65.プロット構成はお見事の一言ですね。アイデアと見せ方が上手くマッチしています。ただ、姉妹作の『用心棒』同様、ストーリーはするするとひっかかりなく流れていくようで、ちょっと浅い感じがします。ただ、娯楽として見るにはテンポ良く進むので飽きないのではないでしょうか。 【虚学図書之介】さん 7点(2004-05-23 12:03:49) |
64.「われわれ9人で・・・」「10人だ!」もう、このやりとり最高。 【あさ】さん 10点(2004-05-19 10:37:50) |
63.主人公のキャラと最後の「あばよ」はよかったけどあとはそんな…でした。なんかうまくいきすぎと思ってしまって。もう少しなんかあってほしかった。一番最後の立ち合いのとこは、他は血がなんにもでてないのになんであそこだけたくさん血をだすのか…。細かいけど。あまり印象に残る映画ではなかった。それは近所が機械の音でゴーゴーうるさかったせいもあるかもしれません。「うるさいな…!」とかなり腹を立てながら観てたので…。 【Syuhei】さん 4点(2004-05-15 19:02:37) |
62.脚本は前作「用心棒」以上に練り上げられ、無駄が無くて面白い。若大将をはじめとする東宝映画のオールスターキャストが豪華で楽しい。前作には無かった殺陣シーンでの効果音が心地よいね。その効果を最大限に利用したのがあのラストシーンなんだろう。ただ、仲代演じる室戸半兵衛は個人的には卯之助より魅力が足りないか。 【nizam】さん [地上波(吹替)] 10点(2004-05-11 12:29:27) |
61.この作品でクロサワを観たは2本目です(最初は「用心棒」)。僕の様な若輩者には古い日本映画にはなかなか入り辛かったです(台詞がよく聞こえなかったり、前半の設定部分が理解し辛かったり、等)。でも、後半からは(解りやすさも相俟って)凄く楽しめました。 【こじろう】さん 7点(2004-05-07 00:27:00) |
60.ウチの親が言っていた。「黒澤明は娯楽映画のイメージなんだけどねぇ」と。私には黒澤監督は『影武者』以降の大作時代劇か小難しい観念映画を作る大巨匠というイメージである。本作は娯楽作としてツボを心得た粋な映画だ。緊迫した若侍たちと明らかにテンポのずれた奥方と姫君の能天気ぶりが最高に可笑しい。奥方にかかってはさすがの三十郎も形無しである。人質役の小林桂樹もいい味出してる。この3人のおかげで『用心棒』より面白味が増している。ラストの三十郎の機転には大いにウケた。豪放磊落、頭もキレる。なるほど、日本映画屈指のヒーローだけあり、親の意見にも納得。 【やすたろ】さん 8点(2004-05-05 01:19:19) |
59.用心棒の三船が好きだなぁ…。確かに押入れの男や奥方さんが緩急である緩なんだろうけど、ノーランライアンのストレートの後に元ヤクルトスワローズの安田投手のカーブが来るように感じて、私の中のバランスが崩されてしまった。でも、良作である事には間違いない映画! 【クルイベル】さん 7点(2004-04-30 11:58:46) |
58.ユーモアが随所に入っている分、緊張感が前作より薄れています。その雰囲気を最後の決闘が引き締めて、トータルでは見事な構成です。藩の内紛で、それぞれが自分の立場により行動が制限される中で、主人公だけが自由で、それが発想も豊かにしていると感じました。しかし、浪人として生きていくには強くなければならず、つまり、鞘に収まることが難しくなる訳で、最後の去っていく姿に、一抹の寂しさを漂わせています。組織に属する者とそうでない者では、得られるものと失うものがまさに逆になります。 【パセリセージ】さん 9点(2004-04-29 23:52:41) |
57.現在高校生のまだまだいたずらや遊ぶ事が大好きな子供のわたくし。この映画はそんな遊び心を擽る素晴らしい作品。好奇心を擽る椿三十朗の言葉。随所に盛りこまれた小さなギャグの数々。全てが楽しくて、画面から目が離せなかった。この作品はたった90分間。それ程長いとは言えない。でもその90分に3時間の『七人の侍』と比較できない程の感動と衝撃をうけた。この作品は遊びの要素と真剣で楽しめる要素がギッシリ詰まった、素晴らしい作品です。10点! 【ボビー】さん 10点(2004-03-17 17:57:13) |
56.黒澤監督は当初フランキー堺を主演で、山本周五郎の原作に忠実に脚本も「日日平安」として撮ろうとしたが「ホノボノし過ぎている」という会社からの横槍で、滅法強い三十郎の話になった。本当は満点にしたいけど、妥協を強いられたことにマイナス1。しかし映画自体は、滅茶苦茶に面白いし、黒澤監督の本音が登場人物や、彼らの台詞に出てるのも興味深い。三十郎に助けられた奥方(これがいい!)が「本当に良い刀は、ちゃんと鞘に入ってるものです」とヤンワリと三十郎を諌めて、三十郎が一瞬見せる反省の表情。そして何よりも、要所要所で押入れから出てくる小林桂樹。いかにも人が良さそうで、争いごとが嫌いそうで、どこか惚けた、この人物にこそ黒澤監督の本音が出ている。「俺はこんな男を主人公にして、これを作りたかったし、本当はこういう男の方が好きなんだ」という本音。それを、ほとんど押し入れの中にいる、あのキャラクターにチラチラと、しかしハッキリと託している所に、とかく豪快なイメージを持たれる黒澤明の素顔が出ていると思う。それと9人の若侍のキャスティングも上手い。裃の似合わない俳優ばかり選んでるところがさすが。新卒の新入社員の着るスーツが、どこか貸衣装みたいで似合ってないのと同じで、裃が似わないからこそ初々しさが出る。昔の監督ってキャスティングが上手かったんだなぁと、そのことにも感心。勿論、クライマックスの果し合いの凄さは・・・・まさしく、これは筆では書けない。これが映画です。 【ひろみつ】さん 9点(2004-03-16 21:38:07) (良:3票) |
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55.用心棒の続編。傑作ですから必ず見ましょう。周到に計算された娯楽性と深い人間観の見事なユニゾン。40年前の日本でこんな映画が作られたのは奇跡です。まさに天才の仕事。 【青い車】さん 10点(2004-03-04 15:26:39) |
54.殺陣が意外と少なくて驚いた。その分頭脳的な駆け引きが話の中心になっていて、じっくりと楽しめる。三船敏郎は立ってるだけで絵になる稀有な役者さんですね。 【ラーション】さん 9点(2004-03-03 18:05:41) |
53.黒澤作品でまともに見たのは、子供のころに見た「影武者」以来だったのですが、脱帽です。敬遠していた分野なんだけど、食わず嫌いはだめですね。 【クルン】さん 9点(2004-02-19 23:42:35) |
52.黒澤映画最高の作品だと思う。7人の侍を少し面白くした感じ。ただ、昔の映画のため、字幕無しでは辛い。とにかくストーリーが面白い。そして、テンポもよく、早すぎもしない。ただ、最後の室戸とのバトルシーンが要らない。なぜなら、それまでで話としては完結しているからである。 【インセイン】さん 9点(2004-02-16 20:27:59) |
51.起承転結でいう、起の部分が分かり難い。途中途中に笑いのポイントがあり、飽きさせないように構成されているのが上手い。白黒だけど、美術の良さが伝わってくる。カメラワークも実に綺麗。若き日の田中邦衛はクドカンそっくりで気になって仕方なかった。ラストの迫力は圧巻。トータル時間は短めで、さっぱりした印象だ。 【VNTS】さん 7点(2004-02-08 21:55:07) |
50.黒澤映画で、初心者が一番最初に見るべき映画です。 時代劇なのですが、何処と無くメルヘンチック? 【T-zen】さん 10点(2004-02-03 14:28:36) |
【ゆうろう】さん 10点(2004-01-05 17:04:53) |
48.数ある中で一番、繰り返して見た回数が多い映画です。ビデオ時代に何回見たか判らない。用心棒ほどのクールさはないが、ユーモア溢れ、全体に漂うほんわかした暖かさから、どのシーンから見ても文句なしに楽しめます。見せ場もたっぷりと用意され、カメラワークの素晴らしさには唸ってしまう。 【アトミック】さん [映画館(字幕)] 10点(2004-01-05 02:43:53) |
47.主人公は三十郎ではなく青年剣士たちだと考えれば、このほのぼのさも納得できるが、どうもミスマッチの感が強い。椿を水に流す見せ方は見事。 【神谷玄次郎】さん 7点(2004-01-01 08:35:49) |
46.黒澤時代劇、数ある傑作の中の一本!ですね~ 「七人の侍」「用心棒」と比べると-1点です..が、十二分に堪能できる作品です! (映画ファンの間では「椿三十郎」の方が評価が高いみたいです..私は「用心棒」の方が好きですけどね..) 【コナンが一番】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2003-12-25 20:40:55) |