16.主人公が細川俊之に似ている。綺麗な映像とラストシーンがすごく印象に残ります。 【RITA】さん 7点(2004-06-02 14:13:08) |
15.可もなく不可もなく。当時の人が見たらおもしろかったのかもしれないですね。僕はあまりおもしろいと思いませんでした。あと、リベリオンという映画がこの映画を完全にパクっていることが判明しました。リベリオンを先に見ていなければもっと楽しめたかも。 【インセイン】さん 4点(2004-03-11 23:11:10) |
14.ブラッドベリの名作SF小説の映画化。小説の冒頭に物語のイメージを決定付ける挿絵がある。火焔に包まれた家とその中で本を片手に叫ぶ女性。取り囲む群衆と無残に踏み捨てられた本の数々。一人の焚書官の背中が大写しとなっている。ファッショナブルな防護服とモヒカン様のヘルメット。背中には何やら火炎発生器のような四角い装置を背負って、そこから伸びるトカゲの尻尾のようなホースを手に持っている。小説の内容以上に印象に残る絵だ。トリュフォーがこの近未来小説のビジュアルイメージ化を焦点にしてこの映画を製作したことは想像に難くない。焚書官の制服は挿絵や小説の記述イメージそのままだし、部屋の一面を使った巨大なテレビや自動扉付の家もこの近未来小説に沿って造形されている。しかし、小説で描かれるその他の自動機械の映像化は全く無視されており、現代の僕らから観て、あまりにも牧歌的な装置の数々にはちょっと落胆するものがある。大体がブラッドベリ自身、4,5世紀先として描いた自動化イメージが今現在あっさりと凌駕されてしまっているというのも二重の悲劇だ。この映画をSFと呼ぶのが躊躇われるのも致し方ないかもしれない。にもかかわらず、この映画に僕らを惹きつける魅力があると感じるのは何故だろう。小説の中にこういう記述がある。「二十世紀の初期になって、映画が出現した。つづいてラジオ、テレビ、こういった新発明が大衆の心をつかんだ。そして大衆の心をつかむことは、必然的に単純化につながざるをえない。」元々、ブラッドベリは本と対立するものとしてイメージを規定する装置である映画やテレビを想定しているのだ。トリュフォーはそれにどう答えたか。それがこの映画の中にある。徹底的に簡素化された登場人物たちの演技や印象的な音楽、想像力を喚起するイメージ映像。トリュフォーが敢えてこの小説を映画化した意味を強く感じるのだ。 【onomichi】さん 8点(2004-03-01 00:18:01) (良:1票) |
13.映画、ラジオ、テレビ、コンピュータといろいろなメディアや情報源が進歩してきても何千年の間現在まですべての国の人々に手にされている本。本はそれだけで他に何の道具も必要とすることなく電車の中でもベッドの中もいつでも知識と情報を得られる素晴らしい道具。改めて感じることは多い。本が燃やされる場面の度にもったいないと感じた。もう二度と焼かれることが無いようにと口伝えで残していくラストに結びつくのだろうが、本という形で残す事こそこの映画の本意ではないのかと思う。 【WEB職人】さん 6点(2004-02-22 18:21:34) |
12. 本好きでないとこの映画はあまり面白く観ることができないだろうが、逆に、本好きには耐えられないような映像が頻出する映画であるのも事実。その意味ではMっ気があり、かつ、本好きな者向けの映画といえる。焚書を指揮する消防署の隊長が実は一番の読書家のようにみえてしまうのがエスプリという奴なのかもしれない。 |
11.あの世界感いいよね。未来なのにあの消防車。なのに空飛ぶリュック。ストーリーはありえないだろうけど、おもろかった。 おばあさんの火事のシーンはすっごい綺麗だったな。中古ビデオ1200円で購入☆ |
10.ありえねーとおもいながらもなかなか感心してしまった。物質主義の対する警告 よくわかりました。 【たましろ】さん 7点(2003-10-16 23:46:20) |
9.レンタル落ちで安く手に入った時は狂喜したね。文字が出ないイントロから洒落てる。中国の焚書とか北朝鮮のことを思ったよ。ロケハンで捜したんだろうけど、モノレールが走っている田舎とか、画一化された住宅街とかに、えもしれない雰囲気がただよっていて好きだな。ラストシーンは本好きには感動的。SFはIFから始まるんだから、ありえないといったら、終わりだよね。こういうSFをもっと観たいね。スターウォーズやスタトレだけがSFじゃないさ。それらも好きだけどさ。 【すぎさ】さん 9点(2003-06-20 00:16:29) |
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8.うーむ、他にない題材の映画であることは評価できるかもしれませんが、でもやっぱり本が禁止された社会なんて、どう考えてもありえんでしょ、、、。 【あろえりーな】さん 5点(2003-04-29 06:30:14) |
7.≪ややネタばれ≫SFXはさすがにしょぼく見えちゃうけど、細かい小道具は古臭い分逆に近未来的に見えます。昇降機のポールとか消防車は原作とのギャップを感じさせず、満足のいくものでした。雰囲気も出てるしSF(と一概にくくりにくいけど)映画としては秀作ではないでしょうか。機械シェパードはなかったけど(見たかった)、『マイノリティ・リポート』に出てきたような、空中浮遊機がでてきたのにはびっくりしました。 |
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5.<<ネタバレあり>>ヌーベルバーグの中でも、すんなり観ることができる一本だと思います。一人一冊づつ本を暗記するという最後がいいです。ショボイSFXも面白いし、建物やインテリアも素敵です。それと、変な消防車に乗って出動するシーンがとてもおかしくて・・・ヨーロッパってあんな消防車なの? 【クロマス】さん 7点(2002-12-11 23:17:17) |
4.トリュフォーの映画は観たことがなかった。ゴダールが苦手でヌーベルバーグを敬遠していたからだ。だが非常に面白く、新鮮な演出も多くて引き込まれた(失敗作らしいけど)。原作がブラッドベリなので、普通のSFっぽさよりも、こういうレトロなイメージの方が雰囲気を出していると思う。冗長さを廃し、ヒロインを生きのびさせた(!)点では、原作より出来がいいと思うのだが、「君はどう思う、リンダ??」 【ひかりごけ】さん 8点(2002-10-20 23:08:42) |
3.設定の意味付けがいまいちだった気がします。でも雰囲気は素晴らしくて引き込まれますね。火を消す消防隊が本を焼くとかっていうひねり方は特にどうでも良い感じを受けた。 【かぶ】さん 7点(2002-01-15 08:57:36) |
2.トリュフォーって、ヌーヴェル・ヴァーグの作家の中でも苦手な方なんです。あの、感情の激しさと甘ったるさがどうも…。ゴダール作品の方が好きなの多いです。でも、『大人は判ってくれない』とこの映画だけは別。トリュフォーテイストのSF映画って、なんだか不思議な感触。色彩の鮮やかさが強烈に印象に残ります。 【しっと】さん 9点(2001-11-18 03:11:31) |
1.一切の文字が禁止され、TVと絵だけの新聞が情報伝達手段として認められている近未来社会。書物を所持することすら違法で、発見されれば極刑に処せられ、火防隊の出動により書物を焼き払われる。なんとも暗鬱な未来で、実際こんな事が起こりうるのだろうかと考えさせられるが、しかし映画は「本は焼失しても記憶は消えない」とした反社会分子たちによる子孫から子孫へと伝えるために、書物の暗記を始めるという感動的なシーンで終わる。 【ドラえもん】さん 8点(2001-03-11 23:41:43) |