1.《ネタバレ》 序盤、警官らしき2人の男達に車を止められ、
次々とめんどくさい要求を出してくる。
ずいぶんとやらしい奴らだな~と思いながら
見ていると、女性の下半身を露にさせる始末。
いくら警官だからって、やりすぎだろ!と
思った次の瞬間、銃声が。
ここで連中は、警官ではなくて単なる鬼畜である
ことがわかる。この展開の変化が巧い。
そして監禁され、あれこれと酷いことをされるわけだが、
ここまでは最近よくある監禁映画の一種だと思い
月並みな印象を持っていたのだが、後半になると
私立探偵が出てくる。そしてこの私立探偵、
自分の娘らしき幻想を見たりする。この展開はちょっと新鮮。
前半は拷問監禁だったのが、後半の見せ方は
ホラー的でもあり、また幻想的ですらある。
そして私立探偵は監禁されてる彼らに「待ってろよ」
なんて格好いい台詞を言ってたのに、まさか
あのオチとは、、、、。これもまた新鮮だった。
娘の言葉とかぶせられ、
湖にゆっくり落ちる車のシーンが印象的。
そんなわけで、独特で新鮮だったので、
他のB級監禁映画群と比べると頭一つ抜きん出た
特異性を放っている作品であった。