13. なかなか示唆に富んだ内容ではありますが映画として成功しているかと言われると微妙ですね。最後まで密室劇で通した方が良かったと思います。漫画で日本経済を描いた作品があったりするわけだから、こういう作品もありだとは思います。ただしこれを観た人はこの内容を鵜呑みにするのではなくてこれをとっかかりとして今日的な問題について考えるきっかけにして欲しいですね。でないと単なるプロパガンダで終わっちゃいますから。 【たかちゃん】さん 3点(2005-03-18 00:51:21) |
12.けっこう面白い。たんなる感情論ではなく、一応技術論を踏まえている点も好感が持てます。ただし、やっぱり“事件”の描き方がショボすぎ。このあたりが日本映画の限界でしょうか。そしてもう一つ、後半に製作者の意図があからさまになった点か残念でした。結局は単純な勧善懲悪モノだったんですね。もうひとひねりして、賛否両論を喚起するような結論でもよかったような気がします。 【眉山】さん 6点(2005-03-13 05:04:03) |
11.内容は面白いけど、映画としてはどうか?と思いました。テレビでありそうじゃないですか、ドラマ仕立てのバラエティー番組。けどテレビでなら絶対見てなかっただろうなぁー。その点では製作者に感謝。 【ゆうろう】さん 7点(2005-03-12 17:48:41) |
10.まるでマイケル・ムーアの映画を見た後のように、この映画では原発について自分の無知を実感させられた。たとえば、日本のエネルギー予算のほとんどは原発にかけている為、次世代のエネルギー開発は他の先進国に比べ遅れをとっているなど・・。原発の是非はどうあれこの映画の中で語られている原発についての情報は、日本に住む者の1人として知っておかなければならないだろう。 【michell】さん 7点(2005-02-21 17:15:45) |
9.なんか教育番組を見てるような気分になる珍しい映画。あまりにも説明が多いのは好き嫌いが別れそうですね。後半あの展開は蛇足に感じた。欠点も多々あるが原発についていろいろ学べるので見ておいて損にはならないと思う…っていうか東京都民は見とけ! 【ふくちゃん】さん 6点(2005-01-11 02:02:18) |
8.私の世代とはタイプの違う「教育映画」だねぇ~と思ったんだが、政治の矛盾がおおっぴらに表現されているので、文部科学省が推奨することは無さそう。どこかの原発がど~んと爆発して風に乗って東京汚染にでもなれば、15年後くらいには推奨されるかも。と言っても、映画の中で説明されたことが真実かどうか、私にはさっぱり分からん。たぶん正しいんだろうが。原子力の専門家があんなチャランポランで、素人同然のドライバーに運ばせるってのは、この作品を政治家に提示した場合の攻撃材料を与えることになるし、「あんな専門家はいない」と思わせることで、民衆のその場しのぎの安心感を与えることになり、作品としてのメッセージ性を弱めてるんじゃないだろうか?もっと真面目に、テロの材料にされる方法も、首都ならではの盲点をえぐるようにしたら、小さい会議室の中の風景とのギャップ・恐怖に没頭できたかもしれない。会議室の中だけは面白かったので、ちょっと高め評価で。 【日雀】さん 7点(2004-12-30 08:24:06) (良:1票) |
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7.テンポよく誰でもわかる説明で原発について知る事ができる映画。 金をかけずここまでおもしろものができるんですね。真剣だけど妙に笑える。 嫌いじゃないです。 【とま】さん 8点(2004-12-02 00:46:22) |
6.特に東京都民にオススメします(私も都民です)。エネルギー問題という重要なテーマを、ワンセットドラマ仕立てで、正面から取り上げた上で、娯楽性を持たせています。特に、突拍子も無く見えた急展開を、「完璧なものなんて、無いってことだろ」という台詞でまとめあげたのは、素晴らしいの一言に尽きました。 【IKEKO】さん 9点(2004-10-18 23:18:36) (良:1票) |
5.最初に言っておくと、僕は原発反対派だ。反対派の意見の中には「もし原発を止めたとしても他の発電で十分今の電力供給を維持できる」ということだが、たとえ原発を止めたせいで電気の供給が少なくなってもかまわないと思う。というより、日本はもっとビンボーになって、昭和30年代くらいの生活に戻った方がいいんじゃないかな。大体現在消費されてるものの多くはすぐゴミになっちゃうようなものなんだし(今でも「たまごっち」を大切にしてる人がいたら教えてください)、TVとかだって一日5時間くらいしか放映しなくていいじゃん、牛肉とかそれこそ一年に一度食べられる位の方がありがたみが増しておいしく食べられると思うぞ・・・って脱線しました、すんません。で、この映画。表現に於いて様々な「見えないタブー」が存在するこの日本で、こういうテーマを重くなりすぎずに描いた功績は非常に大きいと思う。かつてRCサクセションというバンドが反原発の歌を含んだ「カヴァース」というアルバムを出そうとした所レコード会社から「素晴らしすぎて発売できません」という不可解な広告が出され、発売中止になった(結局他のレコード会社から発売された)のは1988年のことだ(その親会社が原発に関わっていたからだといわれている。ちなみにこの作品の「美術協力」にその親会社が名を連ねていたのはなんとも皮肉なお話)。それに【ドラえもん】さんの仰るとおり、この映画は原発を手軽に知るためのテキストとしても最適だ。ただ、本当に残念な事にこれを「映画」として見た場合、あまりにお粗末な部分が多過ぎると思うのだ。唐突に現れる原発反対派の教授、最高機密のはずのコックス燃料の事を人目も憚らず喋りまくる原子力安全委員、なによりあの少年のキャラクターが薄っぺら過ぎて、説得力がなさ過ぎる。唯一映画として良かったのはコックスを積んだトレーラーが日の丸に激突するシーンと雨のシーン位か。もう少し、もう少しだけ脚本を練ってくれれば、21世紀の「太陽を盗んだ男」になり得たのに・・・と思うと本当に残念だ。 【ぐるぐる】さん 5点(2004-10-16 16:50:01) |
4.いやぁ面白かったあ。役者さん達の演技うまいです。特に教授は最高でした。内容も笑えて多少ハラハラでき原発の怖さや危険性等、多少関心持てました。でもすぐ忘れるんですよね過去の事は・・・ |
3.「東京都内に原子力発電所を誘致する」という都知事の発案を受けて、都庁幹部たちが推進派と反対派とに分かれて大騒動を繰り広げるパニック・コメディ。日本映画としては実に大胆かつ珍しいテーマの作品で、良く練られた脚本としっかりとした構成で、まずは上々の出来だと言える。専門家からエネルギー問題を教えられ、知ったかぶりをしていた幹部たちの狼狽ぶりや、コンピューター・マニアの少年からもその間抜けぶりをからかわれるなど、ここに登場してくる人間たちは徹底して戯画化された描かれ方をしているが、その右往左往ぶりが本作の最も面白い部分でもある。脚本も担当している監督の山川元は集団劇がお好きなようだが、前作の「卓球温泉」からさらに腕に磨きがかかったようで、登場人物のキャラをさらりと手際よく紹介していく冒頭から、リズミカルなテンポと流れるようなストーリー・テリングで最後まで飽きさせない。エネルギー問題に波紋を投げかけひと芝居を打つ、確信犯的な都知事を颯爽と演じる役所広司は、さすがにこの人ならではの迫力があり、まさに適役である。また、本作は原発やエネルギーなどのお勉強には最適のテキストブックとも言えるのではないだろうか。 【ドラえもん】さん 8点(2004-09-07 23:54:47) (良:1票) |
2.原発へのアンチテーゼやエネルギー問題をブラックに上手くまとめている。わかり易く面白いが、反原発にもって行きたがり過ぎているのが鼻につく。燃料電池やコージェネに対しては利点ばかりの強調で終わっている。都市コージェネなんてインフラ整備にどれだけの金と時間がかかるか、燃料電池だっていろいろ問題あるし、コージェネや燃料電池って家庭用装置などの汎用機を普及させようとしてるんじゃないのかな。功罪しっかり語ってくれないとダメですよ。原発推進派が耳障りの良いことしか言わないのと一緒。私的には東京原発大賛成の推進派ですが。 【亜流派 十五郎】さん 6点(2004-05-13 19:42:48) (良:1票) |
1.一見重くなりそうな題材だけどテンポがよく、原発問題も分かりやすく説明してあり一気に観られて面白い。役所広司をはじめとした役者陣もいい味出してます。観る人を選ばない誰もが楽しめるエンターテインメント作品だと思います。今のところ公開している劇場は少ないけどオススメです。 【はっぴ~】さん 9点(2004-03-21 19:16:54) |