23.《ネタバレ》 モノクロ版に比べて、より情熱的に描かれた今作。燃え上がる不倫愛から一転、後半は孤独感と嫉妬心から戦々恐々。唯一の癒しはアヘンチンキ。追い詰められたアタシの最期は走る列車にダイブ。悲劇の結末。悩めるオンナをソフィー・マルソー熱演。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 6点(2020-06-20 00:35:26) |
22.トルストイの長編なのだが、映画はまるでダイジェスト版であるかのように細切れに進む。良く言えばテンポがいいと言うことなのだろうが、これで人物関係やストーリーがわかるのかしらと心配になる。ガルボやビビアン・リーの過去の映画、栗原小巻の舞台、そしてそもそもの小説、どれかひとつくらいは馴染んでないと・・・。だが後半はアンナとヴロンスキーの不倫に焦点が定まり、ようやく映画らしくなる。私はアンナ・カレーニナの映画は4本目だったが、まだこれこそという映画にぶつからない。5作目のキーラ・ナイトレイにも挑戦はしてみるが・・・。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-05-13 07:23:20) |
21.《ネタバレ》 不倫に走りながらも子供への愛との板挟みに悩む、なんて、こういう「迷い」がある主人公は人間くさくて好きです。なんですが、歴史系ロマンスにありがちな罠として、多くの登場人物が単にストーリーの上を歩いているだけであって、人格設定(ないしは制作者独自の解釈)や心理表現がほとんどできていないのです。その結果、登場人物は、豪華な衣装を着せられただけの着せ替え人形になってしまっています。子供の顔を見に帰る場面なんか、重要なポイントなんだから、もっと引っ張ったらいいのにね。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-06-24 00:54:27) |
20.《ネタバレ》 実に14年ぶりに再見。 よっぽどのお気に入り作品でない限り、基本、二度は同じ映画を観ないのだが、これはどうしても気になって再見するにいたった。 それはやはりソフィー・マルソーの魅力に尽きる。 この時30歳を超えていたはずだが、妖艶な魅力と同時に、幼ささえも感じるから素晴らしい。 実に悲劇的なお話で、目を背けたくなる内容。 だが、命をかけた愛というものの凄みを堪能できた。 全てを捨てて愛に走るというのは、言葉ではたやすいが、実際にはこの映画の内容の様に、過酷であり残酷な結末をたどるのだろう。 そういった内容を絶妙に表現した内容は、原作の素晴らしさに起因するところだろう。 トルストイなんて、名前しか聞いたことがないが、この映画を通して、その凄さを知ることができた。 【にじばぶ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-11-03 00:38:22) |
19.時代背景、サイドストーリーがあっても本筋の話やキャラに興味薄なので原作は未読。 アンナが破滅するのは自業自得としか思えないのですよね。 彼女やスカーレットのように自分の欲望だけに忠実な女性が不幸に陥っても何とも感じない。 短い映画でもあるしロシアの美しい風景の中での美形俳優たちのメロドラマとして愉しむしかないような気がします。 カレーニン役のジェームズ・フォックスは前年の「ガリバー」<TVM>と同じく損な役回りでお気の毒。 【レイン】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-07-09 05:23:40) |
18.《ネタバレ》 映像はすばらしいし、衣裳も建築物なんかもすごくステキ!なんだけど…アタシは主人公にまったく感情移入できなかったわ…。 結局彼女がやってることって、不倫してダンナも息子も捨てて、挙句の果てに不倫相手の愛も信じられなくなって、薬にはまって嫉妬に狂って…自分の情熱に正直に生きるって言えば聞こえはいいけど、結局ワガママなだけでしょ? この映画は、周りの人を不幸にしてまで自分の幸せを追求しても結局こういう結果に終わるぞっていう教訓なのかしら。 自業自得が描きたかったの?なーんて思うアタシは意地が悪いのかしら。 でも結末が悲劇的でよかったわ。 これでハッピーエンドなら、あのダンナと息子は浮かばれないわよ。 あ、勘違いしないでほしいんだけど、アタシは映画の出来も原作の文学作品としての価値も否定してないわよ。 ただ、個人的にこういう女がキライなだけなの。 ホホ。 【梅桃】さん [地上波(字幕)] 5点(2008-01-21 22:11:26) |
17.《ネタバレ》 「ロードオブザリング」の方を先に観てしまったせいで、ショーン・ビーン=ヴィロンスキーと刷り込むのに随分な時間がかかってしまいましたが、一度刷り込まれるといいじゃないですか青年将校役。美しいソフィー・マルソーとの不倫モノは、豪華な背景と相まって絵のように美しい。原作も、コースチャとヴィロンスキーというかつての恋敵同士のあまりにも対極的な人生をそれぞれ忠実に描く二本立て形式で進んでいきますが、映画も短い時間ながらそれを忠実に再現してくれていて嬉しかった。ロシアの貴族社会に生きていたアンナとヴィロンスキーが、他に生きる場所がなくイタリアからロシアに舞い戻ってきた時点で破滅へと向かっていくのに対し、黙々と体を動かすことで苦しみを乗り越え、最後には自分の居場所で幸福をつかむコースチャ。この物語は単なる不倫モノではなく、ロシアの貴族というものを浮き彫りにする物語でもあるんですね。そういう意味では、夫であるカレーニン氏の苦悩と悟り(原作ではアンナは女の赤ちゃんを産みますが育児放棄してイタリアに行ってしまい、カレーニン氏が育てます)をもう少し掘り下げてほしかったなあ。ラストのアンナの顔をああいう形で映す必要があったのかな…と疑問を感じてしまったので一点減でこの点数です。 【ゴールドベリ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-02-15 00:51:01) |
16.名作も読書できていない。この機会にストーリーだけでも知る。 崩壊寸前のロシア皇帝時代の貴族の優雅さ、豪華、絢爛、堕落、等が描かれている。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-09-02 15:24:34) |
15.予告編は最高。48年版のビビアン・リーが演じていたツンとした小生意気さをこちらのソフィー・マルソーが改善してより悲劇らしくはなっていると思う。いけない恋には全てを失う覚悟が必要であります。 【かーすけ】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-09-18 23:18:07) |
14.愛の前では理性は無力になるのが道理。従って、盲目的な愛の物語は嫌いではないのですけど、これは根本的に違う。最初にアンナはヴロンスキーを拒む→でも愛に身を任せる→が、子供の為に諦める→しかし子供をほっぽり出して駆け落ち→やっぱり子供に会いたい…って、どっちなんだよ! ヴロンスキーはヴロンスキーで、地位も家も捨ててアンナをストーキング→醜聞も気にしない→駆け落ちに成功→でもロシアが恋しい→そして家も地位もお金も恋しい…って、お前、これじゃ人の家庭を壊しただけだろが! 二人共ブレ過ぎ。それにドック・オクは、この物語で一体何の役割を担ってたんだ? これならいない方が良かったゾ。こんなつまらん話に、これだけのロシア・ロケや豪華なセットは全くの無駄です、3点献上。 【sayzin】さん 3点(2004-12-24 00:11:41) |
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13.ハイ、みなさんこんにちわ。え・・・今回私が紹介する作品はソフィー・マルソー版の『アンナ・カレーニナ』。 この作品は多くの方が言うように、時の人(?)tATuの地元ロシアの綺麗な風景と美術に凝った衣装がとても素晴らしかったと思います。またアンナ(ソフィア)の大きな目の輝きも美しかったですねぇ。ただ・・・彼女の生き方、すべてが全く共感出来ない! 悲劇的な最期も「へぇーーー死んじゃったの?ふーーーん。」程度。まあとにかく『自業自得もほどほどにしなさいね』ってとこかな?(苦笑) 。 【ピルグリム】さん 5点(2004-04-15 22:12:27) |
12.ソフィーマルソーファンならどうぞって感じ。若い頃の彼女の方がやっぱり好きだなぁ…。 【あかりん☆】さん 4点(2004-01-19 17:33:27) |
11.トルストイの名作のあらすじを押さえておくにはいいかも。展開のテンポが少々速すぎる。もう少し心理描写に丁寧さがあったらよかった。 【みねこ】さん 5点(2004-01-10 22:24:34) |
10.アンナ・カレーニナの気持ちや行動がよく理解できませんでした。人生経験足りませんかね? それにしても「あなたといると最高に不幸なの。別れて下さい」という台詞は実際言われるとキツイだろうなあと思いました。 |
9.ソフィーマルソーって好きです。凛としていて、美しくって。 情景美があり、衣装等も派手さでなく、実際の当時の貴族の衣装に 合致させようという感じがして、当時の様子を見ているような リアル感をもたらしていた。情熱、の演技も素晴らしい。 【koo】さん 8点(2003-12-17 16:37:56) |
8.『親子愛』、『兄弟愛』ありの実に心温まる映画、と言いたいところだが実際はそういう映画ではない。基本的には不倫、嫉妬、狂乱といった軽く凹む映画。アンナとアリョーシャの不倫を軸に、キティとコスチャの恋愛というサイドストーリーが展開されていくんだけど、それだけならまだよかった。エンディングがエグイというか重い。アンナがクスリをやり始めたあたりから、「ああ、ハッピーエンドじゃないのね。」っていう感じはあった。これぞ文学作品って感じ。 【ブン】さん 5点(2003-11-10 06:47:28) |
7.ロシアの風景って寒々しいけど美しい・・・大悲劇の舞台にはまりすぎ。 【mimi】さん 5点(2003-11-08 21:02:53) |
6.《ネタバレ》 『オネーギンの恋文』を思い出してしまった。どっちも悲しいけど、こっちの方がより救われない、かな。ソフィーが綺麗だから、禁じられた愛さえも正当に見えてしまうー。 【桃子】さん 5点(2003-10-30 18:54:11) |
5.ああ、この二人は生活苦なんてしたことの無い、貴族なんだなぁ~と、ちゃんと納得してしまえる点で、この映画はスゴイ。セットも衣装もゴージャスだが、主役の二人もまぶしい。ショーン・ビーンは悪役も良いが、こういう傲慢な甘ったれのハンサム役がまたよく似合う。ストーリーはつまり、金持ちの贅沢な不倫話である。二人の破滅的な恋と、アンナの狂乱への一歩一歩が非常に丁寧に描かれている。文学作品の映画化としては大変わかりやすい映画。 |
4.ソフィーの美しさで持っているような映画。でもアンナのイメージには非常にぴったりだった。話のテンポはやや早く、もう少し丁寧な心理描写があってもいいかもしれない。 【あでりー】さん 8点(2003-06-26 10:44:31) |