179.《ネタバレ》 常々ディカプリオへの点が辛いわたしがほおーこれは、と思ったのが本作のアーチャー役。これぞハマった、というべき説得力ある造形を披露していると思います。 不条理で暴力が横行する内戦下でしたたかに生き延びる傭兵としてのその顔つき身体つき、走る姿のキレ、攻撃する際のスピード、やー見事でした。 地頭が良くて抜け目なく、出し抜く術に長けている。ディカプリオ自身がそんな人格なのだろう多分、と思わしむる出来でした。 おかげですっかり話に没入できましたし、ラストシーンは泣けました。諦めが早いぞアーチャー、馬鹿、ダイヤを手に入れて人生を変えるんだろう?と画面に訴える自分がいました。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2024-05-07 23:08:45) |
178.《ネタバレ》 社会派アクションものの力作。衝撃だったのは子供が殺戮行為に迷いも無く気勢を上げている姿。教育一つでどうにでもなるのを実感。 ディカプリオはキレあるアクションのみならず喜怒哀楽の演技力にも大いに惹き込まれたところです。 |
177.一個の石ころをめぐって多くの血が流れるというストーリー。 人類の歴史は、富を求めて愚かで血なまぐさい争いを繰り返してきたことに思いを馳せた。 ところで、ダイヤモンドってああやって転がっているものなのだろうか。 【チェブ大王】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-12-29 22:41:46) |
176.《ネタバレ》 世界の片隅で皆から忘れ去られたようにひっそりと存在する小さな国・シレラレオネ。そこに住む人間以外、ほとんど誰も知らないまま、ダイアモンドを巡る内戦が激化していた。ディカプリオ演じる主人公のアーチャーは、とある希少なダイアモンドを求めて子供をさらわれた黒人と共に内戦下の危険な世界を疾走していく。とても重たい社会的テーマを扱いながら、エンタメ映画として充分な面白さをも兼ね備えた稀有な作品。リアリティ溢れる世界に展開される、徐々に疾走感を増していくストーリー、ダイアモンドを巡る国際的な血生臭い真実。「ダイアで済んで良かった。石油だともっと人が死んでいた」という老人の言葉が重い。俳優としてどんどんと実績を積み、確実にキャリアアップしていくディカプリオの男臭い演技も見応え充分。私たちが知らない間にいったい世界で何が起こっているのかを知らせてくれる、良質のエンタメ映画だ。余談だけど、映画館で一緒に観た人の一人がたまたま結婚を控えた若い女性だった。もちろん、彼女の左手の薬指には彼氏から貰った婚約指輪が…。見事に立ち直れないくらいへこんでました(笑)。ごめんね、こんな内容だとは知らなかったんだ。 【かたゆき】さん [映画館(字幕)] 9点(2021-11-13 00:54:15) (良:1票) |
175.「婚約指輪は給料の3か月分」というコピーをデビアス社が作った事を知ってる人、他の宝石と違ってダイヤモンドは昔からデビアス社が相場をコントロールしていた事を知ってるような人からすれば「何をいまさら」というテーマの映画。 真摯に作られていて緊張感はある映画ですが、登場人物に感情移入できないのが致命的で、個人的には「それで?」という以上の感想が抱けませんでした。 【あばれて万歳】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-04-01 09:55:13) |
174.ディカプリオの熱演もさることながらアフリカ情勢の残酷さ、群がる強者の搾取がよく描かれていてリアルに発信している。 金の素材は紙っぺら、ダイヤモンドは石っころ。でも血は流れる。人間の欲望が争いを増す。これが現実。 ヒリヒリするような緊迫の戦いでよかった。 |
173.《ネタバレ》 社会派で重たい映画だろうとパスしていましたが激しく後悔。アクション&社会派のバランスがとても素晴らしい極上のエンタメ作品に仕上がっていました。プリオ氏&ジェニファー&シャイモンの演技も最上のものですが、彼ら=本人さんにしか見えない点がちょっと残念。仕方がないことですが有名すぎるのも考えものですかねぇ。 上映時間は長めですが全体的にストーリーのまとまりが良くて時間を感じさせない仕上がりです。過不足なく、これ以上は削れないだろうなという絶妙の編集です。特に子供の洗脳シーンやジャイモン・フンスー (ソロモン)を証言台に立たすシーンも丁寧に描いてあるのは素晴らしいと感じました(ココ大切) ディカプリオとジェニファーとの淡い恋愛も取ってつけた的な意見はありますが、適度な比重でバランス的にはとても良かったと思います。大人の世界では出会って右から左へ流れて行く際に、こういう感じの恋愛感情はよくあることです。結果的に結ばれることなく死んじゃうのは残念ですが、変にハッピーエンドよりはリアル志向で良かったと思います。(ラストのプリオ氏もカッコいいし) 総じて素晴らしい作品なので色んな人に広くお勧めできる映画だと思います! 【アラジン2014】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2019-06-17 20:14:41) (良:1票) |
172.アフリカ紛争を扱った映画を見る機会が余り多くなかったので、(脚色があるのは承知の上で)資料的に見られて良かったと思います。 ディカプリオはアビエイター、本作と社会派に出ているのはオスカー欲しい病かと思うのは私だけ? 取れなかったけど... 【くろゆり】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-06-16 22:41:57) |
171.《ネタバレ》 『人民解放』『人民のため』を謳いながら、その人民を虐殺し、手を切り取り、少年をさらうRUFは狂気の沙汰。大義名分を振りかざし、『暴力』『金銭欲』『性欲』という個人的な欲求を満たす行為に反吐が出る。 先にあらすじ読んで、シエラレオネという国や、その内戦の歴史について少しでも調べて鑑賞した方が良かったかもしれないです。政府は政府で民衆に平気で銃を向けていたようですから、RUFと政府の双方から標的にされた民衆はたまったものではないですね。戦争は絶対悪だけれど、弱者を標的とする『内戦』は唯一戦争の上をいく絶対悪なのでしょう。 さて、舞台は『シエラレオネ内戦』ながら、ストーリーはもっと個人的。内戦について知らなくとも、1本の映画として鑑賞可能。むしろ、ミクロな視点からマクロな世界を理解できる教科書的作品。 『ディアの奪還』『ピンク・ダイヤモンド』『紛争ダイヤモンドの取引ルートの証拠』アーチャー、ソロモン、マディーの三者それぞれが、目的のために協力しあう。冒頭の村襲撃、フリータウン襲撃、ジャーナリスト一行への襲撃、気が休まる暇がありません。更には『ディア拉致、洗脳、少年兵育成』のサイドストーリーが凄い。そして悲しいかな、それぞれのエピソードは目を覆いたくなるのに、一種のエンターテイメント性を感じてしまう。でもそれで良いのだ。これは映画なのだと自分に言い聞かせる。 印象的なシーンは数多くあれど、その中でもとりわけ終盤、ロンドンのショーウィンドウに飾られたダイヤをソロモンが見つめるシーンがこの映画の集大成。 真面目な社会派というにはエンタメ要素が強すぎる。ですが、エンターテイメント性があるからこそ、多くの人に見てもらえるという真実があります。つまり、こういうメッセージを発信するからこそ、面白さを追及した制作サイドの勇気は偉大です。 私はこの映画でシエラレオネ内戦を知り、その歴史背景に興味を持ち、深く調べてしまったので、その意味では貴重な映画だといえます。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2019-06-05 10:49:00) (良:1票) |
170.《ネタバレ》 5年前に一度見た時点では何も書く気がしなかったが、他のアフリカ関係の映画を見た機会に書いておく。 まず、どれだけ悲惨な話でもきっちり娯楽映画にしてしまう米映画産業には感心する。紹介文では「衝撃のアクション超大作」とされているが、村の自警団など笑わせるところもあり、最後は美人ジャーナリストの功績で世界が動いて、ただの漁師が立派な身なりで国際会議の晴れ舞台に立つのが非常に都合のいい展開で、ラストの説明文も真面目に受け取る気がしなくなった。ただし途中でラブシーンを完全に飛ばしていたのは悪くないと思う。 ところで劇中ではシエラレオネ共和国の国歌を披露する場面があったが、歌詞と実態のギャップが激しいのは悲しいことである。腕の切断はベルギー人が始めたという台詞があったが、ベルギー人が野蛮とすれば真似する連中も野蛮なのであって言い訳にもならない。先進国が諸悪の根源で途上国の民はみな善良、などという図式は必ずしも成り立たないのが現実であり、そもそも平和愛好的に躾けられている日本人とは倫理性のレベルが全く違うと思わなければならない しかしここで大事なのは、人間に本質的な善悪はなく具体的な行動が問題だ、という登場人物の言葉と思われる。誰もが主人公のように行動できるわけではないが、しかし皆が衣食足りて礼節を知る状態になれば行動面にも自然に影響し、人の本性の善悪に関わりなく総体として穏やかな社会ができるのではと思われる。それは日本ではだいたい実現しているが、いずれこの地域にも期待できるのかも知れない。 また企業活動に関しては、最後に出たキンバリー・プロセスなるものの実効性がどうかはともかく、紛争資源に対して何らかの取組みが行われること自体は悪くない。その原動力になるものとして、この映画では消費者その他の庶民一般に働きかける形になっていたが、今なら投資家という言葉も出るかも知れず、また個別企業がそれぞれの動機で自ら制度遵守に取組む場面が生じることも考えられる。本質論として業界や企業の本性の善悪を問うのは無意味だが、しかし多くの個人の良心に沿った行動を合理的観点から選択することはありうるのであって、それが結果としていい方向に作用するなら否定すべきものでもない。 映画産業も基本的にはカネを追求しているわけだろうが、このように少し考えさせる内容を娯楽映画に入れること自体を悪く言えない気はして来た。 【かっぱ堰】さん [DVD(字幕)] 6点(2018-11-01 19:56:21) (良:1票) |
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169.《ネタバレ》 個人的には肌に合わなかった。ダイヤモンドという富と栄華の裏で、どれだけの犠牲がアフリカの小国で生まれているのか、分かりやすくメッセージに富んだ娯楽作として仕上げているあたりは流石。でも、その片棒を担いでいるハリウッドには言われたくない。安価のエコカーを所有して環境保全をアピールしている臭いに近い。シエラレオネが平和になったのかも怪しく、いつの時代も裏から手を引いて莫大な利益を得ている奴はいるものである。『ナイロビの蜂』同様、知っていても何もしてあげられない、むしろグローバル社会が作り出した裕福さに手を貸している現実がそこにある。 【Cinecdocke】さん [DVD(字幕)] 4点(2018-09-30 01:04:02) (良:1票) |
168.ちょっと俺には重かった…。鑑賞後の爽快感が得られなかった。勉強になったという意味では良い映画ですが、全編通じて辛い展開。しかも長い。 【にしきの】さん [DVD(吹替)] 6点(2018-09-24 21:28:49) |
167.ズウィック監督は紛争ダイヤモンドの話を広く世に知れ渡らせることが目的だったと思うので、その役目は十分に果たしたと思う。 ただただ悲惨な映画にもなりうる題材ですが、恋愛と更正と友情を絡ませて、切ないけど清々しい作品に仕上がっています。 この年代のアウトローな人物を演らせたら、レオ様の右に出る役者はいないのではなかろうか。 【めたもん】さん [インターネット(字幕)] 7点(2018-08-07 17:29:49) (良:1票) |
166.一言で言って見応えのある映画。ディカプリオの演技は、訛りも含めて若干やりすぎな印象もあるけれど熱演。テンポよくスリリングな展開で飽きさせない。 世界的な大きな組織が弱者から搾取するという実際に起きている事態を考えさせられた。 【あきさん】さん [DVD(字幕)] 8点(2018-05-29 01:24:46) |
165.おもしろかった。昔からレオ様は良い俳優だと思っていたんだけど、やっとオスカーもらえてよかったよね。 【センブリーヌ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2018-04-30 10:54:33) |
164.なかなか考えさせられるテーマだな、と。面白いと思います。うまいこと家族愛なんかもからめて社会的な問題を映画にしていると思います。アメリカ風な商業的な映画ではあるけど、主張もはっきりしてて良いです。個人的には、ディカプリオとヒロインの絡みが無かったところがアメリカの映画としてはよく躊躇したな、と思います。 【Keytus】さん [インターネット(字幕)] 7点(2017-11-07 01:26:09) |
163.監督がエドワード・ズウィックってことで、『ラストサムライ』の忍者みたいな演出がこの映画のアフリカにもあるんだろうなあ〜と思いながらも、無慈悲で凄惨で救われない内戦と緊迫のダイヤモンド争奪戦にグイグイと引き込まれる。それにしてもディカプリオは迫真だな〜。いい顔してる! 【ようすけ】さん [インターネット(字幕)] 8点(2017-08-19 22:42:20) |
162.ブラッド・ダイヤモンドとはよく言ったものだ。黒人差別の国、南アフリカでのダイヤ掘りと、“要領の良いブローカー?”のディカプリオの物語。少々長いがアフリカの真の状況をうまく表現していて、見入ってしまう。後、アウトローなディカプリオが上手く演出されてて、カッコいいですね。 【SUPISUTA】さん [映画館(字幕)] 8点(2016-07-16 08:32:56) |
161.家族を救うため必死なソロモンとダイヤ密輸に暗躍する死の商人アーチャーの奇妙なコンビだが、不思議とどちらも応援したくなる。アーチャーがダイヤを欲しがった本当の理由は何なのだろうか?本当にアフリカを抜け出したかっただけなのだろうか?まだ別の理由がありそうな気がするが描かれなかったので想像するしかない。貴重な資源を巡るアフリカの悲しみやそれに振る舞わされる住民、食い物にしようとする欧米の思惑などが全編を悲しみで覆い尽くしている。どんなにいい結末でも、心が晴れるようなことはないと感じさせる映画であった。好み35/50、演出12/15、脚本12/15、演技9/10、技術6/10、合計74/100→7/10点 【chachabone】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-07-02 23:17:35) (良:1票) |
160.《ネタバレ》 紛争鉱物というのでしょうか、血塗られたダイヤモンドの話。生々しくてかなり訴えるものがあった。シエラレオネで起こった悲惨な事実に、ある程度のエンターテイメントが加えられて、鑑賞しやすかった。しかしレオナルド・ディカプリオは少し傲慢でやな奴の役がよく似合うな、、、。 【lalala】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-06-11 00:07:13) (良:1票) |