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おはん

[オハン]
1984年上映時間:112分
平均点:6.11 / 10(Review 9人) (点数分布表示)
公開開始日(1984-10-06)
ドラマラブストーリー小説の映画化
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タイトル情報更新(2024-01-16)【イニシャルK】さん
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監督市川崑
助監督三好邦夫
手塚昌明
キャスト吉永小百合(女優)おはん
石坂浩二(男優)幸吉
大原麗子(女優)おかよ
ミヤコ蝶々(女優)おばはん
常田富士男(男優)富五郎
横山道代(女優)半月庵の女将
頭師孝雄(男優)片岡
浜村純(男優)大工の棟梁
音羽久米子(女優)おはんの母
桂小米朝(三代目)(男優)伊之助
原作宇野千代「おはん」
脚本市川崑
日高真也
音楽大川新之助
朝川朋之
作曲グスタフ・マーラー「交響楽第五番」より(テーマ曲)
主題歌五木ひろし「おはん」
宇野千代「おはん」(原案)
撮影五十畑幸勇
製作市川崑
田中友幸
富山省吾(製作補)
東宝映画
企画馬場和夫
配給東宝
美術村木忍
衣装三松(衣裳制作)
編集長田千鶴子
南とめ(ネガ編集)
録音大橋鉄矢
斉藤禎一(録音助手)
東宝録音センター(整音)
照明望月英樹
その他IMAGICA(現像)
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9.《ネタバレ》 大正時代の小さな町での話。
 
ブラタモリで、宇野千代の町が舞台になったので、鑑賞。
ああ、こんな町で、この物語が紡がれる土壌になったのかと、しみじみ・・

ただ、運命の橋での出会いが、美しい錦帯橋であれば、もっと良かった。
残念!9点!
トントさん [ビデオ(邦画)] 9点(2023-10-29 02:19:31)
8.そんなに悪い出来ではないと思うけど、市川崑監督でおはんとくれば、おはん役は岸恵子でしょ?と思うのは私だけか?とにもかくにも吉永小百合より岸恵子でこそ見たい作品です。石坂浩二も出ているして事で、他の出演者に眼を向けると大原麗子の美しさが光ります。
青観さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2016-04-06 19:18:00)
7.幸吉を石坂浩二にしてしまったのが最大の失敗。この幸吉のええ加減で、グータラで、受身で、優柔不断で、逃避癖ありありなところは、石坂浩二ではどうやっても出ないでしょ。軸がそうなっちゃってるので、いくらそれっぽく盛り立てようとしても、物語としての面白さが存在しないのです。あと、関西弁ももう少し練習すべきでしたね。大原麗子の自然さと比べるとその差は歴然。
Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 3点(2014-04-28 00:48:44)
6.吉永小百合・大原麗子 共に当時は30代後半で同世代なんですね。ひとまわりぐらい違う(吉永小百合が上)のかと思ってましたが。2人を比べると、やはり色気の点では大原麗子の勝ちだし、健気さ・可愛さの点でも大原麗子の勝ちだし、吉永小百合は控えめで耐える女で奮闘しているけど、どうしてもお母さんぽくなってしまって、大原麗子の引き立て役でしかないなあという印象。石坂浩二のヘナチョコぶりも中々。
物語的は現代の価値観では理解し難い内容で、完全な男目線の作品ではあるんだが、原作者が女性ってのが驚きではある。岩国では観光資源になっているようだが、この内容で資源になるのだろうかという疑問はある。原作はまた違うのかもしれないが。
東京50km圏道路地図さん [地上波(邦画)] 5点(2014-03-19 12:43:29)
5.幸吉君にとってはすべてが「ひとごと」なの。ミヤコ蝶々に「変な関係だんな」って言われた後に「そうやろなあ」と感想を呟く。何事も主体的に選ばず、ずるずると生きてる。息子の死のときだけ、人生の現場に引きずり出されてしまった。そういう男だから、大工の棟梁みたいな職人気質の世界の人物の世界から見ると、軽蔑される。でも女には(ミヤコ蝶々を含め)けっこうかわいがられる。そういう上方の伝統的な男。おはんという女は、けっきょくよく分からないんだけど、おそらくもっと野暮ったい感じなんじゃないのか、それを吉永小百合がやるとこに面白味があったのかも知れない。駅での不気味な微笑の一瞬のために彼女を起用したのかも。どうしようもなく愚図な女が、その愚図に徹することで輝き出してくる、そういう話と思った。おかよのほうは分かりやすい。こちらも上方の伝統に則った勝気な女。おはんの再登場シーンの細かいカットの連続、幸吉の意識にハッハッと入ってくるよう。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 7点(2013-08-10 09:28:58)
4.《ネタバレ》 吉永小百合・大原麗子 どちらもお美しいですなぁ  市川監督の「美」 美しい日本の四季と静かに燃える女の情念    このお二人のお美しいお姿を拝見できただけで満足でゴザイマス
Kanameさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-09-06 08:39:59)
3.《ネタバレ》 夫を旦那様と呼び、浮気をされようと粗末に扱われようと嫌な顔一つせずただひたすらに尽くす。そういう女性の生き方を現代に生きる人たちはどれだけ理解できるだろうか。ウジウジした嫌な女と思われるのが落ちではなかろうか。
この映画の時代背景はいつ頃だろうか。人力車が通っているところを見ると明治のようだけど、戦争に勝った話が出てくると日清日露かその後の大正時代かと思う。その頃は女は男より一歩身を引き慎み深くという教育をされていたであろう。しかしその中でもこのおはんはまれな存在である。亭主が女の元に身を寄せるときも暖かく見送っているし、別れた後もじっと見守っている。子どもができたことさえ知らせたりはしない。
このような女の生き方があったのだと共感できなければ、この映画や原作小説は決して理解されないだろう。そうした一途な女性おはんを吉永小百合が演じている。彼女はこの年「天国の駅」とまったく違った犯罪者の女性をも演じている。この幅広い演じ方があったればこそ、日本アカデミー賞の主演女優賞が取れたのだと思う。
対するおかよは笑ったり泣いたり、人を責めたりする普通の女性、いや強い女性である。この対照がまたすばらしい。そして確信犯たる石坂浩二の幸吉の煮え切らない態度、許せない存在なのだが・・・。
ESPERANZAさん [映画館(邦画)] 7点(2012-08-10 19:15:19)
2.数多いらっしゃる日本の女優さんのなかで、唯一人、好きで憧れだった大原麗子さんが亡くなり淋しい限りです。作品自体は凡庸ですが、麗子さんを偲んでこの作品を見ました。ビデオ屋の棚には「吉永小百合映画」にカテゴライズされて並んでいましたが、小百合さんより麗子さんの方が存在感があるように思います。小百合さん演じるおはんは、きっと男からすれば愛いヤツなんでしょうねぇ。でも裏を返せばただの「都合のイイ女」。麗子さん演じるおかよの「誰かに寄りかかって生きたことは私にはない」のセリフがおはんを切り裂いただろうねえ。挙句、夫も目の前で奪われる。あのおかよのセリフはそのまま麗子さん自身にも重なり切ないです。ああやって気を張ってないと生きていけない悲しい性。おはんみたいになよなよとそれでいて柔よく剛を制すが如くしたたかに生きていくことのできる女に、なりたくてもなれない気質。幸吉を挟んで2人の女が対峙し、そんな火花が散るシーンは胸が詰まり涙が出ます。麗子さん、安らかに。
すねこすりさん [ビデオ(邦画)] 6点(2009-10-05 14:58:03)(良:2票)
1.《ネタバレ》 昔の日本家屋のセットの出来が、なんともすばらしかった。俳優陣からすると、前年の『細雪』の余勢で撮りました、というところか。しかし、主人公のダメ男のもて男の、漫画的なほどのご都合主義と薄っぺらさには、ついてゆきがたい。ひょっとするとこういうのが、『夫婦善哉』といい、関西の伝統的もて男の典型なのだろうか。それに、世のサユリストには申し訳ないが、吉永小百合の演技は、どうしてこういつも吉永小百合になってしまうのだろう。こちらも、ファンでないと少々ついてゆきがたい。ミヤコ蝶々はさすがに味ありました。とにかく、男より女の、それも昔気質の女の意地と生き様を描いております。そこがどうも小生の琴線には触れなかった。7点は、美術と撮影に対しての高評価にひっぱられての点数。つけくわえておくと、しょっぱなのタイトルで流れる五木ひろしのド演歌が、意外にも新鮮でした。
goroさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-08-06 03:58:08)
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【点数情報】

Review人数 9人
平均点数 6.11点
000.00%
100.00%
200.00%
3111.11%
400.00%
5222.22%
6222.22%
7333.33%
800.00%
9111.11%
1000.00%

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