285.かなり完成度の高い作品だと思うんだけど、 個人的には、最後に助けてくれた軍人になんかしてやって欲しかったなぁ。 【夏目】さん 8点(2004-06-13 16:10:51) |
284.辛い現実から目を背けない、例え目の前で何かとてつもない酷いことが行われようとそれをただ見ているだけになってしまう、それが出来なければ自分の生が守れない。とても悲しいことですよね。ただ実際ああいう状況になってしまったら、綺麗ごとは言ってられないのかなという感じがします。必死の思いで極限状態で生き残り、その後に日の当たる場所へ出られたらまた何かを人々に伝えることが出来るのか(伝えて欲しい)と思いました。何人かの方が原作の件を書かれていましたが、私もなぜ将校があの時助けたのか気になるので見てみようかと思いました。ただビデオの最後で宣伝してたってことはちょっとせこいなと思ってしまった 【にゃん♪】さん 8点(2004-06-12 20:00:07) |
283.許せない。こんなに重い実話を扱っているのに、言葉は英語。全てが嘘臭くなり、これはお話ですよ、ドラマですよ、と説得力ゼロ、ひたすら軽くなってしまう。いかにもハリウッドが創る映画。ロシアの艦隊が英語喋っていたりもう滅茶苦茶だから。ただ、あの瓦礫の山を背景にショパンの名曲が流れるシーンは秀逸。監督はあのシーンを撮りたいがために、この映画を創ったんじゃないかと、思ったほど。 【大木眠魚】さん 5点(2004-06-10 02:05:31) |
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281.ナチス、アウシュビッツものの中で、イチバンです。冷気、将校の前で白い息を吐きながら想い、ピアノを弾くシーンには時間が止まり涙が出そうでした。人の命がゴミみたいに消えていく時代。こんな時があったなんて信じられないっていつも思います。観ていてツラかった。どんなホラーやスプラッターものに比べても、こういう戦争再現映画のほうが怖いです。しかし、ナチス将校がピアノのよさをわかる人で良かった。 【★ピカリン★】さん 9点(2004-06-06 13:14:27) |
280.私を含め、戦場を生き延びて誰かに会いたいとか、もう一度ピアノが弾きたいとか、主人公にそういう「生きる目的」を期待してしまう人は大勢いるだろうけれど、彼からは全くそういったものを感じ取ることが出来なかった。極限の状況下ではもはや「生きること」そのものが目的であって、「死んだ方がマシ」という甘えた感覚はなくなるらしい。平和に生きてきた私にとってはまったくの未体験ゾーンなため感情移入もへったくれもなく、作品としては(将校とのやりとりを除けば)ドラマティックでも何でもないけれど、こんなふうに「考える時間」を与えてくれる映画というのは好きです。 【ぽめ】さん 7点(2004-06-03 18:45:23) |
279.本作は戦争と人種迫害を俯瞰で描かこうとせず、一人の普通の人間の目の届く範囲だけから描いていく。しかし、その一人の人間の目線から戦争の全体像から細部までが明瞭に炙り出されていく(手抜かり無いディティールが見事)。日々のごく普通の営みが、ある日を境に死と隣り合わせの日常へと変化し、死が当たり前となった数年間はシュピルマンにとって生きることが全て。そこに余計な怒りや悲しみ、ましてや名誉や諦念など存在しない。地獄の中でのサバイバルは全てが余りにも幸運な、文字通りの奇跡でしかなかった。あと、ロマン・ポランスキーがここまで堂々とした演出をしていたことにも驚きました。劇的効果を極力抑えてありながら劇的な作品となって結実しています。これも一つの奇跡でしょうか、7点献上。 【sayzin】さん 7点(2004-06-03 15:04:18) |
278.ユダヤ人であるが故、自分の全てともいえるピアノを弾くことも、音楽を聴くことも、楽譜を読むことさえできない、逃げて隠れてただ生きのびるためだけの年月・・・ドイツ人将校のためとはいえ、何年かぶりで弾いたピアノは主人公にとってどんなものだっただろう!戦争とか虐殺とかいろいろあったけど、音楽家にとっての戦争という視点で見ていたので素直に感動することができました。 【まちゃぽこ】さん 8点(2004-05-31 16:13:37) |
277.超一流の再現VTR。しかし、映画としては二流。 【永遠】さん 4点(2004-05-25 16:10:57) (笑:1票) |
276.様々なドキュメンタリーで、ユダヤ人虐殺の映像は目にして来た。そこには更に生々しくショッキングで残酷な映像がある。この映画は歴史に刻まれた真実の再現フィルムである。収容所に移送される人々、強制労働の日々、道に横たわる死体の様子などは、ドキュメンタリーと比べても忠実に描かれているように感じた。一人のピアニストの目を通して、民族の根絶という狂気に晒された数年間を追体験させる。民族の根絶、こんな表現がまかり通る時代があったという事実を忘れてはいけない。これを観てから数日間、私は寝不足に陥った。虐待とか戦争とか生と死とか、ひいては自分の存在とか、いろいろな思いが頭の中をよぎり、気づいたら明け方になっていたこともあった。相当心に刻まれた作品であることを認めるしかない。 【やすたろ】さん 7点(2004-05-20 23:55:28) |
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275.皆さんのレビューを見てこの映画の色々な考え方がわかりました。文字で語ることは、難しいです。皆さんすごいです。 この映画は、死者に贈る映画じゃなくて生きた者に贈る映画。まさにそのとおりだと思いました。 【はりマン】さん 7点(2004-05-17 23:37:47) |
274.…フムフム、なるほど。原作を読むと何故ドイツ人の将校がピアニストを助けたか分かるのか………ふざけるな!文句があったのはこれだけかな。 【魚弱】さん 7点(2004-05-16 16:49:51) |
273.現在にもホロコーストは、チベットや朝鮮半島やパレスチナで行われている。 【Waffe】さん 10点(2004-05-10 20:03:22) (良:1票) |
272.事実を未来に伝えるとか、こういう映画を作る意義はあるんだろうけど見ていると辛くなる。実話だからしょうがないのだろうけどもう少し感動するエピソードとかを盛り込んで欲しかった。娯楽としての映画としては、お金を払ってまで映画館では見たくない。 【miso】さん 6点(2004-05-06 16:18:43) |
271.財産も家族も、誇りをも奪われ、(こういう言い方はすごく失礼だけど)ほとんどいやしいまでに生に執着する人間が奏でる音楽が、あんなにも澄んだ音で響く。ドイツ人将校の前で弾いたあの曲を聴いたときの気持ちは、とても言葉にはできないです。 【no one】さん 9点(2004-05-02 12:50:33) |
270.ホロコーストの話なんてありふれてますし、それほど突出した何かは感じられませんでしたが。そこにピアノというギミックが載せられた、ただそれだけという感じがしますが。 【K】さん 6点(2004-04-22 13:05:12) |
269.一言で言うとすごく突き放されたような感じのする映画です。自分もそこで疑似体験している気さえするのに、彼の心情や周囲の人々の心情には一切入り込めない。ドキュメンタリーですらレンズを通してメッセージ性が見えるのに、この映画は限りなくメッセージ性を消し、戦争という現実をあるがままに映していました。非現実的な目を背けられない現実と廃墟の中で呆然と立ち尽くすしかない彼の後姿を見て、被災した時を思い出しました。動物のような生活をしていた彼がピアノを弾いているときだけ人間に戻るのにはただただ圧倒されます。決して感動というような映画ではないけれど、見てよかったなと思いました。 【ぺこ】さん 8点(2004-04-22 00:43:34) |
268.これはドキュメントに近い。ありのままを観て、体で感じろというのだろうか。何にしろ、なかなかこの世界に溶け込めず、ただ傍観者に徹することしかできなかった。躍起になって文句を言うような作品ではないが、あえて言うならバラードを端折らないでほしかった。 【ぷりんぐるしゅ】さん 4点(2004-04-17 16:44:52) |
267.シュピルマンもホーゼンフェルトもこの映画で知りました。重苦しいから何度も見ようとは思わないが、一度は見るべき作品だと思う。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2004-04-14 11:20:35) |
266.これは映画ではなく実話ドキュメントとして観るべき。たった半世紀ちょっと前の現実である。どんなに幸せになりたいと思っていても戦争という状況ではどうにもならないという事実。常に空腹で、雨風を凌ぐこともままならない、どうしようもない絶望。それでも人間は毎日隣り合わせの死を感じながら必死で生きていく。家に帰ればご飯があり、暖かい布団で眠るのが当たり前の現代において、これだけの現実があったのだと見せつけられると日頃自分が抱えている悩みというものはなんとちっぽけで甘ったれたものかと自己嫌悪すら感じてしまう。あの時代を必死で生きた人達、生きたくてもどうにもならなかった人達に対して敬意を示し、出来る限り精一杯生きていこうと強く思う。 【ちーた】さん 10点(2004-04-14 01:08:38) (良:1票) |