19.「華氏911」はあらかじめ知っておかなくてはいけない基礎知識が多くてしっかり理解できない部分も多かったけれど、 これは知識0でも問題なく楽しめた。勉強にもなった。 しかし様々な国の医療を公平に紹介してるのではなく、 「アンチアメリカ医療」の視点で描かれているので、 やはりアメリカ人に向けられた映画だと思った。 【邦画好き】さん [DVD(吹替)] 9点(2009-01-02 16:12:45) |
18.アメリカの医療制度にメスを入れる!そんな触れ込みと共に自国の医療制度を非難、問題点を糾弾、またアメリカ以外の国ではどうなのか?とてもわかりやすくフローチャート化された脚本であると思う。もちろんメッセージ性は強大で、それを映画として世界に知らしめられれば、何かを変えられるのかもしれない。ただ映画に費やしたお金、時間、マイケルムーアのいい意味でのエゴイズムだろうことも拭い切れない。9・11をフィーチャーしすぎたのもどうか?医療問題だけでは片付けられないテーマである、9・11を大きく題材として取り入れたことは自分の主観ではミステイク。自分がアメリカ人だったら"痛快に批判"などというある種の楽しさなどなく、この点数さえつけられないだろう。 【Andrej】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-11-29 05:16:46) |
17.前作より、より分かりやすく、楽しく見ることが出来ました。アメリカの「惨状」が酷すぎて・・・日本はやっぱり良い国!世界一だな!なんて思っていたのも束の間、フランスやイギリスの進んだ制度の前では「あそこ(米国)よりまだマシ」ってなもんで恥ずかしくなるほどです。今回も色々と考えさせられました。ムーアの作品を見るたびにアメリカのイメージは最悪になりますが、それは彼が持つ愛国心の賜物なんだろうな、と思います。問題提起って大事ですね。日本にもこういった作品を撮る人がもっといなければならないと思います。 【Kの紅茶】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-10-22 22:51:28) (良:1票) |
16.前の2本に比べると「なんかまとも」な感じでした.今回やっつけようとしている対象とその比較対象とのコントラストが激しすぎる感じはありましたが,まあその辺は「映画」ということで・・・全てを鵜呑みにはできないにしても,現在の日本人に何かしら考えさせる内容であることは間違いないと思います.今晩から報道ステーションのスポーツ・お天気コーナー以外もちゃんと見ようと思ったり. 【マー君】さん [DVD(吹替)] 7点(2008-10-19 15:16:32) |
15.ドキュメンタリーってのは、フィルムを通して撮影者が思ってもいなかったものを発見していく、ってのが本当の姿だと思うので、この人の映画は正確には「意見表明パンフレット」みたいなものだと思う。作者はすでに描くものを決定していてそれに沿って映像を組み立てている。最初から驚き呆れてみせることを目的としてカナダやヨーロッパを訪れている。私は映画にはいろんなジャンルがあればいいなと思っているので、こういうジャンルも歓迎するが、ときに、たとえばラストのグアンタナモへ行くパフォーマンスみたいに、ちょっとあざとすぎるとこがあるのが鼻に付くけれど。ジャーナリズムに必須なのは、現状に驚き呆れる才能だ。映画の中で誰かが言ってた「彼ら(保険会社)も商売だからね」で納得してしまってはどうしようもない。M・ムーアには間違いなくその才能があるが、彼は映画を撮る前の段階で驚き呆れ、それを土台にして、意見表明をより効果的にショーアップするべく、けっこう冷静に作品を構成しているようだ。これはこれでいいと思う。さて内容だが、ちょうど堤未果の「ルポ貧困大国アメリカ」を読んだ直後だったので、お互いがお互いを補う形でよく理解できた。民営化による小さな政府ってのは、つまり本来政治が取るべき責任も民間に分散させてしまう政府ってことなんだな。日本だって小泉改革以後(ってことはアメリカ系保険会社のコマーシャルがやたらハナに付くようになったころってことだが)こういう方向に向かっているわけだから、他人ごとでなかった。保険会社には、書類の不備を探す専門の部署があって、本人も忘れているような病歴を見つけてくるってのが、さすがに驚き呆れる。役所の出来るだけ仕事をしないようにする体質と、こういう民間企業のがむしゃらに金を取ろうと働きまくる体質と、うまく間を取っていいところを生かし合える社会に出来ないものか。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-08-10 12:16:28) |
14.石油価格も上がる今・・・・アメリカ旅行はますます遠のく。 【PPOSSTU】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-07-06 03:53:05) |
13.毎度のごとく勉強にもなって意義のある作品だとは思うけど、これまでの「ボウリング・フォー・コロンバイン」や「華氏911」と比べるとなーんかインパクトが足りなかったなあ。「キューバでは外国人も医療費が無料」みたいな描きかただったが、調べてみたらやっぱり有料でした(安いようですが)。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-06-29 13:48:25) |
12.ドキュメンタリー映画として、最高でした~ 予想以上です!分かり易かったし..噂には聞いていましたが、これほど “ひどい” とは..(特に、腐った 保険会社、製薬会社、政治家..) アメリカ社会の “闇”、“幻想” を強烈に見せ付けられた気がします..欧州文化の凄さ!も実感できました.. 私的考察をいくつか述べます..◇米国では、保険会社が患者を選び、病院を決め、治療内容を決める、雇われた医師は医療費削減が(診療拒否することが)ノルマに..病人は製薬会社のために、薬漬け状態..病院は医療費が払えない者を排除し、見捨てる..一方欧州では、病院は無条件で患者を受入れ、医師は患者数、治療内容に完治度、さらに病気予防促進活動までもが、報酬の対象に..同じ医療なのに、プロセスが正反対..前者は患者を切り捨てようとし、後者は拾い上げようと作用するシステム..患者にとって、どちらが良い仕組みか? 考える余地もない..(米国は完全に見失っている、誰のための医療なのかを..) ◇国民が、助かる命を落とし、法外な治療費で財産を失い、絶望し、苦しみ不幸になる国、資本主義社会=弱肉強食=利益追求主義=弱者から金を巻き上げる悪徳企業、それらを覆い隠し、嘘を国民に擦り込む国、これが果たして、国のあるべき姿なのか? これもまた、考える余地もない..“富める者” が “貧しい者” を助け、人と人とが助け合う精神(制度)=税金による、国による、社会保障制度=個人的リスクから国民を守ってくれる国(制度)=安心して暮らせる国! これこそが、あるべき姿!あるべき国の姿だ! 国は一部の金持ち、企業のために、存在しているのではない!!..そう監督は言いたいのだと思います..◇最後に日本が米国のような国にならないことを切に願っております..(ちなみに、日本での出産費用は補助金としてほぼ全額戻ってきます(通常の出産費相当の金額)、日本のメディアも(某NHKスペシャルで)しっかり日本の現状を伝えています、保険料が払えなほど生活が苦しいのに生活保護が認定されず、保険証が無いために医療費を全額負担せざるを得ない..持病を抱えたまま働き、治療を受けられなくて、薬が買えなくて、苦しんでいる人達..手術が受けられなくて、死を待つしかない人達..明日は我が身です..決して他人ごとではない..) 【コナンが一番】さん [DVD(吹替)] 9点(2008-06-16 17:26:15) |
11.日本だって、出産は自費だし、特に公立病院では医療費を払わないで逃げてしまう人はいるし、病院もどこかからはお金をもらわないと経営として成り立たない。日本ではまだ、それまでの治療費を払っていないからという理由で診療を拒否することはないだろうが、この先どうなるかはわからない。マイケルムーアはアメリカを良くしたいと思ってこの映画を作ったのだろうが、ほかの国の人間にとっては自分の国はどうなってほしいのかと考えるきっかけになると思う。 【HK】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-06-01 18:11:07) |
|
10.一応ドキュメンタリー映画なので、「ウソ」はないと思いますが、問題の「真相」をえぐっているかどうかは、ちょっとギモンです。確かに、アメリカの保険制度に大いなる問題があるのは分かりました。でも、外国の無償医療をただただ絶賛してしまっていいの? 無償医療が成立している背景は? 制度は? 問題点は?・・・などなど、取りこぼしが多過ぎて、ちょっと「告発映画」としてはキモが抜けている感じです。ただ、ちょうど日本でも「後期高齢者医療制度」が問題となっている時期でもあり、個人的には「国民皆保険」ってものを考える良い機会になりました。日本でも、病院による患者路上放置なんて実際起きていることだし、低所得の人が病院に行くのを躊躇しているのも実態として既にあるわけで。とにかく、この映画を見て痛烈に肝に銘じたことは「ピンピンコロリ」を実現できるように、普段から健康には気をつけて生きねばっ!ってことでした。それにしても、「ボウリング・フォー・コロンバイン」「華氏911」に比べて、このレビュー数の少なさって・・・? この映画、先の2本にまして、より多くの人が見るべき映画のような気がしたんですけれど。そういえば、メディアでの取り上げ方も、あの2本より地味だったような。厚労省のヨコヤリでも入ったんでしょーか? あり得るよね。姥捨て保険、浸透させようとしてるんだもんね。 【すねこすり】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-05-16 15:21:58) |
9.ドキュメンタリーをちゃんと二時間観るって意外ときつい気がしましたが、エンターテイメント性も兼ね備えていて、それほど興味の無い人でも観れますね。しかしやはりあまりに偏りすぎているというか、切り取り方によっていくらでも見せ方はあるなと思いました。 とはいえアメリカの保険制度のおかしさには誰もが気づけるようになっていて、啓発的な映画だと思います。これを観てアメリカ人はどう思ったんだろうか? 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-05-16 00:24:18) |
8.アメリカの医療制度は明らかにおかしい!この作品をみて日本も米国と同じようなことが起こってもおかしくない社会だということがよくわかった。 【ホットチョコレート】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-04-30 23:23:03) |
7.アメリカの医療制度の欠陥を切に訴える、大胆かつ愛情こもったムーアの映画である。日本人にも是非一度見て欲しい。 【プライドだらけ】さん [DVD(吹替)] 8点(2008-04-27 00:52:56) |
6.マイケル・ムーアのドキュメンタリーはいつも根拠に乏しく無理やりでしかも偏っていてほとんど評価できないが、今回はなかなか説得力がある出来。それほどアメリカの健康保険制度が誰の目から見てもどうしようもないものということか。この制度、国ごとに文字通り「天国と地獄」ほど違う。革命前・革命後ほどに違う各国の実体を、実体験と皮肉を中心に描いたドキュメンタリーは実に対比がはっきり出てわかりやすかった。決して先進ではない日本のそれが優秀に思えるほどのアメリカのそれ…共産主義とかではない、個別事項として最善策であっても絶対にノーマライゼーションのために犠牲を出そうとはしないアメリカ。共生の理念も併せ持たなければ生き残れないグローバリゼーションの中で孤立していくのは当然だ。 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-04-17 01:33:30) |
5.おちおちアメリカには行けないね。日本はまだましなことがよくわかった。 【doctor T】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-04-15 03:54:09) |
4.テロ戦争だって言ってる場合じゃないですよ。こっちの方が大問題ですよ。 【Yoshi】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-03-16 00:54:15) |
3.アメリカって高度先進医療(使い方間違ってる?)が発達していて、知人は日本でできない治療をアメリカでできないかって、わざわざセカンドオピニオンに行ったくらい。でも、お金次第だってわかって帰って来てがっかりしていました。でも、もっと日本では簡単に受けられる標準的治療まで・・・。 目が、セツナイ目が忘れられません。 |
2.久しぶりに映画館でオイオイ泣きましたよ~。華氏911は映画としてはイマイチと思っていたのですが、今回のはよく出来ている。 |
1.映画館で鑑賞しました。華氏911でそれなりに有名になったマイケル・ムーアですがこの映画あまり人気ないのでしょうか。他に鑑賞者誰もいませんでした。映画の内容はアメリカの医療制度を知るには充分な情報を教えてくれる。この映画をそっくり信じるとアメリカって何てひどい国なんだろう?と思ってしまいます。まさにムーアの思うツボ。この手の映画は真実も教えてくれるが誇張もある、という目で見ています。アメリカの医療制度と比較してフランスやイギリスの医療制度を絶賛してますが、フランスが抱える最近の失業・雇用問題など全く触れずにただ「なんてすばらしい国だ!」と絶賛するには抵抗があります。全編通してかなり、ムーア自身の誇張も入っており真実を知るドキュメンタリーとしてはクエスチョンマークが付きます。 【やぶからスティック】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-09-01 22:52:06) |