3.《ネタバレ》 もったいない。
これだけ魅力的な女優達と個性的な俳優でキャスト組んでおきながら、この出来。
邦画にありがちなといっちゃお終いだけど、人を殺せば感動だと思ってる安易な、そして真っ当な気持ちのぶつかり合いがない、終始ヌルッとした脚本。
前半51分くらいまでは、ガールズトークなんかで心地良い雰囲気に包まれてみてたんだけど、そこから先がグダグダで長かった。
あと、実は無意味にハードルが高い映画で、何かに引っかからずに最後まで見れるのは、少数派。最初からマイナーだということに甘えてる姿勢にも疑問を感じる。
ただ、奥貫薫さんという女優の魅力に初めて出会えた分だけは、自分的に価値がある作品だった。
平成23年3月14日追記 良を頂いたのを変更するのはどうかと思われるので、もしもお気に障ったら遠慮なくお取り消し下さい。
2度目じっくり見て、この映画の薄気味の悪さが理解できた。世の中でまだ完全に受け入れられていない価値観に基づいた行動を、高校生達が行い、それに対して全く批判もされることなく、温水によって代表される「ぬるい」大人たちがごく当たり前として受け止める、このなんともいえない気持ちの悪さ。
高校生が飲酒することに、いちいち目くじらを立てるつもりはない。自分だって大いに飲んだ、だけども後ろめたさはあったし少なくとも発見した大人は、叱責した。それが世の中の最低限のけじめじゃない。
高校生が性行為を行い妊娠するのだって、別に個人的な価値観では「否」とはしない。
(実はガッキーに対する愛情のあまり、彼女の主演映画をとことん擁護して大喧嘩して、
ある映画サイトを追放になった過去がありますw)
しかし、それを親や周囲がすんなりと受け入れるのは気持ちが悪い、不自然、異常。
その他電動キックボードの違法の使用とか、とにかく無神経さが滲みでるような脚本。
そして、他のことは、まあ、看過するとしても、たった一つどうしても認められないこと。剥けないのをむりに剥くと、かんとん〇〇といって大変な事態になるんだがw