237.傑作です。やっかみ?からか、いろいろと難癖つけてる人もいるけど、ラストの岸恵子さんの場面も、エピローグのようなもの、手紙の追伸にあたるもの。それにジックリ繰り返して見ると、一見余計に見えるあの場面に深い意味があるのがわかる。突っ放すように終わればいいというものじゃないのよ。 【ひろみつ】さん 10点(2003-06-10 20:38:58) (良:1票) |
236.好評の映画なんで観ましたが、私には共感も感動もとりたててなく、面白そうではあるがどこを高評価するのか? TV放映で再見したが、全然面白くなかった。武士は食わねど高楊枝、貧しくとも見栄を張んなきゃダメでしょ。殿様にも言われてるのに全然言う事聞いてない。これが下級武士のリアルな生活だとしても、そんなサムライに興味ない。サムライファンタジー映画の方が好きだ。 【亜流派 十五郎】さん 0点(2003-05-04 22:23:00) (良:1票) |
235.はっきり言ってガッカリしました。往年の傑作時代劇にくらべて見劣りがして。黒澤・溝口・内田など錚々たる巨匠達の名作と比べること自体無理は承知なんですが、あまりにも前評判が良かったもので・・・。セットも最近の時代劇の中ではしっかり作ったのでしょうが、人が住みついて生活してますというリアリティに欠け、出演者の立ち居振舞い、ちょっとした所作も型になっていない気がします。手厳しいですがテレビの大型時代劇の域を出ていないと思う。 【スリム小池】さん 5点(2003-05-02 14:26:17) (良:1票) |
234.邦画では何年に1本の見事な映画。真田広之の朴訥とした冴えない侍のキャラがとてもいい。川原での戦いの見事さに比べ、クライマックスの殺陣はかっこよさはなくリアルさがある。いずれも彼のうまさが印象的。りえちゃんもやさしく芯の強い武家娘を立派な立ち居振る舞いで見せている。キリリとたすきがけをするところなどは見事! 幼い娘も良かった。底辺の侍の宮仕えの苦悩や辛さ、家族への想いが普遍的なヒューマンドラマになっていて感動する。 【キリコ】さん 9点(2003-02-03 21:19:20) (良:1票) |
233.役者さんの演技にはなっとくですが、話自体は陳腐でそう面白くもないと思う 【pokobun】さん [地上波(邦画)] 5点(2021-06-26 18:02:58) |
232.(2005年 テレビ録画視聴時のレビュー) 山田洋次が初めて挑んだ時代劇。初の時代劇ながら、山田洋次らしい作品になっていると思います。 この作品を観る前に、藤沢周平の同名原作を読んでいただけに、藤沢作品の清廉さにはやはり及ばないかな、と正直思ってしまいます。清廉な世界を表現していたとは思いますが、藤沢作品の世界の美しさは、映像で表現しきるのは不可能なのかもしれません。 庄内(山形)の小藩・海坂藩の平侍、井口清兵衛が主人公。彼は妻を亡くしたために、二人の娘と耄碌した母の世話に追われる毎日。勤務後のたそがれ時に、同僚の誘いも聞かずにまっすぐに帰宅する姿を揶揄され「たそがれ清兵衛」と呼ばれている。 幕末の混沌期、京や江戸とは遠く離れた小藩で、時代の変革期であることは感じていながら、平穏な生活を粛々と営んでいる清廉な武士の姿を描いている作品です。 違和感を感じずにはいられなかったのは、清兵衛の恋物語が妙に強調されている点です。原作では、清兵衛はもっと清廉な人物だったはず。いい年して恋に迷う姿を見せられると、清兵衛の魅力も半減です。 そこが山田洋次らしいところなのかもしれませんけどね。 実はこの作品、エンドロールでわかったのですが、「たそがれ清兵衛」「竹光始末」「祝い人助八」という3つの短編をごった煮にしたもののよう。それがわかれば合点がいきます。この作品での清兵衛は、むしろ「祝い人助八」の助八に近い人物像なんですね。 原作による先入観抜きにこの作品を観ていれば、すっきりとこの作品の世界に浸ることができ、また、清兵衛の人物像にも好意をもてたかもしれません。真田広之の演技の素晴しさにも素直に感動できたかもしれませんね。 【りょうち】さん [地上波(邦画)] 6点(2021-02-06 00:38:14) |
231.これ、藤沢周平の原作が良いんだな。「たそがれ清兵衛」と「祝い人助八」の話をミックスしている。真田広之と宮沢りえ、ほか脇役の演技も素晴らしい。 いちばん残念なのはエンディングの岸恵子のナレーションと井上陽水の歌。蛇足なんだよね。こうういう部分邦画ってのは下手。 いちいち説明しなくていいんだよ!エンディングに歌は不要なんだよ!よって減点。 【大治郎】さん [DVD(字幕)] 5点(2020-02-13 17:04:23) |
230.自分にとっては淡々としすぎていた。起伏がなさすぎてドラマとして物足りない。年末年始に、NHKのドラマ見てるんだったら、ちょうど良い感じ。 【センブリーヌ】さん [地上波(邦画)] 6点(2019-12-09 00:49:28) |
229.すばらしい作品だった! 山田洋次監督ありがとう。 【へまち】さん [DVD(邦画)] 10点(2017-12-04 16:22:12) |
228.最初に観た時はこんなに響かなかったんだけど年食ったかな?なんで余五善右衛門を鉄砲で討ち取らないのかよく分からないけど、清兵衛と朋江の内に秘めた思いにやられたでがんす。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2017-04-14 23:07:19) |
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227.私は頭を使ってイイ所を見出そうという見方ができず、何も考えずにぼ~っと見ていても何かを感じざるを得ない映画に点数を加えるようにしているので、この手の平坦な話はそれなりの点数になります。 ラスボスとの勝負は正にお偉方の見立てが正解だった訳で、腕は相手が上だったのは明白。作り手の意図は解りますが、真剣勝負に水を差さされた感は否めません。 また、どうせなら、貧乏侍は仮の姿で、裏では名の知れた殺し屋稼業という設定にして、不治の病の娘を救うため最後は壮絶な死を遂げる。。。みたいな話の方が、私は好きです。 【マー君】さん [DVD(邦画)] 5点(2016-11-06 13:03:08) |
226.この映画は幕末の人びとの生活をよく表現していて、その時代の空気を少し感じれて良かった。 清兵衛の家禄が50石(月収約10万円)というような当時の年収など具体的に表現されているところもリアルを感じた。その他、着物や食事、子供達の遊び、論語の勉強、内職、餓死で川を流れている遺体、職場の 同僚が飲み屋でする会話など全てのシーンが興味深かった。 そして、娘を想ういい父親に真田広之がハマっていた。 最後の井上陽水の曲も良かったです。ああいう父親に自分もなりたい。 【キャメル】さん [DVD(邦画)] 10点(2015-04-02 03:26:36) |
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224.テレビで何気なく見てハマった映画でしたが、、ディスクを取り寄せて何度も見返すと更に深いです。真田広之と宮沢りえの演技がとにかく非常に素晴らしい。井上陽水の音楽は蛇足だとおっしゃる方もいますが、私はあの音楽とナレーションがあって初めて彼(清兵衛)の心情が理解できるのだと感じました。 刀での斬り合いという意味での完成度も高く、今まで時代劇や戦国ドラマを見ても刃物で斬り合いをしているという事実にピンと来なかったものですが、、この映画を見て初めて「斬られる怖さ」を実感しました。自分がアノ時代に生きていたら地獄だろうなと改めて恐怖を感じます。邦画(時代物)としては異例の完成度ではないかと思います。本当に本当に大好きな映画です! 斬り合い、恋心、子育て、仕事、上司、貧乏など、色んな要素がてんこ盛りですが、全てがすっきりとまとまっていて、刀で切りあう激動の時代の中での清兵衛と朋江の淡い恋心がとてもピュアに表現されています。泣けるよあんたら・・。 PS. 最近DVDから買い直したブルーレイの画質が悪すぎるのには違う意味で泣けますた。(頼むよ松竹さん) 【アラジン2014】さん [地上波(邦画)] 9点(2014-04-30 17:23:15) |
223.清貧の武士は好感が持てるが、感情を揺さぶられるようなストーリーでもなかった。 期待しすぎたのかも。 【飛鳥】さん [ビデオ(邦画)] 5点(2014-04-19 19:09:44) |
222.清貧、という情景を美徳として描けるのはやはり邦画だけなのだろうな。美しい里山の風景、きちんとした時代考証、演技達者な役者、とこれだけ揃えば。宮沢りえの演技が上手いと思ったことは一度もないけど、彼女生来の陰のある美しさが朋江役にはまっていましたね。真田広之の殺陣はさすが。息をするのも忘れる。美しいといってもいいほど。別の映画でどっかの子供に「太ったおじさん」と評されてた真田広之。ボク、違うんだ。こっちが本物の真田広之なんだよ。 【tottoko】さん [地上波(邦画)] 7点(2011-08-10 00:28:29) |
221.貧しい、ある下級武士の生き様を描いた作品。 主人公の現代でも通用するような設定が面白くて、すぐに物語に入り込めた。 もちろん後半は時代劇らしい展開が待っているんだけど、とてもスムーズな流れで、 シナリオ、キャスティングともに、「武士の一分」よりも楽しめた。 少し説明的なセリフやシーンが多いかなという印象は受けたが、 一番下の娘さんのナレーションでお話を進める演出は良かったんじゃないかと。 大人の鑑賞に耐えられる佳作。 【MAHITO】さん [地上波(邦画)] 6点(2011-07-30 03:37:34) |
220.東北、山形の片田舎(と思われる)海坂藩。 映画の視点である「清貧をよしとする」感覚は、今の東北に なぞらえても、同じ感覚であると思う。 東日本大震災でも見られる、東北の人たちの粘り強いチカラは、 こんなところにも見えるんじゃないだろうか。 朋江が、清兵衛の身支度をするために襷を「キュッ」と締める場面。 清兵衛が、その朋江を見つめるラスト。 良かったですね。このラストシーンで映画は終わって欲しかったです。 【けろよん】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-06-30 19:00:32) |
219.剣は一日サボれば遅れを取り戻すのに時間が掛かるだろうに、何年もサボっていた清兵衛がいきなりあの太刀さばきが出来るのか?と突っ込んでみる。そういう意味では「隠し剣~」の片桐宗蔵のほうが侍らしくて共感できます。ただ映画の質は高かった。特に日本映画お約束の感動の押し売りがなかったところ(最後のナレーション&エンディング曲除く)。押し売りがないので、地味な雰囲気になりがちだが逆に深みを感じる作品になったと思う。藩命で討ち取りにいく前夜、死を覚悟した清兵衛がそっと娘の寝顔を見るところは、淡々と描写されていたからこそ泣けた。 【ぱたぱた】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-10-10 14:19:46) |
218.涙ちょちょ切れました。下級武士の悲哀がよく伝わります。感心したのは宮沢りえの存在感です。子供達も良かったです。 【ジャッカルの目】さん [DVD(邦画)] 10点(2009-07-25 01:22:24) |