14.一級の素材、一級の役者を使っていながら、映画としては三流と言わざるを得ません。残念。ツッコミを入れたい部分はだいたい皆さんと同じ。付け加えるなら、ミヤギ、尾崎、ゾルゲにスパイ容疑がかかる過程を、もう少し丁寧に、ドラマチックに見せてほしかった。すべてがのっぺらぼうに進行した印象です。「3時間」は観る側には長いけど、つくり手側にとってはギリギリに切り詰めた結果でしょう。たとえば大河ドラマの尺だったら、さぞかし壮大な叙事詩になっていたことと思います。 【眉山】さん 3点(2004-03-29 04:04:16) |
13.監督は、こういった事実があった、という事を伝えたいが為にこの映画を作ったんだと思います。 そういった意味で楽しめました。この時代の歴史や空気を確認する上でも、非常に意義のある映画だと思う。 でも、やっぱり監督はちょっと左翼がかってますね。タッチは「日本=軍国主義=悪」というお決まりの路線が垣間見える。 でも・・やっぱりいくら何でも「イマジン」は持って来ちゃいかんでしょう。すっかり興醒めでした。 【けろよん】さん 6点(2004-02-06 00:10:14) |
12.ある程度時代考証とかキチンとしたいのなら、徹底して欲しかった。スターリンが英語を喋るのは、どうしたってヘンすぎる!あと、戦前の東京をCGで再現!…と自慢していたが、CGの品質が最悪。デパート屋上の旗の靡き方、路面電車の進み方…腕のあるデザイナーが作成したとは思えない。 あとエンディングに「イマジン」は止め!TVCMの「インフィニティ」の方がよかったのに…。 気持ち的には0点だけど、タブーとしてきたテーマをあえて取り上げたということで…。はあ… 【ぐりあん】さん 3点(2004-01-30 19:47:21) |
11.これなら、「その時歴史が動いた」やドキュメンタリーの方が 数段まし。 本木の配役も最低の選択だし、その他の俳優も酷い。脚本も酷いし、特に映像的にもひきつけるものが無い。 歴史や命を賭けた実在の人物の重さや迫力が全く伝わらない凡作。 同時期の歴史物である岡本喜八監督「日本の一番長い日」の出来に比較するとあまりにもつまらな過ぎ。 【サラウンダー】さん 3点(2004-01-11 23:04:03) |
10.教材用としては8点。エンターテイメントとしては4点。よってこの点数。 【ガーデンノーム】さん 6点(2003-12-01 11:54:24) |
9.長いよ、ゾルゲを通して戦前戦中を語りたいのでしょうが、言いたいことが有りすぎです。様式美、ロケやCGなどこだわった映像の数々、綺麗ですがそれだけです。天皇陛下万歳、共産主義万歳、2つの末路を生で見てきた監督の最後がイマジンって・・・イマジンがすべてを食ってしまった気がする・・・それが狙いか? 【亜流派 十五郎】さん 5点(2003-12-01 00:13:28) (良:1票) |
8.長い映画。本木さんが裸にされていた部分しか記憶にない。難しい内容だった。 【スマイル】さん 3点(2003-11-27 14:54:33) |
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7.全体的に中途半端な気がした。何が主題なのか伝わってきにくい。最後のシーンは蛇足だと思った。 【ぷっきぃ】さん 5点(2003-11-25 01:25:57) |
6.冒頭、尾崎秀実とゾルゲがスパイ容疑で逮捕・・。取調べで尾崎とゾルゲが語るセリフからから、時間軸は過去にさかのぼって行きます。ここからは戦前から戦中にかけての昭和史。「二・二十六事件」の前後の流れってあんな感じだったんですね。 時間軸が冒頭に戻るシーンへの移行はさすが。最後は尾崎とゾルゲの死刑に向かっていきます(ここでなぜか『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を思い出しました)。 日本史、昭和史の勉強になりました。 【ムレネコ】さん 7点(2003-11-16 10:35:32) |
5.こりゃー、たんなる共産主義礼賛映画だな。最後のイマジンを聴きながらそう思わずにはおれませんでした。篠田さん、そうならそうとはっきり言ってくれればいいのに。 【彦馬】さん 3点(2003-09-14 16:21:43) |
4.まずまずかな。ドラマというよりドキュメンタリーのような感じもした。3時間5分という長い映画で、ゾルゲは準主役のように感じる。スパイ達の活動の意味が分かるように、時代背景や日本政府の内幕を描いたシーンが多くて(2.26事件とか)、そっちはそっちで話ができていってしまうので、話がバラバラしている。(別に軽く触れれば良いと思うのだが) また、スパイ達の私生活(恋愛)も多々描かれていているが、それはストーリーとして活きていた。建物や背景を不自然さを感じさせることなく1940年代を再現しているのは見事だった。この事件に興味があるので、俺的にはまあまあだったけど、映画館で観る程ではなかったかも。ちなみに、TVCMでストラトヴァリウスのインフィニティを使っているので、サントラか?と思い、期待していたので(ってか、それだけで映画館に行った)、エンディングのスタッフロールも観たけど、一切流れることは無かった(笑) 流れていたのはジョンレノンのイマジン。なんでやねん! 騙された。 【りの】さん 5点(2003-09-08 15:16:28) |
3.ゾルゲ…この時代を勉強しようと思いました。もともと昭和って陰鬱で日本の近代史の汚点ってイメージが強いんですよね。まぁ「戦後」も古い言葉になった時代に生まれ育ったんだから仕方がないといってしまえばそれまでなんスが。でもその時代その時代に、憂国の士はいたワケで、後年それがどう評されるかは別として、それを理解したいなぁと。そして、もう少し母国を好きになって、日本人である自分を誇りに思いたいと思った次第でした!! 【ちっちゃいこ】さん 7点(2003-08-23 01:23:29) |
2.歴史の勉強にはなりましたが、・・・・・エンターテイメントとしては? 【ナカチャン】さん 5点(2003-08-20 23:10:56) |
1.篠田監督に言いたい、本当にこの映画で引退していいのか! と。最初から最後まで昭和史の絵解きに終始して、ほとんど紙芝居状態。監督は「映像による歴史の再現」をめざしたのでしょうが、確かにCGを駆使した昭和の風景は時に感心もさせられるけれど、それが何ら登場人物の、ドラマの背景たり得ていないとすれば、空疎なだけじゃないですか…。ラスト、「イマジン」のインストゥメンタルが、歌詞の字幕とともに出てきてこれが締めくくりとは、一体何が言いたいのか、その真意すら了解不能です。『少年時代』を愛する者として、篠田監督には猛省を促し、本当に「映画」らしい映画を撮っていただきたい。 【やましんの巻】さん 3点(2003-07-22 16:06:35) |