1.マンガの映画化らしく余りにも解り易いキャラ配置で、これまで無数に繰り返されてきた何の捻りも無い青春エピソードを展開する、「愛と青春の旅だち」と「ザ・ダイバー」を合わせた様な映画。伊藤英明君主演ということもあって緩々な映画を想像してましたが、手堅くまとめられた脚本と海上保安庁の全面協力、「踊る大捜査線 THE MOVIE」のスタッフによる娯楽映画作りの巧さで、どなたでも安心して楽しめる仕上がりになっていたと思います。しかし、本作のハイライト・シーンは映画本編の中ではなく、エンド・ロールが終わってからやって来ます。その時の観客のどよめきは流石の私も経験したことがありません。謹告、エンド・ロールが始まって、例えトイレを我慢していたとしても、絶対に席を立ってはいけませんよ、6点献上。