447.多分下のレビューでは「日本はこんなんじゃない」とか「木や富士山が変」といった意見が沢山あるんじゃないでしょうか。確かに不自然なところは所々見られますが、私はそんなことより「日本が敬意を持って描かれている」ことに感動を覚えました。 違う文化を描くとき、日本だって未だにおかしなことをいっぱいやっていると思います。(中国人に~アルよって言わせたりインド人は必ずターバン巻いていたり)日本人自身の日本人観だって個々人によって違いがある。よく外国映画でペコペコお辞儀をする日本人が描かれていることに怒る人がいますが、しばらく海外に行って帰ってくると全くその通りなことに気付いたりします。主観と客観のギャップ。埋めるのは並大抵ではないです。私はこの映画には細かい間違いより製作者たちの努力と誠意を感じました。映画自体も単純に面白かったので、9点にしたいと思います。最後の勝元のセリフがなぜ英語なのかってこととトムにだけ弾が当たらなかったことにだけツッコミを入れつつ。(映画館) 【なみこ】さん 9点(2004-10-13 22:51:32) (良:1票) |
446.百年前の日本のリアルな姿を美しい映像で見せてくれる感動作品。不可解な異人種としてではなく日本の伝統と日本人独特の根幹的な精神性を真正面から見つめ描こうとした始めてのアメリカ映画と言えるだろう。トム・クルーズは特訓の甲斐あって二刀流の立ち回りは見事にこなしたが心象表現が未熟で演技には観るものがなく飛源役の池松壮亮君にも負けている。結果、渡辺謙をはじめ日本人俳優の演技力の高さを広く世界に知らしめる事となった。ただ一つだけよく分からないのが勝元の人物像設定。天皇の師でありながら列車を襲い官軍に命を狙われるとは物語的には分かるけれど有り得ない立場の存在を無理に作り上げた感じがあり全編を通して違和感を拭いきれない。 【WEB職人】さん 8点(2004-10-09 11:04:03) (良:1票) |
445.これはコメディか? 仮にも「侍」の名を語り、明治初期の日本を描こうとしたのであれば、もう少し文化的背景や所作、台詞、そして「日本らしい風景!」にも気を遣って欲しかった。もしあの隠れ里を見て、あれが日本の景色に思えた人は日本人じゃない! 少なくとも東南アジアかマヤ・アステカの村のような違和感がしてならない。何よりも、村の入り口に鳥居はないだろう(苦笑)。製作者は薩摩の郷士制を再現しようと思ったのかもしれないが、村の規模からしたら不自然すぎる寺院といい、アンバランスの極みだった。台詞にしても、トム・クルーズと我らが真田さんがついに互角になるシーンでは、「引き分け」ではなく「相打ち」と言って欲しかったし、小雪が鎧を着付けるシーンでは(この設定も不自然だが(苦笑))「着ていただける」ではなく「お召しいただける」と言うべきだろう。そして何より、勝元はどこで英語を覚えたんだ?(苦笑) たしかに幕末の薩摩は近代化を押し進め、外国からの技術の導入を積極的に進めたが、語学レベルの修練は聞いたことがない。・・・といった具合で、この映画を19世紀の日本として観ると違和感ありまくりなのだが、クライマックスの騎馬突撃シーンがまずまずのできだったので、この点を献上することにしよう。すべての頑張りはお馬さんと真田さんに。そして最後に、こんなことで武士道を学んだと思い上がるんじゃねえぞ、アメリカ人!(笑) <追記>このレビューでこの点数だと矛盾しているように思われるかもしれないが、実際のところ観る前の期待感は9点以上のつもりだったので、「ガッカリして下げた」のです。 【オオカミ】さん 6点(2004-09-28 23:35:53) (良:1票) |
444.当初から「アメリカ先住民モノの映画の設定を日本に置き換えただけ」という批判はよく耳にしました。私が同じ事書いてもしょうがないので、違う事書きましょう。この映画は「逆・戦国自衛隊」です。前近代的な武器しか持たぬ武士達が、近代兵器と圧倒的兵力を有する官軍に戦いを挑む、この「戦国自衛隊」以上に絶望的なる悲壮感! この映画をただ「武士道」の映画とだけ捉えては、多くの矛盾点、考証の甘さばかりが目に付いて辟易するでしょう(そう捉えられて当然だし批判受けて当然、なんですけどね~確かに)。しかし、ここで描かれている悲壮感はもっと普遍的なもの。そう、ジョン・ウェインが描いた『アラモ』の攻防にもつながるもの(この映画も評判悪いんですけどね、トホホ・・・でも私は好きですよ、情熱が漲っているんだもの)。やはり感動をおぼえずにはいられませんでした。それに日本人である私がこの映画を一段上から見下して「米国人は武士道をわかっとらん!」などと言うのも何だか気が引けて。じゃあ私は、今の日本人は、武士道を理解しているのか?今の日本映画の何割に、本作よりマシな「日本」が描かれているのか?自信ないでしゅ~。本作に映し出された圓教寺の荘重さ、ここをロケ地に選びカメラに収めただけでも大したセンスだと思います。トム・クルーズの殺陣も充分見ごたえあるし(明日からチャンバラトリオにも入れますよ)、真田広之の存在感も忘れられない。彼の長身ではないが重心の定まった姿、そして立ち居振る舞いは、まさに「武士らしさ」を体現しており、存在自体が映画に張り詰めた空気をもたらしています。そして何と言っても「ボブ」役には、日本一の斬られ役、福本清三氏。氏の起用こそが(製作者の意図はともかく)結果的に、日本の時代劇への強烈なオマージュになっていると言えましょう。そう、ラストサムライとは、彼のことだ! さて、観てて少し気になった点、それはカメラのズームの多さ。日本家屋での撮影では多くなるのも当然かもしれないが、戦闘シーンも白兵戦の中にカメラが入り、とにかく被写体がカメラに近い。ロング・ショットがたまにしか入らず、うぉー、もっとロングで見せてくれ~って思っちゃう。でも多分、この「もっと観たい」と思わせてくれる事が、重要なんですね。観たいものを観たいだけ見せてくれるのが、幸せとは限らないのだから。ところで、あの「大村」って・・・大村益次郎? 【鱗歌】さん 8点(2004-09-04 23:36:03) (良:1票) |
443.米米クラブのFUNK・FUJIYAMAばかりが頭をよぎってちゃんと見れませんでした。これだけの人気なんですし、ユニバーサルスタジオにサムライ村を作ったら大ウケするんでは。 【マミゴスチン】さん 2点(2004-08-02 08:18:55) (笑:1票) |
442.アレクサンダー・ハミルトン(ニューヨーク州)とトーマス・ジェファーソン(ヴァージニア州)が未解決のまま残した、連邦政府の圧倒的優位性が国家の基盤になる(ハミルトン)のか、州の独立性を維持する事こそが真の民主主義国家の姿である(ジェファーソン)のか、いずれを国家として選択するべきなのかという問題は、もう一つ未解決の問題であった奴隷制をきっかけに南北戦争に発展していきました。北軍の勝利と共に、連邦政府の権限は漸次強化され、現代のアメリカの形が出来上がって行った事をまず念頭に置いてみるといいかと思います。 丁度日本も、明治政府による急速な近代化が進み、大名・武士団を中心とした地方分権から中央集権国家へと至る過程での歪みが侍による反乱だったのではないでしょうか。 以上のように、アメリカも日本も同じような時期に中央集権国家の道を進めて居たことを考えると、トム・クルーズが演じる主人公が、北軍=体制側の一員としての暗い過去により、体制側であり圧倒的な武力があるもの=正義という図式に抵抗感があったのは、それほど違和感がないと思います。ネイティブ・アメリカンというマイノリティへの過剰な武力の行使(虐殺)に対する贖罪意識もあって日本のマイノリティである侍陣営にのめり込んでいったのでしょう。 そうやって日米の状況をシンクロさせて見れば、意外によく出来た映画だと思います。渡辺謙と真田広之の演技もとても素晴らしいですね。 【Titans】さん 9点(2004-07-08 12:16:17) (良:1票) |
441.エンターテイメント映画としては珠玉の出来だったと思います。私自身が知っているところでは、ブレイブハート、パトリオット、グラディエーターといった歴史物スペクタクル戦争映画とイメージがダブりましたが、実際、近年のこういった映画の成功に触発されて、「いっちょトム・クルーズでも起用してサムライ映画作ってやるか。」とでもいったところが発端なのかもしれません。テーマが「サムライ」とあれば、世界中で根強い人気が保証されているし、興業的にある程度の成功は見込めますしね。ということで、映像的には目を見張るほどの美しさ&迫力で、陳腐(といっては失礼ですが)な日本のTV版時代劇とはまるでスケールが違います。その一方で、残念ながらストーリーは手放しで絶賛というわけには行かないですね。急速に西洋化を推し進める明治政府に対して、日本古来の伝統・文化を重んじ反旗を翻す勝元とその一派。対立の構図としては分かりやすいけど、勝元が命を投げ打ってまで訴えている主張の正当性がイマイチよく分かりません。時代が自分達サムライを既に必要としなくなってしまったこと、またそれに伴う社会的地位の失墜への不満の爆発だったのか、だったら最期に一花咲かせて散ってやろうという意地の表れだったのか、いずれにしても、勝元ほどのインテリな人間なら時代の変化は肌で感じていたであろうに、それを敢えて悪あがきの抵抗をしたようにも映ってしまうんです。こんなことを言うと、サムライ信奉者の袋叩きにあうんだろうな。でも、これが私の正直な感想です。 |
440.トム・クルーズ演じる主人公は過去にインディアンを襲撃したことをトラウマとして持つ。この、物語として大変重要なところが実にあいまいな表現になってしまっていると思う。つまり、シナリオとしては先住文化を軽視支配したことが主人公のトラウマだと思わせるけども、映像としては無抵抗な女性・子供を殺傷したことがトラウマだと思わせる。この、物語として肝心なところの実にあいまいな表現がこの映画の致命傷になってしまっていると思います。そして主人公は日本の官軍の兵士を殺しまくったあげく渡辺謙に「おまえは名誉を取り戻した」と言われる。いったいなんじゃらほい?です。先住文化を大切にしなければいけないという想いと、極東の島の”侍”というものへの帝国主義的なあこがれ、それに個人のトラウマがごっちゃになってあまり面白くない映画になってしまったと思います。ところでこの映画のトム・クルーズの役回り、「戦国自衛隊」の千葉真一とダブって見えるのは私だけでしょうか、笑。 【メロメロ】さん 3点(2004-06-11 18:15:20) (良:1票) |
439.日本人ってすばらしいと、映画でも、俳優陣でも思える。これは時代劇というよりは、ファンタジー。美しい風景や、武士道を通じて、人生に語りかけてくれる。批判も集中しやすい作品だが、自分にとってはここまで揺さぶられた映画は無い。 事実をもとにしたフィクションにおいて、題材の日本人全員から賞賛を得ることは不可能だとおもう。日本人がどんだけ金かけて時間かけて研究して作っても、この映画に勝るものは簡単にはつくれまい。見てない人はとりあえず見てほしい映画。 【NARCISSE】さん 10点(2004-06-10 20:59:47) (良:1票) |
438.全体的に一貫性がない気がします。武士道を立ててるので日本人としては、とても気分のいい映画でしたが、脚本が好きになれません。武士道を表現するのに、わざわざ外人が侍と接触を持たなくてもいい気がします。そのおかげで何となくですが、一貫性がないというか、ストーリーの純粋さが欠けている気がします。あと、日本だけでなく、世界中の人がこの作品を見ているわけですが、例えば韓国や中国の人がこの作品を見て、日本人と同じように良かったとは思えない気がします。武士道を重んじてた戦時中の日本の兵隊が、三光作戦などの、悪事をたくさんして来たわけですから。そういう意味で、日本人としてではなく客観的に、映画としてこの映画を評価するとしたら、個人的には6点です。 【カジ】さん 6点(2004-05-31 21:56:54) (笑:1票) |
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437.これ、とても面白いし、若い人には(わたしも含めて)日本という国に対しての認識を深めることができる映画だったんじゃないかな。でも、みなさんも言及されているとおり、この映画には荒い部分が多い。最後の戦闘のシーンなんてほとんど見るにたえない。「殺陣」じゃないけど、戦闘にはその型というものがあるわけで、あの芝生が青々と茂っているあの戦場では総力戦ふつうはやらないよね。・・でも、それが気になったけど、『武士道』とか読んで、この映画がきっかけとなって日本という国を好きになったことは確かだ。(わたしと同じようなひともきっと多いだろう)。という意味で投稿します。 【ハル】さん 9点(2004-05-22 01:49:47) (良:1票) |
436.(「ダンスウィズウルブス」+「グローリー」+「渡辺謙」)÷3=「ラスト・サムライ」って感じでした。 アラ探しをすればいくらでもできちゃうけど、これは本物の日本ではなく、日本風ハリウッドファンタジー映画。 アボカドを巻いたお寿司もこれはこれでうまいじゃん、というお味でございました。 とはいえ、軽く見流したわけではありません。大変重厚でよいものを見せてもらったと思っています。 また、私は本作を好戦的な映画だとは受け止めませんでした。歴史の狭間で翻弄されていく哀れさはどの時代の人間も同じであるような気がします。 登場人物がみんな単にヒロイックな人間像として描かれるのではなく個性を持った個人個人として描かれていて(そこもさすがハリウッド! 日本の時代劇と大きく違う点ではないでしょうか)、彼らの内面にある精神性としての「サムライ・スピリッツ」がちゃんと感じられ、人間理解の深い作品だというふうに受け止めることが出来ました。 主役陣の殺陣もすばらしかったじゃありませんか。群像としての殺陣には若干不満もある(何だか「グローリー」を見てるみたいだった)し、真田さんだけ群を抜いて素晴らしく、ほかの人と差がありすぎたなど、不満も少しはありますが、ここは真田さんの素晴らしさのほうを買いたい。 自分の名誉ではなくこの映画が少しでもよくなることが本望、という彼の姿勢はまさに侍の精神と合致しているのではないでしょうか。 私はナショナリストじゃないし、最近の真田さんの作品には少し不満もありましたが、そんな私も涙が出そうでした。 製作資金が豊富にあったならば、これほどのものが邦画にも出来るのか、出来ないのか、というのが私の今の一番の関心事です。 〈余談ですが、ズウィック監督って、あの思い切りやりすぎの「アイ・アム・サム」のプロデューサーとは思えないほどの抑えた演出ぶりでしたねえ。監督としてのズウィックと、プロデューサーとしてのズウィックが違いすぎる! プロデューサーってただ儲かるように算段できればそれでいいってことなのかしら? もしそれがハリウッド・システムの常識なら、それはイヤだなあ・・。〉 【おばちゃん】さん 8点(2004-05-16 12:15:02) (良:1票) |
435.日本のことをよく勉強しておるのお・・・褒めてつかわそう。途無来須(トム・クルーズ)の殺陣もあっぱれじゃ。(ラストバカ殿様) ・・・さて真面目に戻って、この作品について英語のレビューサイトを見たところ、中に「勝元の叛乱の理由がわからない。」というのがありました。作中で主人公オルグレン大尉が手記の中で明確にしている年月日をからもわかるように、このストーリーは1877年の西南戦争と西郷隆盛をモデルにしています。上記のアメリカ人とは異なってこの映画を見た日本人のほとんどは西南戦争が起きた年を覚えていなくても西南戦争は知っていてそのせいで作品のストーリーにすんなり入っていけたと思います。でも、どれだけの日本人が西南戦争の本当の理由を説明できるのかは疑問です。少なくとも私は「征韓論に敗れたから。」なんて理由は納得できません。だから登場人物の大村(=岩倉具視?)が近代化に名を借りて私腹を肥やしていた、という大胆な仮説を採用してストーリーに肉付けしたハリウッドの製作者は偉いと思うのです。 【かわまり】さん 7点(2004-03-06 10:20:37) (良:1票) |
434.去年劇場で観た映画のほとんどにこの作品の予告があった。ニッポンの歴史と名優を引き立て役にした、トムクルーズの自己満アイドル映画だろうとバカにしていた。ところがどうだ!トムクルーズはストーリーテラーに過ぎない。クラスで言うと書記だ。殺陣もスローにしてくれたり、合戦の戦術も細かく描いてくれたり、時代劇ビギナーでも十分わかりやすい仕上がり(アメリカ人だから当然か)。トムと小雪の絡みは不要だった(あってもいいけどあれはやりすぎだ)けれども、彼がいなければこんな莫大な予算でニッポンバンザイ映画を撮ることもなかったのだからあれくらいの華は持たせてあげても良いだろう。たとえ予算があっても、マゾ気質な日本人には自国の歴史をここまで美化することはできない。たとえまったく同じものを日本人が作れたとしても、観客も遠慮してしまって素直に楽しめなかっただろう。ありがとうアメリカ。感謝の意を込めて満点を捧げます。 【ぽめ】さん [映画館(字幕)] 10点(2004-02-23 01:47:38) (良:1票) |
433.確かに戦闘シーンは素晴らしい。そこだけで8点以上はあげてもいい。でも、観終わった後ふと考えてしまう。「彼ら」は 何のために戦っていたのだろう・・と。彼らにとって「名誉」とは何か。別に刀などなくとも、心の持ちようでサムライでいられるのではないか?彼らは映画の中では別にインディアンのように迫害されているわけでもない。負けるとわかっている壮絶な戦いをする必要があったのか?映画だけを見る限りその答えは見出せなかった。アメリカで評価がいまいちな理由もわかるような気がした。 【konkon】さん 8点(2004-02-17 02:11:54) (良:1票) |
432.粗探しをすれば、ほとんど無限に見つかるだろう。挙げていけば切りがないほど、時代考証が間違っている。ほぼファンタジーだと言ってもいいほどに。しかしツッコミを入れつづけながらも、身の内に込み上げてくる何かを押さえきれなかった。山のようなマイナス要因を積み上げて尚、観る者を感動させる傑作。渡辺謙をはじめ役者の演義は一部を除いてみんな素晴らしかったし、合戦のシーンも割と戦術的で(特に騎兵の使い方)観ていて痛快だったし。それだけに時代考証が・・・、そこさえ完璧なら映画史に残る名画になったのに・・・。その点が実に残念でならないが、時代劇を見る喜びを久し振りに味わえたのは大きな収穫。 【山岳蘭人】さん 8点(2004-02-01 21:43:30) (良:1票) |
431.女優がイカンよ、女優が。いくらサムライ映画の添え物とはいえ、棒読みのセリフは日本人だったら聞いたらすぐわかるじゃないの。 【mimi】さん 7点(2004-01-28 22:43:49) (笑:1票) |
430.何が感動したって、この大作を見に来てたひとのマナーです。平日深夜のレイトショーということもあってか、53名と小入りだったのですが、途中から入って来た者は1人もなく、長い2時間45分(位?の間)誰一人として咳払いやクシャミひとつだってするひとがたぶんいませんでした。一切聞こえて来ませんでした。(きっとそれだけ皆さんが固唾を呑んで見入っていたからという事でしょうね。たまに後半部分にズルズルと泣いているのかな?って鼻水啜る音は聞こえてきましたが。) →そしてラストです。これも長かったエンドロールに誰ひとりとして最後まで席を立ちませんでした。(きっと大作だったのだから、との事でありましょう。さっと帰りを急ぐひと、股間押さえてトイレに走るひと、全然いませんでした。そんなひと。)きっと時期遅しとも特別な思いで見に来てあったのでしょうね。この時の私らを含めてのお客さん達ら。。 そして、あれま、内容についてのご感想なのですが、結果、残念ながら、渡辺謙にそれ程凄みを感じられなかったのが残念でなりませんでした。彼をもっと生かすならば、サブ2の真田広之をもっと全面に出してあげてたなら なんて思ってしまいました。(ナンバー2が目立ってくれれば頭の勝元だってもっと貫禄感じれたのに なんて思ってしまいました。)でも、トムにはやっぱ感謝です。探せばいくらでもアラが出て来そうな日本描写でありましたが、さすがにこの映画にはツッコミ入れる気にはなりませんでした。どうもありがとうでした。 【3737】さん 8点(2004-01-28 02:01:28) (良:1票) |
429.外国人が作ったにしては、悪くない日本食。 だが、日本史ファンとしては、本当の日本食の味には程遠い。 これがきっかけで多くの日本人がもっと自分達の中身の構成物に興味を持ってくれたらなと思う。 武士道と一言で言っても、鎌倉風、戦国風、江戸風他にもいろいろありまして。 今回、トムさんが出してくれたのは、江戸風です。 機会があったら、是非他もご賞味あれ。 悪い映画では無かったです。 【N列23番】さん 6点(2004-01-27 23:23:58) (良:1票) |
428.ふ~ん、ハリウッドが日本びいきに武士道を描くとこうなるのか、 といった感じです。まあ日本人がつくる時代劇もまた然りですが、明らかに実際の武士道(タイムマシンがないのであくまで推測ですが)とは違い美化しすぎかなと思いました。(まあでもどの映画でもそうですがこれくらいしないと映画として成立しません。) それとストーリーで気になる点がもう一点、この映画では勝元は一種のヒーローとして描かれていますが、時代の流れに逆らう人をこうも美化していいのだろうかと感じました。もし勝元とその子孫ががんばって武士道を守ったなら、2004年も武士だらけです。この映画は日本人は見たら気分が良くなる映画ですが、日本人を低くみている諸外国の方々が見た感想が気になるところです。 【 バース】さん 7点(2004-01-22 23:36:58) (良:1票) |