21.三船が若い! この頃から突き抜けた存在感がありますね。志村もいい味を出していますし。ところどころで妙にテンポが悪くなるのが気にはなりますが。私個人の基準では7点ですが、黒澤への敬意を込め、この点数に。 【K】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-06-24 21:56:19) |
20.若き新米刑事の、正義感溢れる姿が印象的。 2015.05/03 3回目鑑賞。黒澤作品は観れば観るほど良さが発見でき、好きだ。+1点。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2005-01-12 22:45:12) |
19.冒頭の、三船が犯人を追うシーンは躍動感が溢れていてスゴイ!と思った。最近の刑事モノよりも遥かにいいのが嬉しいやら悲しいやら。クライマックスで、三船が犯人に気づく有名なシーンもよかったです。なんだかダイハード3のエレベーターのシーンを思い出しました(←こっちの方が先に見てたんで)。あの盛り上がり方がすごく好きです。 (あと、グロリアさんと同じく、私もハーモニカのシーンが好きです。) 【ゆうろう】さん 8点(2004-12-19 16:50:39) |
18.”刑事もの映画”の原点を見ておくという意味では見てよかったと思う。 【HK】さん 7点(2004-09-23 21:13:56) |
17.1949年当時の日本はどこもこんな感じだったんだろうなぁ。小汚い貧乏くさい・・・。三船さんがそこら歩いてるだけのシーンでもめちゃくちゃ見入ってたもん。戦後の日本風俗を学ぶってので歴史の時間にも見られそう。肝心の刑事ドラマの方はちょっとだるかった。 【キュウリと蜂蜜】さん 7点(2004-09-10 21:37:43) |
16.この映画が50年以上も前に作られた映画だということに唖然とする。時代背景は当然古めかしいが、語られるテーマはまさに普遍。メッセージ性の強い主題を描きつけながら、少しも説教臭くない刑事ドラマへと昇華させているあたりに、もはや「巨匠」という言葉では片付けられない黒澤明の偉大さを感じる。それと同時に、さすがに瑞々しい三船敏郎の眼差しに惚れ惚れする。 【鉄腕麗人】さん 8点(2004-04-18 16:17:18) (良:1票) |
15.みなさんが言ってるように、やはり皮膚感覚にうったえてくる暑苦しさと疲労の迫力がスゴイ。『野良犬』の疾走感はクロサワ現代劇の醍醐味を感じれます。そもそも、わたしはクロサワの時代劇より現代劇のほうが好きです。かろうじて時代劇で選ぶなら『隠し砦』と『蜘蛛巣城』かな。『7人の侍』とか『羅生門』とかは、正直なにが面白いのかわかりません。(『羅生門』はたしかに美しいですけど。)カラー作品なんか問題外。 【まいか】さん 8点(2004-03-19 15:06:30) |
14.驚いた。全然、古くない。自分の生まれる前の映画を観て、普遍性という言葉におさまりきらない、ここまで現代の感覚で見ても「新しい」と思える作品に出会ったことはまずない。黒澤作品だって何本か観ているし、今までは「デルス・ウザーラ」が最高と思っていたが、初めて「いや違った!」という気持になった。世間的には「天国と地獄」への評価のほうが高いかもしれないが、私にとってはあれをはるかにしのぐ。今見るとショボいお金持ちの家を舞台にしたあちらと比べ、戦後の混乱期をひたむきに生きている庶民を中心に描いているからかもしれない。切なさというスパイスは、断然こっちです。何より言えることは、テンポがいい。躍動感がある。バツグンのスリルがある。物語としての整合性、リアリティーがすごい。映像美がたまらない。でもそれだけじゃない。古今東西の作り手がいかにこの映画をパクリまくってきたかに気づき、アゼン。だが、ここまで素晴らしい映像作家を生み出したこの国で、なぜこの大いなる財産を、パクリという安直なやり方ではなく、発展というかたちで生かすことが出来なかったのか、ということにボウゼン。まあしかし、生きてるうちに、これを観ようという気になっておいてよかった! 今はとにかくもう一回、ビデオを巻き戻して、この傑作を楽しもう。なにしろ、この映画にはいろんなしかけが見受けられる。一回見ただけじゃきっと見落としているところがありそうだ。小道具や音楽の使い方も、ハンパじゃない(ピアノのシーンの秀逸さを言う人が多いようですが、私はハーモニカのシーンが好き~)。それに、このときの三船敏郎って、まるでジョニー・デップみたい。酔える! 【おばちゃん】さん 10点(2003-12-19 23:28:48) (良:2票)(笑:1票) |
13.野良犬というタイトルもセンスがあるなと思いました。実際野良犬が舌を出しながら、歩いている姿はそれだけで情景を表していて、流石だなと思いました。 【もちもちば】さん 7点(2003-12-10 03:01:20) |
12.若さゆえ犯人に同情的になってしまう三船とそれを是正する志村…この辺りのバランスが絶妙で良いです。 映像的にも人物と風景の絡みが絵になっているシーンが多く素晴らしいと思います。 【番茶】さん 9点(2003-11-20 22:51:30) |
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11.元祖、刑事モノ。この映画がなかったら、誕生しなかった映画やドラマも多かったのでは・・。功績は多大。 【STYX21】さん 7点(2003-11-13 06:57:08) |
10.黒澤映画は、こういう判りやすいのが好きです。地道な捜査の連続なのですが、まったく退屈しませんでした。 【のほほん息子】さん 8点(2003-10-31 04:03:20) |
9.サスペンスの技法を各シーンに取り入れていて、クロサワにもこんな勉強して作ったような映画があったのかと感動しました。聞き込みにまわるときの人々の視線の厳しさ、顔の貧しさ。酷暑感を含め、これはいったい日本の中の話か?とトリップできる良い映画だと思います。 【COZZENN】さん 7点(2003-10-22 22:49:03) |
8.どのシーンも手を抜かないセットで今また重みが増します。夏の熱さをここまで精神状態の表現に利用出来た作品も珍しいのでは。エアコンがない時代の逸品。なんでも戦争のせいにするな、同じ目に合っても真っ当に生きている人もいる、という内容の三船のセリフが教訓になった。 【チューン】さん 9点(2003-10-22 10:06:34) |
7.さすが黒澤明監督!!この表現力!!灼熱の暑さ、夕立の後の涼しさ、三船敏郎の激しさ、志村喬の優しさ…、ぎゅっと凝縮された表現には強烈な印象を受けること必至です。 【チャターBOX】さん 10点(2003-09-30 18:17:03) |
【たましろ】さん 8点(2003-09-24 23:11:45) |
5.まだ戦後間もない東京の景色やドヤ街に住む人々、湿気のある暑苦しさ、道の土ぼこり、つぶれたトマト、原っぱの花々、モノクロなのに色が見える映像。大事件なのになんかのんびりしてる警察の人々、日々の生活を必死に生きている人々、犯人を追い詰めるほど自分を追い込んでしまう展開、光と影のような刑事と犯人、歯車が一つ違えば2人の立場も逆になっていたかもしれない。だが、社会や環境が犯罪を作るわけではない。紙一重のところで踏みとどまる勇気が必要だ。 【亜流派 十五郎】さん 8点(2003-07-27 22:00:09) |
【ひろみつ】さん 10点(2003-06-28 01:49:31) |
3.ギラギラした真夏の中、汗をたらたら流しながら、同じくギラギラとした表情の三船敏郎が奪われたピストルを追っていく。ラストの犯人(木村功)との追っかけっこと対決のシーンは緊張感いっぱい。ベテラン刑事役の志村喬さんも良かったが、なんと言っても三船敏郎の男っぽい魅力が全開だった。 【キリコ】さん 8点(2003-05-11 16:13:14) |
2.三船敏郎って、果たして名優なのかどうか。「世界の黒沢」作品の多くに出演しているから何となく名優とかの評価をされて来ているらしいが、どうも疑わしい。演技がオーバー、クサイのです。セリフも早口でただ勢いに任せてしゃべっているだけだから非常に聞き取りにくい。志村喬はよく分るので単に音質が悪いせいではない。ようするに下手なのです。時代劇ならそういう現実感の乏しい演技でもそれほど違和感はないが、現代劇だとなんか合わない。 【野ばら】さん 5点(2003-05-11 12:41:00) |