4.《ネタバレ》 前作がかなりの傑作であった故に、今回は肩透かしをくらった感じです。
正直これを映画としてやる内容か?と思えるものでした。これは、前々作も同じ。
しかもびっくりする位に笑い所や泣き所が少ない。あっても最初の部分だけ。子どもでも「あれ?」と思うかも。
サボテンが水に弱い?これは某アニメで、
「某猫型ロボットが感染したウイルスが、某ガキ大将のくしゃみに弱かった。」というオチに何となく似ているというか
本当に在り来たりと言うか…。ともかく、この作品は意外性が無さ過ぎてびっくり。
ただ、メキシコという背景部分や文化的な描写は本当にメキシコ本国を忠実に再現していた。
入国直後の海辺のリゾート地はカンクン?だろうし、コーラを多飲するのもメキシコならではの文化。
スーパーマーケットの製品もよく観たら中南米ならではのものがあるし、それらの描写はよく研究なさったと思う。
ただ、内容があまりにも軽すぎるし、話は淡々と進むしで何をどう評価すれば良いのやら。
はっきり申し上げて、時事や政治関連の事象を皮肉った内容では無さそうですし、また深く追求し考察する事も無いでしょう。
正直な話、ターゲットをどこに絞っているのでしょう?謎すぎます。
また、ふと気が付いたのですが、クレヨンしんちゃんの傑作と呼ばれる作品はお笑い芸人を起用していませんね。今回は…。
最後に、高山みなみさんがおケイ役で少し登場していたのには驚いた。ほぼ同時上映の名探偵コナンと被ってますからね(笑)
また、今作が納谷六朗さんの遺作になられるのだろうか。少ししか登場しなかったけど、素晴らしい演技をなさってました。