7.あれだけの低予算でよくもまあここまでいい映画を撮ったと、スパイクのセンスが光る逸品。何回観てもピザが食いたくなる。あと、7点つけたいところだけど、TAKE6とPEに+1点ですな。 【DeVante】さん 8点(2003-12-12 00:26:24) |
6.<ネタバレあります>考えさせられました。う~ん、だいぶ前に見たくせに自分の考えがちゃんとまとまってないんだけど・・・。そうですね、正直☆さんのコメントが完璧すぎて書きづらいのですが、少しだけ。最後の場面、店が襲撃された翌日に主人公が「バイト代をよこせ」と言ったシーン。ここが印象に残りました。そこまでして金かと。日本人は人の気持ちを察する点で他の民族より優れてるらしいのですが、これも全て歴史が作り上げてきたものだと思います。何を美しいと思うか、何を素晴らしいと思うか、そして何を『正しい』と思うか。差別され続けてきた黒人にとってはあの襲撃は正しい選択だったのかもしれない。ていうか積み重ねられてきた歴史が正しくなかったのでは?今起こっている戦争はどんな人間を作り上げていくんだろう・・・。正しい戦争は無いんだ、ブッシュ。(半分寝ながら書いたので文章めちゃくちゃでごめんなさい) 【d-baby】さん 9点(2003-05-04 02:04:38) |
5.パブリック・エナミーが好きでねぇ~。タイトル曲を監督がチャック.Dに頼んで作ってもらったって言うだけで観に行こうと決めてた。当時は黒人として監督自身が「何かをしなきゃ!」という気迫に満ちていた。(金も自分で集めに廻ったんだしね)アクセ、ファッション、壁の落書き・・・多数に散りばめたメッセージ。キング牧師かマルコムXかと言えば本音はマルコムXなんだろう(?)けど、もう監督自身は言いたい事を言い切っちゃったのかな。日本の若者がヒロシマ/ナガサキを独自のカルチャーにまぶして表現し、そして次世代に伝えていくって風潮は出てきゃしないのを考えてもアンタはエライ。それにしても最近はどうしちゃったんだ?スパイク・リー・・・。もっともっと「ドゥ・ザ・ライト・シング」しろよ! 【シュールなサンタ】さん 7点(2002-10-21 11:40:28) (良:1票) |
4.スパイク・リーは同年に創刊された「03」という伝説のサブカルチャー誌の創刊号で特集されていて,そこで知りました.ドゥ・ザ・ライト・シングはスパイク・リーのデビュー作ではないけれど,世間に知れ渡ったのは☆さんの言うようにこの作品からです.蓄積された「構図」からどうやって抜け出せというのか.理不尽な世界が現実だと思うのは怖いですが,事実でしょう.これは人間誰しも作り出しうる状況なのですか?ぼーっとしてる場合ではないです.考えましょう. 【じぇる】さん 9点(2001-12-16 05:31:37) |
3.スパイク・リー、カワユイです>^_^<こんな若い雰囲気の人がこんな過激な映画を作ったなんて・・・ 【HIKKI】さん 7点(2001-06-23 12:38:35) |
2.遅れ馳せながらやっと最近、観たんですけど、う~ん、確かに問題作ですね。テーマにしていることはスパイク・リー御馴染みだし、別に他の作品でも良く見掛けるところですが、その作風と“黒人の目から見た黒人の失態”とでも言いましょうか?なかなか黒人でない者にとっては言いづらいことがストレートに表現されていて驚かされてしまいます。いつもの白人批判ではなく、その点が感心しました。・・・・・あとはふ~ん、そうそう、“Soze”さん同様、(↓)“☆(DANGO)”さんのコメントを読んで下さい! 【イマジン】さん 9点(2001-03-16 17:01:04) |
1.’89年のアカデミー賞は、話題作、傑作が犇めいた。「ドライビング・ミス・デイジー」「7月4日に生まれて」「フィールド・オブ・ドリームス」「いまを生きる」「マイ・レフト・フット」の5作品がノミネートされた。授賞式当日、プレゼンターとして舞台に立ったキム・ベイシンガーが、「今年のノミネート作品ほど素晴らしい作品が揃った年はない。しかし一つだけ最高の傑作をアカデミーは忘れている・・・」その言葉に偽りはなかった。10年近く経った今見てもかなりの問題作である。これはただ人種問題を取り上げたものではない。人種差別を非難するだけでなく、そこにある日常生活の深い問題を取り上げている。この物語に登場する白人(白人と言っても、アメリカ社会では、時として同じく差別を受ける側にもなりうるイタリア人なのだが・・・)は、決して悪いことをしているとは言えない。差別意識はあるのかもしれないが、もしここに登場する黒人たちが日本人の元で仕事をし、生活をすれば、もっと問題が起きるであろう。この作品に登場する黒人たちは、どう見ても決してマナーがいいとは言えない。問題を起こしているのは黒人たちの方である。当然、差別を受けてきた方からすれば言いたいことも不満もあるだろう。この作品で彼等がやっていることは、何代にも渡って受けてきた差別意識、それが親たちから受け継がれてきて蓄積されてしまい、若い黒人たちは完全に屈折してしまっている。この作品で繰り返される台詞、”正しいことをしなさい”。果たして”正しい”とは何だろうか?少なくとも自分は、この作品で正しいことをしている人を一人も見つけることが出来なかったが? 【☆】さん 9点(2001-01-29 23:23:04) |