112.今回初めての鑑賞。原作は数年前に読み、ドラマ版は見ていません。 演技は素晴らしく、キャストも豪華なんだけど、やはり原作には劣ると感じました。 やはり、映像は原作には勝てないのか? 【T橋.COM】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-08-07 01:21:58) |
111.ドラマを見た後に本を読み映画館で見ました。 ドラマと映画はやはり違うが同じなのは ないように劣らずにあの音楽『宿命』も素晴らしいということ。 【甘口おすぎ】さん [映画館(邦画)] 6点(2007-04-08 20:28:24) |
110.公開当時、私は8歳。母に連れられて(一人で留守番させられないという理由だけだろうけど。)見に行きました。当時の私には映画の内容などわかるはずありませんが、となりの母が、鼻水が滝のように流れても気にとめず、大声で嗚咽していた姿があまりにも強烈、恐怖すら覚えるほどだったことをよく覚えています。30年以上経って、私も年だけはとりました。この映画もあらためて見直しました。当時の母のように恐ろしい形相で泣くほどでもありませんが、加藤嘉氏の「わしゃぁ知らん!」は一生忘れられない名場面。ちょっとだけ泣きました。 |
109.最後の15分にすべてがつまっている。音楽と親子の映像。やはり、父と子は引き離されてはいけなかったのだな。みんながいい演技をしている。前半と後半の雰囲気の変わり方が、フロムダスクティルドーン並みに違う。観て良かったと思える映画。 【Michael.K】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2007-02-25 15:04:10) |
108.わたしは男性の俳優さんが、台詞の無い役でここまで人を泣かせてくれた映画を他にたった1本しか知らないんですけど、この映画で加藤嘉が見せてくれたこの芝居を超えられる人が何人いるか、ああ日本の演劇界って馬鹿にしたものじゃないんだなという気が本当にしました。後半出ずっぱりですがほとんど台詞ないんですよね。74年というとハリウッドは大作ブームで、日本映画はダメだダメだと言われていて、黒澤だけが大作を撮ってたみたいなイメージがありますが、決して天才肌とは言えない野村芳太郎だからこそ、松本清張の言っても言っても言い足りない部分が汲み取れてしまうというのか、このキャストにこのスタッフでなければ出来ない日本人ならではの粘り強い映画になったと思います。泣いて泣いて、加藤嘉という俳優が日本映画に残してくれたものに感謝しましょう。こんな凄い俳優の、こんな凄い演技が見られる映画はたぶん一生のうち何本も無いです。「ショーシャンクの空に」なんかで泣いてる場合ではないと思います。なんかどさくさにまぎれて、森田健作と並べて見て改めて丹波哲郎の凄さもわかりました。そういう意味では、森田健作の起用も無駄ではなかったかも知れません。 【anemone】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-12-28 03:46:52) |
107.知る人ぞ知る名作!として名高い本作..初めて観ることに.. 思ったほど、時代を感じませんでした~ 当時は衝撃的だったでしょうね~ ストーリー展開&編集が斬新だったのではないでしょうか.. ツッコミどころがちらほらと有りますが、それなりに楽しめるのでは... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 5点(2006-12-26 10:09:44) |
106.良いのですが、中居君のドラマを先に見てたので物足りない感じがしました。加藤剛のピアノの弾き方と指揮の振り方とお父さんの演技が笑えました。 【アキラ】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-06-30 14:56:08) |
【ケンジ】さん [DVD(邦画)] 8点(2006-06-26 20:57:32) |
104.ドラマ版をみてからの鑑賞でした。映像と、ストーリーは評価できます。しかし後半回想部分がおおいので眠くなります。 【ホットチョコレート】さん [DVD(邦画)] 5点(2006-05-21 06:31:47) |
103.な、長い... もうひとつ、感情移入できなかったです。犯人の心情とか動機が、いまいち分かりませんでした。でも、みなさんのコメントを拝見すると、どうやららい病という病気の背景を理解していなかったからみたい。+1点しました。もう一度観る機会があればいいんですが。 【よしふみ】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-04-27 12:01:53) |
|
102.丹波、加藤両氏とも派手な演技や表情は全く見せないのにこの映画には人間の感情が溢れている。素晴らしい映画だがもう一度見るかと言われると私には重過ぎる・・。 【junneisan】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-03-31 10:56:00) |
101.いやはや何とも凄い作品です。 時代的にどうしても中居正弘演じた2004年度TV版の和賀英良と比べてしまうのですが 僅か143分の映画という枠の中に収めるには これ以上の構成・脚本と演出・音楽と映像、 そして2度と集める事の出来ない鉄壁の俳優陣という点に於いて 正に日本映画史上に於ける珠玉の一本と言い切っても語弊ではないでしょう。 この映画に於ける3つのキーポイント【東北弁のカメダ】【紙吹雪の女】【宿命の演奏】。 これら点を織り成す全てのシーンが終盤の【宿命の演奏】に於いて 丹波哲郎演じる今西刑事の語りに見事な線となり繋がっていく辺りは圧巻であり 演奏中の和賀の回想シーン(親子のお遍路姿での放浪の旅)が 月並みな言葉ながら見る者の心を惹きつけて止みません。 ラスト吉村刑事が今西刑事に語りかける。 「今西さん、和賀は父親に会いたかったのでしょうね?」 「そんな事は決まっとる!今、彼は父親に会っている。 彼にはもう音楽、音楽の中でしか父親に会えないんだ!」 和賀の迫力ある演奏と映像、そして涙に魅せられながら10点献上。 |
100.こんなにスゴイ作品だとは知りませんでした。こうして書いていても、胸がふつふつと震えてきます。ある意味あの原作すら超えてしまってるのではないでしょうか。色々な意味での人間の業というのを、嫌というほど感じる作品。己の背負った業からは、決して逃げることはできない。 その残酷さを描きながらも、冷えた空間に火をふっとともした時のような暖かさも感じさせてくれる・・・名作です。加藤嘉の名演に、涙がとまらない。巷に溢れるお涙頂戴モノに辟易している方、是非ご覧下さい。 【タマクロ】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-12-19 11:52:28) |
99.良作ですねぇ~。もうたくさんの方々が素晴らしいコメントをなさってるんで、何も書く事がありません、、。こういう重みのある、それでいてエンターテイメント性に富んだ邦画は今はないですね、実際問題。 【あろえりーな】さん [ビデオ(吹替)] 7点(2005-11-12 02:02:23) |
98.構想14年言うだけあってかなり練り上げられてる作品。演奏とともに真実が明らかにされていってとても感動的。四季を織り交ぜた回想シーンが綺麗。「宿命」とかで片付けられてるけどいくつも何故?があった。村を去った理由、殺害理由、加藤嘉が知らないと言った理由など。ハンセン病によるものかなと思うが後々の課題ということで。 【バカ王子】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-09-24 01:01:50) |
97.どっしりとした重厚な造りで、製作後30年たっても全く風化していない。ストーリー、画像、俳優の演技、全てに計算された説得力がある。 しかし、音楽が、ひどい。ひどいよ本当に。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-06-29 18:49:49) |
96.これは中学の時友人と観にいきました。当時はハンセン氏病に関する知識はなかったから「宿命」という言葉がなにを意味するのかわからなかった。でもやっぱり泣けたなあ。その後原作を読み、消し去ってしまいたい重く辛い過去がどういうものだったのかが理解できた時、胸が痛くなったわね。邦画はほとんど観ないのですが、邦画で感動したのは?と聞かれれば「砂の器」を間違いなく挙げます。余談ですが、それまで加藤剛ってテレビでは善玉役しか見たことなかったから、ちょっと意外に感じましたね。 【envy】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-06-26 00:57:08) |
95.この映画わかんねすぎ。と言うわけで原作を読んだのだが、それでもわからなかった(原作は原作として完成されていた)。何で和賀は殺しをしなきゃならなかったのか、その動機が俺には全然わからない。殺されたお巡りさんはすごく良い人で描かれていて、むしろ和賀にとってみれば恩人のような存在にも関わらず殺してしまったのだから何が何やら・・・普通にこんなのニュースになったら和賀は快楽殺人者としか思えないじゃないか。こんな風に思うのはきっと俺が知らないからに違いない、この病気、そしてこの病気に対する差別と言うものが当時どれだけ酷かったのか、それはその時代生きていない俺には到底理解出来ないものだ。そんな時代の人間じゃないからこそ「会えばいいじゃん、親子共に再会すれば良いじゃん」なんて軽々しく思えるのだと思う。その時代が進み医学が発達し、治せるようになったのに・・・おかげでこの映画の意味が理解出来ないなんて皮肉だ。 【taron】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-05-15 21:33:33) |
94.個人的にミステリーに関しては、島田荘司由来の新本格嗜好なので、松本清張に代表されるような所謂「社会派」はあまり好きになれない。 「差別問題」や「偏見」に対する異議申し立てとしての意味合いは大きいものの、あまりにもテーマが重々し過ぎて、ミステリーやサスペンスとしてのカタルシスや娯楽要素はまったくない。そう言う意味で、あえてこのテーマを「推理もの」というジャンルで扱わなくてはならない必然性が分からない。ここまで主張性を含めたいならドキュメンタリーでやった方が早い。むしろ、こういう形でハンセン氏病を扱う事に疑問が残る。 入手した情報による点と線の結び方も強引で、論理的な推理部分はほとんど無い。それ以外は旅先の風景の叙情性でもっているようなもの。時間が長いのも辛い。 【FSS】さん 4点(2005-03-23 23:30:52) (良:2票) |
93.点と点が線になり紡がれていく展開の巧みさは「御家芸!本格社会派ミステリ松本清張節」の持ち味じゃん?どうやっても面白くはなるんじゃないのぉ?とか言いつつ斜めに構えて観ていたら、エライ困った。ヤバイ!タダの「火曜サスペンス劇場の延長映画」かと(アホウゆえに!)思ってた!こりゃ遺憾! 演出!ロケ!音楽!トリワケ素晴らしいカメラワークの説得力!アーンド出演陣の見惚れる演技!あれ?丹波哲郎も森田健作も、私、嫌いなのに?ウッカリうっとり!みたいな渋い&アッツい刑事っ振り。業深きピアニストの苦悶を見事に演じた加藤剛、忘れちゃいけない緒形拳、一際凄まじいのは加藤嘉の鬼気迫る怪演! 何でだ?!浜村淳が一から十まで懇切丁寧に、ミッチリ「さて、ミナさん~」と、解説されてしまっている(笑)という呪われた経緯のある本作だったのに、ラストのクダリはシーンからは目が離せん! オーケストラ・捜査会議・回想シーンの絶妙な編集、っつーかコンテ。完璧(にしては長い!という声もあるかと思うが、割愛!)というか(ヒューマニズム!)感動というか、(ミステリファン的にも!)快感というか、もぉ、駄目~涙腺もゆるむし、達成感はモッサリ山盛りだし。完全にのめり込んでしまいました。 ラストのコンサートの終焉を待つ刑事二人~終幕にかけての爽快感も、(本作の長さもあってか)ヒトシオ。ビバ邦画!正しく邦画の至宝だと(今更に)思う。 とりあえず最近TVシリーズに某アイドル主演で焼き直された、らしいが、ソレを見る前に、本作は観ておいてほしいよねぇ。多分、TVドラマ如き等には比べ物にもならないだろう。ついでに本作主演の「霊界の通信塔」に、お願いして原作の松本清張の怒りの雷でも落としてもらうってのは、どうだろう?丹波さん。 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 10点(2005-02-02 05:37:02) |