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HOKUSAI

[ホクサイ]
2020年上映時間:129分
平均点:5.50 / 10(Review 4人) (点数分布表示)
公開開始日(2021-05-28)
ドラマ時代劇伝記もの
新規登録(2022-05-04)【あきぴー@武蔵国】さん
タイトル情報更新(2024-09-28)【イニシャルK】さん
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監督橋本一
キャスト柳楽優弥(男優)葛飾北斎(青年期)
田中泯(男優)葛飾北斎(老年期)
城桧吏(男優)葛飾北斎(少年期)
玉木宏(男優)喜多川歌麿
瀧本美織(女優)コト
津田寛治(男優)永井五右衛門
青木崇高(男優)高井鴻山
辻本祐樹(男優)滝沢馬琴
芋生悠(女優)麻雪
永山瑛太(男優)柳亭種彦
阿部寛(男優)蔦屋重三郎
魏涼子(女優)
峰蘭太郎(男優)
音楽安川午朗
プロデューサー細野義朗(エグゼクティブプロデューサー)
配給S・D・P(スターダストピクチャーズ)
美術相馬直樹[美術]
鈴村高正(装飾)
衣装宮本まさ江
編集掛須秀一
録音柴崎憲治(音響効果)
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1
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4.《ネタバレ》 日本が世界に誇る人類史上最高峰の画家・葛飾北斎の生涯を描いた映画。だが、北斎の実際の経歴&人物像とゆーのは細部までが詳らかになっている訳ではないのだろうし(⇒殊にその絵画製作の動機とかいった部分に関しては)その意味では本作はその「ストーリーの軸」として、江戸幕府の芸術・出版に対する弾圧(=北斎が関わった人々が実際にその被害にあったコト)を用いて個々のエピソードを繋ぎ合わせてゆく、という手法を採っている様に見える。調べると確かに、本作に登場する蔦屋重三郎・喜多川歌麿・柳亭種彦らがその犠牲となったのは事実である様だ、がそもそも肝心の北斎自身が公儀の咎めを受けたという事実は無い様なのであるし、何よりも彼がその方面において何らか「成果・業績」を成し遂げたとゆーのも(当然)真実とは異なるのだ。

なので、コレばかりはどー描かれたトコロで(どーしたって)我々の知る歴史そのものと本作のストーリーがリンクしてゆくコトは無いのであり、だから個人的には正直ナニがしたかったのか=ナニが描きたかったのか分からない…という類の映画にも感じられてしまう。特に、北斎の実際の作品(富嶽三十六景とか)とそのストーリーが全く繋がってゆかないのはモ~致命的だ…とも思いましたよね(⇒生首の図の話はまだしも…と思うものの)。根本的に、もし「事実」を並べて「真実」を(説得力を持って)描くことが出来ない=「事実」と「架空」を綯交ぜにして描くしかない、のであるなら、全体の質感は「架空」の方に寄せるしかない、のではないか…な~んて思ったりもしましたよね(⇒そーじゃないと正直「観方」が分からなくなって、で結果としてメッチャ心地悪いのですよね)。映画自体としては(物理的には)諸々と結構好くつくり込まれた方の時代劇だとも思ったので、この脚本のイマイチさは実に残念です。

もう一点、実質60年近くの長い年月を描いてゆく映画として、登場人物の実年齢と役者の感じが所ドコロかな~りミスマッチなのも興を削ぎましたよね。冒頭、師匠に破門された(柳楽優弥演じる)北斎とゆーのは実際には34歳の様なのですケド、柳楽くんの若々しい感じ+ごく傍若無人な振舞い(⇒からの自暴自棄になって却って一皮剥ける青臭い様子とか)を見るに正直20代前半にしか見えてこず、第二章ではまたごくそのままの若い感じで(今度は)実際には50手前の北斎を演じていたり、他にも(当時30代後半の永山瑛太演じる)柳亭種彦だって死んだのは60間近のハズ…なのですからね。もう一つ言うなら、第三章から柳楽優弥がいきなり田中泯に変わるのだって流石にコレには無理とゆーのを感じてしまいますですよ。そんな意味でも、具体的には例えば第二章とかゆーのは率直に(ナンなら)丸々要らなかったのではねーか…とすら思いますよね(で、大した内容が在った様にも全く思われないので…)。
Yuki2Invyさん [DVD(邦画)] 4点(2023-02-15 00:00:04)(良:1票)
3.《ネタバレ》 鬼気迫る北斎の演技だった。
柳楽くんも田中泯さんも・・

物語りは北斎の名作の誕生に迫っている。
4章から成る。
1章は、写楽、歌麿と競い合い、中々評価の定まらない時期。
波の絵で一皮むける。
2章は、嫁をとり、娘が生まれるまで・・
途中、歌麿の手鎖事件のエピソードをはさみ、
3章の戯作者種彦の壮絶な最期の伏線となる。
3章から老年期に入り、田中泯が、絵師を見事に演じる。
彼の存在感と、役柄の北斎が、お互い両者譲らずで、負けてないのがスゴイ。
圧巻は、突風が吹いたときの庶民の姿をとらえた時の、北斎の表情だ。
その後、病に倒れるが、そこで雨の中の絵の具との戯れから、
あの誰もが知る「波」の表現についに至る。
しかし、同時進行で種彦との交流も描かれており、
3章のラストで、種彦の「討ち」死にが描かれる。
種彦が時の幕府の風俗取り締まりに逆らってまでも、
武家の身分で戯作をつづける覚悟を示したからだ。
北斎はここで、すさまじい絵を残す。それはあまり知られてない絵だった。
描き終わった後の仕事場は、戦場さながらだ。
最終章は、こんな江戸から逃げる。
そして旅先で、ついに若い頃の「波」の大作をしあげるのだ。

北斎の娘も只人ではないオーラをしめすが、そこは深く描かない。
鑑賞後、田中泯さんの表情が頭にこびりついて離れなかった。
それほどの怪演だった。

テーマは一貫している。
蔦屋の取り締まりから始まるこの映画は、一貫して、表現したいことを表現して
何が悪い、それを押さえつけるお上への非難になっている。
トントさん [DVD(邦画)] 7点(2024-07-29 21:55:53)
2.《ネタバレ》  いい役者も出てるし、映像もきれい。しかし、なんかイマイチ。滝沢馬琴始め若手の役者三人が江戸人らしくなくてしらける感じかなあ。花魁役も色気があったとはあまり思えない。なんか残念だね。
 でも、良いシーンもたくさんあった。突風に驚く人たちとそれを面白がる北斎のシーンはすごかったな。絵を描くシーンもすごい。この頃って下書きなしに墨と筆で線を描くのをちゃんと映像にしてるのが信じられない。役者って書けちゃうもんなんだろうか、すごいね。
たこのすさん [インターネット(邦画)] 6点(2023-02-23 23:14:30)
1.葛飾北斎については,浮世絵師だったことと,引越しを繰り返したこと,娘も浮世絵師だったことくらいなので,曲亭馬琴(滝沢馬琴)や柳亭種彦等の作家と組んでいたのは驚きでした.
青年期と老年期のギャップがありすぎるでしょう・・・(仕方がないとは思うけど)
あきぴー@武蔵国さん [DVD(邦画)] 5点(2022-05-14 15:28:55)
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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 5.50点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4125.00%
5125.00%
6125.00%
7125.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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