185.【2011/10/24レビュー変更しました】 リアリティとSFとの間で絶妙なバランスをとっている猿の特殊メイクと、その特殊メイクで大暴れするティム・ロスの演技は素晴らしいのですが、それ以外には特に見どころのない仕上がりとなっています。公開当時には「期待したほどではないが、それなりに観ることはできる娯楽作」というのが本作の一般的な評価でしたが、現在になって見返すと完全な駄作だと思います。原作及びオリジナルは文化の対立や文明の逆転がテーマだったのですが、一方で本作の主人公レオは猿が支配する世界に直面しても特に驚きを見せないし、猿達もレオが持ち込んだハイテクに対して恐れを抱きません。これこそが本作最大のミスであり、異なる文化が遭遇した時のリアクションをより丁寧に描写していれば、もっとマトモな映画になっていたはずです。。。「猿の惑星」をリメイクする企画はなんと1988年から存在しており、93年には当時世界一の大スターであり、肉体派俳優としてチャールトン・ヘストンの後釜に適任だったアーノルド・シュワルツェネッガー主演、オリバー・ストーン監督で話が進んでいたのですが(シュワは、同じくヘストン主演の「オメガマン」リメイクにも関わっていました)、これが何年かけてもまるで企画がまとまらないハリウッド史上屈指の問題児となりました。95年頃にはストーンが抜け、かわりにクリス・コロンバスやピーター・ジャクソン、ローランド・エメリッヒが次々と関わるもうまくいかず、97年頃にはシュワの相談役として企画に参加するようになったジェームズ・キャメロンがプロジェクトの中心人物となり、98年頃になるとキャメロン製作・脚本、マイケル・ベイ監督で話が進んでいたのですが、結局頓挫。そしてキャメロンが抜けた後にこの企画を引き継いだのがティム・バートンでした。錚々たるクリエイター達が挫折を繰り返した企画にバートンはビビったのか、本作のバートンは徹底的に保守的です。シナリオ通りに撮影を進めることを優先したためバートンらしさは失われ、普通のアクション大作に終わっています。物語は宇宙ステーションにはじまり、知能を発達させた猿とのファーストコンタクト、都市からの脱出、人間と猿との大決戦、そして猿文明のルーツの暴露とテンコ盛りではあるものの、監督の腰が座っていないために観客の感情や知的好奇心に訴えるSFアクションになっていません。 【ザ・チャンバラ】さん [映画館(字幕)] 1点(2004-06-02 00:22:46) (良:5票) |
184.たぶん、バートン監督は、今、別のバージョンのラストを撮っていると思うんですよ。そのうち、ディレクターズ・カット版が出てきますよ。想像するに、最後に降り立つのは、ヒマラヤの山中で、雪男に出くわし、ぼこぼこにされながら「なぜだー」と叫ぶような。 【パセリセージ】さん 6点(2004-05-11 19:35:31) (笑:5票) |
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182.ラストで思わずバカヤロー!と叫びたくなった。第一作で自由の女神を見つけてしまった時のあの絶望感が、長い時を経てのリメイク版では、どう考えても自己中の極み、自業自得ですよね。自分としては結果は同じでも2つはハッキリ別の映画です。 【うこっけい】さん 4点(2004-05-05 21:05:40) |
181.そこそこ楽しめるけど、特別高い評価は出来ない。 【リーム555】さん 5点(2004-05-03 12:55:46) |
180.「もし次回作の監督のオファーが来たら」とインタビューで質問されて、「窓から飛び降りる」とティム・バートンは答えたそうな。 【永遠】さん 1点(2004-04-12 22:54:54) (笑:2票) |
179.うーん、ラストがよくわかんねぇ。ティムが見たいが為に観たけど、ここまで正体不明なメイクだと、着ぐるみの向こうの顔を想像するだけなのでヘンな趣味を持った気分。やっぱ生身で見たいっス。 【桃子】さん 5点(2004-03-17 17:27:15) |
178.確かに特殊効果はすごいものがあるが、ストーリーはフツーで特に面白いとは思わなかった。ラストもひねってるつもりなんだろうけど…なんだかなぁ? 【ふくちゃん】さん 5点(2004-03-12 14:49:04) |
177.意図不明。ラストシーンは頭が少しこんがらがった。どうせなら完全なリメイクを作れば良かったのに。 【流月】さん 3点(2004-03-12 00:45:48) |
176.見終わって印象薄!というのが感想。オリジナルの衝撃を今更どうやっても越え様がないのは分かってたけど、ティムバートンって事で見ました。が、ストーリー自体が盛り上がりに欠け、いまいち面白くなかったです。 【ゆうしゃ】さん 3点(2004-03-08 12:18:36) |
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175.リメイクとして観るものなのかな チンパンジーやゴリラのメイクはより本物に近くなっていて○ 終わり方があれで終わるのは考えた末なんだろうなぁ 人を選ぶ作品のような気がしました 【ヴァッハ】さん 4点(2004-03-04 21:49:29) |
174.終わりよければ全て良しって感じですね・・・。 たしかに衝撃ラストはたまりませんが他はあんま・・・ですね。 映画はそんな単純ではないものです。ラストシーンに5点ですね(^_^;) 【ラッキー7】さん 5点(2004-02-27 20:54:39) |
【k】さん 4点(2004-02-19 12:27:38) (笑:1票) |
172.前作の熱狂的な、おそらく生涯の大ファンである私が、そこまでではないが結構熱心なファンであるティム・バートンの「猿の惑星」を観ていったい何と言ったら良いのか。究極のジレンマな気もするが、こういうモノはとにかく前作と切り離すに限る。この作品にはもちろん、前作に色濃かった絶望的な未来感、壮絶な主従逆転の構図、といった趣はない。その代わりに、この作品には前作では技術的になし得なかった超越的な運動能力を誇る猿、スピード感溢れる演出、CGを駆使した圧倒的なスケール感がある。娯楽作品としてどちらが優れているかは自明の理であり、前作を支配していた世界観をそのまま引きずって低俗な二番煎じに落ち着けなかったという点で、全く別の現代の娯楽作品として正当に評価するべきだろう。ティム・バートンならではの茶目っけに溢れ、前作の時点で技術的に実現し得なかった部分については誠実にオマージュとしてやるべきことをやり、「ゴメンネ。」と観客に率直に頭を下げるエンディングは爽快。あくまでも前作に敬意を表しつつ、今どきの映画だったらこうなるんだよね、というところを無限のプレッシャーの下で上手く切り回したバートンには率直に拍手を贈りたい。残念ながら生涯に渡って愛し抜くほどの作品には至らなかったが、考えられるギリギリのバランスで上手くまとめられていると思う。この作品が前シリーズをどれだけ愛しているか、愛している者にはやっぱりわかると思うんだよね。どうしても誰かが作らなければならなかったんだとしたら、それがティム・バートンでやっぱり良かったと思う。一時はオリバー・ストーンまで名前が挙がっていたぐらいだし。被害は最小限に食い止められたんだと思いますよ、これ。 【anemone】さん 8点(2004-02-18 00:58:54) (良:4票) |
171.まさしく「ラストシーンだけ取って付けた」映画ですね。(゚∀゚≡゚∀゚)い、今までのシーンとどうつながるの?と今だ良く分かってないなのは、わたくしだけでしょうか(滝汗)人間のあのオネーチャン、猿ばっかでも何なのできれいどころ入れてみました、てな雰囲気。マーク・ウォールバーグの歌手してた過去を思い出しつつ見てました(関係がない。。。) |
170.猿の惑星のオリジナルを見てなかったせいか、比較することがなかったのでそんなにつまらなくもなかったですね。微妙といえば微妙なんですけど。 【りょう】さん 6点(2004-02-11 21:25:52) |
169.猿のメイクはオリジナルよりも大分進化したが、作品の出来はかなり退化してる。ラストのオチも大体予想できる。という訳でメイクに4点贈呈。 【ハリソン】さん 4点(2004-02-10 21:15:51) |
168.子供の頃から、マイケル・ジャクソン、ジャネット・ジャクソン、サミュエル・L・ジャクソンなどが大好きだったので、サルのヒロイン役としてジャネット・ジャクソンがスッピンで出演していたのには、大変驚かされた。また、本作『サルの軍団』のリメイクのラストシーンがかなり評判が悪いので、僕なりに別のエンディングを考察してみると①浜辺に突き刺さっているのが、お台場にある小さな‘自由の女神’である。②最後に登場する警官たちがみんな人間なんだけど、全員猿顔である。こんなものでいかがでしょうか? 【Fatman】さん 2点(2004-02-08 17:44:50) (笑:5票) |
167.オリジナルと比べるのも.. オリジナルに失礼だ! ってくらい駄作!.. (お猿さんの演技は頑張ってたのにね~) 【コナンが一番】さん 0点(2004-02-05 17:22:30) |
166.普通におもしろかったです。特殊メイクが素晴らしかった。 【ギニュー】さん 7点(2004-02-01 16:17:40) |