40.扱っているテーマはすごく面白いのに、見せ方が下手。テンポが悪く、ダルくなってきた。また、ジョンヒってなんだったのかよく分からない。原作読んでないのが悪いのかもしれないが、上映時間内に消化しきれないようなやつは出さないでほしい。ややこしくなるから・・・。最後の手旗信号のシーンは思わず笑っちゃいました。『ザロック』の似たようなシーンでは感激したのになぁ。是非ハリウッドでリメイクしてほしい作品です。 【はりねずみ】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-05-29 23:28:06) |
39.「沈黙の戦艦」をベースに、「KT」を混ぜ込んだみたいな感じです。しかしどちらの要素も中途半端な感じになってしまっています。艦長の行動を起こすに至った動機が「息子を死に追いやった国家への復讐」、工作員は「祖国に革命をもたらすため」、そして艦長と工作員に対して専任伍長が立ち上がるわけですが、彼の動機が「俺の船を守る」となっています。まず艦長と工作員の動機がかみ合っていないため協力し合う「同志」とは思えず、その上対決する専任伍長は双方に対応する動機を持ちえておらず、対立構造が成り立っていません。そして最後のほうに専任伍長が「とにかく生きろ」というと、更に噛み合わなくなってしまいます。この作品が「軽く」なってしまっているのはこうした基本構造の問題が大きいと思います。あの「KT」で「1970年代、三島由紀夫に共鳴する幹部自衛官」を素材に国家のあり方を問うた阪本監督だけに残念です。 【パンツァー・フォー】さん [ビデオ(邦画)] 5点(2006-05-24 10:00:18) (良:1票) |
38.久しぶりに観た邦画。まず、映像が単調で深みがないです。そして「レッド・オクトーバーを追え」「ザ・ロック」「沈黙の戦艦」「クリムゾン・タイド」このあたりの映画を思い出しました。「ザ・ロック」がいちばん濃いかな?つまりハリウッドの軍事モノの寄せ集め、そんな感じなのよ。しかし今のニッポンとニッポン人にこんなクーデター起こす人はまずいないだろうし、その理由が身内絡みの私怨って感じなのがちょっとね。そうですねえ、人死に過ぎです。後半から5分おきくらいに次々死んでいくのはいかがなものでしょうかね。登場人物についてですが、如月クンやった俳優、若すぎだし、体格も成長過程って感じで男じゃないのよ、子どもなのよ、色気ないのよ。だから「クン」になっちゃう。真田さんはですねえ、もうカッコよすぎぃ。絵に描いたような正義の人じゃなくて、かなり庶民的、人情派というキャラが親しみを感じるのかな。キャリア組ではない仙石の経験から得た知恵と「それはいけないことだ」という単純明快さがいいです。ジャパン・アクション・クラブのアイドルぽいデビューのころには想像もつかなかった現在の真田さん、ほんとにいい役者になりましたね。それと岸辺一徳よ、この人GS時代タイガースでギター弾いてたんだよねぇ、個性派の脇役として貴重な俳優になりましたね。中井貴一の役どころなんですが、いなくてもよかったのでは?・・・平和ボケでいいじゃん、平和ボケのどこがいけないのよ。本当の戦争?私そんなもん知りたくありません。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-05-13 17:43:37) |
37.肝心の爆発シーンがスローモーションって駄目だろ!!そこが見せ場なのにスローにしたら迫力ないじゃん。他はまぁ意味不明な点が多い。本読むのがしんどかったから映画観たのに。でも邦画としてはまぁ良く出来てる方。あと何か真田さんの台詞が全部説教くさかったかな。 |
36.同じ福井晴敏原作の『ローレライ』よりは遥かに重厚で見応えがあったんだけど、皆さんおっしゃられてるように非常に説明不足。この物語のキモとなる如月と宮津、そしてヨンファとジョンヒのバックグラウンドがあまりに希薄で「何故ここでこうなる?」「このシーンの意味は何?」って思える部分が特に後半で多々見られて残念だった(特にジョンヒは一体何しに出てきたんだ?)。仙石をヒーローとして見せようとするあまり、一介の先任伍長に過ぎない彼が突如B・ウィリスばりの大活躍をしたり、彼との戦闘シーンになると工作員が途端にショボくなるのも大いに疑問。で、肝心の「亡国」に関する問いかけも結局十分に突き詰められることはなく、仙石の「とにかく生きろ!」って台詞だけで何となく締められてしまっている感じがする。なんとも尻すぼみな印象が拭いきれない作品でした。 【とかげ12号】さん [DVD(邦画)] 3点(2006-04-23 12:07:08) |
35.それほど悪いデキではないとは思いますが、如月と女性工作員の関係、ヨンファと女性工作員の関係など、何がなんだかよくわからないままぼかされてしまったり、すっきり腑に落ちない感覚は残ります。原作はどうだったのか知りませんが、仙石もいまいちヒーローというには中途半端なキャラクターだったりしますし。これでは日本版「ザ・ロック」としか形容できません。劣化コピーにはギリギリ一線でなってはいないと思いますが。 【K】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-04-12 11:45:44) |
34.もっと硬派な映画かと期待したところが、ちゃちで御都合主義のアクション、女剣劇師の登場、お涙の親子の葛藤パターン......、意外とガキ向け(失礼)でした。『ローレライ』といい、この原作者ものはどうしたものか。むしろ『機動戦士ガンダム』のほうが、大人の鑑賞に十分堪えました。 【goro】さん [DVD(字幕)] 3点(2006-04-01 04:21:48) |
33.本来、役者がストーリーを引っ張っていくべきであるのに対し、 この映画は話に合わせて役者が辻褄合わせのために動いてるような印象。 【カタログ】さん [CS・衛星(吹替)] 4点(2006-03-28 13:54:07) |
32.「ローレライ」や「戦国自衛隊1549」と比べれば圧倒的に「品質」が高く、本物のイージス艦はもちろんのこと、艦内以外も含めた各所のセットも重厚に作られていて違和感は覚えなかった。ハープーンの発射シーンから着弾の遠景等も邦画とは思えない程カッコ良い。その代わり脚本の整理が悪く、状況が判り辛い上に異様にモタモタしてる。そして予算の関係からか、この手の映画に絶対必要な数の「カット」を撮れなかったと思われるのが残念(これは編集で「カット」されたからではない筈)。もし5年以上前にこれが製作されていたら素直に驚いたと思いますけど、今となっては多少不満の残る仕上がりでした。あと、話の中身は確かに「沈黙の戦艦」+「ザ・ロック」なんですけど、作りは凄く韓国映画っぽく感じました、6点献上。 【sayzin】さん [DVD(邦画)] 6点(2006-03-17 00:04:58) (良:1票) |
31.ホワイトアウトよりおもしろかった。佐藤浩市と岸辺一徳の配役は逆のほうが好みかも。パトレイバーっぽいじゃん(笑) 【ようすけ】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-02-20 02:10:48) |
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30.熱さが伝わってこないのが非常に残念。引き画と止め画ばかりで、アクションシーンはもちろんイージス艦内や官邸、またお互いの駆け引き等会話劇でも迫力も緊張感も感情も場の雰囲気も何も伝わってこない映像。トーンを落とすと聞き取れず、逆に張り上げるととたんに声が汚くなる音声。真田広之のJACアクションや吉田栄作の死に際のようなわざとらしい演技。どれもが実に邦画らしい。原作のクドい文章についていけずに途中で挫折した私にとっては、思わせぶりなモンタージュや登場人物(女工作員やお見送りする女性と子供)はストーリーを理解するのに弊害でしかなかったし、読み込んだ人にとっては物足りなさだけが残ったのではないだろうか?+30分で説明するか、無理なら映画は別物と切り捨てた方が良かったように思う。T.ジョーンズのやっつけ音楽は浮いちゃってるし、編集の人も「あんなのやこんな画が欲しい」と思ってただろうなぁ。『ザ・ロック』『沈黙の艦隊』『ダイ・ハード』とハリウッドコピーでもいい、とにかく日本人の演じる熱くカッコイイ(大袈裟でも、また静かなる闘志でもいい)映画を見たいだけなんだけどな。 【リン】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-01-29 18:53:04) |
29.原作未読であるという事がある意味苦痛に感じられる程、 状況説明・人物説明を限りなく省いた展開には少々戸惑いを覚えるだろう。 【ザ・ロック】【ダイ・ハード】【沈黙の戦艦】【ホワイトアウト】 【機動警察パトレイバー2】等々、テーマとしての既出作品を挙げれば キリがないがアクション作品としてはわりと卆なく纏めている。 あくまでアクション作品としてはだが・・。 では何がこの作品の短所として挙げられるのか。 やはり決定的なのが動機が不純であるという事に尽きる。 国の現状を憂えた防大生の論文を弾き金として これだけのクーデターを画策し実行に至るものか? まぁクーデターを起こす事自体は黙して已まんが、 其れを起こす真の理由というのが語られた時に (私怨に駆られ前後不覚に陥った親があらん事か 某国の工作員と手を組み練り上げた謀略)ハッキリ言って興醒めした。 クーデターという右傾化したプロットを用いるのであれば 個人の感情など徹底的に排し完全なる悪を創造すべきだ。 そうした観点を基に見直してみるとやはり粗が目立つ。 豪華俳優陣の一人々々のキャラは立っているのに 脚本の拙さ故にスポイルされてしまったのには残念。 道化役(世俗的国民代表)である梶本総理のボヤキ発言(独り言)が面白い。 「長く掛かりそうか!?」 「今日中に選挙区に帰らなきゃならんのに・・ったく・・。」 「なんで俺ん時に・・・。」 国家の危機なんかまるで蚊帳の外。 つくづく平和な国で愚鈍な国家であると感じてしまうが、 泥沼の戦争よりは100倍いや1000倍マシだ。 たとえそれが平和を金で買う行為だとしても・・・。 【sting★IGGY】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-01-29 00:25:02) (良:1票) |
28.日本での軍がらみのアクション映画って雰囲気を楽しむ感じでした。そーゆう臨場感が好きなら悪くないです。悪くないんですが、なぜ中井貴一演じる某国の隊長は、敵にトドメをささないのか?この点を見逃すことはやっぱり無理っす。だってただでさえ、優しいお兄さん的な雰囲気の中井貴一が、おかげで、まったく脅威に思えないんですもん。これをビートたけしがやってたなら、例えば、副長は確実に頭をぶち抜きますし、ラストの真田広之のもみ合いも即、頭か胸打って殺すでしょう(足を打つほうが難しい)。多分、真田広之が好きなんでしょうね~。ただ吉田栄作だけは致命傷を負わせてましたな~。嫌いなんでしょうか?まー、普段なら見逃す突っ込みですが、中井貴一を観てるとどーしても突っ込みたくなったんで。多分、好きだからイジリたくなったんだと思います。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-01-16 00:53:01) |
27.あんなに敵が入り込んでるのに、それを防ぐのが若い如月1人っていうのはちょっと… 普通、対策としてせめて2、3人は配備するものじゃないんですかね(^^;) 同じような話としては『ホワイトアウト』の方がストーリーの展開的におもしろかったです。同じ日に見た『戦国自衛隊1549』よりはおもしろかったですけど。 【mako】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-01-12 12:37:00) |
26.メッセージはある程度、伝わってきたけど、、、原作未見じゃ辛かった。 皆さんおっしゃっているように、演者は豪華でしたね。 ちょい、もったいないぐらいでした。 【静葵】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-12-31 08:28:51) |
25.序盤、中盤までは、まずまずだったけど..ラストあたりは、なんだかな..って感じです..大きな盛り上がりもアクションも無いだけに、ラストは ビシッ! と締めてほしかった... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 4点(2005-12-29 12:26:29) |
24.ヨンファの「今日、子供が何人死んでると思う」という言葉は、奥が深くて、彼の立場と苦悩を一言で表していると思う。あの女兵士は、ヨンファの娘なの。女兵士が入ると、なぜか某国軍にリアリティーが出てくるなあ。確か、「宣戦布告」もそうだったような気がする。あまり、多くを語りすぎていないのがいいです。ただ、自衛隊の置かれている微妙な立場がわかるようで、考えさせられるものがあります。寺尾あきらは、いつもどんな役をしていてもいいです。息子を失った父親の役は、「半落ち」もそうでしたね。最後に、原田美枝子が出てくるあたりは、にくいですね。 【ジブラルタの星】さん [DVD(吹替)] 8点(2005-12-28 17:53:56) |
23.光の乏しい艦内や夜のシーンは暗くて当たり前なのだが、重要と思われる人物がこれだけたくさんいると、この暗さは相当ネックになってくる。しかもこの暗さがリアルな演出として機能していない。中途半端な灯りが中途半端な方向から照らされるから。有名どころオールキャストだから人物が把握できるだけで、外国では通用しないのではなかろうか。それともやっぱり日本向けの商品として作ったのか?大作感を煽るたいそうなBGMも鬱陶しい。 日本人の性分を真っ向から否定する展開は今の世相を反映しているのだろう。その中で任務と人間性の選択で後者を堂々と選ぶ主人公の行動と発言は甘くもありセンチメンタルでもあるのに、それでも一貫して「人間は人間らしくあるべき」とこの期に及んで大いに謳いあげる姿は感動的ですらある。この熱さこそが坂本監督ならではとも思えたが、一方でエンターテイメント志向へと突き進む坂本監督は独自の個性を自ら手放そうとしているとしか思えない。そろそろどっちかに決めたほうが良いと思う。暗闇から発射されるミサイルの閃光の画を見る限り、エンターテイメント志向でもいけるんじゃないかとも思うが、個人的にはふろしきを小さくして初期作品のような独自性を見せてほしい。 【R&A】さん [映画館(字幕)] 4点(2005-12-09 17:47:57) (良:1票) |
22.日本に軍備はあっても実際にそれを使う法整備がなされていない。それをみな知らず安心してしまっている問題点を指摘しているはずだが、そういう主題はほぼ無関係。軽薄なアクション映画に成り下がっている。 【小鮒】さん [映画館(字幕)] 3点(2005-11-07 22:18:00) |
21.原作は小説の中で一番好き。 なんで思い入れが大きすぎてしっかりと映画をちゃんと見るのが大変。 しょうがないから2回見ちゃった。 感想は一言で言うとまぁまぁ。 やっぱり原作をそのままもっていくのは無理があるらしく、 設定やストーリーの変更がバシバシと。 まぁ、でもよくここまで作ったものだと関心。 もったいないのは人物背景が判りづらく、いいシーンのセリフなんかに重みにかけるところ。 あと意味深なシーンで結局なんじゃあのシーンは・・・ってのが多かった。 しかしいいキャスト揃えましたな~。 真田広之、寺尾聰、中井貴一、佐藤浩市ってどれも油ののった主役級のところ。 気になったんだが、北朝○とハッキリと表現なかったね。 やっぱ問題になるのかな。 【ひで太郎】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-10-29 13:51:52) |