176.<ネタばれ>あの女が悪魔で最後の版画の絵にあの女が門に導くものとして描かれてた。で、悪魔は主人公を選んでいたってことだよね???? 【yah】さん 4点(2003-05-04 23:05:03) (良:2票) |
175.悪魔崇拝ならポランスキー監督。だが、この映画には「悪魔」そのものは出てこない。それを期待する方には、不向きであることを先に説明しておく。そう、この物語は、『悪魔崇拝』に身も心も捧げた人間がテーマだ。興味深いのは、通常は、悪魔に魅入られるかどうかは「その人間が選択すること」だろう。「悪魔に魂を売って願いをかなえてもらう」という言葉があるくらいだ。この作品では、どんなに悪魔に憧れ、崇拝する人間でも、「悪魔に選んでもらえない」のだ。悪魔が、魔の領域に足を踏み入れる人間を、選択する。そのことと、例の本がどういう関係があるのかは、ネタバレになるので伏せておく。ネタバレといえば、どうしてもラストのことになるが、確かにあっけない。このあっけない幕切れのせいで、かなり評判が悪いようだ。確かにサービスが悪く、エンターテイメントとしてはいただけない部分もあろう。だが、監督は、第九の扉が開かれた先にはまったく興味がないのだからしかたがない。その前、つまり、悪魔に選ばれる資格のある人間について、監督の興味と語りたいことは集中している。主人公のコルソ。彼は「映画の主人公」にまったく似つかわしくいほど、自分というものがない。主体性にまるで欠けている。欲望が靴を履いて歩いているような存在だ。金が入るなら善人を騙そうが何をしようが平気。その仕事自体も、自分の脳みそで手段を考えず、依頼人にいちいち電話で指図されつつだ。ひ弱な彼は、身に危険がせまっても、ひたすら逃げるだけで、イザというときは、正体が不明だというのに、彼女の素性をほとんど意に介せず、謎の女に助けてもらう。SEXも女に誘惑されなければ欲情しない。ラスト近くのSEXにいたっては、コルソはほぼマグロであり、騎乗位で犯されているかのように、苦痛と快楽の混濁した表情を浮かべるのだ。この映画にラブシーンもベッドシーンもない。あるのは、動物のように床や地べたでまぐわう姿のみ。そして、そこには愛のかけらもなく、策略と欲情が異臭を放つのみ。非情に気の利いた演出だ。人間の欲望は底がない。先に、「悪魔は出てこない」と書いたが、それは、ヤリをもってシッポがある悪魔は姿を現さない、と言ったまでだ。「悪魔」という漆黒の魅力をたたえる存在は、それを信じ崇め、悪魔の仲間に入れてもらえるなら何でもするという炎のような情熱に冒された、氷よりも冷たい心の持ち主たちによって、逆説的に、「確かに実在する」のかもしれない 【ルー】さん 7点(2002-11-20 21:22:46) (良:2票) |
174.最近見た映画の中で最高に気にいってます。ケーブルTVでやってたのを偶然途中から見て、題名も役者もなんにも知らないまま、15秒ではまり、「これは…!」と直感しました。自分に真にフィットする映画というのは、ほんの一部見ただけでわかるものです。部分に全体が反映されてますから。(のちに再放送を最初から見て、ますます感動しました。)この映画を「○○もの」という視点からしか見ないのであれば、確かに中途半端な出来に思えても仕方ありません。でも僕は映画というものは、監督の想いを時間に彫りきざんだ彫刻のようなものと考えるので、その観点からは非常に完成度の高い作品だと思います。僕はビデオに録って5回見ましたが、一旦見始めると、ソリッドな演出とそれに応える役者のうまさ、絶妙な人物配置、画面から漂う香気、などなどに惹きつけられてしまって、途中で止めるタイミングを見つけられません。正直音楽などなくても、音楽を聴くように最後まで見れてしまいます。エンディングに流れる曲は、数百年を孤独にさまよってきた魔女のラブソングだと思います。そこからさかのぼって本編に想いをはせると、とてもわかりやすい物語だった、という気がしないでしょうか。と「東京物語」の原節子とか‥まあここにあるReviewの多くには、全くもってショックを受けました。それが本音です。どうせ「優越感でものを言ってる!」みたいな誤解を受けることを覚悟で書かせてもらいました。 【Nashua】さん 9点(2002-08-06 16:00:24) (良:2票) |
173.《ネタバレ》 ジョニーにしなくても・・・?感があったのは否めないです。でもストーリーには結構引き込まれました。悪魔のことよく知らないので(普通か)、ついていけない場面も幾つかありましたがジョニーデップ演じる、たくましくも時折弱さを見せるコルソにすっかり釘付け。謎の女がふわっと空中浮遊するシーンが幾つかありましたが、あれは正直いらないです。あれを観た時ネタバレした気分になりました。あの女は最後まで「一体何者なんだー!敵か味方か!?・・・あっこうなのかー」と大きな謎として扱ってほしかったです。あのシーンが出た時点で「あ、この女人間じゃない」まる分かりじゃないですか。 賛否両論(どっちかっていうと否の方が多いが)のラストは私はあれで満足です。あの先は本当に未知の世界で、遂に悪魔書の全貌を知ることになるコルソのみがあの扉を開き、「最後のもの、あるいは始まりか」に直面する。この先はコルソのみが体験するもので、我々には入り込めないのだーみたいな感じで監督は伝えたいのだなと私なりに解釈しています。でも、この題材に2時間半はきついだろうよ。 ちなみに、ジョニーはこの撮影で最愛のパートナー、ヴァネッサと出会ったそうです。それを思いながら観ると、評価が上がりそうです(笑) |
172.なんか一番記憶に残っている映画のような気がします。この作品自体もそうだけど、確か父と一緒に見に行った最後の映画だと思います。あれからけんかばかりして、映画を見にいってないけど、このDVDでも見て、仲直りのきっかけにさせていただきます。 【あつお】さん 10点(2003-12-31 11:53:19) (良:1票) |
171.悪魔的な映画は大好物の私、しかもロマン=ポランスキー監督とくれば、期待も膨らむというもの。しかし観賞後はガッカリ。映画の中の悪魔は、その存在を見せ過ぎてはいけないし、見せなさ過ぎてもダメ。この作品は後者の理由でダメ。 【映画バカ一代】さん 3点(2003-02-03 18:37:27) (良:1票) |
170.あんまりおもしろくなかった。見る人が見たら奥が深いのかも。 【ナガタロックⅢ】さん 4点(2002-02-26 00:06:32) (良:1票) |
169.うーむ、ごめんなさい。よく判りませんでした。どーもこーいう宗教色の強い静かな映画は苦手で...。まぁジョニーが渋かったからいいかぁっ! 【チャーリー】さん 5点(2001-04-15 00:27:21) (良:1票) |
168.あれはねえ、「ルシフェ」が「帰って」いったのよ。え、ちゃう? 【ぶんばぐん】さん 7点(2001-03-05 10:18:33) (良:1票) |
167.本当にジョニ-デップは良いです!!最後は謎に終わって…。ちょっとそれが気になるけど、まぁよかったほうかな?ああジョニーデップは良い!! 【patiko】さん 7点(2001-03-02 19:11:55) (良:1票) |
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166.楽しく観ていたんだけど、あのラストは俺みたいな凡人には理解不可能、あの後一体どうなったと言うんじゃ!! 【ひまじん】さん 6点(2001-01-07 01:09:45) (良:1票) |
165.謎解きですなぁ。DVDのゲーム・・・ムズ過ぎです。 【ヒムキョー】さん 6点(2000-12-25 19:27:49) (良:1票) |
164.とっても雰囲気がよくてジョニー・デップの演技もさえていた。 【たたた】さん 6点(2000-12-21 13:51:42) (良:1票) |
163.いかにもJ・ディップっぽい映画な気がする。ちと、くら~い。 【まめ】さん 6点(2000-06-18 16:34:42) (良:1票) |
162.本当に途中まではよかったんだけどねー!! ラストが惜しかった。もっと考えろよ!! 【masao】さん 6点(2000-06-13 20:50:39) (良:1票) |
161.こういうゴシックオカルトの世界観が好きだ。そんな世界を、今を輝くジョニー・デップが旅をする。その横をついていく映画。ジョニー・デップの一番かっこいい角度ごしに、パズルのような伏線を回収していくのは楽しい。ただ、もうちょっとテンポよくてもよい。 |
【センブリーヌ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2019-11-26 15:49:00) |
159.《ネタバレ》 まあ、最後まで退屈せずに鑑賞できましたが、おそらく監督の意図することろは半分も理解できなったような気がします。LCFとかATにはどんな意味があるの?黒装束の女の尻のタトゥにはどんな意味があるの?結局緑目の女武闘家は人間なの?天使なの?悪魔なの?全体的にチープな作りだったので、これらの疑問を調べる努力をする気もなく、結局疑問のままです。 【la_spagna】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-06-10 23:41:38) |
158.《ネタバレ》 サスペンスタッチのファンタジー作品。2時間の長い作品だけどずっと惹き込まれて観てしまいました。門をくぐった先に何があるのか見たいのう 【ぷらむ少佐】さん [インターネット(字幕)] 7点(2016-12-22 23:42:37) |
157.《ネタバレ》 ジョニデのユルい本鑑定 なにか淡々としたサスペンス?ホラー?なのですが、ギャグが多いのと美形眼鏡ジョニデのヌルくユルい演技が相まって非常に奇妙な雰囲気の映画でした。かなりさりげなく淡々と進んでいくので思ったよりアッサリと退屈で、本の不思議があまり伝わらないのと、危険な雰囲気があまりしないのと、とりとめのない無敵守護美人(結局悪魔の使いだったのか?)のおかげでドキドキもせず、やっぱりただジョニデの魅力1つで作品を引っ張っている気がします。 ラストあたりもジョニデが本の魅力に取り憑かれてるようには見えず、なぜあの様な行動に至ってしまったのか不可解なまま終わってしまいました。 結局長く、起伏があるようであまりない、ジョニデだけがとにかく面白いだけの映画でした。 【えすえふ】さん [DVD(吹替)] 4点(2016-11-15 00:14:20) |