮かんでくるんだけど、森の中から巨人たちが姿を現した瞬間、似たような感覚を味わえたのが嬉しかった。正直、天空パートは微妙だったけど、地上に降りてきてからの盛り上がりで挽回できたと思う。なんなら立体機動装置も出しちゃえば…ってそれはダメか。1対1では話にならない戦力差があっても、篭城戦ならそれなりに面白くできるものだなと。ただ、最後はやっぱり拍子抜け。あれしかなかったんだろうとは思うが…。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-03-14 18:48:36) |