クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ 拉麺大乱のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ 拉麺大乱

[クレヨンシンチャンバクモリカンフーボーイズラーメンタイラン]
2018年上映時間:104分
平均点:7.60 / 10(Review 5人) (点数分布表示)
公開開始日(2018-04-13)
公開終了日(2018-11-09)
アクションコメディカンフーアニメシリーズものファミリー動物ものグルメものTVの映画化漫画の映画化
新規登録(2018-01-03)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2022-04-19)【イニシャルK】さん
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監督高橋渉(監督)
演出高橋渉(監督)
三原三千夫
矢島晶子しんのすけ
ならはしみきみさえ
森川智之ひろし
こおろぎさとみひまわり
潘めぐみ玉蘭
一龍斎貞友マサオくん
真柴摩利風間くん/シロ
林玉緒ネネちゃん
佐藤智恵ボーちゃん
ももいろクローバーZくろぐろクローバーZ
百田夏菜子
佐々木彩夏
玉井詩織
高城れに
関根勤師匠
水島裕ぷにぷにの精
置鮎龍太郎ヌン
真殿光昭チャック
廣田行生ドン・パンパン
大本眞基子ミッチー
阪口大助ヨシりん
鈴木れい子となりのおばさん
七緒はるひよしなが先生
富沢美智恵まつざか先生
三石琴乃上尾先生
伊倉一恵ふかづめ竜子
むたあきこふきでものマリー
桜井敏治四郎
片岡富枝アグネス
宮澤正チョウ
木村雅史ワン
京田尚子店長
勝杏里地上げ屋
橘U子眉なし園児
原作臼井儀人
脚本うえのきみこ
音楽荒川敏行
大谷幸
作詞中田ヤスタカ「キミに100パーセント」
作曲中田ヤスタカ「キミに100パーセント」
編曲荒川敏行「ブラックパンダラーメン讃歌(原曲:リパブリック讃歌)」 「かすかべ防衛隊のうたアイヤーバージョン」
中田ヤスタカ「キミに100パーセント」
主題歌ももいろクローバーZ「笑一笑 〜シャオイーシャオ!〜」
きゃりーぱみゅぱみゅ「キミに100パーセント」
挿入曲ももいろクローバーZ「ブラックパンダラーメン賛歌」
橋幸夫「ジェンカ」
撮影梅田俊之(撮影監督)
制作シンエイ動画
テレビ朝日
アサツー ディ・ケイ
双葉社
配給東宝
作画堤規至(CGI)
高橋渉(監督)(絵コンテ)
橋本昌和(絵コンテ)
原勝徳(作画監督)
末吉裕一郎(作画監督/キャラクターデザイン/原画)
大塚正実(原画)
高倉佳彦(原画)
林静香(原画)
藤森雅也(原画)
江口寿志(原画)
三原三千夫(絵コンテ/キャラクターデザイン/原画)
美術石田卓也〔クレイアニメ〕(ねんどアニメ)
録音大熊昭(音響監督)
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1
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5.《ネタバレ》 【妻投稿】

火曜日鑑賞。春日部という街に同居しているチャイナタウン。「ブラックラーメンを食べられる、そのほうがみんな幸せなんだ」という台詞。やたらと連呼される「出て行け」という台詞。破壊された胡同みたいな市街地。暴れまわる大人たち、スマホ写真という物理的証拠を見せても誰も信じずに襲ってくる状況。この状況に絶望し無茶苦茶な正義を欲するヒロイン。

完全に社会的少数者へのヘイトやポスト真実といった最近の世相を反映している。
悪役も「ラーメンで洗脳して世界征服をする」のではなく、ただ凶暴な大人を増やして社会を殺伐とさせているだけだし(なんか町の凶暴化した市民が『ブラックホークダウン』や『ホテル・ルワンダ』で暴れまわっていた連中みたいだし)。
相模原で45人の障害者が殺傷された時に犯人をヒーローだと思う人間がかなりいたように、「気に入らないなら社会から消えろ」「この社会にお前らなんかいらねぇ」って事を平気で言う考えは大人の社会でほとんどステイタスになりつつある。
映画ではそういう大人の姿を敢えて子供に見せていて、「この世の中でどう人を傷つけずに生きていくか」って事をテーマにしているかもしれない。

ラストシーンは唐突でナンセンスだが、確実にわざとやっている。春日部にいきなり野原が現れるなんてありえないから。
多分物語は夕日の鉄橋の下で終わっているのだ(本当にこれで終わりそうな勢いだった)。
だって今の社会はその状況だから。
ラストの電車ごっこダンスは、ドラえもん映画『夢幻三剣士』の〇〇が〇〇〇になっているといういろんな憶測を呼んだ場面のように、ナンセンスすぎて逆に不気味に見える。
この不気味さは日本の未来の不気味さに通じているような気がする。

カンフーのシーンはそこそこなんだけど、せめてビームは飛び道具ではなく相手にパンチを入れる形で発射すべきだと思った。
それと悪役の魅力がそこそこ。「世の中はもっと簡単よ。食うか食われるか」ってセリフはイカしているし、パンダみたいな食事もいい感じなんだけど、パラダイスキングくらいの思い入れを込めて作って欲しかったな。やっていることは北斗神拳だし。
はち-ご=さん [映画館(邦画)] 8点(2018-04-26 20:18:28)(良:2票)
4.《ネタバレ》 クレしん映画を劇場で観るのは『ロボとーちゃん』以来。基本的に好きなシリーズではありますが、欠かさず鑑賞するファンやマニアではありません。そのような立場での感想です。総体的な感想は「凄くちゃんとしてる!」。ぷにぷに拳の設定、見応えあるカンフーアクション、往年のジャッキー・チェン映画を下敷きとした起承転結ある筋立て。全くもって高クオリティで、大人も普通に楽しめます。まさにこれが劇場版クレしんの長所ではあるのですが、もっと無茶苦茶やってもいい気もしました。オチこそ誰向けかわからないナンセンスギャグで締めてくれましたが、とてもバランス感覚の良い、ある意味真面目な映画との印象です。であるが故に、メッセージがいささか説教臭く感じてしまったのだと思います。きちんとつくって苦情なんて酷い話ですが、クレしん映画の持つ自由さは、それだけ価値が高いと考えます。エンドクレジットを観るまで関根勤さんに気付かず。お見事な声優ぶりでした。モノノフは、エンドロールを観るためだけに劇場へ足をお運びください。※4月29日追記。GWに二女(8)と三女(5)を連れて劇場再鑑賞。二女の感想は「修行のシーンが面白かった」三女は「どこということはないが面白かった」そして父(45)の再感想は「しんちゃんのボケに漏らすことなくツッコむ風間君が面白かった」。初見で変に理屈っぽい見方をしてしまったことをお詫びします。劇場内の他のお子さんのウケも上々でしたし(前回は平日の昼間で観客は私ひとりのみ!)、子どもが楽しめているのなら、無問題。親子が同じ目線で楽しめる貴重な映画シリーズが、どうか末永く続きますように。
目隠シストさん [映画館(邦画)] 8点(2018-04-20 12:54:20)(良:1票)
3.《ネタバレ》 しんちゃん映画は感動と笑い、今回もいつものしんちゃん映画らしい馬鹿馬鹿しさで笑わせてくれる。相変わらずマイペースを崩さないしんちゃん、しんちゃんのあのぶりぶり〜ぶりぶり〜と得意の尻を使って笑わせ、マサオ君が落ち込んでると、元気付けようとして見せたりとする仲間意識、マサオ君が春日部防衛隊から抜けると言っても、例え春日部防衛隊から抜けても変わらず友達だと伝える姿にこのクレヨンしんちゃんというアニメの素晴らしさが見ることができる。カンフーをモチーフに笑わせながら友達の素晴らしさを見せてくれるしんちゃん映画が私は大好きです。世の中、暗いことが多いけどしんちゃんを見ているとそんなことは全て忘れさせてくれるし、元気になれる。だから毎回毎回、しんちゃん映画は映画館で見ると決めて今回も観に行ってきた。そして勿論、来年以降も映画館で見るつもりだ。ぷにぷに拳とかいう拳により、誰もがぷにぷにした顔になるあの顔、幸せそうな人達の顔付き、それこそしんちゃんらしさで満ち溢れている。子供向けアニメだからとか、下品だからとか言う理由で大人から、それも母親達から嫌われ、見せたくないアニメナンバーワンらしいがそれこそ間違いだ。
しんちゃん映画には家族、友情、そういう大切さを笑わせながら見せて教える力がある。ロクに見もせずに良くないと決め付けないでほしい。ものは試しにオトナ帝国の逆襲かアッパレ戦国大合戦の2つぐらいは見てから決めてくれと言いたい。
青観さん [映画館(邦画)] 8点(2018-04-15 19:25:50)(良:1票)
2.この世界は腹立たしい。「正義」を貫こうとすればするほど、怒りが膨れ上がる。
行き場のない怒りは、徐々に憎しみとなり益々世界は混沌とするけれど、それでは“相手”の思うツボ。
「じゃあ、どうすればいいんだ?」
“正解”ではなく、それだけではこの世界の問題は解消しないけれど、ひとつの“アンサー”をこの映画は導き出してみせている。

「クレヨンしんちゃん」映画を劇場鑑賞したのは実は初めてだった。
今作で26作目にも関わらず、鑑賞しているものは、第一作の「アクション仮面VSハイグレ魔王」と、傑作として名高い「モーレツ!オトナ帝国の逆襲」くらいで、子供の頃からアニメ放映している世代としては馴染みが薄い方かもしれない。
「オトナ帝国」然り、作品によっては世の好事家たちも舌を巻く世界観を描き出してきたシリーズであることは勿論知っていたけれど、それでも何となく「ナメていた」部分は大きかったようだ。

結論を言うと、今作は凄く良い映画だった。完全にナメていた。

序盤から繰り広げられる“おバカ”カンフー映画テイストで、圧倒的大半を占める子どもたちを和ませつつ、カンフー映画世代の大人たちの“子供心”もしっかりとくすぐってくる。
映画作品26作にも渡って土壌を培ってきているわけだから、当然といえば当然だが、「クレヨンしんちゃん」の世界観だからこそ許されるハイテンションギャグとブラックユーモアを併せ持ったコメディ性のバランス感覚には、もはや老獪な安定感すら感じる。

破天荒な展開を突っ走って、しんちゃんとヒロインが取得した“必殺奥義”で悪党を倒して大団円〜、かと思いきや、まさかの展開が用意されていた。
クライマックスからエンディングに向けて、“行き過ぎた正義”がもたらす弊害と、“正義”という概念そのものが孕んでいるアンバランスまでを描き切る大胆さにまず感嘆した。
そして、その誰も解決の見出だせていない通念的な問題に対して、しんちゃん(かすかべ防衛隊)は、彼らならではの“アンサー”を堂々と示す。

そう、腹立たしいことの多い世界だけれど、“ジェンガ”を踊って戦争をすることは出来ないし、憎しみを抱くことすら馬鹿らしくなるということ。
その光景は、一寸「なんだソレ!?」と思ってしまうけれど、紛れもない真理であり、それを臆面もなく表現することができる彼らの姿に、心が洗われる。
「そんなことで問題は解決しない」と一蹴してしまうことはあまりに安易で愚かだ。そんなことは理解した上で、今作はこの顛末を描き出しているのだから。

“ジェンガ”を踊り続けるラストシーンは、ある種の異世界のように非現実的に描かれている。もしかしたらすべては傷ついた子どもたちの「空想」なのかもしれない。
では、その「空想」を「空想」のままにしてしまっていいのか?その問いは、この世界のすべての「大人」たちに突き付けられている。
鉄腕麗人さん [映画館(邦画)] 8点(2018-05-06 21:53:17)
1.《ネタバレ》  今回はカンフー映画ベースの世界ですが、単純にカンフー映画のパターンをなぞるのではなくて、物語にヒネリが加えてあって、奥行きのあるテーマを投げかけてきます。でも、それは功罪相半ば、という感じ。正義というものについて、多面的な描き方をしていて、色々考えさせるメッセージが織り込まれている一方、明快さがなくなって、見終って澱のような、わだかまりが残るような作品になって。『クレヨンしんちゃん』ならではの気持ち良さに欠ける感がなきにしもあらずです。
 物語途中で悪は駆逐され、正義の名の元に力で支配されてゆく、その恐怖を描くのに『クレヨンしんちゃん』という器が相応しかったのかどうか。唐突な解決は物語をキチンと閉じる、という事が蔑ろにされてしまっていますし。時間を置けば凶暴化は治るという設定は語られていますが、その逆側で自我を奪われた人々が治る道筋はちゃんと語られないまま、みんなで踊れば解決、ですからねぇ。

 それから、前作の『シリリ』同様、今回も野原しんのすけが物語上の主役ではないのですよね。ゲストキャラこそが主役で。もう26作重ねて、しんのすけで描けることもなくなってきちゃったのかな? 作品内で成長を見せたとしても毎回毎回リセットされてしまいますし。
 今回、ここぞというところは肉弾戦なのでしんのすけは出る幕がなくなっちゃうわけで。それは例えば『ブタのヒヅメ大作戦』のクライマックスでも見られた状況ですが、やっぱりしんのすけが主役として活躍する物語が見たいですね。見る前に抱いた「今回はカスカベ防衛隊がメイン?」って期待もスカされちゃった感じですし。

 色々と考えて苦心して続いてるシリーズなのだと思います。でも、子供を笑わせてナンボという基本中の基本は絶対に忘れて欲しくないところです。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 6点(2018-04-26 22:25:07)
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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 7.60点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6120.00%
700.00%
8480.00%
900.00%
1000.00%

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