10.ラストが最高でした。キルスティンはこのころはまだ小ブサイクでとどまっていたのに現在はストロングになってしまったなということを発見しました。 【マミゴスチン】さん 9点(2004-04-09 11:48:17) (良:1票)(笑:1票) |
9.《ネタバレ》 飛ぶ鳥を落とす勢いのブラピに、トップスターの座を譲り渡すまじと崖っぷちに立たされたトム・クルーズの捨て身の演技に、底力を見せつけられた作品。白塗りの化粧にフリフリ衣装のコスプレで、笑っちゃうぐらいシリアスなストーリーが、最後の最後で「全部、いつもの泣き言」であったと知らされるラストには正直、人生最高に笑わせて戴いた。おまけにカーステから流れ出すBGMがストーンズの「悪魔を憐れむ歌」なら最高でしょ。全編に漂うミステリアスな雰囲気に魅力的な子役、かなり先の読みにくい筋立てで、こういう世界が好きな人なら比較的楽しめる内容。インタビュアーのマイロ役には、急逝したリバー・フェニックスの代役としてクリスチャン・スレイターが好演。彼は場をわきまえてますよね、特に見せ場もないし地味にやっている。関係ないけどこの映画の「原作」は絶対に萩尾望都の名作「ポーの一族」。ルイ、レスタト、クローディアの三点ショットはマンガに出て来る1場面とまったく同じところまである。これもまあご愛嬌。オチははっきり楽しかったし、こういう遊び心っていつまでも大切にしたいですね。 【anemone】さん 8点(2003-12-06 23:10:09) (良:1票)(笑:1票) |
8.《ネタバレ》 トムクルーズもブラピも元が健康的過ぎてあんまりヴァンパイアに見えない。 キルスティンダンストははまってました。 スパイダーマンのころより全然美人。 ラストのオチが完全にすべってる。 何かを見いだせそうでなにもない。 【CBパークビュー】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-04-21 17:54:56) (笑:1票) |
7.《ネタバレ》 まず感じたことは、これほど“つかみどころ”のない映画も他に覚えがないということ。 それは面白味が見出せないということではなく、「ああこういう映画か」と認識するや否や、つかみかけた映画の世界観のテイストがするりと手の中から抜けていく感じを冒頭からエンディングまで終始受け続ける作品だった。
序盤は、ハリウッドのスター俳優としてこれからどう転じていくかという一つの岐路に立たされていたトム・クルーズと、その後釜を虎視眈々と狙い始めたブラッド・ピット、二人のスター俳優の新旧の“色気”が画面に映し出されるままにせめぎ合う完全な“女性の欲求くすぐり映画”だった。
そういう映画だろうという予想が、この映画を無意識に敬遠していた要因でもあったので、「ああやっぱりこういう映画か」と若干テンションが下がり始めた頃、掲題の女優が登場。一気に“ちっちゃいキルスティン・ダンストの才能爆発映画”に転ずる。 キルスティン・ダンストがこれほど子役の時代に出演している映画とは知らなかったので、前述の二人のスターをも凌駕する衝撃的な存在感を目の当たりにして驚きが隠せなかった。
その後映画は、ヴァンパイアたちの悲しく激しい対立と運命が描かれつつ、シリアスにそして切なく深まっていく。 「ああ、なかなか悲哀深い映画だった」と結論付けようとしたところ、ラストで更につかみ損ねた。
延々とインタビュー形式で綴られたヴァンパイアの悲しい運命の物語が、何百年に渡る“ぼやき”として軽快なロックと共に一笑に付せられた瞬間、映画ファンとしては幸福なほくそ笑みを浮かべずにはいられなかった。
豪華過ぎるキャスティングの印象が強かったせいか、ミーハー女子好みのある種ベタで王道的な映画世界が展開されるのだろうと思っていただけに、想定外に毒っ気が強く、カルト的な映画世界に最終的に圧倒された。 結局のところ最後まで“つかみ切れない”映画で、美しい部分はとことん美しいし、悲しい部分はとことん悲しいし、馬鹿馬鹿しい部分はとことん馬鹿馬鹿しい。 とにもかくにも、ちょっと他にない類いのユニークな映画であることは間違い。
ああ、生き血をすすりたい欲望を抑えるルイよろしく、なんだかじわじわと滲み出てくる「愛着」を抑え切れない……。 【鉄腕麗人】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2012-01-09 02:51:59) (良:1票) |
6.永遠の命を持った引きこもり達の映画。 普通に生きている人間にとっては害にしかならない夜型人間達は血色の 悪い肌色で人の血を吸いまくって生きながらえている。 ブラピがスレーターに延々と話をしているのはヒマつぶしか。 なにもやることがないなら深夜のコンビニでバイトでもしてろ。 ヘリコプターが飛んできただけでうろたえるんじゃない! 【ネス】さん [地上波(吹替)] 5点(2006-10-17 02:40:54) (笑:1票) |
|
5.《ネタバレ》 すごくいい映画でした。 ヴァンパイアとして生きてきた生涯はつらいものであり、愛するものを失ったり、それでも生きていかなくてはならなかったり。 それらがまるで実話のように描かれています。 その生涯の話だけでも十分素晴らしいのに、インタビュー形式で物語を進行させる辺りも素晴らしい! よく出来た映画です。 【坊主13】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-01 04:58:53) (笑:1票) |
4.《ネタバレ》 これだけ主役級の役者を揃えておきながら最後まで映画が[美男子俳優のコスプレショー]にならずに[芸術性の高い映画]として終えられたことは驚きに近い。中でも一番光っていたのはやはりトム・クルーズ。不気味なほど美しく妖艶な彼の姿と気迫のこもった演技はブラット・ピットを始め、周りの役者を完全に喰っていた(と思う)。それ程この役に彼は合っていたと言える。映画中ブラット・ピット演じるルイは何世紀にも渡る自分の半生をライターに語り始める。それはヴァンパイアでありながら人間の心を持ってしまった彼が味わってきた生きる苦しみ、失望、愛情と憎しみ、そして永遠に訪れることのない死への思い。それらすべてを吐き出すことで彼はほんの少しでも安らぎが欲しかったのかもしれない。それはある意味警告でもある。にも関わらず彼の話を聞いていたライターは(観ている私も)ヴァンパイアに対して不思議と憧れのようなものを抱いてしまう。その姿を見たルイは人間に対し、自分に対し失望し、さらにまたぼやき始めるという悪循環に陥ってしまうのが悲しい。そして最後に復活したレスタトを出して来るというのは憎い演出。 【КОФЕ 】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-01-06 12:28:39) (良:1票) |
3.すごく面白いです!話のテンポが良くて飽きないし、役者もみんな役にハマってて魅力あるし、昔の欧米のゴシックさとこの映画独特の不気味でおどろおどろしい雰囲気が合わさった世界観もイイ。ブラピ演じる主人公が、吸血鬼に生まれ変わってから、初めにまわりの風景を見まわすシーンが印象的だった。いつも見てきた風景を吸血鬼の目線で見つめる。もう人間ではなくなったんだっていう感覚が伝わってきた。あと、この映画、昔の時代の壮麗でクラシックな雰囲気から始まって、終わりが現代のベイブリッジ!?でエンディングテーマにロックが使われてるところがまたスゴイ。全然違和感がなくて絶妙!ホントおみごと。 |
2.アン・ライスの原作のイメージをこわさない、しっかりした作りで楽しく見れました。さすがに原作者本人のこだわりの監修入ってるだけあると思いましたです。特にレスタトとクローディアは良かった~ ルイはだめって程じゃないけど他に比べたらミスキャストかな。なんかルイって言う前にブラピに見える。 【ぽん】さん 9点(2004-01-27 08:34:05) (笑:1票) |
1.《ネタバレ》 トム・クルーズとキルスティン・ダンストの美貌に圧倒されっぱなし。衣装やセットの豪華さに負けない二人の眩さが耽美的で素晴らしい。二人の傲慢・不遜で強烈な気迫に満ちている横で、白塗りが似合っていないブラット・ピットのうじうじとした存在がまた面白い。ルイが主人公であるようで、実はルイを透過してレスタトの孤独が見えてくる、という話の作りはなかなか良い。とにかく耽美的なヴァンパイアの世界にドップリ浸れる素敵な映画。クリスチャン・スレーターはちょっと出てくるだけだけど、現代アメリカっぽさを象徴するような存在になっていて良いかも。 【ルクレツィアの娘】さん 8点(2003-07-24 21:22:38) (良:1票) |