65.ドイツ兵がユダヤ人を銃殺するシーンは、人の死のあっけなさを感じさせられました。まるでゲームを楽しんでいるかのごとく、ただユダヤ人というだけで・・・。主人公の、自分だけが助かればいいんだ、的な考えには疑問が残り、あの将校を助けてあげて欲しかったという悔いの残る映画になりました。 【洋ちゃん】さん 9点(2003-03-13 01:25:18) |
64.評判を聞き、期待して見たのですが・・・。戦争のむごさ、ユダヤ人の迫害については、非常に心にのしかかるものがありましたが。作品として面白かったか?と聞かれると、いまいちだったかな~。ただ、戦争は絶対にいやだ!と思いました。 【かお】さん 6点(2003-03-12 20:49:43) |
63.凄い迫力の映画でした。あっという間に60年前のポーランドに引き込まれてしまった感じです。それに「従順に」と言いたくなるほどあっさり殺されてしまうユダヤ人たち。はっきり言って観てて楽しい映画ではありませんね。確かに「逃げ回っているだけ」の映画ではありますが、実際あのような状況下で英雄的行動をとれる人はごくわずかでしょう。最後のピアノの演奏シーンは、ポランスキー監督の虚無や絶望をよく表していると感じられました。 【ぐるぐる】さん 8点(2003-03-10 22:07:11) |
62.僕がこの映画で印象に残り、感動したのは主人公がドイツ兵にピアノのある部屋に案内されるときに缶詰めを大事そうに抱えるシーンです。すごくジーンときました。 |
61.「シンドラーのリスト」のように、ここで泣かしてやろうとかここは効果的に見せてやろうというあざとさがなかったのがよかったです。逆に戦争悲劇映画のカタルシスを求める人には淡々とし過ぎて物足りないのかもしれません。なかなかピアノを弾くシーンが出てきませんが、考えてみれば、このありさまの中ピアノを弾くことなんかできるわけないから当然でしょう。空想の中でショパンの「華麗なる大ポロネーズ」を弾くシーンが印象的でした。 【YHH】さん 10点(2003-03-10 11:50:48) |
60.壮絶な男の人生と孤独さが伝わってきました。やっぱりこの様な作品は普通に良作と言われるんじゃないですか。彼がピアノを弾いているシーンは多くは無いですが、1つ1つの演奏シーンは素晴らしく、印象的でした。これをみるといろいろと問題になっている国同士での戦争は絶対控えて欲しいとさらに感じました。でも、どこにでもいい人はいるんだな。 【アリアス】さん 8点(2003-03-09 11:38:23) |
59.セットの余りの真実味にまず驚く。この時代の街角、ゲットー、服装、その他細々とした小道具のくすんだ色、ほぼ全編主人公の視点でカメラがまわるため画面の中を主人公に乗り移って目にしているような気がしてくる。まるで疑似体験のよう。その体験する出来事もまた淡々とひどい有様を忠実に再現するかのようで悪夢です。実際に犠牲になった人々の味わった苦しみをなぞらえさせようとしたとしたのなら十分すぎるほど成功しています。竹で割ったような分かりやすい役柄も存在せずただそこにいた様々な人々の振る舞いを映し出す。唐突になんの前触れもなく殺されるユダヤ人、殺すドイツ人、隠れ続ける主人公。もう映画というよりも追体験ですね。面白いとかそうでないとかいう対象には当たらないと思う。制作者もエンターテイメントだなんて考えてないでしょう。プライベートライアンなど他にも戦場描写が真に迫ると思われる映画はありますがこの作品に比べると真実味の追求という点で越えるものはなかったです。ただただ忘れられない作品になるでしょう。 【BBS1ファン】さん 10点(2003-03-08 07:30:33) |
58.ワルシャワのゲットーに押し込められたユダヤ人は40万とも60万とも言われている。解放後ゲットーで生き残っていたのはたった二十人ほどだったと聞いた気がする。ゲットーから逃げてあのユダヤ人皆殺しを生き延びたのはまさに奇跡なのです。今この日本の上にミサイルの何本か落とされないと、戦争を想像できないのでしょうか。ポランスキー監督はあのナチの戦争を体験し、語ることも出来ないほどのトラウマを持って生き、ようやくこの戦争の真実を残すことに精魂を傾けたのだろう。この映画の中での数々の残酷なエピソード(簡単に殺し、殺され)はそれが戦争の真実の姿なので、どんなに酷くとも直視し受け止めなくてはならない。戦闘機やミサイルが飛び、人を殺しあう表面的な娯楽で戦争映画を見て欲しくない。ピアニストが実在の人であったことで、この物語は彼の目を通しての当時の戦争の姿を、見るものにリアル体験させてくれる。彼は語り部なのだ。ピアノはすべて彼が弾いている。「手」しか映さず自由に躍動するピアノ演奏場面はすべてを超越して平和の素晴らしさを雄弁に語っている。解放直前のヒゲボウボウの姿はまさにキリストの姿。神が彼を生き残し奇跡を行ったとしか言いようがない。この映画もまた監督に奇跡を行わせたと思えてならない。 【キリコ】さん 10点(2003-03-07 23:38:53) (良:3票) |
57.mmmさんと同感。ピアノを弾きたくても弾けないで空想してシーンや、将校の前で無我夢中で弾いたシーン、その2つのシーンのためにこの映画は存在すると思います。その良さがわからない人にはありきたりなホロコーストに関する映画でしょう。あと、おすぎのCMで観にいっておすぎの悪口を言っているような主体性のない人には全く楽しめない映画。 【プジョー】さん 8点(2003-03-07 22:16:02) |
56.ユダヤ人迫害のシーンなど、実際にはもっと悲惨だったと思いますが、現実にこんな事があったと思うと本当に悲しくなります。最後はシュピルマンが幸せそうにピアノを弾いていたのでいい気もちで終われて良かったです。嫌な気分で終わる戦争映画はほんとにブルーになりますから・・・。 【魚紳】さん 7点(2003-03-06 21:06:33) |
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55.殺戮される人々を見つめながら、なす術が無い主人公。それが映画を観ている私自身とどこかLINKして、妙にリアルを感じた。あのカメラワーク。眼に焼きつきます・・・そして残ったのは、現在も起こり得るだろうという確信にも似た恐怖。。。 【L】さん 7点(2003-03-06 14:15:42) |
54.結構長かった割りに最後まで飽きずに楽しめました。最近多い戦闘シーン重視の戦争映画よりよっぽど戦争の悲惨さみたいなのは伝わるような気がします。素直に感動できました。でも主人公がボロボロになっていく過程がちょっとむご過ぎて、もう一度映画館でっていうのは駄目かも。ただピアニストの映画なのにピアノシーンがあまりなかったのが少し残念でした。そのおかげで最後のピアノシーンは感動したけど。 【ヒロ】さん 8点(2003-03-06 09:50:24) |
53.ピアニストの話というよりはむしろ世界大戦時のナチスの残虐性というものに注目しつつ見ればおもしろいと思いますよ。タイトルはあんま関係ない気がしたので変えたほうがいいとおもいます。あれじゃピアノメンイにおもって見にいく人はがっかりするんじゃないでしょうか。僕は個人的に歴史物は好きなんで高得点つけちゃいました(^_^;) 【たな】さん 8点(2003-03-06 04:15:14) |
52.重い映画でした。ユダヤの迫害残酷だったな、主人公の逃げ回る時間が長すぎるような気がする。 【phantom】さん 7点(2003-03-04 21:25:32) |
51.なんか人間がすごく怖く思えてきました。まだ17年かそこらしか生きていない私ですけどに人間の非情さとか悲しさがすごく伝わってきて感動というか恐怖でちょっと泣きそうになってしまいました(+_+)全体的にほんとに暗くて戦争なんて結局悲しみだけを残すんだなと思いました。だからかもしれないけど最後のコンサートの場面もどことなく戦争をくぐり抜けたピアニストが背負っていかなければならない悲しすぎる運命を感じてしまいました。 【はなこ】さん 6点(2003-03-04 21:25:14) |
50.逃げて隠れる期間ってどんなものだったのかな・・。見ているだけでも胸がつまりそうでした。最後のエンドロールのピアノ演奏終わったあと心の中では大きな拍手をしちゃった・・。 【こゆ】さん 9点(2003-03-03 00:13:00) |
49.大作であることは間違いない。主人公を英雄でなく、弱い人間として描く視点は、戦争の非人間性を強調する意図かもしれない。ただ、残酷さをリアルに描くことが評価されるのは、この映画に限ったことではないが、現代の人々の想像力の欠如を示しているのだろうか。また、この映画は戦争のむごさを訴えるだけでなく、アメリカ人にはユダヤ人への贖罪意識を促し、イスラエル支持を強める結果をもつものかもしれない。こうした推測も生まれてくるのが、今日の世の中である。この作品について言えば、戦後、主人公がどのように生き、死んでいったかも描いて欲しかった。 【モリブンド】さん 8点(2003-03-02 16:38:55) |
48.観た日は1日どっぷり落ち込みました。淡々と描いているんですが1場面1場面がものすごく印象に残ります。1番印象に残っている残酷なシーンは足が悪い車椅子の老人がドイツ兵によって窓から投げ落とされるシーンです。あと廃墟が画面に大写しになったシーンには「絶望」というタイトルをつけたくなりました。でも最後にドイツ兵の前で弾いたショパンは本当に感動しました。それを聞くだけでもこの映画の価値はあると思います。 |
47.夕べ映画館で見てきました。私は好きです、この映画。悲しすぎる映像が淡々と次から次へと綴られ、この実際にあった歴史を受け止めるのに少し抵抗を感じた。人間はなぜ争うのか。殺しあうことでしか解決できないのか。悲しすぎる、本当に悲しすぎる・・・。派手な演出はしないで、ただただ淡々と流れる映像。しかしそれがかえって衝撃的に感じてしまいます。ボランスキー監督の思いがぎっしり詰まった映画です。 【未歩】さん 8点(2003-03-01 14:11:59) |
46.人間はあんなにも簡単に残酷になれるものなのか。人間を人間として扱わない行為を正視できなかった。主人公が生き延びたのが唯一の救いだった。見ている際中は腹が立って仕方なかったけど、生涯記憶に残る作品となるだろう。 【YYC】さん 9点(2003-03-01 11:37:06) |